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[透ける手を見つめて]
この体じゃボイストレーニングも無いだろうし。
うむ……どうしようかしら。
アイディんティティ崩壊の危機かもしれないわ。
あれ? 居ない?
[考えているうちに姿を消した2人に驚いて、きょろきょろと辺りを見回し、アトリエの扉が開いているのに気づく。
中を覗き込み手を合わせる若旦那にお辞儀をする]
安置してくれたのね。ありがとう。
怪談……だわね。確かに。
おかしいわ。どうしてこう恨めしいとか何か出てこないのかしら。
やりたいように生き過ぎてたからかしら。
でも、やり残したことなんてたくさんあるのよ。
……うらむ相手が誰だか分からないから、かしら?
人狼COがあるとおさまりやすいのかなー。
不確定要素が多すぎて宿泊客を処刑しようって気にはならないもんね。どのRP村も。
それ以外はー。んー。だめだな。情報がなさすぎるのか。
そこが近代人狼物の欠点なのかなー。何か上手い技もありそうじゃけど、なにぶん経験がないんだよね、ぼく。
[手のひらを閉じたり開いたりしながら、誰も居ないアトリエでの片隅に置かれた毛布を見つめる]
まだ、実感が無いだけなのかしら。
……そうよね。
いきなり死ぬだなんて思わないし。まだまだ若いのになぁ。
いろんな歌、歌いたかったなぁ──。
[去っていくセイジに軽く手を振る]
オカマの若旦那さん……似合いすぎるわ。
何か気付いたら、セイジ君に知らせよう。うん。
[アトリエのイスに腰掛ける]
ふぅ。少し疲れちゃった。
ん? 何かしらこれ。
[すみっこにあるスケッチに目をとめる]
マチコだ。
……どんだけ仲良しなのよアンタたち。
まだ帰ってきてないみたいだし、客に心配かけてるわよー。もー。
どんだけ心配かけてもいいから、ちゃんと帰ってきなさいね。わかった!
[絵の中で幸せそうに微笑んでいるマチコに指を突きつけると、ぴしりと言った]
置いてくるまで出て行ったらざくろさんたち寂しがるかなー。
うむー。自分が死ぬのは別にあんまり問題ないんですけど。
とかセイセイは考えていたりします。
基本的に死が身近なのであんまり動じないんですね。
せめて顔を拭いてきてあげるべきだったかなあ。
それにしても誰がやったのだろう。
ああ。それも聞けたらよかったな。
あ、アンさんの手紙とかがあるなら探さないとです。
みたいな。くつろぎぷり。
[アトリエの中で、ゆるやかに目を閉じながら、ザクロの歌を歌い始める。
姿の見えないアンの魂が、安らかに、天に昇っていることを祈るかのように。
ジロウとマチコが、無事であるように。
皆が無事であるように。
そして──あの人に手紙が届くように]
──。
[歌い終えると、優雅に一礼する。
そして誰もいないことを思い出し苦笑する]
なんかクセになっちゃったわね。
アンちゃんに聞こえて居ればいいのだけれど。
みんなは、どうするのかしら。
[するりと壁をすり抜け、アトリエを後にした]
[部屋に戻ると、もう一度お人形をぎゅっと抱きしめました]
もう、怖いことなんておきないよね。
おきないよね…
[怖いこと。自分がやったこと。
でも、それは自分が自分じゃないような、そんな感じ。
よく、わからない。わからない]
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