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仕事がルナティックすぎてつい酒を一杯入れてしまtt(訳:ただいま)
ルリちゃん……よく頑張ったルリちゃん(えあーもふもふ)
[ゆっくりと瞬いて、ただ待っていた。
自分の顔付きが子供には恐ろしいかもしれない、
そんなことはとっくの昔から分かっている。
ただ数秒しか待っていないはずなのに、
何年もそうしているような錯覚を覚える。
妹を叱りつけたとき、返事を待つのとは違って
男は怒っているわけではなかった。
また、言い分を聞こうとしているのでもなかった。]
[無言のまま、男は待った。
無表情にじっと少女を見つめて。
握りつぶした箱も気にする様子もなく、見返していた。
少女の目に映る自分の影が小さく見える。
その中の自分は行く先も分からないようで。
男が小学生にもならないうち、
親に連れて行ってもらった夏祭りで迷子になった。
自分は、泣いていたときもこんな目をしていただろうか。]
[「おすそ分け、です!」
思い切って口を開けた少女は、そう言った。
つられたわけでもないが、今度は男が口をぽかんと開けた。]
[好きな飴をわざわざ手渡しに来たのか。
しかし、なんで俺に。
言いたいことはあったが、強く結ばれた拳を見て飲み込む。
電車の速度は緩やかになっていく。
男の、まだ降りる必要のない駅が近付いてくる。
一瞬だけ窓の外から光が差して、男は瞬いた。
しばらくしてから開けた目には、
日光を浴び小さな自信を備えたように見える、少女の姿。]
ん。
[言葉を聞き終わると、男は少し目を細め
箱を持っていない方の手を軽く差し出した。
指を開かせてやる必要はないだろう。
少女にもそれくらいの自尊心や、都合や、
あるいは強さだってあるはずだから。]
…………あんがと。
[そう言ってしまえば、少女も渡さざるを得まい。
その後押しは、意地悪でもあり、大人としての助け舟でもあった。
飴がてのひらに落ちてくるのを、男は待った。
力仕事をしている、大人の男のてのひらだった。]
[少女は身体にそぐわぬ大きさのリュックサックを持っている、
男はそう見ていた。
だから少女の事情を想像も、いくらかはできた。
しかし、男に説得または説教などする予定はない。
自分には関係ないという、男本来の突き放しもある。
それどころではないのだという、男の事情もある。
それよりも、この電車に乗って一山越える体験をすることが、
長い目で見れば少女にも必要なのだろう、
それくらいの理解を示す気分になったのだ。
ふっと、小さく笑う。
表情は隠しきれるものではなく、皮肉げに見えたかもしれない。]
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結局いい人になりそうで困った。
ルリちゃん可愛いもんね。頭を撫でたい。
だがお兄さんがそんなことやったら犯罪です。
ポルテさんもお店に招いたら通報されます。
思い付いた。
この村、自分からルリちゃんに話しかけに行って
ひとりずつ通報されて降車していけば楽しかったのでは……
いやギャグだそれは、すごくやりたいけど。
そういえばRP村、これが(多分)10村めになるようです。
わーいわーい。
あかつきさんとは4つ同村しているディスティニー。
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あとランダムで方向性決めるのとかも
ちょっとやってみたかった。
村趣旨違うので勿論できませんけれども、
ランダムすごく面白そう。
[石器時代]頃、[学生 ハツネ]と[温泉]の[リネン室]で
[アイスピック]を用いながら[水鉄砲を乱射した]する、みたいな。
[電車が揺れる。
減速する時特有のそれ。
揺れは彼女の身体にも伝わって、
ぴんと伸ばしていた背筋がほんのわずかな間、曲がる。
ゆるり、と車窓へ向けた視界に映るのは、
見慣れた、降りるべき駅の光景。
いつものように改札を通って、
いつものように家の扉を開けて、
ただの“ハツネ”から“お姉ちゃん”へと変わる、境界をまたぎ越す、
その時は、近い。
ため息が自然とこぼれる。
テストの出来栄えを訊かれることが予測される分、重苦しく]
[真面目路線を走る姉と、
いつしか姉の後ろをついていかずにはぐれてしまった妹と。
ふたりの緩衝材のような役割を果たしていた兄が、
短大生になって家を離れてからというもの、
彼女達の距離は縮まらない一方だ。
なんでもないような顔をしながらすれ違う、挨拶を交わす、そして離れる。
それを日常の一部としながらも、彼女は変わるきっかけを欲しがってはいた。
世界は音に満ちている。
だが、欲しいものはなかなか、見つからない]
[時々――そう、本当に、時々だけれど。
思うことはある。
欲しいものは見つからないのではなく、
満ち溢れる音に浸かっている間に、見失ってしまっているのではないか――と]
[何気なく見回した車内に、あの少女の姿はなかった]
……、降りた、んだね。
[単純にそう思う。
彼女は音楽の世界に入り込んではいたが寝込んではいないし、
あの少女が、お仲間さんを欲しがる彼女が作り出した幻であると考えるほど夢見がちでもない。
それに、ポケットの中の飴玉が、
少女がここにいたという、確かな証明になってくれているから]
[あの時見た少女はなんだか窮屈そうだったから、
きっと、どのような見かけ方をしても、
親近感を感じただろうとは今になって思う。
とかくに人の世は住みにくい――という一節は知らなくとも、
似たようなことなら思ったことはいくらでもある]
(……やっぱり、似てないや)
[少女と、かつての妹。
やっていることは似ているが様子が違う。
懐かしき記憶の中の妹は窮屈そうな様子などしておらず、奔放そのものだった。
一人で遠くへ行ってみたかった、ただそれだけの理由で、
こんな時間から電車に乗り込んだ。
どうして、大人になるまでを待てなかったのだろう――でも、
迎えた妹の姿がまぶしくて目を細めた、そんな、記憶]
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