113 【飛び入り歓迎】フィンランディア人狼騒動【R17】
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学者 ニルス に 1人が投票した。
蛇遣い トゥーリッキ に 7人が投票した。
養蜂家 ダグ に 1人が投票した。
蛇遣い トゥーリッキ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、村娘 イルマ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、司書 クレスト、学者 ニルス、雑貨屋 イェンニ、盲目 マティアス、写真家 ユノラフ、役人 ミハイル、養蜂家 ダグ の 7 名。
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 05:01:39
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/15 05:02)
―クレストの部屋―
[部屋に入り、顔まで覆ったシーツを持ち上げると――
クレストは、健やかな寝息を立てていた>>2:259。
サウナに立ち寄り調達したバスローブの侭、
ごろりと横に転がると、狭い。]
………暖は取れても、夢見最悪だろこれ。
[添い寝をするように促されたものの、
目覚めた後のクレストの嫌がりようを頭に描けば、
少し哀れだと考えながら、腕を頭部の下へと通し、
腕枕の状態で身体を横にし、瞼を伏せる。]
(0) 2013/06/15(土) 05:08:49[コテージ・裏口]
Спи, младенец мой прекрасный,
Баюшки-баю.
Тихо смотрит месяц ясный
В колыбель … твою…….
[オクタヴィストはそらで覚えた子守唄を口ずさみ。
クレストの眠りを更に深いものへと誘った。
その内――ミハイルも歌の途中で眠ってしまう。
クレストが識る者だと分かっていれば、
こんな皮肉な状況を向ける事など、*無かったのに*]
(1) 2013/06/15(土) 05:18:47[コテージ・クレストの部屋]
役人 ミハイルは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 05:22:45
役人 ミハイルが接続メモを更新しました。(06/15 05:22)
─回想─
待てよ。
[ミハイルらの問答を押し黙って聞いていた男が、立ち去るニルス>>2:244に向けて重い口を開いた]
お前が選んだ相手だろう。見届けようとは思わないのか。
[しかしおそらく、返ってきたのは皮肉か沈黙であっただろう]
(2) 2013/06/15(土) 07:36:29[コテージ]
─処刑時─
…俺も行こう。
[何人かが立ち去った後、トゥーリッキの処刑に向かうミハイル>>2:252に申し出た。
体格のいい自分であれば、もしもの時にも押さえられるだろうから]
すまない。
[トゥーリッキの両肩を後ろから押さえる。
暫くして、どすり、という重みが伝わり、トゥーリッキから力が抜けるのを感じた。
返り血を浴びたミハイルが、彼の耳元で何か呟く>>2:265のが見えたが、内容までは聞こえず。
追悼の言葉を述べたのだろうと判断し]
…嫌な役目、押しつけちまったな。
[煙草をくゆらせる役人>>2:266の肩を叩き、大部屋へと戻った]
(3) 2013/06/15(土) 07:37:12[コテージ]
[まだ、マティアスはいただろうか。いれば隣に座り、居なければ酒瓶を持って彼の部屋を訪れ]
…終わった。
[そう、告げた]
眠れそうもねぇんだ。
暫く付き合ってくれないか?
[返事も待たずに、片っ端から酒を煽る。無茶な飲み方をしているのはわかっていても、止めることは出来ず。
男は、初めて酔いつぶれた**]
(4) 2013/06/15(土) 07:37:27[コテージ]
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 07:39:03
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 07:39:49
― 昨晩・大広間 ―
[重たい瞼は、このような状況であっても
次第に下がっていく。
それに抗う事がひどく億劫で、
普段なら反抗するであろうミハイル>>2:251の言葉に、
ただただ、ちいさく頷くだけ。
ただ――、イェンニの言葉>>2:254で、
閉じかけた瞳は、ミハイルに向けられて。]
[自分が見捨てたようなものだ、見届けなければ、]
[これからなにが起こるのか、容易に想像できる。
だからこそ、彼女に手を引かれるまで、
動こうとはしなかった*]
(5) 2013/06/15(土) 08:20:09[コテージ・大部屋]
―回想・部屋に戻る前―
[去り際に待てよ、とユノラフに声をかけられる>>2。面倒臭そうにゆったりと振り返り目を細めて彼を見れば、紡がれる言葉は最後まで見届けないのかという、ニルスにとっては偽善の塊でしかないもの]
見届ける義務がどこにある?
それならば君は僕と同じように彼を選んだイェンニやイルマに同じ事が言えるのか?
刃が生身の人間に突き刺さり、血が飛び散る光景を、女子供に見せる事はできるのか?
