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シリアスが一転、ギャグになるアイテム・スカシカシパン。
この手の村だとシリアス気味になる俺に、ラ神はきっとネタアイテムばかりを授けるのだろう。
[電話を切れば、暫くの静寂が訪れる。
ふと、思い出したようにポケットを弄った]
…ない…あの人たちに取られたんだろうか…
[いつもポケットに入れていた、定期入れの中の写真。部屋の写真立てと、同じ写真が入っていた。
暫く寂しそうにうなだれていたが、顔を上げて空を見た]
ボクは絶対に生きて帰ります。だから、ボクのこと、見守っててください。
[ぎゅっと、こぶしを*握り締めた*]
ナオを待つ間、ボクの役職を思い出していた。
「ピクシー」
ルールブックを確認すれば、ボクの能力は誰かと誰かに因縁を結ぶこと。
そして、ボクが生き残るためには…
『生きて帰る為には、勝利条件を満たさなければならない』
ルールブックをもう一度見直す。ボクの紫陣営は、ボクひとりだけ。
ボク一人だけが勝たなければいけない。
ボクは生きなきゃいけないだから。約束だから。
だから、クラスのみんなは、殺さなきゃいけない…んだ…
[悲しそうに、うつむいた]
小林 サヨは、ここまで読んだつもりになった。[栞]
[送信後は立ちすくんでいたが、しばらくして元の場所へと戻った]
悠長に寝てたら、殺しちゃうよ?
絞めるとか、石で殴るとか、いくらでも出来るよ?
[ムカイの向かいに座り込み、暗闇の中で独りごちた。
目の前の男が目覚めたならば、『どうして殺さなかったと思う? 逃げなかったんだと思う?』そんなことを問いかけようと*考えていた*]
あの悲鳴、サヨりんかなぁ…。
[いつの間にか切れていた通話。
かけなおしていいものか判らず、画面を見つめた。
バクに手を引かれているのに気づき]
あ。ちょ、あその…
[顔が少し熱くなった。ちらりとバクの表情をうかがったが、冷静に見える。]
ぶぶぶぶぶぶぶ…
[パチりと携帯を開くと、画面に『小林 紗代』]
サヨりん、よかったぁ…
…まるちゃん…ムカイが、銃持ってるって。
サヨりんとこ行かない?建物あるって。
[バクの返事を聞くと、返信しようと携帯を*開いた*]
[廃屋となった民家エリアにはいる。民家エリアといっても家屋は4〜5位しかなく。誰かいないか用心しながら家の中を覗いて周る。とりあえず…なにかあったら直ぐ逃げられそうな森に近いの家に上がる。]
うわぁ 埃っぽい。
家具も何にも置いてないし…カラッポだね。
[電球もない部屋を見渡した。それでも屋根がある場所に落ち着けば…へたりとその場に座り込む。
改めてディバックの中身をチェックしてルールブックを読み始めた。]
「白・赤・紫」の組分戦だって書いてある。タカハルとユウキちゃんと一緒のチームだといいのにな。
---は 何チームなんだろう。
[膝を抱えて ポツリと呟く。]
んっと 襲撃も携帯機能でいいのかな…
マニュキアで襲撃暗殺していける自信がないのだけど…
紙でも暗殺できるらしいですが…
何の使い手っ!
(…しまった、いつもの癖で寝てしまった…。武器はある…どうやら身には変化は無い)
[小林を探そうとしたが目の前に居た]
……。
[そっと目を閉じる]
(こいつはなにがやりたいか知りたい、寝たふりをして観察しよう。
…変なことをしたら*容赦無く撃つ*)
何?
[言いかける様子に横目で視線を流して。
手を引いていることには特に何も思っていないようだ
音楽を、と聞かれると軽く顔を顰めながら「いや」と首を横に振る]
……ムカイが持ってんのは銃、なのか。
小林、ムカイと一緒に居んだろ?
そんな奴の所に丸腰で行けるかよ。
…でも建物あんのか。
鉢合わす前にその中探せねぇかな。
[警戒はするが、向かう意思は*見せた*]
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