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─村のどこか─
[人気のないほうに逃げているうちに、自分がどこにいるのか分からなくなった。
強い日差しの野道で、半身を上げて辺りを見回す]
(どこだろう。
ボクはバックンじゃないのに……)
[途方に*暮れている*]
盆踊り会場
[今年もまた、迎え火の季節がやって来た。
昨年と同じ様に今年もまた設営の手伝いをしていれば、周りの人の話し声が聞こえてくる]
…ああ、そうか、去年のことか。
[昨年の迎え火の日の翌日、アンが姿を消した。村では神隠しと言われているが]
神隠しなんて非現実的な。
[ぽつりと呟く]
多分家出じゃねーかね。ま、誘拐されたとかで酷い目にあってなきゃいいんだけどなぁ…
[最近あった陰鬱なニュースの事を思わず連想してしまい、顔をしかめた]
[程なくして、準備もあらかた片付いた]
よし、と。暫く休憩してくるよ。
[近くの人に声をかけて、広場を離れる。そして村の中へと歩いていった**]
[村の中をゆっくりと歩く。
アンの姿を最後に見たのは、丁度去年だっただろうか。
炎の向こうにいたアンの姿を思い出して…
軽く目を瞑った]
まだ設定が固まりません、すみませんorz
キャラが割りと現実派だから、神隠しとか信じてないし…大体ニキちゃんの声も聞いてないというか信じてない感じなんだー。
…ほんとどうしよう…
[盆踊り会場。作業する人たちに麦茶を配ったり、ほんの、ささやかな手伝い]
……そうですね、今年は少し、出店の数がすくないかも。村長さんは、盛り上げて欲しいって言っていたけど。
[会場に、村長の姿は見えない]
無理もない、です。
[わずかなため息]
……と。
[手伝いの駄賃にと差し出された飴細工にいくらか目を見開いて]
ふふ。お駄賃を頂けるような歳ではありませんが、有り難うございます。
[良くできた出目金の形に微笑むと、盆踊り会場を、ぶらり*]
[今年は少し早めに、祭り会場へと足を運んだ。出店の様子を眺めていると、一年前のことを思い出す]
あれは、何だったのかなぁ。
[ちらちら揺らめいていた焔のようなそれは、人混みの中を見え隠れしながら動いていって。そして、一人の少年の肩口にそっと止まると、淡く白く光って消えていった]
ひ……ヒトダマとか、だったりして。
でも。綺麗だった、すごく。
[会場をぐるりと見渡すと、今年もその少年が来ていた]
あの子だ。金魚屋の。
……えーと、誰だっけ。名前、名前。
あれくらいの年の子とは、あまり話さないからなぁ。
女の子なら別だけど。
[浴衣だけではなくて、洋服やら鞄やら、仕立ててくれと頼まれることは多い]
あ。マシロちゃんだ?
[飴細工を手にした少女の姿を見つけ、小さく手を振ってみた]
[今年は誰からも浴衣を頼まれなかった。祭りだというのに、何となく村全体が沈んでいるように見えた。原因は、多分]
アンちゃん……。
……ヒトダマが居るなら、神隠しもあるかもしれないよね。
[呟いて、はっと*口を噤む*]
―山中―
[その頃、去年より一回り大きくなった少年は、裏山にウサギ狩りに来ていた]
中学生にもなって迷うとは。
畜生。
父さんどこだー…………
[視界に見えるは迎えの煙のみ]
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