155 六月燈の思い出屋
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作家 フユキが接続メモを更新しました。(07/08 19:23)
作家 フユキが接続メモを更新しました。(07/09 19:41)
―― 半分こ、だ。
[福引屋の前、別れ際の若者へ、
作家がかけたのはそんな台詞。
自身が持つ細長い箱から、
鉛筆を6本取り出して渡すと]
(3) 2014/07/09(水) 19:41:24
[戯れにつき合ってくれた若者が
引き当てた大きな筆入れを見遣り。]
…
まだ"何か"、入りそうだね。
(4) 2014/07/09(水) 19:42:33
入れたいものが、見つかるといい。
[そう添えてくるりと後ろを向いた。
おとなげなく、もういっかい、と
粘るらしき作家の声は、たこ焼きに
気をとられた若者も背で聞いたろう*。]
(5) 2014/07/09(水) 19:43:53
[『──ふむ、そろそろかな?』
作家も、若者の気に止まったのと
同じ福引屋のつぶやきを耳にした。
シツジノ学習帳17冊セットが
当たったのはそのすぐあとで、]
(6) 2014/07/09(水) 20:01:57
[作家が同じ界隈を通りがかったとき、
いか焼き屋とお面売りの間の屋台が
別人が営む"ヨーヨー釣り"に
なっているのへ気がつくのは…更にあと。]
(7) 2014/07/09(水) 20:03:01
作家 フユキは、噂を見失った雑踏のなかで*立ち止まる*。
2014/07/09(水) 21:10:19
作家 フユキが接続メモを更新しました。(07/09 22:43)
作家 フユキが接続メモを更新しました。(07/10 00:36)
… 憶えてる、のか。…
[暫し雑踏に立ち止まっていた作家は、
ヨーヨー釣りの屋台に戸惑うらしき
見知るふたりの様子を見遣り、呟く。]
だったら。
"いなかった"ことには――
ならないんだろうな。
(13) 2014/07/10(木) 19:29:46
[先刻、若者は抽籤器をまわす作家の後ろに
居たから、『思い出を買った』と福引屋が
匂わせる言も聞こえたようすではなかった。
>>1:22 >>1:25
推測、感慨…何を伝えるにも
脈絡のないことになりそうで、
口下手な作家はひそり眉を下げた。]
(15) 2014/07/10(木) 19:42:09
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