人狼物語 執事国


59 アポトーシス-雪解けの合図-

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視点:


【赤】 墓守 ユージーン




 ああ…
 ええと…、

[男の眼には、靄の向こうに、集会場の影が見える。]

 ……

(*0) 2010/03/18(木) (夜食の時間)

【赤】 墓守 ユージーン




 人の、集まるとこ……
 …、いかねえと──

[ずる。と墓地から、足を引きずるように、
 その男は、集会場に向かった。]

(*1) 2010/03/18(木) (夜食の時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ

──…ああ。

ああ。ひとつ、思い出したよ。


ユー、ジーイ、 ン。

(*2) 2010/03/18(木) (夜食の時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ


次は──…ツギ、ハ。
先に 殺さな  きゃ。

[微かに口の端が笑う。]

(*3) 2010/03/18(木) (夜食の時間)

【赤】 墓守 ユージーン

[妙な踊りに巻き込まれながら]


 …… 因果。って、奴、でしょうかね……

[ぼそり。と男は、誰に向けてか呟く。]

(*4) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 墓守 ユージーン

 おれは。まあ、……
 … なんだっていいですけど。

[独り言じみた口調は、どうやら裏も表もかわらず]


 ところで… "書生さん"。

[表の名前を口にされた男は、
 少々遠回りに──相手を呼称で呼んだ]

(*5) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 墓守 ユージーン



 …こっちのおれは、…"隠"(イン)ですよ。

 もしかして、
 … その辺も……、
 お忘れになってたりします?

(*6) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ

いん、が。


─…じゃあ。
これは、もしかしたら。

チャンス、なのか。

[ぼそりと響く、小さな声。
常の耳ならば届かぬほどの小さな声を、常ならぬ耳が拾う。]

(*7) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ

……えっ

だって、きみ。
ユージー……

[言いかけた言葉が、舌先で凍る。
丁寧に、静かに、言葉の先の感情を見せない物言いに



 ─── 記憶 が ]

(*8) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ


…、…"隠"(イン)

 [確かめるように、繰り返す。]

…ああ。

 [漏れたのは、溜息のような声。]

(*9) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ


僕、……は。

[分からない。][殺してやる。]
[コロシテヤルコロシテヤルコロシテヤル]


………、…?

[ぐらりと頭が揺れた。]

(*10) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ



  ──…ヤ…、ン。


[音のみが伝わる。]

(*11) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 墓守 ユージーン


 ……チャンス…。

[聞こえた単語を、復唱しながら、
 かくり、と、男は首を横に傾ぐ。]

 ……、

 …さあ…、
 どうなんでしょうかね。

[ぼそぼそと──感慨もなく口の中呟くのは疑問。]

(*12) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 墓守 ユージーン


 … そうじゃないかもしれませんし、
 そうともいえるかもしれません。

[男の言葉は曖昧に続く]

 書生さんは…、
 なんか、

 やりたいこと、あるんですか。

[質問の言葉はどうでもいいことを尋ねるような調子でもあり]

(*13) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 墓守 ユージーン

 ……

[そうして返事が返るよりまえ、
 名乗った名前を呼ぶ声に一瞬の間をあけ]


 …── はい。

[応じるより、そうです。と、肯定するような声で、
 男は、相手に返事をひとつ返した。]

(*14) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ

だって。
今度は──…今度、は。


[言葉の先、思考がすり抜ける。
酷い頭痛を堪える表情で、額に指先を当てた。]


──チャンス、だ。

[そうすれば][──消えてしまえ]

(*15) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ

──やりたいこと。

[そんなこと。決まってる。
次は──ツギハ。あんな、風に。]


……嫌だ。いやだ。イヤだ、イヤダ。
イや だ………

[聞きたくない。][音]


やりたいこと、なんて…決まって、る。

[指先が震えた。]

(*16) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ


同じじゃ…、ないのかい?

