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ずっと、祖母の創作だと思っていました。
絵本とか、小説とか、そういう。
けれど、一緒に入っていた白黒写真に写っていた景色は、この塔とあの屋敷と……
[黙り込んで、烏龍茶で*喉を潤した*]
どこ?
うーんとねえ。うーんと。
森で遊んでたら、池に鍵をおっことしちゃったんだ。それでもぐって探してたら、いつの間にかなんだか違う森にいたの。
あ、うーんとねうーんとね。
わたしね、本当は[屋上]で[昨晩]に[間違った方向に出発した]のせいで迷子になったんだよ。
えへへー。
[水晶玉をのぞいて真似ている]
[>>+37ぐるぐる回るルリに目を回す]
魔女じゃないから。
[語気は弱い。
が。>>37を聞き付けて]
誰が野蛮よ誰が!
[>>40にはヤケクソで]
鳥ワールドへようこそ!!
[拾い上げたイースターエッグ]
きーらーきーらーひーかーるー……
[真っ黒に塗られた殻は、所々に白い点がちらばっている]
ここは月ばかりで星が見えないわね。
[窓をちらり。
視線を手元に戻すと、殻の表面に爪を立てた]
まはりくまはりた〜
[形ばかりの呪文は何も起こさない。
地道にこそげ落とした黒い塗料は爪先を汚して、殻には太陽光を受けた猫の瞳孔のように細い白が浮かび上がる]
[ぽつりぽつりと語り出したヒナに静かに耳を傾け。]
…そうかい。お母様の血筋かね。
絵本の話と思うのも無理はない。それが普通さね。
…しかしヒナ先生は創作かと思ってた話の写真と同じ場所に来ちまった。ふぅん、この塔と屋敷と…。
[その時部屋から出て行く小さなヒヨコをちらりと見送り。
ヒナのコップに烏龍茶を注いでやる。]
[ここまで来た道のりを話すルリに少し悩んだが、ふと何かを思いついたような仕草をするとルリの頭をなでてやった。]
黒い人はそうさねぇ…。
…赤い月の晩なんて過去に数えきれないほどたくさんあったさね。弟子に館を任せてからは初めてのような気がするが…。
今まで明けなかった夜はないよ。
赤い月の夜は不安定な夜。
…まぁ、大雑把にはそういうことさね。
よく打ち明けたね…勇気ある黒の魔法使いよ。支えるあの子らも。
[水晶を見てにこり、と微笑んだ。]
[>>+43ルリの頭をなでようとしたが、黒の塗料がついた自分の指先に気付いて断念する]
あたしは、空を飛ぶどころか、ここから飛び降りたらあの世に行っちゃうわ。
でーきたっと。
[黒い卵には、元からあった無数の白い細かな粒に混じって、たった一つ少しいびつな真珠大の丸い白が増えていた]
『あら、ニワトリだったんじゃなかったの?』
[聞こえた声の方に振り返ると、ヘイケが作り出していた水晶球>>+16が目に止まる]
ぴよちゃん?
[アンの頭頂部と、足元に小さな黄色が見えた。
ヒヨコの上で、猫をじゃらすように携帯電話が揺らされている。
青い蝶に彩られてはいたが、それはまさしく自分の物で]
あたしの!!
[ガタッと音を立てて立ち上がった拍子に、手からは卵が転がり落ちてテーブルの端へと向かい出した]
ふふ・・・空はそう簡単には飛べないよ。
みっちり修行でもするかい?
[いたずらっぽい笑みを浮かべる。]
そういやぁ黒を感じ取りやすい力の質ってのも赤い月の晩には現れやすいという話もちらほら聞いたことがあったかねぇ…
[そう言ってちらり、と見るのは。]
っと!
[転げる卵を慌てて止めて、>>+49ヘイケの笑みには営業スマイルを返す]
あいにく、教員の仕事が忙しいので遠慮しておきますわ。
ニワトリは空を飛ばないものです。
[一拍おいてから肩を竦めて、視線をそらす]
黒とは何のことでしょう。
[水晶玉越しにヒヨコに念じる]
とってこーい!!
[他に何を言ったらいいのかわからない。
水晶の画面がまっ黄色になった]
寄り過ぎ、寄り過ぎ!!
[電話にまつわる騒動を認識しているのかいないのか、別のことを懸命に祈っている]
神様仏様ブラック・ジャック様〜!!
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