まだやりたいことなんて何も決めてないのに──死んじゃうの?
それは、やだなぁ。
[小さく呟いて、配られた携帯端末に視線を落とし、ぽつぽつと操作する。
そして、遠い場所に座っている六道クルミと視線を合わせ、困り顔で首輪を弄ぶ]
─J02:木造のバス停─
同じチームでよかった。
私運動とかダメだし、どうしようー
[廃校を出てしばらくの後、加藤アンと出会ったので、携帯端末を見せ、一緒に行動することにしたのだった]
アンちゃんの武器って何だった?
[おやつを尋ねる口調で*]
─D(03)の方角へと─
落ち着け……落ち着け……!
[支給品を受け取り、走り出しながら呪文のように口の中で唱え続ける。
ひとまずは、体勢を建て直してからだ──。
辿り着いた廃屋の中。デイパックを開けて中を確かめれば。
出てきたのは、[アイ]]
[愛とか紙に書かれたそれをぐしゃぐしゃに丸めて捨てる。
隅に座り込んで溜め息。]
……とりあえず、武器……捜さないと。
[のろのろと立ち上がり、台所らしき部屋へと向かった**]
ひっ・・嘘そんな…
[説明の中で現れた級友の変わり果てた姿は静かに惨たらしく、無機質に台に横たわっている。
仲はけして良くなくとも飛び込み映る小春の亡骸は恐怖と共に現実へと一気に引き揚げて、追い込まれるような感覚がひしひしと胸から押し上げる。
……やがて狂気と呼ぶに相応しい映像とデイバック…ちっぽけな携帯端末の説明を受けるとスカートのポケットに差し込んで逃げるように走ってその場を離れる。]
……そんな…そんな……………
どうすればいいの……
[何も決まってなんていない。ただ死ぬことだけの恐怖だけは心に重くのしかかり押しつぶされそうになる不安を胸にただひたすらと廃校を後にして走り去る。]
―E01 沢―
[廃校から走り出し、やがて水の音に気づくとそちらに向かい沢の岩陰に伏せて隠れる。
けして落ち着けるとは言えないただの岩陰
しかし、走り疲れた体は休憩を欲して苦痛を身に知らせ、一息の休みをそこでいれる。
私は急いで荷物を確認する。バッグの中身にあるものは地図と水の入ったペットボトル。
水を少し飲み漁るとその他には懐中電灯と[仮面]]
[台所。流し台の蛇口を捻るが水は出ない。
支給品で賄えと言う事らしい。
忌々しく舌打ちするも、もたもたはしていられない。
流し台の下の棚を探って。見つけたのは→{3}
1,2包丁 3,4麺棒 5,6何も無い]
……無いよりはマシか。
つーか、仲間になれそうな奴……、捜さなきゃ。
[携帯の画面で確認した事を思い出しながら。見つけた小さな川沿いに進む]
[デイバッグを背負い、夜道を歩いていく。
《F=01》の木陰に腰を下ろすと、懐中電灯で荷物を照らした]
佐脇小春……
[ルールブック巻末に名簿があることに気づくと、コハルの名前の頭にレ点をつけた。
それから、廃校のすぐ近くで倒れていたジュンタのところにも]
ハハハ。これは実に面白い。
[支給品を確認してすぐに懐中電灯を消した。
息を潜めて辺りを見渡すと、少し離れた所から水音がする。>>10]
……もしかして、お子ちゃまか?
[沢へ近づくその途中、月明かりに浮かぶ寝癖のついたシルエットを捉えた。
危険なものは持っていないことを示そうと、両手を軽く挙げてひらひら振る]
よかったら、情報交換でもしないか?
─《B=10》─
……っ。
[膝も泥だらけですりむけて、血が滲み、顔や手のもひっかき傷だらけ。
お団子も崩れたまま、声を殺して泣きながら、一人、月明かりの下を歩いている。
右手には、アンから奪った[手斧]]
やっぱ、イマリひとりじゃ無理だよ。
男の子でも、運動部でもないもん。
[被害者みたいな顔をした加害者は、携帯端末を取りだす]
とは言っても、僕の持っている情報は、スタートしてすぐの道端でジュンタが倒れていたことくらいなんだけどね。
[外国のコメディ映画のように肩をすくめてみせた。
ジュンタに触れたときに汚れた、白い上着をひらつかせて真面目な顔をする]
誰かがやったんだ。
クラスの誰かが、こんなおかしなものが始まってすぐに、クラスメイトを……殺したってことだ。
ムカイ、もし君が正気なら。
この先、誰か危険なやつがいたときは僕にメールで教えてくれないか?
─ベックへのメール─
かいちょー。助けて。
むかい君か、ぷーさんを殺したいの。
イマリひとりだと、勝てない。死にたくないよ。
[そして、自分がいま居る場所と右手の手斧のこと。
アンを殺した事も告げる]
─J02:木造のバス停─
地面に乱れた制服姿のアンが横たわっている。
いまはセーラーのスカーフで隠された首には、絞められた跡がある。
彼女の指先には血がにじんでいた。
ぽつんと空のデイバックが落ちている*
それは頼もしい。期待しているよ。
[>>18 ムカイへと、1枚のCDアルバムがポケットからはみ出るデイバックを掲げて見せる]
僕のこの支給品では、戦うどころか正当防衛すら出来ない…とわかるくらいには正気だ。
お楽しみボックスとやらを狙いにヤマを張ってくる。
[追いかけずに、静かにその場を離れた]
物騒な物を持っているようだが、レディからのお誘いを断るわけにはいかないな。
[次のラウンドで無事だったら参上しよう。
短いメールがイマリ>>19 へと、返された*]