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―回想―
カナメ、ありがとう。
――さようなら。
[カナメ―否、それは「カナメ」の振りをした、別のものであったのだけれど―の声は、別れを告げて途絶えた]
…プレーチェ。ごめんです。
「それでも生きるしかない」って教えてくれたのに。
ごめんね。ルリは――もう――
『じゃあ……どうしてルリちゃんは──死者の声を聞くことが出来るの?』
――おもいだしたよ。
[「君に贈ろう、この鍵を。
いつかきっと役立つだろう。
ただし「時」が来るまで「扉」を開けちゃいけないよ」
歌うように告げたその人物の手で、ルリの体内へ隠された鍵。
特定の者をのぞいて、受け入れぬよう作られた扉を、開く鍵。
「お誕生日おめでとう。生きて、生きのびてくれ」
しかし、その願いが叶う事は――]
[感じる。心喰らう者の、どこか哀しくて暖かい食欲を。
泣き顔で笑って、そしてかえろう]
もういないはずのルリが、たべられてペケレのいちぶになる…
ふしぎ――これも結びつきの一つのカタチかしら。
[ふと心に蘇るは、緑で描かれた少年――]
扉が開けば、いい。
ほんとうは ペケレのためでも 誰のためでもなく
ただ開きたい だけかもしれない。
[諸共にとりこまれ、ペケレの記憶へ追加される鍵の、
そのキオクを認証すれば、冷たい扉は、彼女を――鍵持つ者を受け入れるだろう]
―???―
[淀みのない子守唄が流れている]
らいでん…
[目をこすってぐずって、
泣きだす寸前のよな、顔をしていたに違いない]
まだ、寝ないもん。
そうだ、あの歌のがいい、うたって。
「Daylight See the dew on the sunflower〜」から、はじまるの。
[ねだると、大きな手が頭を撫でてくれてた]
[さいごに取り出して眺めたのは、そんな思い出――*]
[プレーチェを見ていた]
[ごめんなさいとか、そういう言葉は口をつくことはなく]
[じんわりと胸が熱を帯びる]
記憶は記録……過去が積み重なったもの。
ここには、あなたが居る。
ありがとう。
『命を食べるということは、結ぶこと』
[スピーカーから擦れた声が響く]
『遠い昔、世界の結びつきがすべてほどけた──』
[カナメが語る話は、遠い神話のように聞こえた]
[開けない夜、続く冬]
[大地は分断し、人は散り散りになったという]
[ここに眠るのは未来に希望を託されていたもの]
ノアの方舟。
[カナメの話を聞いて出てきたのはそんな言葉で]
……私とか混ざってる時点でどうかとか……。
[世界のほころびが見つかって、ほどけ始めたのはあっというまで、コールドスリープマシンの製造が間に合うわけでもなく、その時代、すでに眠っていた者たち、間に合って入ることを選んだ者たちがここに運ばれた]
『ここだけではない、他にもありましたよ』
どうしているのかしらね。
私たちが目を覚ましたということは──もう出ても、大丈夫なのかしら?
『……恐らくは……』
[カナメは生態系は変わっているであろうということを告げた]
私は行くよ。
第一の鳩にでも何でもなってやろうじゃない。
[ガラスを突き破る樹を見上げた]
[空に浮かぶ知らない星座]
[笑みが自然に浮かぶ]
?
[視界の端に入ったガラスケースには、綺麗なウェディングドレスがあった]
[表面についたほこりを払うと、まだピンが着いているのが見える。縫いかけらしい]
『ビゼさんが作っていました』
『このドームを閉じた方々です』
……着ることはなかったのね。
[細かな刺繍を寂しげに見やる]
『ビゼさんが亡くなった後、所長がここに納めました』
……これは?
[厳重に鍵を掛けられた本を見つける]
『日記帳です』
……。
[こんなやりとりが、あと<14>回は繰り返される]
こんにちはですよ。ペケレさんはいってらっしゃい。
……ネタに対しては感想すら
うまく出てこない自分に結構絶望出来ます。
SNSでプレーチェさんのイラストを拝見してきました。
雪か霙でも降り出しそうな雰囲気でしょうか。
此方の台詞をお気に召して戴けたとのこと、光栄です。
…だいぶレスが溜まってますが、何分遅レスなもので
終了までにお返し出来る自信がありません、と先に。
さびしくとも嬉しい、とも言えますからね。
反省よりは甘えて戴きたい気がしますよ。
[ふくりと笑みを燻らせて、ルリの正面へ屈む]
ぱぱフラグも、いいんじゃないでしょうか。
途中から予想はしてたのもあるんですがね?
ストレートにパパでもいいし、
ご多忙なお父上の秘書だった、でも通じるかと。
…私が死後数千年という問題はまあ、おいといて…
『しかしながら、きちんと機能する保証はありません』
[管制室が語る話を聞いているうちに、思い出された言葉。
父と母と、変わり果てた“世界”で辿り着いたのは、どこだったのか]
Good night honey.
[ペケレの背中を見つめる表情は、陰りを帯び始める]
目覚めたのはあたしだけ?
それとも、あたしも起きなかった?
[思い出そうとすると、チリチリと乾いた鈴の音が聞こえた]
怖い夢を見ませんように。
悲しい夢を見ませんように。
目覚めるときに孤独でありませんように。
[ペケレの左手に手を伸ばし、小指に触れる]
新しい夢を見れますように。
[自分がいつか祈られた言葉に、願いを一つ追加して、ゆっくりと*となえた*]
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