4 時をかける恋愛村
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【赤】 流れ者 ギルバート
ってぇ…！
…や、ごめんごめん、お姫様。
[其の辺りは申し訳ないと思ってたのか苦笑するに留め]
ま、でも出てきてくれると嬉しいなーなんて思ってこの辺で待ってたワケだし。
それで許してくれると嬉しいんだけどな？
【赤】 見習い看護婦 ニーナ
ごめんじゃないってのー！
［苦笑を呆れ気味にみつつ］
……。
出てきてくれると、って。
出てこなかったらどうする気だったんだ……
ここら辺でいじけてた？
【赤】 流れ者 ギルバート
へいへい、ごめんて。
[ぽふぽふと頭を撫でて]
…あー…うん、花壇の辺りで寂しい人になってたかな。
だから来てくれて良かったよ。
いじけてる内に、俺風邪引いちまったかもしんねぇし。
[と冗談交じりに笑って]
【赤】 見習い看護婦 ニーナ
寂しい人って。
それはそれでよかったかも。
［真顔。］
でも風邪引かれるのは一寸問題だな。
此処には医者はいないし。
悪化したら大変だ。
【赤】 流れ者 ギルバート
…酷ぇのー…。
[拗ねた]
…ま、此の程度で風邪引くほど柔な身体してねぇけどさ。
けどニーナは看病してくれねぇの？
動物愛護の精神は？
【赤】 見習い看護婦 ニーナ
拗ねるな。可愛くない。
［ふに、とギルの頬をつついて］
看病は……
まぁ、してあげるけど……
でも引かないのが一番。
動物愛護の精神を適用すると犬扱いになるけどいい？
【赤】 流れ者 ギルバート
可愛いのはニーナで十分。俺はカッコいいって云われたい。
[ふにふにされつつ云っても笑われそうだが]
マジで？してくれるんなら風邪ひいても良かったかもなー
…って嘘嘘、冗談ですよ？
[八割本気だったが怒られる前に否定して]
……犬は嫌だ。
【赤】 見習い看護婦 ニーナ
ギルのカッコイイところを見たことがないと思う。
［真顔であったかな？と首を傾げながら］
わざと風邪引いた場合は簀巻きにして外に吊るしてやる。
［相当本気だ。］
……じゃあ猫？
【赤】 流れ者 ギルバート
えー？ニーナの基準高くねぇ？
[ぷに、と頬を突っついた]
……済みません、本当勘弁して下さい。
[そっと涙を拭う素振り]
猫でもなくてさ…人間の、恋人としてがいいんだけど。
【赤】 見習い看護婦 ニーナ
そう？
だってほんとにギルがかっこいいなーと思うところ、
まだ見てない気が……
［うーん、と首を傾げながら］
……じゃあ言うなやるな。
ギル愛護の精神？
【赤】 流れ者 ギルバート
…ちぇ。
ニーナに愛想尽かされねぇように精々頑張ります、ってね。
けど…それならニーナもニーナで物好きだよな？
[くつくつと笑って]
ギル愛護？ははッいいな、俺限定だし。
そうそ、其れでよろしく？
【赤】 見習い看護婦 ニーナ
……。
別に私はギルがかっこいいから好きになったわけじゃないもん。
［ぶー、と膨れながら］
じゃー愛護の精神を発揮して風邪引く前に戻る？
それとも何処か行きたいとこでもあった？
【赤】 流れ者 ギルバート
…。
はは、それはそれで凄く嬉しい言葉を頂いちゃったな。
[一度眼を瞬いた後、嬉しそうに口元を緩めた]
んー…花壇んトコ行こうかと思ってたんだけど。
ニーナが風邪引いたら大変だしな、戻るか？
[と、手を差し出して]
ところで俺たち明日どうやって振舞えばいいんだか。
皆からすりゃ逢ってねぇのが普通だよなぁ。
【赤】 見習い看護婦 ニーナ
花壇？
用事があるなら行って来てもいいよ？
私一人で戻れるし。
［差し出された手はとりあえず握って］
……。
ギルが考えなしに逃走するからじゃん！
……。
どうしようねぇ……
【赤】 流れ者 ギルバート
や、明日ってか今日の朝か昼にでも行ってくるよ。
ニーナのおかげでもっかい行く勇気が出たんだぜ？
…っつっても分からねぇだろうけど。
[秘密を打ち明けるように耳元で告げた後]
……そこはマジでごめん。
マシンの事バラすって手もあるけど…
逢わなかったフリするか？ただ妙に白々しいけどな。
【赤】 見習い看護婦 ニーナ
……花壇にいくのに勇気が必要なの？
花壇にマンドラゴラでも植えたのか……？
［一寸恐ろしいものを見るような目で］
……。
逢わなかったふりが懸命かなぁ。
うぅん……凄く白々しいな……
【赤】 流れ者 ギルバート
ま、そこはご想像にお任せしますってね？
[ニーナの反応にくくっと楽しげに喉を鳴らし]
…白々しさに俺たちが耐えられるのかどうかが問題だよな。気づかれた時の気まずさと。
……まぁ、でも、そうしておくか？
[問いかけつつ、手を引いて合宿所の方へと歩き始め]
【赤】 見習い看護婦 ニーナ
……また隠し事かー。
ギルはずるいな……
［むー、と頬を膨らませ］
……まぁ、他にいい方法もないし、ね。
しょうがないかー。
［一緒に歩きながらしかし私が黙ったままなのも変だよな、と葛藤］
【赤】 流れ者 ギルバート
ニーナが本当に気になるなら、
ちゃんと応えるし、隠したりしねぇよ？
……ま、俺のケジメみたいなもんでさ。
[膨らんだ頬を突きつつ]
…あんまり上手くいきそうになかったら、
俺が頃合見計らってニーナを呼び出してもいいし。
返事を聞きたい、ってね。
[合宿所に付くと、また明日、と笑って*男子のスペースへと*]
【赤】 見習い看護婦 ニーナ
……気にならないわけないでしょ。
でも何か、聞いたらいけないかなって。
ギルが話したいと思えば話すだろうし。
だから聞かない。
［ぷしゅ、と空気の抜ける音。］
……そだね。
まぁその辺は王子様に任せた。
［ひらひらとギルに手を振ると、*毛布の中へ。*］
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