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あなたは強い。いえ──……私や、私の周りの人たちは弱かった。
自分が「犯人」でなければ、「誰か」が犯人であるだろうと思い、疑い、「被害者」であるがゆえに、「加害者」へ向ける悪意には制限がない。
一番理不尽なのは、最初に手を下したものだ、とは思います。
けれど、そこから起きたことは─…。
あなたたちのように強ければ、こんなことにはならないのかもしれませんね。
[少しだけ間があった]
もしかして、あなたは、人を殺したことがありますか──?
ウェンディさん。こんばんは。
[少女に柔らかな笑顔を向ける。かつて医院に居た頃によく見たような]
もう、大丈夫ですよ。
"ここ"ではもう、あんな目にあうことなんて、ありません。
[歩み寄ることも、手を伸ばすこともなく、距離を置いたまま]
/*
ついうっかり、お子様の前で聞いてしまった!
ローズマリーさんの占い先は……なんというかすごいw
赤赤青!
そういえば、ずーっと気になっていたんですが、ラッセルさんって……赤毛? ピンクっていうか、茶髪なような気もしてたんですが。
>>*2
魔女……彼女が?
[憎しみも悪意もない視線でローズマリーを一瞥した]
魔女であるが故に、悪い。そう、彼女は人ではない……。
[言い聞かせるように、静かに]
>>*3
あなたがたは、似ているように見えます。
……あなたも怖いのでしょうか……。
>>+13
あなたには、こちらに、来て欲しくない。
[脳裏に浮かぶのは、医師の姿もあるけれど、それ以上に強く願うのは、青い髪の少女のもの]
ええ。
……あなたは何も悪くありません。
[何かを言いかけたが、言葉を変えた。
つられるように足をついと動かすが、体は*動かなかった*]
私がそう願ったから、あなたは死んだ……と伝えるのは……自己満足なのか。
どうして、彼女まで"ここ"に居るんでしょう。
……どうしたら"楽"になれるのでしょうか
見習い看護婦 ニーナは、今日も暑いですね。[栞]
自己犠牲?
[>>+26 はっきりと否定の色をのせた視線を返す]
「生きて欲しい」というのも、願い……欲望です。
自己犠牲で、大切な人が助かるなんて、幻想です。遺る人が生き残る可能性など、ごくわずかです。
私は、自分が楽になりたかった。それだけなんです。
そのために、利用してはいけない人を利用してしまった。
[ウェンディを、ラッセルを、そしてここには居ない誰かを思い目を伏せた]
……いま、それにきづきました。
/*
いかんいかん。
返答を考えてたら、設定を落としそうになってしまった……。
せっかく相手がいるから、話をしよう。
地上は男性陣が渋い感じに! ヒューバートさんかっこいい! せんせぇ……。
そしてラッセルさんの職業が霊でもないきも? も?
たくさんのうそをつきました。
……願うものは手に入らないと、あきらめて……楽になろうとしたのが、一番おおきなうそ、なんです。
強い願いは、誰かを傷つけるかもしれません。
でも……どうせなら、私は、願いを叶えようとするべきだったんです。
[少女に問われたというのに、酷くあやふやな、混乱するままの答え]
だから……最後まで見届けなくてはいけないんです。
[ゆっくりと目を開けると、ウェンディとラッセルに頭を下げる。
そしてゆらりと自警団倉庫を離れ、医院の前に──男性二人の傍らへ]
[彼らのやり取りを、沈うつな面持ちで見つめている。
何かを言いかけるが、言葉が出てこない。
色を奪ったのは自分自身だと、よく分かっていたから]
[かすかに呟く]
色を失っても……いつか……別な色が見えることもあるんです……。生きていれば。
私が、色を奪いましたが、ほんとうには、奪えるものじゃないんです。きっと。
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