人狼物語 執事国


61 さらば!シベリア鉄道

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画商 ヴァルテリ

>>0 しかし…。

[青年の言葉に、その情報に画商はくつくつと笑う。]

「閣下」が秘宝だったとはな…。
一体彼にはどんな秘密が隠されているというのだろうかな。

[とまで言って、気まぐれに思考を飛ばす。

気がかりなのは―、車を戻す決意をしたのは、恐らくあの瞳のせい。

ぐっさりと、ナイフを突き立てながらも、その奥に、恐怖と悲哀を覗かせた、あの幼い瞳の―。]

ふむ、また「女に弱い」と噂されるか。

[どことなく楽しげに呟く。]

(16) 2010/04/23(金) 23:23:58[列車外]

画商 ヴァルテリ

[キキキーーーッッと、タイヤを軋ませ、蒸気自動車は向きを変える。
線路を横切り、列車のホームとは反対側を、砂利を弾きつつ前へと走る。

ほとんどの乗客は、イルクーツクの街を見物しに行っているのか―バイカル湖までの辻馬車も用意されていた―、車窓からこちらを見やる者は僅か。]

おーーーい!マドモアゼル・アイノーーー!!
ここで捕まると、シベリアで強制労働だぞーー!!
この車に乗りなさい!

[蒸気機関の、運転室に向かって叫ぶ。]

(36) 2010/04/24(土) 00:20:32[列車外]

画商 ヴァルテリ、小さな指揮者 ラウリにウサミミ(白)装着。

2010/04/24(土) 18:40:49

画商 ヴァルテリが接続メモを更新しました。(04/24 18:43)

画商 ヴァルテリ

[方向転換をする際に、アルマは車からホームへと飛び移っていた。
何かに気づいて、急ぎ列車の前方へと駆けてゆくのが見える。]

(もし捕縛されたら―。

あの小さな体で、シベリアの冬を過ごすのはとても無理であろう。
呼び掛けてはみたが…、果たして聞こえただろうか?

いや、そもそもあの娘は無事なのか?!)

[自分が逃げ出す少し前、縛られたマダムに聞きたい事がある、と残ったようだが。
その後何事もなかったろうか。
マダムの仲間に、衛兵に…、他にも危険な輩が列車に乗り合わせていた。

そこまで思ったところで、ふと気づけば運転席から、複数の人物が喚く声がする。
不安と焦燥が一気に押し寄せた。]

(67) 2010/04/24(土) 19:06:26[列車外]

画商 ヴァルテリ

[やがて、身を乗り出せば運転室の内部が見渡せる距離となった。

差し当たり、少女の無事な姿に安堵するが、同時に今や自由の身となったマダムに、いつしか舞い戻って来た小さな指揮者、そして一体何がどうなったのやら、「ギリシア彫像」の姿さえ見えてくる。]

はて、あの―「マドモアゼル」…、いつからか姿を見なかったようだが…。
おお、何だ何だ?もしや全員何か武器を携えておるのか?

[焦りながらも、どこか楽しげな呟き。]

(68) 2010/04/24(土) 19:13:08[列車外]

画商 ヴァルテリ、ちょっと離席。*

2010/04/24(土) 19:13:23

画商 ヴァルテリ

(無事、とは言っても、きっちりマダムに捕まっておるな…。)

[最悪自分が奪還に向かうべきかと悩む所に、マティアスが動いた。
怯んだ様子のウルスラの腕を、するり、と抜け出すアイノが見える。]

よし!

[叫ぶと、再び大きく身を乗り出す。
ドライバーが―、手下が制止するのも聞かず―…]

(70) 2010/04/24(土) 19:40:45[列車外]

画商 ヴァルテリ

[運転室の窓に、少女の顔。

その瞳は一瞬虚ろに空を映したが、直後再び哀しみと―、そして決意の光とを宿す。

見事な身のこなしで少女はたんっ!と窓枠に足を掛けると、大きく開いた画商の腕の中に飛び込んで来た。]

(71) 2010/04/24(土) 19:45:42[列車外]

画商 ヴァルテリ

[走り続ける狭い車内で、身動きも出来ずにしばらく少女は画商の腕に抱かれた格好になっている。

そしてその体は、画商の腕に小刻みな震えを伝える。
>>58 少女の呟きに、画商は応える。]

本気で?
君が本気を出したなら、わしは今ごろ死んでおるだろ?

