人狼物語 執事国


134 白鳥の歌 2nd

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【独】 塗装工 ゾウサク

/*
あの世的な別世界に放置。
勝手に皆に会いに逝くかもしれないよ。

(-120) 2013/12/24(火) 23:41:51

【独】 塗装工 ゾウサク

/*
>>-119ユウキセンセ

もしかして:オチはない

(-121) 2013/12/24(火) 23:42:37

【独】 塗装工 ゾウサク

/*
おお、ありがとう、ありがとう。
死後の世界なんでもあり、的な感じで
いつも通りに先生にも接触してみるさね…

速度おっそいので、おかえしものんびりでどうぞだよ

(-123) 2013/12/25(水) 00:00:20

塗装工 ゾウサク

自販機周辺

[院内は今日もあたたかい。
気温の問題ではない。
肌に伝う空気が、人々の空気があたたかいのだ。

消毒薬の無機質な香りとか
寒々とした壁の白さだとか
そういったものを一切感じないのが、

自分が、死んでいるからだなんて気づく筈もなく]

 ――やあ、先生
 休憩かね、……俺ちもなんか飲むかなァ

[ポケットを漁る。
生前にはなかった筈の硬貨や札が数枚、入っていた。
ブラックの缶コーヒーを購入し]

(36) 2013/12/25(水) 00:14:48[別世界]

【独】 塗装工 ゾウサク

/*
クルミちゃんもおやすみだよ
俺ちは明日夜は居ないけど
皆の痕跡を眺めてによによしたいなァ

(-127) 2013/12/25(水) 00:25:08

塗装工 ゾウサク

[ゴトリ。
落ちてきた缶珈琲を拾い上げて
喉を潤す。
眠気覚ましには矢張りブラックが一番だ。
「休憩だ」という彼に頷きながら
伸ばされた視線に、暫し思案し]

 うん… 胃に悪いけどなァ、
 砂糖とかミルク入ってると、飲めんのヨ

 先生、アンタさんは――

[ちらり、青年医師の胸元辺りを確認する。
名札の類はしていただろうか。
そもそも、娘達の噂に昇っていた医師が
彼だとは、断定出来ないが]

 うちの娘達が、外科の先生に
 「いけめん」が居るとはしゃいでたよ

(38) 2013/12/25(水) 00:33:51[別世界]

塗装工 ゾウサク

[大丈夫、の言葉に「んだなァ」と頷く。
医者に言われると、大丈夫な気がしてくるから
不思議なものだ。

目元を擦り、それでもまだ見難い名札を確認すべく
数歩、先生へと近づいた。
親御さんも、何か縁あってつけたのだろうから
その名を知っても、笑うことは無いだろう]

 そうか…、「結城先生」の事かどうか
 今度、聞いてみるさね

 アンタさんは、結婚はまだなのかい?
 最近の若い人は、独身の方がいいって思想も多いようだけんど

(40) 2013/12/25(水) 01:00:35[別世界]

塗装工 ゾウサク

[誠実な医師を思い、些か一方的な感想を続け]

 アンタさんはさ、早く結婚して
 子ども作った方がいいよ

 子煩悩な感じがするしなァ…

[子どもはいいぞー、と、先の孫の顔を浮かべて笑い。
のみ切った珈琲の缶をゴミ箱へ転がすと、
軽く手を挙げ「またなー」と挨拶を残して
廊下を進んでいった*]

(41) 2013/12/25(水) 14:57:58[別世界]

【独】 塗装工 ゾウサク

/*
ユウキ先生、お相手ありがとうございましたー!
お見合いおじさんみたいになってしまった…

いよいよ今日が最終日ですね。
帰宅は24時過ぎになってしまうので
ご挨拶を。

このたびは、年末のお忙しい中に参加して頂き、ありがとうございました!
また機会がありましたら、一年後あたりに同じ題材でやりたいな…と思っております。
次は茄子さんに建てて頂くでも、また私が建てるでも、他のどなたかが建てるでも…

お時間が許す限り、楽しんでいってくださいなーヽ(・ω・)ノ**

(-128) 2013/12/25(水) 15:04:54

塗装工 ゾウサク

[リノリウムの床を進むと
右手に、中庭が見えてくる。
満開の桜の下、談笑する女性と男性の姿。

男性はスーツ姿で、女性は…
確か先般、車椅子の同じ女性を描いた気がするけれど
今は、しっかりと二本の足で立っていた。

白いワンピースの裾が風に浚われ
その後を桃色の花びらが追い掛ける。]