───隠(イン)

[はっきりと、その音を呼んだ。]

(*17) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 墓守 ユージーン

 …………。

[青年の声をした──特定のモノにしか聞こえない、
 その呟きを、男は、黙って聞いている。]


 …………

[特に途切れた先を促す言葉はないまま、ただ、答えにあわせて、ちら、と青年に投げる視線だけが男がその声を聞いている証拠だった。]

(*18) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 墓守 ユージーン


 さあ。

[繰り返される拒絶の意思もつ言葉には、
 やはり瞬きを返す。同じじゃないのか。と、
 問いに、かく。と首を傾いだ。]


 …… どうでしょう?

[よくわからない。と、男の声には熱がない。]

(*19) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ

だって…。

[だって、と。

かつてもこのように、語ったことがなかったか。
返るのは沈黙、けれど言葉が届いていることは識っている。


 ──以前から。]

(*20) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ

僕たちは…

[死んだ][殺された]
[──……が、死ねば良かったのに]


『また』殺されるために─…目覚めたわけじゃ、ない。

[言葉にすると、更に寒いようにぶるりと震えた。
そうして、熱のないもうひとつのモノへと視線を向ける。]

(*21) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 墓守 ユージーン

 あんたさんよりゃ、
 おれのが、長生きしてると思いますが──、

 そいでも、わかんねえってことはあるみたいでね。

[ぽつぽつと、男は、自分のペースを保ちながら話す。]

 たとえば、まあ、

 …人様の心ンなかとか。

[呟きながら、足先に視線を落とし]

(*22) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 墓守 ユージーン

[視線を落とした先の足。ちろ、と陽炎じみて影がゆれて、]


 …なんだって、こんなことになってるのかとかです。


[男の靴が透けて、その下の床板が見通せた。]

(*23) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ

人の、心の中…?

[意表を突かれた風で、ふと口を噤む。
朴訥と語る口調、つられたように同じく足元に視線を落とした。]

──…ああ。

[自覚してしまえば脆いもの。
差し伸べた手の甲を透かせば、その向こうに相棒の姿が見えた。]

(*24) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 墓守 ユージーン

 …まあ。

 あんま、おれも、
 殺されたくはないです。

[こちらを見る視線にそう答えるも、
 やはり声に熱はない。]

 人に殺されると、…こう。


 無闇と、痛いんで。

[かく。と首を前に出して、
 片手で、こり。と骨ばった首の背を押さえた。]

(*25) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ

──……。

[ふ、と。
口元が笑みを刻む。どこか、暗く。]

(*26) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ

あは。
あはは。ははっ…。

僕たちにも、痛みはあるのかなあ。
あるのかな、隠?

もっと、もっともっと痛くて苦しいことが…?

[そして][冷たくて]
[────…かった]

(*27) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ


──…陽(ヤン)

また、そう呼んではくれないのかい?
こんな村…こんな場所。

[思い出も。大切な……も。]
[これは、──チャンスだ。]

(*28) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ



──すべて消えて、なくなってしまえばいい。


[呪詛のように、声が低く響く。
そうして、音を、全てを閉ざすように*目をとじた*]

(*29) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 墓守 ユージーン

 ………さあ。痛いか試す気にゃあんまならんです。

[男は、瞬きをし、青年の唇に浮かぶ、
 仄暗い笑みを見ている。]

 ……


 まあ。

[たぶん。と、その笑みから視線を避けるように、
 床へと落とした男は、先を続けて]

(*30) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 墓守 ユージーン


 これも。


 …… なんかのご縁なんでしょうし。

[指先で、陽が嫌がる十字を切り]

(*31) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 墓守 ユージーン

 あんたが、
 もう──全部、消しちまいたい。ってンなら、
 まあ。

[未練のあるもんもないですし。と、男は言い]

 お手伝いくらいは……しますよ。


 … 陽(ヤン)さん。

[生前と同じ──死人のような陰気な声で、
 青年の名前を呼んだ**。]

(*32) 2010/03/19(金) (眠る時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ

─ 回想:或る冬の日 ─

[さらさらと、微かな音を立てて雪が降る。
小さな村を閉じ込めるように、その日も雪が降っていた。>>41

───……。

[さく、と軽い音を立てて雪を踏みしめる。
見上げた窓には、頼りないほど小さな明かりが灯っていた。]

