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反省した。二度とやらない…(ごめんね皆)
とととととりあえず、えええと、ええと
お、おじさんお仕事してくるね!ご、ごめんね!
この後来れるかは割りと不明という事実。
皆ごめんね! ばぶばぶぶあぶばうぶ!
大人しくしてりゃよかたー!!
[騒がしさに出て行くヨシアキくんに、わたしも遅れながら後を付いていく。
と、そこで見かけたもの。それは薬屋さんに担がれるように運ばれる白い肢体。
そして聞こえて来たフユキさんの声に、わたしは思わずヨシアキくんの制服の裾を握ったかも知れない。]
――うそ…でしょ…。
[その一言を唇は紡いで]
どうか、安らかに眠って欲しい
[管理棟の北の部屋、少女の亡骸に手を合わせ、しばし自分の無力さを呪う]
一つめのたましい?
[薬屋のつぶやきが聞こえて目を瞬く。何か聞き覚えのあるような言葉。居間で読んだ本に載っていたのかもしれないと思った]
[顔を上げると、ヌイの姿が見える。
風…人狼…おばばさまの呪符。言葉が頭の中をぐるぐる回る。
後で彼と話しをしなければ、と、心の中で決意をして。
不意に、何かつかまれる気配がする。
そばには、ナオの姿があった。細い肩が震えている]
…
[無意識に、裾を握った彼女の手にそっと触れようとしている]
いや、この前編集者さんに渡された日記でだね。
捧げられる魂。その数は日ごとに増していく。
そして最後には、誰も……
Ten little, Nine little, Eight little Indians
Seven little, Six little, Five little Indians
Four little, Three little, Two little Indians
One little Indian boy……♪
[小さな声で歌を口ずさんだ]
[アンの血の気がない腕に刻まれた文字列が意味する所は、男にも理解出来た。
それは、アンが何者かに殺害された可能性を示唆するものだ]
乃木さん、これは……?
[すがるように、名を呼んだ]
[無防備に外に出た身体。吹雪によって冷えていく。
それは外気だけではなく、人の死を見たから。
人の死は身体を冷やす。まるで魂を奪い取るかのように――]
[ふと手に温かな感触を感じた。
思わず隣に居たヨシアキくんを見上げる。]
あたたかい…
[わたしはその温かさに安堵して、長い溜息を吐く。そしてその手をきゅっと握り締めた。]
[何処からか弾む声が聞こえる。
それは子供のようでもあり、女の人のような声でもある。]
『あなただぁれ?』
[声が訊ねる。わたしはその声に向かって答える。]
わたしは――――…
[ヨシアキクンの手を握り締めながら、わたしは周りの人の話に耳を傾ける。
そして聞こえた薬屋さんの声に首を傾げる]
ひとつめの…たましい…って?
[しかしわたしの問いに答えられる人は果して居ただろうか?]
[居間へ戻ると、気を静めようと戸棚から人数分の湯のみを取り出して、お茶を入れようとする]
これからどうなってしまうんでしょうね
[窓の外を眺めながら、誰にともなくつぶやく]
こういうとき、この国の人は何と言うのでしょうか。
[アンの腕をそっと毛布の中に仕舞い、跪いて十字を切った]
ひとつめ――。
[その言葉を口にすると、薄気味悪さを覚えて背筋が凍る。
首を振り、部屋をあとにして居間へ向かった]
[置かれたお茶を飲み気分の悪さを訴えた..]
頭が痛い........
[極度の信じられぬ出来事の連続にそれはストレスから来る頭痛だった]
[風に煽られて帽子が飛んでゆく]
あ。
[見上げた空は黒。巻き上げられていく花びらと共に、それは見えなくなった]
人狼が来るよ。
人狼が―…。
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