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……
[レイヨに話された内容を胸のうちで反芻しながら。
男とトナカイはやがて長老のテントに辿り着く。トナカイはテントの前で止まった。それを見ると男は入り口の幕を上げ、マティアスを一瞥してから、長老に向き]
長老。
荷が届いています。
[背後のトナカイを示すように振り向き、そう告げた。指示されて荷を取ると、改めてテントの中に入り]
[気乗りはせぬも書簡の行方が気になったか足は長老のテントへ向きかけ――ビャルネを見つけて暫し留まり]
すぐ、わかるな――その音。
[近くなくも遠くない距離からかける声。]
帰りか?
[歩む方向を見て、特に意味もなく問いを置く。]
村はいま、悼むときだけれど――
[祝う言葉は、流石に憚ってちいさい声音。
いつ命を落としてもおかしくはない今だから]
…ヒュヴァ・ヨウルア… イェンニ。
[…"メリークリスマス"。笑まぬ面持ちは、
常に夢裡の如き妹分の伏し目へと告げた。]
…今宵も、誰かが死ぬぞ。
こんな時にまで禁忌とか、何の意味があるのかしら。知らないわ。
火があったら狼は来ないわ?禁忌に守って貰ってるのも皮肉なこと
お祭りは楽しみよ。約束も勿論。
でももっと楽しそうなこと、ありそうで。
[じゃらり、杖を鳴らしながら歩く途中。
離れた場所から掛けられる声にゆるり、と足を止める。]
名乗らずにすむから、重宝しとるよ。
[問いには頷きを返し。]
お主はどこかに行くところかの?
[一つ、二つ、白い雪の上に足跡をきざみながらカウコへと近づいていく。]
[遠吠えが聞こえずとも、空は赤い。
それほどの凶兆が出ているのも無関係に
寛ぐ様子のトナカイの背を撫でる。
一仕事終えたばかりだが心が休まるわけでもなく]
まったく。
どうしたモンかねえ。
[祝いの言葉に春風のような笑みを浮かべ、同じ言葉を返す。ぎゅ、と一度子供のように抱き着いて]
姉様は潔癖なんですってね。嘘でも本当でも、それが私への贈り物だわ。
…今宵?誰か?
どうしてそんなこと知っていらっしゃるの。
姉様、誰が死ぬとお思い?
[死ぬ、と断言した言の葉に瞳を向けて]
こんな時でも、か。
……――いや、気にすんな、独り言だ。
[思わず漏れた言葉は飾りがないかわりにストレート。
問い返されるには帽子を被り直すように手を当て]
ま、な。 長老んとこ、様子見にな。
ちょっと見ない間にくたばられても困るし。
[混ぜる軽口は今だから飛び出るというものでなく常使う類のものなれ、普段はとらぬ行動。。
近づく距離に自らは歩みを寄せず、立ち止まったまま。]
レイヨ、ヘイノ、ラウリ、アルマウェルと、
話すのが、目標です(←何故寄り道したし)
そこに人が居るからさ!
っていうか話してない人間多すぎるだろ、俺w
それとは別件でウルスラとも話したいもんだが。
何もないってのは、却って落ち着かないね。
こんな状態だからなのかもしれないけど。
[トナカイしか聞いていない独り言。
そういえば、とふと思い立つ]
ちょっと出かけてくるかねえ。
[出る前に少しだけ振りかえって見る。
容態に変化がないのを改めて確認してから
長老のテントへと向かう]
[奥に進み、長老に荷を差し出した。少しやつれたように見える長老が荷を確かめるのを、驚いたような顔をするのを、傍らで見ていて。男が無実らしいと。長老が読み上げた内容は、マティアスにも聞こえただろう]
……私が、ですか。
確かに私は狼遣いではありませんが……
[先に内容を知っていた事は伏せ、呟くように言った]
守ってもらっているから、
軽々しく扱ってはならんと言っている。
[慣れた口答えに沿って諫めながら抱擁を緩める。
叩いた頬の赤みを拭うようにか、残るだろう痛みを
しみさせるようにか、ぐいとイェンニの頬を擦り]
贈りものは、無論。
…だが、潔癖などと誰が言っていたかは
後で聞こうか。
[隣家のエートゥの顔など思い浮かべつつ呟く。]
知っているのではないな、イェンニ。
狼使いとて、阻まれることはあると聞いているよ。
[夢見がちな伏し目は聡い、と身近な蛇遣いは知る。
緩く頷いて――イェンニを促しながら歩き出す。]
今宵、と言うのは
あたしが、待つ時間は終わったと判断したからだ。
長老さまにご沙汰を出して頂く。
こんなときだからこそ……常のとおり行動したいものじゃからのぅ。
[ストレートな物言いにゆるく肩をすくめるだけで。
普段とは違う行動に、僅かに眸を眇めて、近づいた相手を見やる。]
――ドロテアがくれた猶予もなくなりそうじゃしの。
未だにだれが狼使いかわからぬまま、などといったら長老はそれこそ、
頭に血を上らせてしまうかもしれんしのぅ……
[ちらり、と視線を向けるのは、今はもう見えなくなったトナカイたちの歩んだ先。]
[キィキィキィキィ…―――車椅子の音は夜に吸い込まれて、村の明かりが揺らめくのに影は伸びて縮む。進む先にウルスラの姿が見えれば、互いに疑わしき者ではあれど変わらぬ目礼を置いた]
貴方も長老のところへ?
[近寄るよりはテントへ向かう道中にあるから、結果的にウルスラの方へ寄るかたちとなった。先にヘイノへと紡いだ軽口を叩き合う相手のひとりを前にしても彼の件には触れず、自分の向かう先を示すように顔を向けた]
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