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ただいま。
[いつもと同じように、自宅の玄関へと入った。人気がなく静まり返った屋内を見回す]
母さん?
……居ないのかな。
[ガラガラっと音を立てて、戸口が開く。その先には母親の姿。声をかけようとするけれど、彼女は自分の体をすり抜けて歩いていく]
わあ……。やっぱり消えちゃってるんだな、俺。
[母親は、足早に部屋へと入ると、力なく座り込んだ。その背中は随分小さくて、そして、少し震えているようで]
……もしかして、鬼の目にも涙ってやつですか?
[茶化すような口ぶりなのは、確かめるのが怖いからで。震える背中に近付くことも出来ずに]
親不孝でごめんな。
[頭をガシガシ掻くと、踵を返した]
どうするかな……。
[家族の悲しむ姿を見ながら家に居るのは辛い。かといって、どこかに行くあてもなかった]
とりあえず、神様に挨拶でもしに行きますか。
[呟くと、神社へと向かった]
神様やあい。
[ぱん、ぱんと手を鳴らしても、返る声は無い。
ため息をついて、境内の木陰に座りこんだ。]
呼んでおいて、来たらほったらかしなんて、無責任なんだから。
[相手は人とは違う理を持つ存在。
責任を問うたところで意味は無いと分かっていたけれど、人としては文句の一つも言いたくなる。]
ま、文句を言っても仕方ない。
あたしに出来る範囲で、帰り道を探すか。
光野さん、誰かに会えたかなぁ。
[結局、神隠しにあっただろう人には誰も会えなかった。
こちら側にいる人なら救えるかも知れないけれど、自分の手が届かない場所に居る人はどうすることも出来ない。]
もしかしたら、会えるかもって思っていたのにな。
[遠い昔に、消えてしまった人を思って少し笑ったとき、声(>>+38)がして振り向いた。]
永嶋さん?
[居ることは知っていたけど、彼が自分を見かけ、声をかけていたこと(>>+32)には気づいていなかったから、目を瞬く。]
[相手の姿を認めると、自然とその手首に目がいった。
蛍川の女が言っていた言葉が脳裏に蘇る。
彼女の言葉が本当かはわからないけれど、自分なら、一緒に落ちるより自分が踏みとどまって引き上げたいなと思った。]
永嶋さんがこっちに居て良かった。
あっちの世界に戻る方法を探そうと思うんだけど、熱中症は、大丈夫ですか?
[どことなく浮かない顔の男に、そう訪ねた。]
永嶋さんと萩原さんは、どういうカンケーなんですか?
[少し距離を置いた位置に立ったまま、グリタとイマリに問い掛けた]
[途中で見かけたグリタの姿には、少し驚いた顔をしてから、手を振り返した]
……やはり、消えた者同士なら見えるのだな。
[彼を見送ってから、呟く。続けてペケレに会えば]
ああ。久し振りだ。
元気、というのは違うだろうが……
今はそれほどうろたえてはいないな。
[そんな事を言って。イマリに会ったという話など聞いただろうか。それから、彼女とも別れ]
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