……それが出来ないのなら、正義漢ぶるな。
[見届けることが責任だというならそれは皆平等にあるものだ、と付け足す。最後にユノラフへと近付き、耳元に顔を寄せれば]
生きていれば、また明日。
[それだけ囁くとすぐに彼から離れ、部屋を出て行く。ニルスが残していったのは重さを纏う空気だけ*だった*]
(6) 2013/06/15(土) 08:20:32[大広間→自室]
― 昨晩・自室 ―
[>>2:259 結局、手を引かれた後は抵抗もなく、
ベッドに押し込まれれば、すぐに瞼は閉じられた。
視界を被う闇が、
また、あの黒を彷彿とさせて。
いちど身を震わせた後、穏やかな寝息を立て始める*]
(7) 2013/06/15(土) 08:20:42[コテージ・大部屋]
[なにもない、真っ黒ななかで。
あたたかいなにかと、
聞こえてくる歌>>1
両親が決して自分へ歌ってくれなかったそれは、
祖母が幾度も歌っていたもの。]
[もぞり、司書は一度みじろいで、
まるで子供のように、
あたたかさを更に求めるかのように、
ミハイルへと擦り寄った*]
(8) 2013/06/15(土) 08:24:31[コテージ・大部屋]
― 朝・自室 ―
[目覚めたとき、なにかがおかしいとおもった。
なんか、無駄に、あったかい。
それは、自分の熱ではなく。
薄目を開け、傍らにミハイルが居る事を
知ったときの驚きようといったら。
誰かが見ていたならば、笑われていたに違いない。]
[おい、何で。
ぎゃんぎゃんと吠えようと、口を開きかけた、
まさにその時に。]
(9) 2013/06/15(土) 08:27:01[コテージ・大部屋]
学者 ニルスは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 08:28:08
―――― おい、 なんで、お前が、
[何故。
最初の意図とは違う、
けれど似たような言葉が、司書の口から漏れる。]
[金色へと化した瞳が大きく見開かれ、
黒を背負う男へと、向けられた哀情**]
(10) 2013/06/15(土) 08:28:59[コテージ・大部屋]
司書 クレストは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 08:30:00
―回想―
[どうするのが正解なのだろう?
音のみがマティアスの情報源だ。しかし、判断するのには得られた情報があまりにも少ない。すすり泣く声ばかりが、延々と脳内に響き渡る。]
……あン?
[思案していた所で急に名を呼ばれ>>2:223、反射的に顔を上げる。]
(11) 2013/06/15(土) 10:25:54[大部屋]
……いや、俺ァ――――――
[言うべきなのだろうか。言葉に窮し、言いよどむ。言うべきではない、と思った。
けれど、どう返すべきなのだろう。どう言えば、誤魔化せるのだろう。]
(12) 2013/06/15(土) 10:26:01[大部屋]
――――――あれは多分、気のせいだ。寝ぼけて―――夢でも見てたんだろ。
もしかしたら、昔ドロテアから手記の話を聞いてたのかもなァ。
それで、夢って形で思い出しただけかも知れん。
[続けられたミハイルの言葉>>2:226に狼狽えたが、表面上には出さないように努めた。
異能者?霊能者、占い師?
知らない。そのようなものは。
ただ生者と亡者の区別が出来ないだけで、魂の色の判別などした事もない。]
(13) 2013/06/15(土) 10:26:09[大部屋]
……済まんが、ちっと気分が悪ィ。先に部屋に戻る……
[本来ならば、トゥーリッキの死を最期まで見届けてやる――といっても、見る事はできないのだが――のが筋なのだろうが、マティアスはそそくさと逃げるように部屋へと戻って行った。
少女の泣き声から、逃げるように。]*
(14) 2013/06/15(土) 10:26:16[大部屋]
―回想・自室―
ン?あァ、ユノラフか。
……そうか、終わったかァ。悪ィな、最期までいてやれなくて……。
[自室を訪れたユノラフが付き合ってくれ>>4、というのは酒の事だろう。アルコールの匂いがする。]
……酒か?俺ァ構わねェが―――お前、そんなペースで飲んで平気なのかァ?
