人狼物語 執事国


87 風の音・刻の音・ワスレモノ

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学生 バク

[今抱いている感覚は以前感じたものと似ている。
さっき、泣いている先輩を前にして何もできなかった時と。
或いはもっと昔――幼稚園の頃、他の子と仲良くできなくて怒られてばかりいた時と]

あー……

[苛々と頭を掻く。嫌になる程の疎外感を何とかしたかった。
手近なところではそれしかなかったから、ポケットに手を突っ込み、とりあえずプレイヤーを取り出そうとして]


[何かを弾いたような高い音が一つ、響いた]

(75) 2012/05/06(日) 02:46:06[駅前公園]

学生 バク

え?

[顔を上げる。
続いて流れてきたのは、歌こそないけれど何度も聞いたあの曲のメロディ。
けれどイヤホンは未だポケットの中にある]

何?ドコから――

[音の源を探して、視線を巡らせ。
程なく自分の後ろ、噴水の水の中に、それを見つけた]

(76) 2012/05/06(日) 02:46:24[駅前公園]

学生 バク

『……。』

[そこには小さな男の子が映っていた。
怒っているような仏頂面で、けれどよく見れば何かを堪えているようにも見える表情で]

『……これ。』

[振り絞るような小さな声で、手に持った何かをこちらに押しつける。
そうして踵を返して、一目散に駆け出して行き――]

(77) 2012/05/06(日) 02:46:41[駅前公園]

学生 バク

[水面は揺れ、元通りの光景を映し出した。
けれど目を見開いたまま、暫くの間は動けずにいて]

 あれ、

[不意に違和感を感じて、ポケットの中を探る。
そこにあるのは音楽プレイヤーと、携帯電話と]

これって、たしか。

[小さな小さな、ワスレモノの欠片**]

(78) 2012/05/06(日) 02:46:57[駅前公園]

末っ子 キクコ

(ここ、は。)

[波の音、潮の匂い。
賑やかな笑い声。]

『こんなちっちぇーのがこわいなんてへんなの!ほらほら!』

『うわああん、たけにぃのバカー!』

『こら、タケ!おまえまたキクコいじめてんのか。』

『なんだよマツ兄!いっつもキクコのみかたばっかして!』

[あぁ、これは覚えてる。
毎年恒例だった潮干狩りの時だ。

フナムシを押し付けられそうになって、大泣きして。
兄二人が言い合いをし始めた隙にこの場から逃げだしたんだ。
走って、走って。
後ろから、お父さんとお母さんの慌てた声が聞こえたけど、止まらずに走って。]

(79) 2012/05/06(日) 02:51:05[駅前公園]

研修医 ユウキ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/05/06(日) 02:51:32

末っ子 キクコ


『きゃあっ』

[どしん、前にいた人にぶつかった。
尻餅をついて、痛みにまた涙が出て。
それから。]

(…あ、れ。)

[この後何があったのか、思い出せない。
今の私の記憶にない出来事が、目の前にある。

小さな私がぶつかった人が差し伸べてくれた手。
その手につかまって、立ち上がって。
ぱたぱたとスカートをはたいて、お礼を言おうと見上げた人は私の顔を見て驚いて、そして問われた。]

『…君のお母さんの名前は、何て言うのかな?』

『お母さんの?』

(80) 2012/05/06(日) 02:52:06[駅前公園]

末っ子 キクコ





[ぱきん。]

    [ぱきん。]


 

(81) 2012/05/06(日) 02:52:25[駅前公園]

末っ子 キクコ

…だ、め。

[答えちゃダメだ。
そう思ったけれど、止められる訳がない。
小さな私は、お母さんの名前をその人に言った。
そして、後ろから、浜から離れた私を探すお母さん達の声が、聴こえて。]

『やっと、見つけた。』

『菊子!』

[ぐい、と。
その人に腕を引っ張られる。
急にそんなことをされたから、私は怖くて泣き出して。
お母さんは、私の腕を掴んでいるその人の顔を見て、固まった。]

