情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
…――――
男は、便利じゃないもの
[相方に、そう不満を漏らしながら
それは、ヨシアキの肩に掴まっている
まるで、おぶさるように]
器、全部奪ったら
一人になった時に、寂しい
寂しい…か。
別に、一人じゃなかろう。
見ろ
[窓のほうを見遣る]
仲間は多いぞ。
[それが相方にとっては仲間と思えないのだろうか。
...は不思議に思った]
それに、器を奪わなくても
お前と話せるわけでもなかろう?
それでも…寂しくないのか?
あれは、私の仲間ではない…―――
精神体は常に、孤独だもの
死と言う穢れを潜った先には
孤独と言う深淵しか、ありはしない
[自分と同じ存在だからと言って
わかりあえもしない、感じあえもしない
触れ合っても温もりを感じない
そんな存在などよりも]
声は伝わらなくたって
温もりは、貰える
人は、暖かいよ
暖かいのは認める
[入り込んでいるから尚更わかるのだが]
だったら、入ればよいではないか。
器を通して人と会話もできるぞ
そのほうが…寂しくないだろう。
[人に憑依したいと思うあたりは
...も寂しがり屋なのだが、それは伏せておいた。]
自分でない者と、深く繋がれば傷つくよ
心だけの存在であれば、尚更に
私は、温もりだけでいい
[自分では、そう思っているけれど
異性の霊が憑依すると、色々霊障が現れるのだ]
それに、話が出来ても
この体じゃ、やっぱり寂しいもの
私の体では、ないのだし
んー…―――
窓を覗いた、部長さんじゃないかな?
たぶん、だけれど
私達は、誰を連れていく?
[じっと、周りを見ている]
そうだな…
お前の器と仲のよいマシロはやめておくか。
と、なると…前に進むのを躊躇うシンヤか…?
[口数が多くない者同士だが、いないよりはいいのではないかと思っていた]
ん、そうだね
シンヤか、ナオじゃないかな
器の感情は、関係ないけれど
あまり積極的でない人は、困る、かも
[連れ込むのも、楽ではないし]
どうする、私が連れ込む?
それとも、君…―――
あ、名前、なんだっけ?
仁ね…――――
等しく降り注ぐ、優しさの名前
覚えたよ
私は、紅(くれない)
勿論、偽名
[本当の名は、魂の端
掴まれる事は、服従を意味してしまうから
本名は、普通は名乗らない]
大丈夫…―――
任せておいて
[ふぅ、と器に息を吐く
異性の体に宿った時の、代表的な霊障
異性から避けられるようになる、という物]
…――――
情けないね
[そう、言ったけれど
笑ったりは、しなかった
ふわり、器の肩から離れて
仁の頬に、触れてみる]
ほら、男の器は不便でしょう
こういう事、男の器じゃ出来ないもの
[1] [2] [3] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了