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[するり]
[触れた手はそのまま絵の中へと滑り込み]
[後に残るは一枚の絵画]
[にこり]
[絵の中では青い髪の少女が微笑んで]
[すまし顔で座っている]
[気配に気付いたのか、気付かぬのか、アーヴァインは変わらぬスピードで歩き続ける。
景色の色は目まぐるしく変わりゆき]
ん?
[少女の甘い香りが*届いた気がした*]
[ふわり]
[ここは絵の中]
[極彩色が漂う場所]
人が居る。
可哀想に、閉じ込められたんだ。
[くすくす]
[楽しそうに笑いを漏らす]
可哀想に、もう出られないよ。
[くすくすくす]
[笑いながらふわふわりと空間を漂う]
[外に居た時のような不安げな表情は無く]
[楽しそうな笑みばかり*浮かべている*]
[サイレーンの歌のような、風の音のような、軽やかでそれでいてどこかせつなげな声に包まれる]
何か、足りないな……。
[あかく燃え盛る太陽も、あおく広がる海も、アーヴァインに温度を感じさせはしない。
それなのに、鼻腔をくすぐる花のような匂いは消えることがない]
可哀相、なのは――。
[足を止め、振り返り、わずかに見上げ]
誰だ?
[それは、真夜中に不審な影に問うのと*違わぬ口調*]
[眠ったときと同じように、ゆっくりと目を開ける]
[そこは見知らぬ場所]
あれ??ここどこだろ?
メイさん?くまさん??
傍にいたはずなのになぁ……。
けど。なんかここあったかいや。
綺麗だし。
なんだか……、そう……。
ふああ。
……眠い。
[世界は静かで。ただ。ただ。美しい]
[極彩色の世界を眺めているうちに、また*眠りに落ちていった*]
わぉ、また占い外れてる。
ある意味すごいよね。
編成がダミー、占い師、狂人、聖痕、ピクシー、共鳴者、狼、呪狼で8人?
白が出て溶けないのは、狂人、聖痕、共鳴者。
スノウとマキはこの中のどれか。
ってことは、ニーナ、ウェンディ、メイ、トビーの中にピクシー、狼、呪狼。
中身はスノウ=セバスちゃんは決まりかな。雰囲気が。
マキがろこあさんだと思う。
秋国さんがトビーと思ってたんだけど、あれから発言ないし違うかな。
でも秋国さんは女性キャラ使わない気がするし…うーん。
うさこさんはウェンディ辺り?
雰囲気はニーナかなと思ったけど、発言時間とト書きの仕方が違うっぽいし。
[アーヴァインは、丸くなって無防備に眠っている金髪の少女を見つけた。
そこでようやく気付く]
明るい。
[懐中電灯をなくした両手を見下ろし、次いで、*空を見上げた*]
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[スッと高く指を上げて、指揮をとる。
四拍子の短いメロディは美しく流れた。]
ウェンディ、呼ばれたのはあなたみたい。
[目を細める。同時に音が止んで、手を降ろした。
振り返ると、もうそこにウェンディは居ない。
きっと大好きな絵の中へ。]
いいなぁ。
‥‥‥あたしも、呼んでくれればいいのに。
[ぽつりと呟いて。
再び壁に背を預け目を瞑る。
先程まであった温もりの名残を感じながら眠りについた。
間も無く白熊が、無くなった温もりに気付くだろう。]
[まどろんでいる]
[世界の外側のことはよくわからない]
ふあぁ。
なんでこんなに眠いんだろ??
でも。……なんだか気持ち良い。
ふわふわしてる感じ。
[まどろみながら考える]
[途切れ。途切れに]
ん?
[人の気配がしたような。誰かがいた気がしたような]
気のせい……??なのかなぁ……。
[と。ふたたび*目を閉じた*]
[くるり]
[視線を感じて振り返る]
[そこには誰も居ないのだが]
[気配だけは感じられて]
…貴方なの?
またあたしをここに戻したのは。
[じっ]
[何も無い空間を睨みつける]
[聞き取れなかったが何事か声がすると気配はすぅと消えて行き]
…折角外に出たのにな。
[ぷぅ]
[頬を膨らませて抗議する]
[その相手は既にここには居ないのだが]
[アーヴァインは、たどり着いた湖の水面を覗き込んだ。
虹色をしている水と、映りこむ空。自分の顔。
その奥、空の向こう、遠くとおく声が届く]
何が、足りない?
『…違うよニーナ。
ここに戻ったのは私の意志』
[ぴくり]
[聞こえた声に眉を顰める]
…ニーナ…。
アンタの仕業だったのね。
あたしは外に出てもっと楽しみたかったのに。
外に出てもアンタの支配力が強くてろくに遊べなかったのに。
[ぎろり]
[自分の胸の辺りを睨みつける]
[声は自分の中から聞こえる]
[それはもう一人の自分]
『だって…外は怖いよ?
こっちの方がずっと良い…』
全く、ニーナは臆病なんだから…。
あたしは外で遊びたかったの!
[ふんっ]
[腕を組んで顔を背ける]
[自分の中でニーナが身を強張らせた]
これはリアルなおもちゃ!リアルなおもちゃ!
悲しそうにしててもリアルなおもちゃ!
あーーもう。
なんで動揺してんのあたし!