(82) 2012/05/06(日) 02:52:43[駅前公園]

末っ子 キクコ



『菊子を放して下さい。』

『勝手なことを言わないで。私を勘当したのはあの人でしょう。
今更、父親面されたって。』

[お母さんが見たことないような怖い顔をして、話している。
私を捕まえている人も、怖い顔をしている。

怖い、怖い、怖い。お母さん、助けて。
そうだ、この時そう、思ってた。
いつのまにか、お父さんも、この場に来ていて。
お父さんも加わっての、話し合いになった。]

(83) 2012/05/06(日) 02:52:59[駅前公園]

末っ子 キクコ



『……時間を、くれませんか。
この先10年、俺が一人で子供たちを育てます。
10年後の俺と子供たちを評価した上で、こいつを取り上げるかどうか、決めて下さい。』

[お父さんの言葉に、私を捕まえている人が頷く。
お母さんは、すごく悲しそうな顔でお父さんと私を見た。
お父さんとお母さん、二人の声は急に切れ切れにしか聞こえなくなって。

『離れたくない』『お父さんが病気で』『側に』

断片的に聴こえる声、二人の表情。
徐々に俯き、悲しげな顔をするお母さんが、お父さんの言葉に頷いて。
小さな私の手は離されて、お父さんの元に。
お母さんは、私をぎゅっと抱きしめて、そして。]

(84) 2012/05/06(日) 02:53:13[駅前公園]

末っ子 キクコ

…っ、いかないで!
お母さん、いかないで!いっちゃやだ!!

[小さな私と、同じ言葉を叫んだ。]

[お父さんの手に引かれて、その場を離れさせられた。
お母さんは振り向いてくれない。
お父さんはすごく強い力で、ぐいぐい引っ張って。
ずっと待ってたお兄ちゃん達に、お母さんは帰ってこないって説明した。
お兄ちゃん達も、泣いて。
でも、わかったって、返事をしてた。
それも、小さな私には、ショックだった。]

(85) 2012/05/06(日) 02:53:27[駅前公園]

会社員 ロッカ

[視線がぶつかる。
その表情に微笑を認めれば、遠慮がちに見上げた顔がほっとしたように解けた。]

あったんですね、ここに。
…良かった。溜息が聞こえたから、心配しちゃった。

ふふ、そうですね。

[軽口を聞いて、胸に漸く安堵が降りる。
他の行き先はと問われ、逡巡するよう握った手を顎に当てた後、口を開いた。]

(86) 2012/05/06(日) 02:54:00[ギャラリー 「刻」]

会社員 ロッカ

ありがとう。
……ひとつだけ、行きたい場所があるんです。

付き合ってくれますか? 
お言葉に甘えて、もう少しだけ。

[微笑んで、合わせた目はゆっくりと窓の外に向く。
薄い潮の香りが漂う方角。
視線の先は、海を示していた。]

(87) 2012/05/06(日) 02:54:54[ギャラリー 「刻」]

末っ子 キクコ

『おとーさんもまつにぃもたけにぃも。
どーしておかーさんがいっちゃったのをしかたないっていうの?

どうしておかーさんはあのおじさんといっちゃったの?
わたしがあのおじさんにぶつかったから?
わたしがみつかったから?

そうだ。
わたしがおかーさんのナマエ、おしえたから。

わたしのせいで、おかーさんがいなくなっちゃった。
わたしの、せいで。』

[ぱきん。
頭の中で、何かが割れた音がして。

そうだ、そのまま、私は気を、失って。
目を覚ました時には、お母さんを、忘れていたんだ。]

(88) 2012/05/06(日) 02:55:02[駅前公園]

末っ子 キクコ

[そうだ。

10年前と、今と。
父さんが変わったんじゃない。
勿論、兄達も変わってはいない。

変わったのは。
忘れてしまったのは。]

