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[よその病棟に入って怒られないのだろうか、と思ったが、お婆さんは師長や医師たちよりもずっと年上なのだから、怒られないのかもしれない、と思った。]
えへへ。お誕生日に、もらったんです。
おばあちゃんのお人形さんも、かわいい。
[羊を口元に掲げて、笑う。
それから、人形に羊の鼻先を近づけて]
「こんにちは。おなまえはなんていうの?」
このこ?このこはね。ぽーちゃん。
まっしろふわふわの、ひつじだよう。
[お人形のほおを撫でて、千夏乃は答えた。]
お人形さんは外国からきたの?長旅だったのね?
――もしかして、おばあちゃんが子供の頃のお話、だったりするんですか?
[目をまるく見開いて、問う。]
……こはるちゃん?
[突然飛び出した名前に、首を傾げる。
千夏乃は個室だし、あまり他の子供と面識はない。]
わかりません。わたしが知ってるのは、三つ隣の部屋の、あっこちゃんくらい。でも、あっこちゃんはまだちいさいんです。わたしより大きいひとは、えっと
[そういえば昨日の、と、彼の名を思い出そうとした時、談話室に当の本人が、現れた。]
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