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何かが通り過ぎた気がして振り返る。
そこには、哀しげな顔をした少女の姿があった。
ウェーブのかかった長い黒髪を、二つに束ねた小柄な――着ている制服は、青玲学園のもののようだ。
私には、貴方を救う事が出来ないの…
御免なさい。
小さな声で、彼女は謝って来る。
だが、彼女―愛野ウミ―達が事件の引き金となった事を詳しく知らない為、謝罪の本当の意味までは分からなかった。
終わりにするためには、怪異が消えなきゃいけないの。
貴方は、何を願う――?
問いかけられるのは電車内の行く末について。
僕が、願うのは――――。
[寺崎から言われたことに疑問が浮かぶ。彼が何について話しているのか理解ができなかった]
寺崎先輩。
りぅが何の意見に関して後出しみたいに言ってるの?
他の人はりぅが一番最初に隣に言ってほしい人を言ったことを気にしてるから気になったよ。
後、りぅは聞こえる人より見える人が先にでてきたほうがいいって思ったけど良し悪しがあるってのはそこに対してだよ。
櫻木先輩と同じ意見ってのは後にも言ってるしね。
投票については全面賛成のつもりだったよ。
他の人の意見も聞ければよかったんだけど、弓槻先輩がでてきちゃったからもういいかなって思っちゃった。
[彼女は腑に落ちない点を切々と語る。頭の悪い自分がひねり出した言葉が伝わらないのはいつものことだ。
説明だってうまくでているかわからなかった]
/*霊能を信じないってのは難しい。
信じてはないつもりだけどあのト書きだと確実に信じてるなー。
後にフォローしたけど気をつけよう。
占いは信じていいけど急に占いって言葉だすのもだしたいけどうまく言えればなぁ。
[寺崎の近藤を運ぼうという提案が聞こえた。
少し迷う素振りを見せてから、須藤が外した近藤の首元のカラーを、元通りに整える。
見送った後、我を失っていた間のやり取りを聞いて]
……状況は、把握しました。
[村瀬に向き直り]
見る先と処刑先、どちらもばらばらになるのでなければ、どんな方法でも反対しないよ。
ただ、過剰に思考を隠すのは要らない。
[それから、と一拍置いて]
近藤先生が襲われたのは、場の混乱を防ぐ動き方をしていたからだと──思う。
私は、投票用紙が公開されるまで、先生は見える人である可能性はあるように見ていて。
見える人候補の中から、疑いを集めていない、鬼に不利益のある動き方をしている人を選んだんじゃないかなって思った。
[次いで小鳥遊を見て]
小鳥遊先生は、近藤先生の『占い師を失いたくない』って言葉が見える人らしくないって思ったんですっけ。
私とは正反対ですね。 私は近藤先生の言う『占い師』が他者を指すのではなく、自らの力を指す可能性を考えていたんです。
先生は、見える人のどちらかが鬼である可能性も、それなりに考えていらっしゃるのですよね?
『補佐するとかなんとかっていうモノらしくないから襲われた』という考え方も、私とは正反対で興味深い。
先生の発言には、彼女がもし鬼であればどうするか、補佐する者であればどうするか、といった思考が滲んでいるように感じました。
もし自分が鬼だったらどう動くか、という人間の複雑な思考を、鬼が一から創作するのは困難です。 二重三重に仮定を重ねるので、思考負担が大きい。
小鳥遊先生の思考の軸はまだ、理解出来ないのですけれど、……私、もっと小鳥遊先生のこと、状況と合わせて考えてみたくなりました。
注目が集まっているようなので、調査先には推しますが、次の処刑先にしてしまうのは、勿体ない、かも。
ちなみに。
[手帳をめくる]
最初の投票前の段階での私の見立てを話しておきますね。
見える力を持っている可能性があると思っていたのは、美空くん・近藤先生・胡桃ちゃん。
聞く力を持っている可能性があると思っていたのは、六花ちゃん、次点で梨羽ちゃん。
何も力を持っていない風に見えていたのは、椎名くん・小鳥遊先生・櫻木さん・寺崎くん。
可能性が皆無というわけじゃないけど、なさそうと思ったのが須藤先生。
私は力を持っている人の希望に添いたいと考えていて、だから隠れる案になるなら、希望が集まった人が「実は力を持っているんだ」って言い出さないように、皆の発言を聞いていたの。
最初の投票の時は、この見立てに沿いつつ、鬼っぽいとは言えないかなって思った人を外したよ。
[『りぅしかまだ誰って言ってないのに』という言葉には首を振った]
ううん。
梨羽ちゃんの他に、須藤先生と、近藤先生が、隔離する候補として櫻木さんを挙げてた。
それより前にもね、「誰々は希望しない」って意見は出ていたけれど、その中に櫻木さんの名前は挙がらなかったの。
丁度、私が櫻木さんのことを口にした時、ひとりひとりの発言をテープレコーダーで繰り返し確認している最中で。
櫻木さんが鬼っぽくないかもっていう部分を見つけたんだけど、櫻木さんを隔離するかもって声が、聞こえてきて。
彼女は大人しくしていて、希望を集めそうな感じだという印象は受けていたから、櫻木さんを隔離しようって流れで固まる前に、私の見つけたことを話して、皆の考えにどう影響するかが、見たかったんだ。
/*読み返しても近藤も須藤も言ってるとこはないぞ…。
なんか、うーん。そうんると成瀬一番って言ってた人がおかしくならないかな?
今、気になってるのは須藤先生と、梨羽ちゃん。
……喉、痛めてて。纏めたり、録音を聞き直したりするから、暫く待ってね。
次の投票までに考えが変わっても、最悪、意思表示だけになるかもしれない。
[村瀬から飴をもらって、こほんと咳払いをしてから、成瀬の方へと顔を向ける。]
たしかあの時は、見える人と聞く人が一斉に出てきたら心配だっていう前置きがあって、投票して名乗ってもらう方法に賛成してたよね。
聞こえる人を先にするのが良いっていうのは聞いてたよ。
その言葉に対する最後に、見える人が先の場合も考えていて、どちらも良し悪しがあるって言ってたのが、結局、成瀬さんが良いと思うのがどれなのか、はっきりしてなくて曖昧に終わってしまってるなと思ったんだよ。
で、その後に、近藤先生の提案に賛成してた印象が強かったんだ。それで、意見を後から被せてる様に感じちゃってたんだ。
[伝わるかな、と少し不安げに相手を見た。]
[コハルが自らの考えを述べ始めれば、ふわりとその隣に寄り添い、満足気に耳を傾ける。
彼女が生きて話しているということ、それだけで今は嬉しかった]
三枝は、俺が占い師の可能性も見ていたのか……。
あれは小鳥遊先生の言うとおり、「やっちまったな!」っていう感じ、だったんだけどな。
それとも……そう言うことによって、三枝には守る力はない、と伝えたいのかな?
[コハルに守る力があるのなら。そして、近藤に占い師の可能性を見たのなら。
――護ってくれたかもしれない。そんな、淡い期待に基づいた推論を述べる。]
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