あたしの方、だったんだ。

[父も兄も母のことを口にしなかったのは。
心の負荷に耐え切れず忘れてしまった私を、刺激しないように。

私が思い出すのを、待ってくれていたんだろう。]

(89) 2012/05/06(日) 03:05:26[駅前公園]

末っ子 キクコ

……帰らなきゃ。

[帰って、父さん達に、話さなきゃ。

そして。]

お母さんに、謝らなきゃ。

忘れてて、ごめんって。

[ぎゅ、と。
手を握る自分の身体を、あの兎から感じた力がふわり、*包んだ。*]

(90) 2012/05/06(日) 03:07:43[駅前公園]

末っ子 キクコ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/05/06(日) 03:10:34

経営者 ズイハラ

― ギャラリー 刻 ―

ハハ、それは悪かった。
忘れていた物を一気に思い出した反動でね。

[本当はまだ全部でないから、だったかもしれない。けれどそれも嘘ではない。
六花の表情が緩む>>86と同じくホッと胸を撫で下ろし]

勿論。男に二言はないよ。
……海?

[そうか、と小さく頷いて。入口まで大股に近づくと扉を大きく開け放って背中で支え、道を譲った]

(91) 2012/05/06(日) 03:11:39[ギャラリー刻]

会社員 ロッカ

― ギャラリー 「刻」 ―

そう、海。
正確には灯台……灯台の上、なの。

[確認のように問われて、頷く。>>91]

……あっ、
ありがとう。レディーファースト?

[道を空けてくれる動作に、瞬いて言葉を切った。
そう言えば、こういう風にされたのは始めてだ。
女の子扱いが少しくすぐったくもあり、くすくすと笑いながら礼を言う。
刻の扉が閉まる涼やかな音色を聞いたなら、真っ直ぐに海の方角へ。来た道を辿るように。]

(92) 2012/05/06(日) 03:39:41[ギャラリー 「刻」]

会社員 ロッカ

― 海辺/灯台 ―

ここから、上にのぼれるんです。
多分、開いてると思うんだけど―― 開いた。

[階段の前扉が施錠されていないことを確かめると、
とんとんとん、とリズミカルに外部階段を上る。
時折振り返って、手招きしながら。]

昔はこんな色だったのよ ね。
今の真っ白な灯台に慣れちゃうと、びっくりしちゃうな。

……10年前は、灯台守のおじさんにお願いして、
よく此処に登って、海を見てたの。

[階段を上りきると、急に風が強くなる。
小さな灯台だから、展望場は然程広くない。
うーんと伸びをして、省吾が上がり切るのを待った。]

(93) 2012/05/06(日) 03:40:20[ギャラリー 「刻」]

薬屋 ライデン、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2012/05/06(日) 03:57:27

経営者 ズイハラ

灯台か。登った記憶がないな。

[くすぐったそうな笑い声には、たまにはね、と笑って返す。鈴の声を後に六花の背を追いかけて]

お、とと。

[どうにか登った灯台の上は少し狭かった。
手摺を掴んで何とか身体を固定すると、興味深そうに眼下に広がる景色を眺めた]

へえ、これはなかなか。
灯台守もちゃんといたんだ。
すぐ近くなのに知らなかったな…。

[吹き抜ける風に目を細めながら、続きを聞こうと六花の顔を見つめる]

(94) 2012/05/06(日) 04:13:44[灯台]

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生存者 (6)

学生 バク
60回 残4164pt
髪結い ホズミ
42回 残4641pt
会社員 ロッカ
101回 残2322pt
末っ子 キクコ
68回 残3686pt
経営者 ズイハラ
102回 残2142pt
時間屋 ヂグ
30回 残5105pt

犠牲者 (2)

告げ人 アン(2d)
0回 残6000pt
チカノ(4d)
12回 残5645pt

処刑者 (3)

お針子 ビセ(3d)
21回 残5234pt
薬屋 ライデン(4d)
156回 残697pt
研修医 ユウキ(5d)
131回 残1484pt

突然死者 (0)

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