人狼物語 執事国


59 アポトーシス-雪解けの合図-

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視点: 人


吟遊詩人 コーネリアス

――――つッ!

(いつかと同じ衝撃が、むしろ懐かしい。)

いいさ…。

(不思議と穏やかで)

ここまで追い詰められるのには…。
やはりそれなりの情が必要でしょう?

少なくとも、私は、あなたが好きだった。

[にこにこと、いつかの彼の「理想像」がした笑い方で。]

(そして。

最後に見たのは。
やはり、赤――――。)

(26) 2010/03/23(火) (眠る時間)

吟遊詩人 コーネリアス

(―ああ、また眩暈だ…。)

―100年後・S武球場―

「やーん、コーネリアスぅ。レオおみくじだってぇ、かっわいいー♪」

(彼女のステラがはしゃいでいる。
当然デートには勝負僧衣で臨んでいる。
かわいい。

私はメイからひそかに入手したTNT入りのリュートを抱えている。―この方が、軽い。)

「どれ、じゃあ引いてみるか。

―末吉。

火難の相あり。獣害にも注意。

…ぱっとしないなぁ」[とぼやく]

(35) 2010/03/23(火) (働く時間)

吟遊詩人 コーネリアス

[その時隣のS武遊園地から、インク壺に入った「ともだち ヒューバート」が!]

「きゃああん!ヒューバート!
これって、パークに一人しか居ないのよ、知ってた?
コーネリアス、はやくはやく写メ撮って!」

しょうがないなあ。
その代わり、約束しろよ?

「え?」

撮ってやる代わりに、一つの質問だけ、答えは嘘ついちゃだめ。

「ええ〜?」

(返事は待たずに続ける。)

俺のこと、好き?

(36) 2010/03/23(火) (働く時間)

吟遊詩人 コーネリアス

―炎の中・23時過ぎ―

[ほろほろと。
肩口から解けていく存在は紅蓮の炎と混じり。

最後まで残された感覚は、聴覚。

ぽろぽろぽろと旋律を奏でるように竪琴の弦が弾ける。

その間を抜けて、聞こえてくる声。]

「… ――リアス。


   ……………。 … さようなら。」


(いつからお前は、獣を抱えていた?)
[ついに聞けなかった問い。]

(56) 2010/03/23(火) (夜食の時間)

吟遊詩人 コーネリアス

(歩き出す前から見ていた顔だったのに。
歩き出してからも見ていた顔だったのに。)

(気づけなかった、気づかなかった…。

あの日私は、竪琴だけを見詰めてただ曲を紡ぎ出していた。)

(昼と夜と、二つに引き裂かれた顔。

そうだ、今こそあの日、吊り台の前で言えなかった言葉を贈ろう。)

――神よ、

   全ての罪を許したまえ。

(枯れた白い花を捧げ持つ、あの魂に。
祈りよ、届け――)**

(57) 2010/03/23(火) (夜食の時間)

吟遊詩人 コーネリアス

>>3:49付近


(後から、半ば羽交い絞めのようにして抱きしめた青年の視線を辿る。

と、そこに居たのは―。)

流れ者?

(そこだけ異質な、宮殿のような扉を背に、いつものように飄々と彼は佇んでいる。)


(くらくらと、頭が揺れる―。)

(63) 2010/03/24(水) (働く時間)

吟遊詩人 コーネリアス

―旅の空・扉―

(赤い、毛足の長い絨毯を蹴って駆け出す。

長い廊下の、左右にずらり立ち並ぶは、
扉・扉・扉・扉―。


まるで宮殿のそれのような、贅をこらした扉たちは、厚く重い木材を用いられ、彫刻や象嵌で装飾されている。

遠くから金切り声のような怒号が響き、追って来る足音が迫る―。)

まずい!

(もはや迷っている暇はない。

―天にまします我らが父よ―!

久しく唱えたことのなかった祈りと共に、傍らの扉の一つに手を掛ける。
果たして祈りが通じたのか、扉は無事、すう、と開いた。)

(64) 2010/03/24(水) (働く時間)

吟遊詩人 コーネリアス

「なっ、なんだ?!」

(そこに居たのは、いささかこの宿に、部屋に似つかわしくない風体の青年。)

「かくまってくれ!」
(勢いに気おされたのか、「わ、わかった」と口の中で言うと、彼は私を招じ入れた。)

(軽く背を押され、部屋の奧へと促される。

隠れる場所は…。
む、やはりここしかないか…。
軽い諦観。)

(65) 2010/03/24(水) (働く時間)

吟遊詩人 コーネリアス

(かしゃかしゃと、揃いの紋章の入った肩章を鳴らしてやって来るのは、私設の衛兵たち。

扉を叩く音、続いて何か詰問する声。
それらは徐々に大きくなり、ついに青年の扉にも訪れる。

ニ、三言、彼らは青年と言葉を交わす。

やがて衛兵たちは青年の肩越しに、部屋の奧、天蓋付きの豪奢な寝具の下に、横たわる影を認めることだろう。
私は愛用のリュートで、何とかそれを、なだらかなカーブを描くシルエットに見せようと必死だ。)


「邪魔したな」

(努力が実を結んだのか、下卑た含み笑いを残して肩章の音が遠ざかる。)

「おい、行ったよ」

(青年の声に、ふう、と安堵の溜息が漏れる。
気付けばリュートを握る手は、じっとりと汗ばんでいた。)

(66) 2010/03/24(水) (働く時間)