でも・・・・・・もしかしてって思ってる。
不思議なことが出来たあの時から、思ってる。
[外から聞こえた声に、顔を向けた]
おや。
君はたしか――。
[記憶を辿り寄せる。どの位置にあった絵画の少女だろう。
そして、自分が彼女と同じ世界にいることに、やっとのことで気付いたのだ]
[くるり]
[聞こえた声に振り返る]
…ああ、警備員のおじさん。
そう言えば閉じ込められてたっけか。
[ちらり]
[胸の位置で腕を組んだまま]
[横目で視線を向けた]
抱き上げるとか優しいなー、メイ。
別にそういう気遣いを催促しているわけではなく、単に小動物+子供フェロモンを足してアピールしているのだが、こうも普通に優しくされるとおじさんほろりときてしまいますよ。ありがとう。運命の絆の相手があなたでよかったでゴワス。
マキも好きだよ。
おじさん。
[自分がおかれている立場よりも、その一言が胸に突き刺さる]
ま、君から見たらおっさんだろうけどね。
[湖に右手を浸す。揺れる湖面は、七つより多彩な色を孕む]
美術館の怪談が本当にあったとはな。
[存外に落ち着いているのは、覚悟があったからなのか、未練がないからなのか、戻れる確信があるからなのか]
怪談。
[くすり]
[おかしそうに笑いを漏らす]
おじさんにしてみればそうかもね。
でもあたし達にとっては、普通。
みぃんないつも出回ってるんだよ?
みんな?
[鸚鵡返しにそう言って]
それはそれで、面白い。
ただ、バレたらクビだな。
[やはり、元に戻れるつもりでいるようだ。
ぽちゃん、と音が反響する]
最初普通のぬいぐるみのつもりだったけど、絵の中のぬいぐるみだったことにしたほうが綺麗な気がしてきた。
いや、まあ良いや。すべてノリでいこう。
どうでもいいけど明日あたりエピなのがベストの気分です。
おじさんが言わなきゃバレ無いよ?
おじさんだけじゃない。
このことを知った人が言わなければ。
[くすり]
[何かを含んだ笑い]
尤も、ここから戻れたら、だけどね。
大人が、こういうことを言うのは許されないだろう。
[戻れたら、の言葉に肩を揺らして笑った]
君たちは外へいけるのに、私たちは閉じ込められるのか。
まぁ、それでも構わないが。
さぁ?
あたしには分からないわね。
[ひょい]
[肩を竦めて見せて]
あたし達は自由に出入りする術を持ってるもの。
でもおじさんは違う。
入れられたから、出られるかは、分からない。
[少女の軽い調子に、微かに残っていた緊張感や警戒心はすっかり消えた]
ここでは、不老不死なのかな。
[口角をぐっと持ち上げ、右手で大きく水をすくって上空へ舞い散らした]
[きらきらと輝く様は、どこか作り物めいていて、さほど美しくはなかった]
面白いな。
[何に対してか、*目を細めた*]
ここでいきなり僕がムキムキのマッチョになって阻止するのが正しいのか、あるいはヒューバート氏の出方を待つのが正しいのか。果たして正しい作法はどういうものだろう。かなりわかりません。
慣れているマキくんがいきなり高速回転しながら飛んでヒューバートの胸を貫くとかそういう展開だとわかりやすいんですが。
あとPTなくて肝心な時に枯渇が怖い。
誰か大声出すか、男に触れるかすると消えます。
そうしましょう。
ところで、サマリーを左に移動させても、更新すると下に戻っちゃうんだけど、これ直らないかなぁ?
ここは絵の世界。
時間の流れは無いわ。
あたしも、ずぅっと昔からこのまま。
でも”人間”がここに来てどうなったのかは知らないわ?
興味が無いもの。
[ふふん]
[鼻を鳴らす]
…ああ、もう一人居たっけ。
[ちらり]
[聞こえた声に僅かに視線を向けた]
いや。今が肝心な時か。明らかにそうだろう。
しかしここでスノウが突如超能力に目覚め、メイの抱擁を振りほどいて重く分厚い硝子製の灰皿でヒューバートの頭蓋骨を砕くようなアメリカナイズされた男らしさは僕には存在しなかったわけです。守護者だけど能力はランダムですし。
き、消えただと!?
なんか何もしていないうちにメイが自分で切り抜けてしまった。この後はどうすればいいんだ。
よし、とりあえずコミットしておこう。
ウェンディ。
ふぅん。
アンタも閉じ込められた口だね。
[くすくす]
[楽しげな笑いが漏れる]
このおじさんと同じで。
[ちらり]
[傍に居る警備員に視線をやった]
閉じ込められた??
この美術館から出られないってこと?
どーしてなの?
……ねぇ。
どうしてそんな、笑ってるの??
[不安そうに尋ねる]
さぁ? どうしてなんだろうね。
[くすくす]
[今度は意地悪そうな笑み]
アンタがここから出られないかもしれないから、かな?
ここは絵の世界。
あたしはここの住人。
でもアンタはそうじゃない。
閉じ込められて、出られるか分からない。
だからおかしいのかもね?
あたしは次の夜になればまた外に出られる。
でもアンタは出られるか…分からない。
[くすくす]
[漏れる笑みは*絶えない*]
どういうこと??わかんないよぅ。
[うつむいてしまう]
出られないかもしれない……って。
それって……。
ふあぁ。
や、やだなぁ。
また眠くなってきちゃったよぅ。
どうしてなのかな??
[目の前の少女に問いかける]
[しかし。答えを待つより先に、目を閉じてしまう]
何だか。ホントは。
やらなきゃいけないことがあった気がしたんだけどなぁ……。
[そう呟きながら*うずくまった*]
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