どこかで―、手加減をしたのではないのかね?

[口調はいつもと変わらないが、遠くを見詰める眼差しは笑っていない。]

(72) 2010/04/24(土) 19:52:37[列車外]

画商 ヴァルテリ

[ドライバーは再び車を加速させ、逃走へと向かう。

ところへ列車の端、少し離れた所に見えるは、正装に身を包み、くるくるとステッキを回しつつ高みの見物を決め込むG・Bの姿。

「おやあれは―」と思うところに、すれ違いざま耳に入るのは役者の言葉。>>44]

少女愛好趣味だと?!あの大根役者、何にも解っちゃおらん。

全ての美の庇護、その将来性に投資するのが、真の「ノブレス・オブリージュ」なのだぞーーーーっと!!!

[と少女を片手に、大人気なくも勝手な理屈を喚き返す。]

(73) 2010/04/24(土) 19:57:01[列車外]

画商 ヴァルテリ

[役者に向かい、やーいやーいをしている所へアルマが何かを抱えて列車の窓から降りて来た。

ドライバーが一瞬車を停止させると、青年は何かをどさりと後部座席に下ろし、自身もひらりと車に飛び乗った。]

>>69 只今って君…、一体列車から何を持って来た?!
おお、もしや!「それ」が君の「秘宝」なのかね。

[言って自分でげたげたと笑い出す。]

(74) 2010/04/24(土) 20:03:37[列車外]

画商 ヴァルテリ

>>75
いや、わしも要らん。

[きっぱり応え、再びげらげらと笑い出した。]

(76) 2010/04/24(土) 20:17:10[列車外]

画商 ヴァルテリ

[>>82 少女の「手加減なんてしてない…。」という呟きに軽く肩を竦め]

まあ結果が全てだて。

[と暢気にうそぶく。]

さて―、とマドモアゼル、そろそろ後部座席に移るかね。
それとも、このままわしの膝の上がいいか?

[と涼しい顔で言い放つ。]

(87) 2010/04/24(土) 21:21:42[列車外]

画商 ヴァルテリ

>>86
む?東洋人の女?
記者の―マドモアゼル・レイヨの事かな?
あの、眼鏡の?

初めムシュと呼び掛けてしまったが、特に訂正されなかったのでなぁ。
途中で女性と気づいたが、一人旅ゆえ、もしや男と偽る理由でもあるのかと思っておったのだが。

―で、彼女がどうした?

(91) 2010/04/24(土) 21:31:03[逃走車両の中]

画商 ヴァルテリ

>>90 しかしこの変身の仕組みは…。
一体どうなっておるのかね。
服も一緒に変化しておるのだよな…?

[と、ちょっと核心をついてみた。]

(95) 2010/04/24(土) 21:42:25[逃走車両の中]

画商 ヴァルテリ

>>97 む?ここで?
こんな所で良いのか?

[車は既に市街地を抜け、シラカバの立ち並ぶ原野に差し掛かっていた。]

(99) 2010/04/24(土) 22:22:25[逃走車両の中]

画商 ヴァルテリ

―一月ほど経って・ヴァルテリ、エンディング―

[南仏、プロヴァンス。
初夏の日差しが、青々と若葉を繁らす葡萄畑に差し掛かっている。

その葡萄畑の向こう側。
ヴァール川の川岸に佇む小さなシャトーも、きらきらと水面を写し輝いている。

その光景は、およそ30年ほど前のパリを知る者なら、ふと既視感に囚われることだろう。
つまりそのシャトーは、かつてセーヌ川沿いに建っていた、王家の末裔が暮らしていた物と瓜二つに作られているのだ。

そしてその一室。
かつて一人の少女が、キャンバスを覗き込み、佇んでいたのとまるでそっくりな部屋で。
一人の男が、一枚の絵をためつすがめつ検分している。]

(109) 2010/04/24(土) 23:02:43[逃走車両の中]

