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現実、いまだにこうやって
村の辺りを彷徨っているわけだからね。
我ながら未練がましくて嫌んなるけどさ、
結局終わるまでは成仏できないんだろうね。
この調子だとさ。
[どこか他人事めいた物言いでこたえる]
そういえば、カウコは狼にやられたんだね。
その前は狼に動きはなかったみたいだけど
いよいよあいつらが「本気」になったのかねえ?
離れられないのならば、最後まで見届けるのもまた一興じゃろうて。
[生前と変わらぬ口調で答える男は、生ある者達へと意識を向ける。]
ああ、カウコが狼に食い殺されるところなら、見ておったよ。
もともと彼らは本気じゃったろうて。
[動けなかったのには、なにか別の要因があるかのよう。
見知ったものを語る口ぶりで呟き。
もっとも――今はもう、彼ら、とは表現できない狼使いへと視線を向ける。]
ヘイノとラウリはどうしたんじゃろうなあ……
そうだね。
こんなことになってちゃ、他にやることもないし。
[諦めもついたのか、
あっけらかんとした口調で言い放つ]
元々本気…動けない事情ってのも謎だね。
好きなように操っている以上は
最初から食欲なんて関係はないんだろうけど。
…少なくともヘイノの死因は狼とは無関係、か。
[視線はヘイノ宅にある亡き主の死体と
車椅子に乗った訪問客に注がれる]
―知己と見えた最期の刻―
[レイヨから受け取った血は呪へと吸われ。
確実なのは、今日レイヨが狼には殺されないこと。
全ては巡り合わせ。
本人の血を得て、自らは指先からのひとしずくで事足りたがゆえに安静を欠いた。
其の日、其の時、其の場所でなければ"そう"はならなかっただろうか。]
……――。
[予感はあったのかもしれない。
されど微塵も感じていなかったのかもしれない。
そこで見えた影に――名を呼べば、軽口のひとつも叩き合う彼女にかける声はなく。]
[ざわついたものが何かを知覚する前に、背後から飛び出した暗い塊は――3つ。]
……―ちっ
[一瞬の反応の遅れが明暗を分ける――。
3という数が一瞬以上の空白を生み出したことが明白なら。
押さえつけられながらその采配を振るった"狼遣い”を睨みつけたとて威嚇にもなりはしない。]
――、あ? ざけんな、
悲鳴も、あげさせなかったくせに、よく言うぜ……。
随分と、でかい……"一発"に、なっちまったな。
[大した抵抗も出来ず3匹の狼に押さえつけられた体は、それでもまだもがこうと力を入れるも動かせはせず。]
[今夜でなくとも。死ぬ事もないと。
目の前に屈んだトゥーリッキに。
押さえつけられたまま攻撃も出来ず――だからといって詫びも媚びもせず、敵意を込めるまま見上げ。]
……、どうだっていいんだよ、んなことは。
お前、……、なんで――、
[続きを飲み込んだのは、終まで言うを躊躇ったのやもしれず。
明かされる"ワケ"に怪訝な顔を向けたのも一瞬、]
今ー―この瞬間に、俺が、……っ
―――うぶ、……、っ、
[言葉の合間、かかえる重さに吐き出しかけた息ごと、トゥーリッキの靴先を叩き込まれ――脳髄まで響いた衝撃と刹那消える視界と。
首か口腔か顎か喉か、チカチカ巡る痛みと程なく訪れる酸欠に続く言葉も奪われ――されど意識までは奪ってもらえず――]
……っ、ん、
[震えたのは寒さにか、それとも虫の息と化した体の起こす痙攣ー―言葉が耳に届いても記憶まで沁みたかどうか。
相手が靴先を抜く頃には、狼の抑えがなくとも動けはしなかっただろうけれど。
"頭目"が去り、無数の狼が囲うを感覚だけが理解し、仄か浮かべた色が表情として象られることはもはや*ない*]
…おや、新しいお仲間が来たようだね。
[肉体を失った者がこちらに来るのを
見つければ、いつものように
*手をあげて挨拶に代えた*]
ほんにのぅ。
死後ぐらい自由にさせてもらいたいもんじゃが……
[やれやれと肩をすくめて見せる。
つい癖で杖を握ろうとして、ただ、手を握っただけにおわり。]
さてのう……どんな事情なのかはわしにはわからんが……
けれど、あそこまで包囲しておいて此れだけ動くのが遅れた理由は、あるのじゃろうて。
[ヘイノ、という言葉に意識をそちらに向ける。
自宅で死んでいる家主の姿にふう、とひとつ頷き。]
そのようじゃのぅ。
誰かにころされたようにも見えぬが――はて、何があったのやら。
―???―
[引き裂かれた意識がまた結び始めたのはいつの頃か。
心残りで?
誰かの呪いで?
理由はない――今自分はまだ、村に居る。]
死んじまったなぁ――……
[思い出すのはトゥーリッキが"そう"だったこと。
約束の"一発"はそのまま致命傷。]
そういうんは、サービスって言わねえだろ。
[苦笑いしか浮かばないけれど――この地において今は寒さも痛みもなく、場を動くことも容易い。]
[同じくこの村に留まる死者の気配にか寄せられて。
もっとも――自分が知るのは報せを受けたウルスラと、自身の手で殺したビャルネの死だけ。
ビャルネには会いたくねぇな、と思考が望むのと、目の前に当人を見つけたのはどちらが先だったか。
共にウルスラが居たなら、生前同様、いつもの通り挨拶するのに肩竦めて――同じく手をあげる。]
[どことも知れぬまま、宙を漂い、村の中を眺めている。
ふと、新たにやってきた魂の気配に視線を向け。
そこに己を手にかけた相手の姿を見れば、口元をゆがめた。]
やはり、お主もやってきたか……
どうやら死したものはどのような死であってもとどめられるようだのぅ……
[いったいどのような神の悪戯なのかわからんが、と軽く肩をすくめた。]
[やはり、と言われるとばつが悪そうに少し視線を背けて。]
――本当に狼遣いじゃなかったみたいだな。
レイヨから聞いた。
[謝罪はそれでも紡がぬか――]
"いじめて"悪かったな。
[それは"殺し方"への謝罪。
殺したことへは誰にも詫びることは出来ないから。]
これも、誰かの呪いなのかも、な。
[等しく留まらされる現状にか呟きひとつ。]
レイヨは死せるものを見るまじない師のようじゃのぅ……
[静かに返す声は、殺されたことへは言及しない。
殺し方のみを謝る男にやれやれと肩をすくめて。]
ほんに、痛みを長引かせるやり方がうまいのぅ……
わしは狼使いではないが、狼使いが誰かはしっておったからのぅ……アレが続いて逐ったら白状してしまったかも知れんなあ。
[それはあたたかな室内で、雪の冷たさに体温と血を奪われなければの話。]
――呪い、か……村の者達の思いか……それとも、ドロテアかのぅ。
[一度、声を届けただけで沈黙している贄の娘にちらりと視線を向けた。]
まあ、よいわ……
どうやら村も、容疑者がへって浮き足立っているようだしのぅ。
どうなることやら、高みの見物をさせてもらうかの。
[くす、と小さく笑み、その場にとどまっている**]
――みたいだな。
[それを確信に変えたのは。]
褒められても嬉しくないスキルだな。
本来壊れたモンを直すのが仕事だってのに。
[その他、頼まれごとなら出来ることは――時に許容を超えてもぶっきらぼうにこなすのが日常。]
……知っていた?
何故。
[語尾上げぬ問いかけ。
たった二音に留めたのは意味に幅を持たせるため。]
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