人狼物語 執事国


71 喫茶店『イヴの時間』〜春メニュー〜

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「イヴの時間」マスター ポルテ

[頭の上に、天使の輪が表示される]

モミジさん。EVLENDのおかわりはいかがですか?

[先ほどの口調とはうって変わって、少し堅苦しい喋り方になった]

(26) 2011/ 4/23(土) 22時20分位[イヴの時間カウンター内]

「イヴの時間」マスター ポルテ

[手元にある画面を再度クリックする。電光掲示板が元に戻り、ポルテの頭の上のリングも消える]

きっと、貴方が愛したそのアンドロイドは幸せだったわ。どんな結末だったとしても。私が保証する。

私も、一緒に逝きたかった。でもそれは出来ないのよ。

[3原則には、自身の破壊行為を禁止するに等しいルールがある。

動かなくなった、自分を作り出した博士。
時坂事件の中核となった時坂博士と同じ研究を行っていた人物が、CODEEVEの実験体として作り出した2体目のアンドロイド。それがポルテだった]

(28) 2011/ 4/23(土) 22時30分位[イヴの時間カウンター内]

「イヴの時間」マスター ポルテ

このEVLENDだって、あの人が好きだったコーヒーのブレンドをそのまま再現しているだけ。
私にコーヒーの味なんて判るのかしら。ずっとそう思っていたの。

でも、私はね。あの人が好きなコーヒーがおいしくないなんて信じてないの。
だから今でも、このコーヒーを淹れ続ける。

あの人の代わりに、誰かに飲んで欲しい。

(29) 2011/ 4/23(土) 22時30分位[イヴの時間カウンター内]

「イヴの時間」マスター ポルテ

[モミジに微笑んで]

その子も、CODEEVEがあったわ。
きっと貴方も、愛されていた。

結ばれないかもしれないけど。
それでいいんじゃないかしら。

(30) 2011/ 4/23(土) 22時30分位[イヴの時間カウンター内]

「イヴの時間」マスター ポルテ

私はもう、充分。あの人の思い出と一緒に、機能が停止する日を待つだけよ。

でも、同じ思いをしている人もアンドロイドもこの世界には沢山いるの。
結ばれなくても、せめて一緒にいる時間を肯定してあげたい。

それを実現するためのテストケースなの。この「イヴの時間」は。
御免なさいね、こんなことにつき合わせちゃって。でもだから、貴方はここに来た。

(31) 2011/ 4/23(土) 22時30分位[イヴの時間カウンター内]

「イヴの時間」マスター ポルテ

・・・・・・

[モミジの背中を見送る。
彼女の心にも、イヴの時間が訪れますように。
そう呟く。

そして、テーブルの隅に置かれた、セイジの倫理委員会の資料に手をかける]

(40) 2011/ 4/23(土) 23時00分位[イヴの時間カウンター内]

「イヴの時間」マスター ポルテ

[資料には、現在調査対象になっている地域と調査予定日、そして調査結果ステータスがずらっと羅列されていた。

この「イヴの時間」も対象となっている。

そして、調査予定日は1週間後]

大義名分が無いわじゃないわ。でもきっと駄目でしょうね。

[この店は、アンドロイドが経営を行うという事で政府から認可を受けている。
当然、異例の出来事である。
つまりこの店は、アンドロイドがアンドロイドへサービスを行うことを目的とされた店舗。
店頭の1138コードは、人間にとっては緊急退避シグナル。つまり店頭はかろうじて”アンドロイド向け”である事を表記していた。
しかし、あくまで法の目をかいくぐった結果。倫理委員会が入れば、テストの続行は出来ない。たとえ店を守れても]

(42) 2011/ 4/23(土) 23時10分位[イヴの時間カウンター内]

「イヴの時間」マスター ポルテ

お嬢様に相談しないと。

[事務所に戻り、端末でお嬢様 − 博士の残した長女で、ポルテに支持を出しながら研究を続けている女性 − へとリストの送付と指示を仰ぐメールを送る。

程なく返って来た返答。それは]

『3日後に、イヴの時間を既に調査が完了した地域へ移転する』

[という決定事項だった]

・・・・・・ あと、3日。

[準備もある。実際に店を開いていられるのはあと1日だろう]

(43) 2011/ 4/23(土) 23時10分位[イヴの時間カウンター内]

「イヴの時間」マスター ポルテ

判りました、お嬢様。

[始まりもあれば終わりもある。唐突に存在を表したイヴの時間は、唐突に消えていく。
思い出の残りがだけを、残して]

(44) 2011/ 4/23(土) 23時10分位[イヴの時間カウンター内]

「イヴの時間」マスター ポルテ

−イヴの時間−

[今日が最後の営業になる。
少しだけ寂しいと感じるのもまたCODE:EVEがもたらした感情なのだろう。
また新しい出会いもある。そして、この店に集まった人やアンドロイドも新しい出会いがある。

だから、何も言わずに今日も「イヴの時間」を開店させる]

(72) 2011/ 4/24(日) 13時00分位[イヴの時間カウンター内]

「イヴの時間」マスター ポルテ

[入店してきたペケレに、書籍化を依頼される]