[彼の喉を命の水が通る音が、平素よりも速く、多く聞こえて尋ねたが、彼は聴きはしなかっただろう。]
(15) 2013/06/15(土) 10:30:29[大部屋]
おい、ユノラフ―――おいって。
……ったく、仕方ねェな……
[すっかり酔いつぶれてしまったユノラフを、手さぐりでどうにかこうにか背負い、これまた手さぐりでベッドまで慎重に運ぶ。
元々それほど頑強でない事に加え、光がないマティアスにとってはかなりの重労働だった。
ふぅと大きく息を吐いて、壁にずるずるともたれかかる。]
(16) 2013/06/15(土) 10:30:46[大部屋]
……お前は、生きてるんだよなァ。ユノラフ。
[どこか安心したように呟いて、マティアスはゆっくりと目を閉じた。]*
(17) 2013/06/15(土) 10:30:51[大部屋]
盲目 マティアスは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 10:31:34
―回想・裏口―
[>>3立ち会いを申し出るユノラフに相槌を。
トゥーリッキを刺殺したその後に労いを聞いて苦笑する。
彼の亡骸から離れようとしない蛇の尾を掴む。
このまま凍死させるのも蛇にとっては良いかも知れないが
トゥーリッキの遺言があった。]
あんたも。
取り越し苦労になったな。旅人が観念した今となっちゃ。
臆、ユノラフ。 あんた蛇は好きか。
[他に預かってくれる者も、此処には誰も居らず。
また、ダグは旅人の事を怪しんでいた。
彼に任せるのは、なんという皮肉か。]
それと、着るものを何か頼めないか。
近場のサウナにゃ何かしらあんだろ。
このナリじゃ彷徨ける気がしねえ
(18) 2013/06/15(土) 12:24:24[コテージ・クレストの部屋]
[マティアスの部屋に行く前の写真家を呼び止め>>4。
浴室に向かう傍ら、サウナへ足を運んでもらう事を所望。
この薄着で、そして返り血に染まった衣類で。
表を彷徨き、他人に見られたらなんといい訳をしたら良いか。
バスローブを調達して貰えば、風呂上りの裸体で礼を告げ。
ミハイルの脇腹にある聖痕――大きな古傷を彼は見たか。
写真家とは、――それで別れた*]
(19) 2013/06/15(土) 12:27:42[コテージ・クレストの部屋]
―微睡みの合間に―
…―――
[>>8眠気に身を任せる最中、腕に頭部の重みを受けながら、
行き場の無い手を、クレストの背中に回し。
口吟む唄のテンポに合わせ、背中を軽く叩いた。
その手も、眠気と共に動きを緩慢にし、やがてシーツに落つ*]
(20) 2013/06/15(土) 12:35:12[コテージ・クレストの部屋]
―二日酔いの朝―
[頭がズキズキするのは、久しぶりの殺しから来る夢見の悪さか。
軍属の頃は人を殺すのが日常茶飯事ではあったが、
一般市民を手にかける事態になった時は、気分も滅入り。
『誘う』のは、幸福に招くこと。
だから、殺人の後悔に囚われれる事もなく――]
ふ、 ぁあ。
[>>9腕の中で身じろぐクレストに気付いて目を覚ます。
欠伸と共に開かれた眠気眼は――]
おまえ、……やっぱり、『 占い師 』か
[>>10なんでと尋ねる物言いを、
何故一緒に寝てるのかという意味に誤って捕える事は無く。
黄檗色をより鮮やかにした色味を前に、識られたと悟った。]
(21) 2013/06/15(土) 12:45:54[コテージ・クレストの部屋]
[静かに、しかし迅速にクレストの首へと掌を伸ばす。
叫び声を上げるつもりだとて、
喉の振動を指で奪う事など、造作も無いこと。
二対のマルベリーは、深みの或る色。
深く深く――闇を見通し、そして闇と同化する色調。]
…………、どこまで識った。
[占い師に『識』られた事は、これで二度目。
以前は男の闇を、そして人で居た頃の記憶も暴かれた。
締める指の力を、言葉を発せる程度には緩める。
200年前に死んだ弟の面影を重ね寄せる対象が――、
その見開いた金色の瞳で、何を見たか問うた**]
(22) 2013/06/15(土) 12:57:02[コテージ・クレストの部屋]
役人 ミハイルは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 13:13:36
[>>21 息をするのも、忘れる程。
大きく見開かれた瞳は、
次第に翡翠のいろを取り戻していく。
肯定するような言葉に、
嗚、ドロテアを誘ったのはこいつだったのか、
理解したくもないことを、理解して。]
[>>22 喉に触れる掌、声を出したとて、
それから逃れられるとは思わない。
翡翠色がミハイルを見上げ、
ただ、それを甘受する。]
(23) 2013/06/15(土) 13:17:19[コテージ・自室]
………それ、じゃあ、
[おなじ黒を持つ、あいつも。]
[司書の瞳は、いろを映すのみ。
覚醒したばかりのちからに、