(*33) 2010/03/19(金) (働く時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ


─────…。


[少しの間。

黙ってその明かりを見つめる。
その瞳に色はない。

ただ、……は。と短く息が落ちた。]


『あれ、こんな時間にどちら様?』

[──警戒心の、欠片もない。いつもの、笑顔。]

(*34) 2010/03/19(金) (働く時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ

───………… ……… …。


[記憶はすべてが戻っているわけではない。][けれど]


[戻らない。

     あか ]

(*35) 2010/03/19(金) (働く時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ


[そして]



      [ おんがく ]

(*36) 2010/03/19(金) (働く時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ

───……。

僕は……そう、だ。
望みだ。


[声は、かすかに。
聞こえない声、音を持たぬ音が風に乗る。]



───…せなかった。

[囁きのように]

(*37) 2010/03/19(金) (働く時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ


──…隠。


……、何を考えて… ?


[中途半端な問い。
変わらぬ陰気な佇まいを脳裏に描き、小さな部屋で*目を閉ざした*]

(*38) 2010/03/19(金) (働く時間)

【赤】 墓守 ユージーン

[男はフォークで緑に色づいたブロッコリを転がす。
 近くに食事を拒否した青年の姿はない。]


 ……

[その小さな囁きは、
 聞こえていないのか、気にしていないのか
 男の沈黙はどちらともどれる。]

(*39) 2010/03/19(金) (働く時間)

【赤】 墓守 ユージーン

[すぐに口に運ぶでもなし、
 ぷかぷかと浮かぶ野菜を行儀悪くつつき]


 ……聞きてえことがあるんなら、
 しゃんと言ってもらえねえと……わからねえですよ。

 陽さん。

(*40) 2010/03/19(金) (働く時間)

【赤】 墓守 ユージーン

[湯気のたつ食事の風景を眺めながら、
 それがあることを確認するように、芋をころがす。]


 ……

(*41) 2010/03/19(金) (働く時間)

【赤】 墓守 ユージーン


 どうも。
 … 腹ァ、すきませんでね。

[沈黙を挟んで。ぼそ。と、話しだすのは、
 問いかけからは、テンポがずれたような婉曲な話題。]

 ……前は、こうじゃあなかった気がします。

 たしか。

(*42) 2010/03/19(金) (働く時間)

【赤】 墓守 ユージーン


 もうちょっと、

 おれらは…、"食餌"に困ってた筈だ。


 ……違います?

[問いかける男の食事は、遅々として進まない。]

(*43) 2010/03/19(金) (働く時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ


…、"食餌"…?


[聞こえてきた声に、肩が揺れる。
テーブルの上には、暖かな食事。野菜たちの鍋。

けど、それは──]


…………。

[手が止まる]

(*44) 2010/03/19(金) (夜食の時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ

(……ああ)


僕たちは──…

[あかい][血が]


   [──あかい]

(*45) 2010/03/19(金) (夜食の時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ

──隠。



”死者”の魂にも、味はあると思うかい?

(*46) 2010/03/19(金) (夜食の時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ

[僅かに哂う口調。
意識は、かのひとの上に。


自警だ、なんだと自分たちを閉じ込めて”死”に追いやった──]


──邪魔者は、


  [ 消してしまえば 良いではないか。 ]

(*47) 2010/03/19(金) (夜食の時間)

【赤】 書生 ハーヴェイ


……だろ?

[蘇った記憶に、微かな笑い声が混じった。]

(*48) 2010/03/19(金) (夜食の時間)

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生存者 (3)

書生 ハーヴェイ
177回 残1998pt
修道女 ステラ
33回 残4766pt
墓守 ユージーン
120回 残2074pt

犠牲者 (4)

自警団長 アーヴァイン(2d)
8回 残5751pt
学生 メイ(3d)
69回 残4112pt
流され者 ギルバート(4d)
31回 残4888pt
吟遊詩人 コーネリアス(5d)
118回 残2597pt

処刑者 (3)

語り部 デボラ(3d)
7回 残5819pt
仕立て屋 ヒューバート(4d)
87回 残3696pt
(∩゚д゚)アーアーきこえなーい キャロル(5d)
33回 残5199pt

突然死者 (0)

参観者 (0)

発言種別

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