人狼物語 執事国


31 煙る村

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飴屋 ゼンジ

[ポルテとフユキが対峙する様子を少々の距離を置いて眺めていた。それ以上近付く事はなく、声をかける事もなく]

……終わる、のかなぁ。
もう少しで?
神なる狂気が……消える?

[呟く声に含まれるのは、問いの調子と愉悦の色。どちらも仄かなものではあったが。
 小さい、欠伸をして]

(3) 2008/09/17(水) 01:49:10

飴屋 ゼンジ

[意識を失い崩れ落ちるポルテの身体。それがフユキに支えられるのを見、零される言葉に]

ヂグさんが。
……ああ、やっぱりもう終わるんだねー。

[淡々と、だがどこか感慨深げに言い]

どちらにするか? どうしようかなぁ。
どうせだから眠る前に、っていうのも良いかなぁ。

[温かみを含む問いには微かな笑みを浮かべる。声色に怯えはなく、ただ穏やかな雰囲気を纏い]

(5) 2008/09/17(水) 02:20:07

飴屋 ゼンジ

[フユキに一歩一歩と歩み寄る。ポルテの血が少しく跳ねて襟の辺りに付いたか。一尺と少し離れた位置で足を止め、紅く染まるその姿を見据えた]

静かだねー。

[終幕という単語に、ぽつりと]

静かな終幕なんて、なんだからしすぎてらしくない気もするなぁ。
なんていうとあまり捻くれてるかな?

[視線の先、相手の唇は酷く紅く]

(8) 2008/09/17(水) 02:53:27

飴屋 ゼンジ

どうして? ……どうしてだと思う?

[問いに問いで返す。やや、間があり]

答えはねー。
わたしにもわからない、だよ。

[ふざけたようなその言葉からは、それが真実であるのかどうかは恐らく窺い切れず]

だから代わりに考えてくれると嬉しいかなぁ。
なんて、冗談だけどねー。

(9) 2008/09/17(水) 02:57:25

飴屋 ゼンジ

[ポルテの身体が落とされるのを目で追った。静かな空間でよく響く、水面に雫が落ちるような音。鼓動が、と言われて胸元を軽く片手で押さえ]

心臓が動いているの……聞こえるかい?
わたしはこうしてようやく自分の鼓動を認識できるよ。
でも、フユキ君には聞こえているのかな。

[なんだか不思議だなぁ、などと、どこか楽しそうに。胸に当てた手をそっと下ろし]

(12) 2008/09/17(水) 03:33:23

飴屋 ゼンジ

なんだ、知ってたんだ。

[わざとらしく残念そうな表情を作ってみせ]

必要がないのは……
まー、そうなんだけど。
考えられないのもそれはそれで寂しいかなぁ。

[どうしようか、と悩むような素振りをしてから、相手の微笑に微笑を返した]

(13) 2008/09/17(水) 03:39:11

飴屋 ゼンジ

[添えられた右手を中心にして、薄い青色の着物にじわりと紅い色が滲む。
 一たび、目を細め]

本心が理解できない、か。
わたしが芸術家ででもあったら、芸術は理解されないものだ、とでも言えたんだろうけど。
飴屋だとどう言い様もないなぁ。

[その口調は尚変わる事がなく。一瞬の間。程近い、曇ったような相手の表情を見つめ返し]

――いいよ。

[短い沈黙と同様、短い返事を口にして]

君がしたくないわけでないのなら、ね。

(15) 2008/09/17(水) 04:13:54

飴屋 ゼンジ

そうだよ。

[肯定にはどのような意味が込められていたか]

礼を言う必要なんてないよ。
全てはわたしがしたいと思ってした事、なんだから。

……そうだなぁ。
手紙で呼びつけられた時から予感はしていたんだ。
それでもこうしてきたのだし。

[ぽつりぽつりと、考えながらのようにゆっくり語る。少しだけ、間があって]

(28) 2008/09/18(木) 00:47:14

飴屋 ゼンジ

フユキ君は、窯神様が嫌いだと言ったねー。
……わたしも、嫌いだったんだよ。
かみさまも、儀式も、父さんも、みんな……

でも。
「人狼」だけは、嫌いじゃなかった。

[伝えたかったのか、ただなんとなく言葉が出ただけか。独り言のように零した。
 おやすみなさい、というフユキの声が落ち]

(29) 2008/09/18(木) 00:47:49

飴屋 ゼンジ

……あ、

[一瞬、僅かに目を見開く。漏れる微かな声。貫かれる心臓]

……、

[口を何度か小さく開閉させるが、そこからは掠れたような空気の音しか漏れず。少し眉を下げてから、言葉の代わりとするように仄かな笑みを浮かべ]

……

[青に赤が広がるのと比例し、体から力が抜けていく。
 瞳から光が失われる。
 着物から飴が幾つか床に落ち]

(30) 2008/09/18(木) 00:48:31

飴屋 ゼンジ、鼓動はもう聞こえない。その表情はただ、*穏やかで*

2008/09/18(木) 00:49:11

飴屋 ゼンジ

[霞のような薄青が段々と集まり、ぼんやりと人の姿になっていく。その影は周囲を見渡し、小さく笑っているようで]

(55) 2008/09/19(金) 00:59:17

飴屋 ゼンジ

終わりは――

[ぽつり、と]**

(56) 2008/09/19(金) 00:59:56

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5回 残5667pt
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