吟遊詩人 コーネリアス

「吟遊詩人殿?
あんな物騒な連中を怒らせるなんて、一体何をしたのかね?」

(寝具から這い出す私に、独特な口調で彼が尋ねる。
―借りがある以上、包み隠さず話さねばなるまい。)


実は―、旅の貴族に一夜の余興を、と請じられたまではよいのだが…。
その…[言いづらそうに口篭もる]
奴の目当ては、私の歌だけではなかったようだよ…。

(青年は目を丸くして重ねて尋ねる。)
「で、どうしたのかね?」

大事な商売道具で殴りつける訳にも行くまい。
受け取ったばかりの、まだ手の中にあった、金貨の袋で力任せに奴を殴って―
その後は、ご承知の通りだ。

(67) 2010/03/24(水) (働く時間)

吟遊詩人 コーネリアス

(と、最後の方の消え入りそうな声になる。
かっと、今や私の顔は真っ赤に染まっていることだろう。
なお悪いことに、金貨の詰まった袋はそのまま投げ捨てて来てしまった。)

「ふ、ふはは、ふはははははは!!」
(それを聞いて、豪放な笑い声が部屋中に響く。)

―くそっ、故郷を出てから、もう十年にもなる。
もはや旅慣れたと思ったところにこんな…!

(いまいましげに吐き出した言葉は、まあまあ、とのどかに諌められる。)

「そろそろ潮時なんじゃないのかね?
一度、故郷へ戻ってはどうだ?」

(聞けば彼も故郷へ戻る決意を固め、記念に、とこの界隈一番の、この宿屋に泊まっていたらしい。
私は運が良い。)

そうか。途中、「―――」という村を訪れることがあったら、牧師館を訪ねるといい。
「放蕩息子」を助けた、と言えば祭礼用のワインぐらい出してくれるはずだ。

(68) 2010/03/24(水) (働く時間)

吟遊詩人 コーネリアス

(それに対し「なんだ、同郷かぁ?!」と、素っ頓狂な声が上がる。
育ちは違うが、生まれはそこだ、と青年は続ける。)

(ふと、これも何かの縁かと思う。

これまでの騒ぎに、押しやられていた胸のつかえを思い出す。
それは昼間、町で聞いた不穏な噂話。)

いや待て―。
やはり私も帰ろう。
一緒に行っても良いだろうか?故郷まで―?

(一瞬目をしばたかせ、にっと笑うと「旅は道連れと言うしな」と、青年は私の申し出を受け入れた。)

(69) 2010/03/24(水) (働く時間)

吟遊詩人 コーネリアス

(それから、にたりとこちらの顔を見上げ彼は尋ねる。)

「で?
今晩は私がお相手いただけるのかね?」

えっ―。

(思わずがたり、と扉へと後ずさる私の様子に、「ふ、ふはは、ふはははははは!!」と再び豪放な笑いが起こる。)

「安心したまえ、私にそちらの趣味はないよ!」

(なおも笑い転げる彼を、最初私は憮然と見詰めていたが―。
やがて釣られて噴き出すと、一緒になって笑い始めた。)**

(70) 2010/03/24(水) (働く時間)

吟遊詩人 コーネリアス

―炎の中・23時過ぎ―

(そうして。
最後に残ったのは意識。

それすらじき、ほぐれてしまうことだろう。)

―ステラ。

(最後に少しだけ触れた、柔らかな感触。)

(79) 2010/03/24(水) (夜食の時間)

吟遊詩人 コーネリアス

(その日、自警団の見回りで、犠牲者は見つからなかったという。
珍しく、少し明るい気持ちで、私は室内で咲かせた百合を一輪手折った。

この時間なら、彼女は墓地で祈りを捧げているはずだ。

しかし、そこで私が見たのは―。
雪原に広がる、暗色のコートと、墓石に飛び散る赤い色。)


(それから私は率先して、独断とも言える決断を下すようになった。
抗うものがあれば、それすら吊り上げかねない勢いで―。

もうとうに、石像は壊れていたのだ。)

(80) 2010/03/24(水) (夜食の時間)

吟遊詩人 コーネリアス

(だがもはや、怒りも悲しみも感じない。

そこにあるのはただ―。)

(そう、「あると思えばある」と言ったのは彼だ。

天国も地獄も、気持ち次第、ということなのだろう。

だったら、当然選ぶのは―…。)

(81) 2010/03/24(水) (夜食の時間)

吟遊詩人 コーネリアス

(思い切って目を開く。

一瞬、白い閃光に目が眩むが、その直後、眼前に広がるのは村はずれの、小高い丘からの風景。)

[夕日が雲を赤く照らす。

ざあっ、と、林檎の木が、楡の木が、風に揺れ、鳥たちが家路を急ぐ。

高い教会の尖塔で、刻を告げる鐘が澄んだ音を遠くまで響かせる。

そして、家々の煙突から立ち上る、夕餉の支度の湯気。]

(82) 2010/03/24(水) (夜食の時間)

吟遊詩人 コーネリアス

さあ、帰ろう!

父さんが待ってる!

[銀色の髪の少年は叫ぶ。]

今日の、晩ご飯は何だろう?

[共に食卓を囲む人々の顔を思い起こし、彼は微笑む。]

[そして、後に続く、二つの小さな影を促すと、一足先に、草を蹴って駆け出した。]**

(83) 2010/03/24(水) (夜食の時間)

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33回 残4766pt
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自警団長 アーヴァイン(2d)
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学生 メイ(3d)
69回 残4112pt
流され者 ギルバート(4d)
31回 残4888pt
吟遊詩人 コーネリアス(5d)
118回 残2597pt

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語り部 デボラ(3d)
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