 今日は暖かくて、いい天気だなァ
 出掛けるなら、迷子になるなよォ

[知らない二人だけど、親しげに声を掛けた。
否、きっと知っていたのだと思う。
同じ場所に集い、同じ場所で切なさと優しさを
享受した、俺たちは仲間… なのだと、思う]

(58) 2013/12/26(木) 01:36:54[別世界]

塗装工 ゾウサク

 
 
[あたたかな、けれど意思を持つ強い風が

櫻の花びらを、粉雪へと、変えた。]
 

(59) 2013/12/26(木) 01:37:31[別世界]

塗装工 ゾウサク

[若い男女の姿は桃色の雪の奥へと消える。

中庭には雪が積もり、傍には小さな少女と――
古めかしくも懐かしさを感じる、
カフェの女中さんの姿があった。

彼女があの老女の今の姿なのだと気づいても
その矛盾に、疑問を覚える事はなかった。
男は一生懸命、小さな雪玉を転がして
雪だるまを作り上げた]

 ほうら、できた、できたぞー
 優しい顔をした雪だるまさんだなァ

[なァ、と二人へ微笑むと
二人も嬉しそうに、笑っていた。
こんな情景を絵に描いたっけ…

懐かしさに、目頭が熱くなった]

(60) 2013/12/26(木) 01:38:04[別世界]

塗装工 ゾウサク

[雪が、空に向かって降っている。
それに従い、男の身体がふわりと浮いた。

やがて屋上へ、その身は降り立つ。

純白のウェディングドレスを来たお嬢さんの姿に
双眸を瞠らせた。

煙草を吸う、あのお嬢さんだった。]

 そうか、ロッカちゃんは嫁に行くんさネェ

 ――おめでとう、おめでとう…、


 『かみさま』と、幸せになァ

(61) 2013/12/26(木) 01:38:41[別世界]

塗装工 ゾウサク

[天から、花嫁へと迎えがやってくる。
その姿は白い光に包まれて
はっきりとは見えないけれど
あれが『かみさま』なのだろう。

お嬢さんは嬉しそうに、あの日見たのと同じように
へにゃりと緩んだ微笑を覗かせている。]

(62) 2013/12/26(木) 01:39:14[別世界]

塗装工 ゾウサク

[さようなら、愛しき日々よ

『自分にとって、何が良い人生で、何が悪い人生か』


男は今一度、自分の綴った言葉を脳裏へ馳せた]

 そう、悪い人生じゃなかったんさ

 最期に、ありがとう、って思えたからなァ……
 

(63) 2013/12/26(木) 01:40:11[別世界]

塗装工 ゾウサク

[男の魂は大気へと溶けて

カタクリの花を、迎えに行った。

カタクリの花言葉なんて、男は知らなかったけれど、

『耐える寂しさなど、今は無いんだよ』と
抱き締める為に――*]

(64) 2013/12/26(木) 01:40:34[別世界]

【独】 塗装工 ゾウサク

/*
おしまい。
蔵作さんは幸せに逝けた…と思います。

そしてその信念通り、血縁はなくとも
最期の地で同じ思いを甘受した同志たちと
来世でもきっと、出会うのではないかなと。

(-137) 2013/12/26(木) 01:43:55

【独】 塗装工 ゾウサク

/*
来世では、
もっと身内にも優しくなれるように。

クルミちゃんはかわいすぎるので
来世では、およめさんになってください()

嘘。うん。
来世で、会おうね。

(-140) 2013/12/26(木) 01:53:30

【独】 塗装工 ゾウサク

/*
クルミちゃん、おやすみなァ。
遅くまでおつかれさんだよ。

既に眠った皆もおやすみ。
また何処かで、逢えたら。

俺ちはゆるゆる閉じるまで見てるよォ。

(-141) 2013/12/26(木) 01:55:22

【独】 塗装工 ゾウサク

/*
深いな…天満たん

何に縋っていきていたか、とかもあるだろうし
けれどやっぱり難しいな、死に際に願うこと、って

(-145) 2013/12/26(木) 02:12:53

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