え・・・・・・私が?
えっと、でも。

[自分はアンドロイドだから。本など書けるとは思っていない。
でも、きっといい機会だと思う]

じゃあ、私だけではなくて他の誰かと共作でもいいかしら?
その方からペケレさんに後日原稿を送らせて貰って、それがペケレさんにとって書籍化していい物であれば、お願いしようかな。

(73) 2011/ 4/24(日) 13時10分位[イヴの時間カウンター内]

「イヴの時間」マスター ポルテ

[ペケレに連絡先を聞き、休みの合間にお嬢様へと連絡を入れる。
お嬢様からは快諾のお返事があり、数週間後にペケレの元へと原稿が届く事になる。

題名は、「イヴの時間」。内容は、この店で起きた出来事を元にした小説になっていた。

しかしその物語にポルテは登場せず、トキサカ事件から始まり、そしてCODE:EVEの実験機1号となるアンドロイド”サミィ”を廻る物語だった]

(74) 2011/ 4/24(日) 13時10分位[イヴの時間カウンター内]

「イヴの時間」マスター ポルテ

−イヴの時間−

[最後の日だけど、人は少ない。
しょうがないわね、とくすりと笑う。

でも、これでいいのかもしれない。
変な話だけど、そんな予感がする。アンドロイドに予感なんて無い気はするけど、そう・・・・・・もうすぐ時計が止まってしまうような、そんな予感]

(97) 2011/ 4/24(日) 21時00分位[イヴの時間カウンター内]

「イヴの時間」マスター ポルテ

あら、それじゃ今からレシピ書いてあげるわ。
今日は人も少ないみたいだし、いいわよ。

[そう言って、手元のメモに作り方を書き始め、ナオに渡す]

きっと貴方らしい味になるわ。
上手く出来たら、私にも食べさせてね。

(103) 2011/ 4/24(日) 21時30分位[イヴの時間カウンター内]

「イヴの時間」マスター ポルテ

−イヴの時間・閉店後−

[これで最後。
店内の掃除をする。

店内を見回して、微笑む。
実験的な店だったけど、ここには沢山の思い出が残った。
店まで思い出になってしまうけど、ここに店を開いて良かった]

(128) 2011/ 4/24(日) 22時50分位[イヴの時間カウンター内]

「イヴの時間」マスター ポルテ

あっ・・・・・・

[突然、足に力が入らなくなりソファに座り込む。
何だろう、急に意識が薄らいでいく。
プログラムの不正エラーが何度も鳴り響く]

(129) 2011/ 4/24(日) 22時50分位[イヴの時間カウンター内]

「イヴの時間」マスター ポルテ

そうなのね、やっと。

[予感は的中したのだ。
あの時止まった時計。最後の最後に動き始める。

CODE:EVEを自分にインストールした博士。
そして、彼に恋をしてしまった。
いつも傍にいたから。ただそれだけの事だったけど、幸せだった。

知ってる。博士には奥さんもいたしお嬢様という子供もいた。
それだけじゃなくて、CODE:EVEの1号機も悲しい結末を辿った。
停止するのに泣いてすがるアンドロイドなんて、ただの重荷だって判ってる]

(130) 2011/ 4/24(日) 22時50分位[イヴの時間カウンター内]

「イヴの時間」マスター ポルテ

[だから、仕方ないと思った。
だってアンドロイドだもの。

割り切れば、ずっと傍にいれるもの。

きっとこの切ない気持ちも、プログラムのせいなの。


・・・・・・博士の時間が止まるまでは]

(131) 2011/ 4/24(日) 22時50分位[イヴの時間カウンター内]

「イヴの時間」マスター ポルテ

[でもね、博士の時間が止まった後は何も残らなかった。
ただ、オーナー登録がお嬢様に変更されて、お嬢様の命令どおりに研究のお手伝いをして。

そこに博士の残り香はあったけど、それだけ。

だったら、一緒に・・・・・・]


願いは、叶うのね。

[アンドロイドがいう事じゃないけれど、きっとこれは神様が用意してくれた私の役目。

だから、その役目を全うしたから終わるの]

(132) 2011/ 4/24(日) 22時50分位[イヴの時間カウンター内]

「イヴの時間」マスター ポルテ

博士・・・・・・貴方は、私のことを、愛してくれていました、か?

[流れるはずの無い涙が床に落ちる。

そして、ポルテは二度と動かなくなった**]

(133) 2011/ 4/24(日) 22時50分位[イヴの時間カウンター内]

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生存者 (5)

「イヴの時間」マスター ポルテ
44回 残9618pt
迷い子 バク
101回 残8443pt
学生 ナオ
54回 残9528pt
跡取 レン
38回 残9791pt
フリーライター ペケレ
26回 残10414pt

犠牲者 (3)

餅肌 ネギヤ(2d)
0回 残11110pt
編集者 グリタ(3d)
7回 残10904pt
翻訳家 モミジ(4d)
75回 残8762pt

処刑者 (3)

もやしっ子 ギンスイ(3d)
43回 残9910pt
信者 オトハ(4d)
29回 残10271pt
見習い人形師 セイジ(5d)
57回 残9379pt

突然死者 (0)

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