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! ……?
[聞こえてきた速い足音に、驚き身構えたが、続く声を聞き、現れた姿を見れば、安堵の息を吐いて]
……良かった、人か。
あの化け物から、逃げてきたのかい?
[少し表情を緩ませ、すぐに警戒を戻して辺りを見回し]
そうか。君も、村の人ではなさそうだな。
お互い災難な事だ。
[警棒へ視線を向けられれば、肩を竦め]
倒せなくとも、一時凌ぎくらいにはなるだろう。
まあ、ないよりはまし、というやつだ。
雑誌に?
……そうなら畢竟、後手だったという事になるな。
あるいは不手際というべきか。
[首を傾げつつも、追求はせずただ頷き]
殺しても死なない化け物。
やはりゾンビのようなものなのか、……う。
[不意に眉を寄せ、目を閉じて頭を押さえた]
[己のものではない視界が映る。赤みがかった視界。小さな地球儀が、愉しげな少女が、映し出される。其処に音はない。だが心臓の鼓動が、呼吸が、荒れた感情が、伝わってくるようだった。こわい。おねえちゃん。火。そんな単語が頭を過ぎった。これは化け物の視界ではない、と思う。これは――
あの少年のものだと、何故だか直感した]
……奇妙な視界についても……
何か知っているのかい?
[ふ、と目を開く。ぽつりと、*尋ねかけ*]
[ただの観光客、と零した言葉からは、何かそれだけではないような気配を感じ取ったが――そも、好んで観光に来るようなところではない――やはり追求はせず]
そうか。
……かつては…… っ、
[発しかけた言葉を途切れさせる。突如として響き渡った声。神経を緊張させ、その声がした方を見やる。其処には、先程少年の視界に移り込んだ姿があった。――人ではない、姿があった]
……下がって、
[傍にいる彼女を庇うように片腕を横に広げつつ、男は一歩踏み出す。警棒を構え、じ、と、人ならざる相手の動向を注視して――]
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