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でぃあさんがヒロインでごろごろ悶えるのはなかなか見ごたえがあるので、最終日まででぃあさんが生存していなかったことが心残りですかね……
[青年たちが屋敷の中を検分する間に血に汚れた身を清め、ニルスは屋敷の外へと踏み出す。
そこにいたのはたかだか数日のことだ。
しかし、随分と長い時間のように感じられた。靴底で踏む地面がやけに柔らかいような心地がする。
屋敷で眠る幾つもの死体や、恐らくはどれだけ磨いても取れないであろう血の跡をどうするのかは、ニルスの知るところではない。
ただ、手にしていた首飾りだけは自らの荷物であると嘘をつき、そのまま屋敷の外へと持ち出した。
ニルスは、首飾りの玉を通して青年たちを見る。当然、くすんだ玉は何を映し出すこともない。
少し向こうの通りに、色とりどりに飾られた町並みが見えている。それは、非日常から日常へと自分が帰ってきたことへの証だった。
しかし、非日常を経た自分は、日常にいた自分とは異なる。目には見えずとも、随分と背負うものが多くなってしまった。
自分にやや遅れて、屋敷から連れ出されるクレストに苦笑のようなものを浮かべ、ニルスは歩き出す。
向かう先は、数日ぶりに帰る自らの住処だった。]
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忘れないうちに挨拶落としておきますね。
突発村参加、ありがとうございました!!
また、何かありましたら図々しくもお誘いさせていただきます!(
マタゼヒ !
ご一緒できる日を願っております。
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ユノラフ兄ぃお疲れ様…!
ハイドロポンプの調子は大丈夫か…!
いやあ、あっという間の一週間だったなぁ、実にたのしかった!
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挨拶まだしてなかった。
どうも、俺です。
…じゃない、ma56ことまにゅです。
相変わらず不定期なインで、申し訳ないなーとおもいながらも楽しい日々を過ごさせてもらえて幸せでした。
ただ、至らない占い師で土下座はせねば…。
むむさんに毎回誘っていただいて、京都に足向けて眠れない位の感謝気持ち満載。
また皆遊んでください!誘ってください!
さみしがりやなんだよおおおおお
[それからニルスは祭りに出ることも無く、白紙の冊子とペンを手に机へと向かった
合間に簡単な食事を摂り、時折眠る以外は他のことに手をつけず、ただ一心不乱にペンを動かし続けていた。
その傍らにあったのは……表紙の次から数頁が無理矢理破かれたように欠落し、古ぼけて紙が黄ばんでしまっている、一冊の書物だった。]
[それは、ニルスの生家に百年ほど前から遺されていたものだ。
ニルスの曽祖父が人狼騒動に関わった際に遺されたものだと、ニルスは祖父から聞かされていた。
書かれているのは、百年前の人狼騒動の一部始終である。しかし、その結末は今回と異なる。
人狼は生き延びたのだ。
ただ、村を犠牲にするより早く、この村を出たというだけで。
書物から破かれ抜け落ちているのは、長老の星詠みによって人狼に目覚める可能性がある者が集められたくだり。
何故、書物の最初だけが破かれていたのか。
何故、人狼騒動に関わった曽祖父が、大事な資料になるであろう書物を家から出さないように遺していたのか。ニルスが考え得る理由は、一つだけだ。
―――― つまり、生き残った人狼は、 ]
[そうして数日を費やし、ニルスは一冊の資料を書き上げる。今回の人狼騒動を顛末を記したものだ。
書き上がったばかりの資料を机の上に残し、ニルスは村から忽然と姿を消した。
それは冬が来る、少し前のこと。**]
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