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トゥーリッキなら大丈夫…だよね…?
いや、イェンニさんにしたほうが…
いやいやいやいや、イェンニさん危なくね?
ヤバイなあ、これ狼引いたらクソって言われるでぇ…
でも……あの子がいなくなったら寂しくなるわね。
[それに、少し羨ましい。
私はもうおばあちゃんに会えないのに。
彼女はあそこに行く事によって失くした者達と会う事が出来るのだろう。]
私もおばあちゃんに会いたいわ…。
[…はミハイルとは違い、ナッキとして生れ落ちた。
祖母について人の世を彷徨い歩き、生きる術や、人間としての振る舞いを教えてくれた。
長い間、ずっと一緒に、そうして過ごしていたのに。]
私たちは、何も悪いことしてないかったのに。
[ただ、人ではないからと祖母は殺され、骨の場所もわからない。
その亡き祖母の姿を思い出せば、涙を流す。
表向きはタマネギを切っていたため、
事情を知らない者にはその所為に見えたはずだ。]
[ミハイルの料理も完成しただろうか。
人数分の皿を用意して、それぞれの料理を盛り付ける。
そこにあの旅の者はいただろうか>>170。
いるなら配膳の準備をしながら自己紹介と共に
世間話を一つ、二つと交わしただろう]
あとはテーブルに運ぶだけね。
そうだ、お酒、探さないと。
[ぽんと手を叩いて重要だといわんばかりに声をあげる。
冷蔵庫にはミネラルウォータや、
オレンジジュースはあったがアルコール類は無かった。
半分ほど配膳を終えたあたりで、…は炊事場をがさごそと漁り始めた。{3}
奇数:お酒各種を見つけた 偶数:ここには無いようだ]
あの子は幸せになりに行くんだ。
だから、寂しいけど見送ってやりなよ。
[力を使ったせいか酔いも程よく冷めている。
祖母に会いたいと言を綴る女を一瞥し。
死ぬ方法も存在するといえばするのだが、
それを欲する精は、そういるのだろうか。
少なくとも、ミハイルは思わない。
恐らく『誘い』続けることが課せられた使命だから]
あら、こんなところに。
お酒は揃ってるのね。
[足場に、取っ手のある床を見つけたので開けてみれば
沢山の酒瓶を発見することが出来た。
2,3本適当に手に取り、それもテーブルへと運ぶ。
お酒が飲めない人たちの為に、オレンジジュースも忘れない。]
ふふ、なんだか人も一杯いるし、
楽しい夕食になりそうだわ。
[外の様子もすっかり忘れ、どこかパーティ気分に…は微笑んだ。
テーブルにも配膳を終えて準備が出来れば、
ここにいない人たちを呼び、夕食を共にしただろう]**
理解を求めるのは難しいのかもな。
なにせ、俺たちとは根本的に考え方が違うのだろうし。
[幸せになるための、たった一つの冴えたやり方。
この世で苦悩するくらいなら、悩まぬ世界に行けばいい]
ええ……そうね。
[私の代わりに、あの子が幸せになりに行くと考えれば
少しは気持ちが楽になるのかしら。
自分の不幸を重ねて見ていた少女なのだから、可能なはずだ。]
本当は、祖母を殺した人間が憎くて仕方ないの。
もっともっと、苦しめば良いのよ。
……でも………。
[長く人の世で過ごしすぎたのだろう。
情が移り、その感情は薄れている。]
そんな私が幸せを分けてあげるのも面白い話よね。
[この雪だって、ちょっとだけ困らせてやろうと
考えていただけだが、ミハイルの考えに…は乗った*]
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