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てるてるぼーず、てるぼーず……。
[川原に生える木の枝の上。
川面に張り出すそこに腰掛け、ぼんやりと歌いながら、傘を回す]
もーちょっと、かな。
……あと、少し。
[呟く目が見つめるのは、増水して色の沈んだ水の流れ]
『堰』を越えられれば。
[それは、遠い昔の戒め]
ここから、出られる。
[封じられたナニかの渇望は、現状を忌避する少年のこころと結びついて]
……なんにもない、ここから。
[歪んだ共生は、互いを浸食しかけていて]
……だから……。
[空間を共有する声が届かない今、存在は願いにのみ傾倒してゆく]
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なんとなく、書いておいてみる(なんとなくって。
しかし、上手くまとまるんだろうか、コレ(とおいめ。
赤でのお互いの設定とか、全然あわせてないもんなー。
オレは思いついたらぽんぽん放り投げてたけど。
ばーちゃんの設定は、結局よくわかってないオレorz
[川面から、右手に下げたてるてるに、視線を移す。
半泣き顔のてるてる坊主]
やっぱ、あと、一人、誰か。
送んないと、『堰』を越える水は、でねーかぁ。
[呟いて、表情のない目で周囲を見回す]
……さって、どーしよっか、な?
[呟きに返る声はない。
だから、ナニかは笑わない]
……別に、静かでいっけど。
[呟くのは、少年なのか、ナニかなのか]
いつもと……かわんねぇし。
……ジャマすんな、って言ってんのに。
[呟きの直後に一瞬浮かぶのは、苦笑い。
けれど、それはすぐに消えうせる]
『解放を阻む者には、容赦はしない』。
[零れる声は、少年のそれとは異なるもの]
/*
や ば い 。
見事にポイント抑えられてるー!
うわあああああ、どーしよ、どーしよ。
[くろねこ、鍋のなかでごろごろちう]
……やーだなぁ、ヌイっち。
そんなん持って、どーすんのさぁ?
[櫂を拾い上げるヌイの様子に、軽い声を上げる。
いつもと変わらぬ、少年の声]
……ジャマ。しないでほしーんだけど。
[続く言葉は、少し冷えた響きを帯びていた]
そー言われても、さ。
ここまで来て、「んじゃやめるー」ってのは、言えねーよ?
[セイジに返す言葉は淡々と。
続いた低い声。
ふ、と表情が失せる]
『『堰』は間もなく飲まれる。
……邪魔は、させぬ』。
[応ずる声は、氷の冷たさを帯びていた]
『堰』の先へ。
……縛から、自由に。
[零れるのは、ナニかがずっと願っていたこと]
……ここから、外へ。
[続くのは、少年の抱く幼い願い]
……なんだよ、それ。
[零れる呟きは、戸惑いまじり]
縛を超える術は、他にない。
[続くのは、戸惑いを打ち消そうとする言葉]
……『堰』の、先……。
そこに、行くには……。
[ぐらり。
不安定な相互侵蝕が、安定を欠く]
……なこと、言ったって。
[悲しませる、という言葉。
ぎ、と唇を噛んだ]
オレ、そんなん、わかんねぇもん。
[正確には『忘れたつもり』。
そうしないと──耐えられなかったから。
誰もいない家とか、話もろくにしない父親とか、そういう冷たさに]
『何をして正と、何をして誤と成すか。
我は、我の在り方のままにゆくのみ……!』
……ジャマ、すんな、セイちゃん。
オレは……オレは、ただ。
[低い声で、ぽつりという。
傘を握る左手に、力がこもった]
『望みのままに在るを愚かと言うか。
そは、生命の所以。
我は、ただ、『我ら』が望むままに……!』
[それよりも、更に低い声は少年の心の奥に棲みついたナニかのもの。
歪んだ共生の果て、互いに互いを侵蝕したそれらが望むのは、現状からの解放のみ]
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