画商 ヴァルテリ

[その絵に描かれているのは、前代のロシア皇帝、「アレクサンドルV世」の肖像。
しかし皇帝の左目部分は、無残にも黒く穴が穿たれ、絵を手にしている人物の瞳がそのままそこから覗く。
―つまり、傍目に皇帝が、ぎょろりと片目を動かす風にも見えるのだ。]

ふむ。
マダムの銃弾が包みに当った時は肝を冷やしたものだったが…。
この絵なら、まあ特に修復の必要は無いか。

[誰に話すともなく呟くその人物は、薄い色の真っ直ぐな金髪に、同じ色の口髭を生やし、青い目をした初老の紳士。

その傍らの卓には、もしゃもしゃとした髭のような物体と、同じく白い縮れ毛のウィッグ。
薬品を満たしたガラス瓶には、特製の茶色い樹脂―今で言うカラーコンタクトレンズが浮かんでいる。

そして彼の足元には、ずらりと十余枚の、ダ・ヴィンチからマネ、モネ、ゴッホ…いずれ劣らぬ名画が並ぶ。
しかし―]

(110) 2010/04/24(土) 23:03:23[逃走車両の中]

画商 ヴァルテリ

あれほどの大立ち回りを演じてしまった以上、「ヴァルテリ・シャルブネ」には消えてもらわなくてはならんだろう。
しかも大騒ぎの挙句、結局、おまえはエカテリーナ号には乗っていなかったのだな。

[寂しげに"La Maestro"と呼ばれる男は呟く。
そして繊細な細工部分に赤い絵の具が入り込んでしまっている懐中時計を取り出し、かちりと開く。
そこに現れたのは、愛らしい真っ直ぐな髪の少女の、少しぼやけた写真。

少女の写真に、そのまま哀しげな視線を移す。
―がその時、写真の上にかかるガラスが、光にきらりと反射して、一瞬少女が微笑んだ風に見えた。]

おお?

[それを見て、男は少し表情を変える。

直後、得心した、という風にふと頬を弛ませ、彼は懐中時計に語りかける。]

(111) 2010/04/24(土) 23:04:10[逃走車両の中]

画商 ヴァルテリ

は―はは、そうか。
ああ、解った、解ったよアンリエッタ。

つまりお前は、私はまだ隠居するには早いと、そう言うんだな?
はははは…!そうか、うむ、そうだな…!

(思えば、不確かな噂を頼りに、遥かロシアの横断鉄道に乗り込むなどと、気違い沙汰だ。
そう言うなら、私の人生、焼け落ちたシャトーに背を向けた時から、何かが狂っていたのに違いない。
―いや、もしかすると、もっと前から…。)

これからも、旅は続く。
冒険は続く―か。

[いずれ"La Maestro"は、再びパリへと戻ることだろう。
その頃には「ヴァルテリ・シャルブネ」の画廊は、新たな経営者へと引き継がれ、真っ当な物からそうでない物まで、密かに広く画業に携わり続ける事に違いない。

そして同じ頃、「絵画は決して狙わない、二人組みの怪盗」によりパリの街は混乱に陥れられる事になるのであるが―、またそれは少し後の話。]

(113) 2010/04/24(土) 23:05:20[フランス・プロヴァンス]

画商 ヴァルテリ

Attendre et espérer ! (待て、しかして希望せよ!)

[列車から。
―ロシアからフランスへ、画商に付いてやって来た少女が、ロシア風の紅茶を淹れてやって来た時。

ある小説の、有名な締めくくりを諳んじながら、"La Maestro"は、―王家の末裔は、楽しげにシャンソンのようにも聞こえる鼻歌を歌っているのだった。]**

(114) 2010/04/24(土) 23:06:27[フランス・プロヴァンス]

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生存者 (5)

美貌の歌手 マティアス
134回 残2077pt
画商 ヴァルテリ
100回 残3153pt
青年 アルマウェル
72回 残4284pt
留学生 アイノ
59回 残4659pt
記者 レイヨ
12回 残5602pt

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閣下 ミハイル・ミズノフスキー(2d)
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舞台俳優 オラヴィ(2d)
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処刑者 (3)

小さな指揮者 ラウリ(3d)
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占星術師 イェンニ(4d)
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未亡人 ウルスラ(5d)
83回 残3820pt

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