人狼物語 執事国


189 あおいろ幻歌

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学生 ハツネ

[この世界に来てからどれくらいの時間が経過したのだろう?
それとも、時間が停まっている世界なのだろうか?

初音はのろのろと動いてベッドから離れた。
頭痛は少し残っていたが、寝る前よりはずっとましだ。
天井扇からの風のおかげか、悪夢を見たにしても、気分はそう悪くない。]

 落ちついて……大丈夫……

[深呼吸をしながら、自分に言い聞かせる。]

(30) 2016/07/22(金) 17:55:12[診療所内]

学生 ハツネ

[腕時計を持っていないし、スマホの画面は相変わらずなので、
自分が診療所に入ってから何時間になるのかはわからなかった。

昔ながらの洗面台で手を洗い、顔を洗いながら初音は兎の発言を思い出す。

2度現れた兎>>1:#2>>2:#1は、
『鍵』と『螺子』を探せ、できなければこの空間が崩れて海に沈み、
初音たちは帰れないかもと言っていた。

『時計』の修復を望んでない力が働いている、とも……。]

(31) 2016/07/22(金) 17:57:03[診療所内]

学生 ハツネ

[ハンカチを洗って絞りながら、初音は考える。
出会った誰かが『時計』の修復を望んでないのだろうか?

ウミは何かを探している>>1:7ふうだったし、
「兎に探しものを頼まれた」>>1:27とも言っていたが、
本人は展望台から動く気がないようでもあり。

出会ったときからパオリンは友好的で、町へ行くこと、
初音と同行することには積極的だったように思える。>>1:111
けれども、『鍵』と『螺子』を探そうとはしていなかった。

展望台でウミと出会っていたというゼンジ>>2:3は?
飄々としたマイペースな反応だったし、真意はわからない。]

(32) 2016/07/22(金) 17:59:31[診療所内]

学生 ハツネ

[濡らしたハンカチを額に当てて、初音は顔を上に――天井扇のゆるやかな風に向ける。

兎の口ぶりでは時間がなさそうだったけれども、
出会ったウミ、パオリン、ゼンジの3人はちっとも急いでいるふうではなかった。]

 誰かがこの空間を消したがっている……?
 でも、この空間が何のため存在するのか…わからない…

[兎の言葉を全部信じるわけにもいかないと思う。
そもそもの元凶は兎かもしれない。
呼びこまれた人間が右往左往するのを、どこからか眺めて面白がっているのかも。]

(33) 2016/07/22(金) 18:02:27[診療所内]

学生 ハツネ

[結局、確かなことは何一つわからないのだ。
キーワードは、『鍵』、『螺子』、『時計』、そして]

 ……海?

[そういえば、青い波の幻覚を何度も見た。]

 海に……何かある……?
 『鍵』か『螺子』が…………?

[思いつきだったが、手がかりもない現状、
場所を絞って探すしかないようにも思える。

初音ひとりが海岸へ行ってそうなるわけでもない気はする。
するが、このまま診療所にいるのも落ちつかない。]

(34) 2016/07/22(金) 18:14:34[診療所内]

学生 ハツネ

[初音は待合室のベンチでヴァイオリンを取り出した。

あの暑い日射しの下を再び歩くと思うだけでうんざりする。
自分を励ますために、1曲、好きな曲を弾いておこう。

アストル・ピアソラの『リベルタンゴ』を弾き始めた。**]

(35) 2016/07/22(金) 19:15:00[診療所内]

化粧師 ンガムラ

[事の初めからわけわからんという感想には全面同意だ。
問題は一番わからんのが自分の意志ってとこだけどな。


一体、俺は、どうしたいんだろう?]

そう、ですね。

[苦笑浮かべた相手は>>27理由が知りたいと言う。そりゃそーだな、うん。とまた納得したけども]

おかしくはないと思いますよ。

[声に出たのは、どこか微妙な物言いだ。
だって、それが当然なのに、俺は、今まで、そんな風には思わなかった。
理由を知らなくても、判るような気が、して......]

(36) 2016/07/22(金) 21:19:38[海岸の方]

化粧師 ンガムラ

......理由、知りたいなら、海に行くといいかも。

あそこに沈んでます、きっと...

[あの歌は、あの海の底から聞こえているから*]

(37) 2016/07/22(金) 21:27:11[海岸の方]

学生 ハツネが接続メモを更新しました。(07/22 21:35)

若旦那 ゼンジ

[おかしくないと思う、と。
問いに返った言葉>>36に、ゆると首を傾ぐ。
話す相手の内心は知れないから、そこに感じる違和感も言語化しきれない、けれど]

 ……海に?
 文字通り、沈んでるっての?

[言いつつ、遠い潮騒を辿るように視線を巡らせて]

 ……なんで、それがわかる、ってのは。
 聞いても大丈夫なんかねぇ。

[冗談めかして言いながらも、足は既にちらへ向いている。
行けばわかるというなら行くしかない。
そんな、単純な思考が働いていた。*]

(38) 2016/07/22(金) 21:49:38[海辺の街中]

若旦那 ゼンジが接続メモを更新しました。(07/22 21:50)

学生 ハツネ

[譜をそのまま弾くのは難しくないが、
タンゴらしい哀調や色気を音色に乗せるのは大変難しい。
自分の音色に納得がいかず、3回も弾き直したが、
音楽にこだわっている場合ではないのだと思い、
初音は弓をおろした。

大きく息を吐く。
名残惜しく思う気持ちを吐き出す。

ヴァイオリンと弓を丁寧にケースにおさめると、
学生鞄とともに片手で提げ、

初音は立ち上がった。

飴色の木製のドアを押し開いて通りへ出る。]

(39) 2016/07/22(金) 21:51:10[診療所内]

化粧師 ンガムラ

歌が、聞こえるもんで。
あんたには、聞こえませんか?

[多分、疑いを含んだ問いに>>38俺は素直に答えていた。

  『見つけないで』

と、そう、聞こえた声は、俺が、彼と出会った時に、聞こえなくなっていたから]

(40) 2016/07/22(金) 21:55:21[海岸の方]

学生 ハツネ

─ 診療所前の通り ─

[通りには誰もいない。
どこからか風鈴が鳴るばかりだ。

夏の日射しは遠慮なしに照りつけていて、
影の位置は最初の遊歩道のころから変わっていないように思えた。]

 タイムリミットがあるなら、
 残り時間がわかるよう教えてくれればいいのに……

[目の前にいない兎へ愚痴をこぼしながら、
初音は歩き出した。

海へ。]

(41) 2016/07/22(金) 21:57:44[診療所前の通り]

化粧師 ンガムラ

[夏神という男と一緒に、海岸の方へと戻る道を歩き出す。

俺はもう、確信し始めていた。

「鍵」と「螺子」それが、人の中にあるのなら、それはきっと...]

(42) 2016/07/22(金) 21:59:01[海岸の方]

化粧師 ンガムラ

[潮騒の音が聞こえ始める前に、どこかで別の音楽が聞こえた。>>39海の中からの歌とは違う「生きた音楽」]

ヴァイオリン、かな?

[その音色もやがて途切れて、あおが目の前に広がる砂浜に至る*]

(43) 2016/07/22(金) 22:03:20[海岸の方]

若旦那 ゼンジ

 歌?

[理由を問うた言葉に返る問い返し。>>40
思いも寄らぬそれに、数度瞬いて]

 ああ……ずっと、聴こえてるわ。
 しょーじき、幻聴かと思ってた……いや。

 そう、思いたかった、って言うべきかもだけどねぇ。

[瞬きの後、また息を吐いて。
からん、ころん、と響く下駄の二重奏。
それに被る音>>43は、先に離れた少女の姿と結び付く]

(44) 2016/07/22(金) 22:12:08[海辺の街中]

若旦那 ゼンジ

[やがて、目の前に広がるのは鮮やかなあお。
砂浜のしろとのコントラストに目を細めつつ。

懐に手を入れ、そこに隠したもの──鎖に通した二つの指輪を軽く、握り締めた。*]

(45) 2016/07/22(金) 22:12:15[海辺の街中]

化粧師 ンガムラ

[懐に手を入れた夏神の仕草に、自分の懐にある手紙を思って、俺は、なんとなく笑ってしまった。

ああ、多分そうなんだろう。

懐に隠したものは、捨てたくて捨てられなくて、忘れようとして、決して忘れられないもの]

俺はね、海と朝顔に思い出があるんだ。

[言葉は、隣の男に聞かせるためか、海の底に隠れる何かに向かって落とすのか、俺自身にも判らない]

(46) 2016/07/22(金) 22:23:50[海岸の方]

化粧師 ンガムラ

好きな女に、初めて出会ったのが夏の海で......彼女の好きな花が朝顔だった。

[朝顔は、夜に見た夢を朝に咲かせる花のようだと言った彼女は、眩しいくらいに真っすぐに、自分の夢を追いかけていて......俺は]

俺は、意気地が無くて、彼女を攫って来れなかった。

(47) 2016/07/22(金) 22:31:46[海岸の方]

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生存者 (5)

若旦那 ゼンジ
80回 残6361pt
合唱部員 イマリ
39回 残7385pt
化粧師 ンガムラ
60回 残7114pt
留学生 パオリン
3回 残8917pt
学生 ハツネ
43回 残7589pt

犠牲者 (2)

告げ人 アン(2d)
0回 残9000pt
翻訳家 モミジ(3d)
1回 残8980pt

処刑者 (1)

灯台守 ウミ(3d)
32回 残8047pt

突然死者 (0)

参観者 (0)

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