彼が懸念するようなものはなく。]
[ひゅう、息の、音が**]
(24) 2013/06/15(土) 13:17:57[コテージ・自室]
司書 クレストは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 13:21:40
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/15 13:29)
[>>23暴れるわけでも無く、悲鳴を上げるわけでも無く。
死を達観している様が、――憎々しい、忌々しい。
手を伸ばしてやれず、助けも求められずに逝った
哀れな弟が、その髪と瞳のいろに重なって、
どうにも出来ない苛立ちを、煽る。]
……このままへし折るぞ。
[抵抗も何もないならと、ただ掠れた聲を零す>>24クレストを見て。
しかし、それでも指に力が篭らないのは、
心の何処かで抵抗されて逃す事を望んでいるからなのか。]
(25) 2013/06/15(土) 13:47:38[コテージ・クレストの部屋]
─回想─
[ニルスから紡がれる言葉>>6の一つ一つが、突き刺さる。
その通りだ。自分に何か出来るわけでもなく、イェンニやイルマに見せたいものではない。単なる偽善でしかないことは自分でも分かっている。
だからと言って、人がひとり死んだことにも、これから自分が名指しした人が殺されに行く事にも、なんら興味を示そうともしないニルスに対する怒りが治まるわけもなく、それ以上に、正論を突きけられて言い返せない自分に腹が立つ]
…畜生。
[結局、何一つ言い返す事は出来ず。
彼が立ち去った後、感情的にだん、とテーブルを叩くことしか出来なかった]
(26) 2013/06/15(土) 14:07:47[コテージ(回想)]
─回想─
[蛇は好きか、とミハイルに問われ>>18、曖昧に首を振る]
嫌いじゃないが、俺たちには懐いてくれないだろうな。大事な主を殺した実行犯、憎い仇敵だ。
寝ている間に絞め殺されてもおかしくない。
…けど、他に引き取り手が居なければ俺が面倒を見るさ。
[お人好しなこの男らしい、消極的な引き受け方だった。
引き取り手が見つかるまでは、と蛇を籠に入れ、土間へと連れ帰った]
(27) 2013/06/15(土) 14:08:39[コテージ(回想)]
ああ…確かにその格好じゃな。
わかった。取ってくるから風呂に行ってろ。
[ミハイルに所望され>>18>>19、彼が風呂で湯を浴びている間にサウナからバスローブを調達して来る。この気温でこれ1枚では凍えるほどだろうが、返り血にまみれた服よりはマシなのかもしれない]
…お前さん、それ
[手渡したバスローブを羽織る時、ミハイルの脇腹にあるそれを見て…思わず声が引きつった。
戦場に立ち入った事も、人の死をさほど多く見てきた訳でもないが、この傷跡はあまりにも惨たらしく…]
…いや、何でもない。
[元軍人、と聞いたことがある。きっと、瀕死の重傷を負った事で退役したのだろう、と自らを納得させ、その場を離れた*]
(28) 2013/06/15(土) 14:09:21[コテージ(回想)]
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 14:11:38
─朝─
[目が覚めると、マティアスの部屋のベッドの中にいた。
そう言えば昨日、無理矢理酒に付き合わせて…忠告も聞かずに飲み続けた所までしか、記憶にない]
マティアス?
[軽い二日酔いの気だるさをこらえて起き上がり、辺りを見回すと、壁にもたれかかっている姿を見つけ…ぎくり、と心臓が跳ねた。
眠り込んでいる間に何かあったのではないか…ベッドから降りると恐る恐る手を伸ばし、体温も呼吸も正常であることに胸をなで下ろす]
(29) 2013/06/15(土) 14:40:47[マティアスの部屋]
重かっただろ…
酔いつぶれた俺なんて床に寝かせておきゃあいいのに。
…ありがとな。
[この格好では、あまり眠れていないだろう。マティアスを抱き上げてベッドに寝かせ、部屋を出ようとして……]
――『霊能者っぽい振る舞いをしているのはマティアス』
[不意に、昨夜のミハイルの言葉>>2:245が過ぎり、マティアスの寝顔に視線が移る]
(30) 2013/06/15(土) 14:41:42[マティアスの部屋]
[彼が騙っているとは思えない。もし本当に彼が異能者であったら、ドロテアのように連れて行かれてしまうのだろうか…。
ミハイルの傷跡も相俟って、妙な胸騒ぎがする。彼の話は、どこまで本当なのだろう。全部信用して良いのだろうか?]
…連れて行かせやしない。
[誰にともなく呟き、男は、壁に背を預けて座り込んだ。
ミハイルは、『占い師』に『霊能者』、『守護者』と遭遇したことがあると言っていた>>2:226。占い師と守護者が存在するのかは分からないが、少なくとも、自分がこうして張り付いているうちはマティアスに妙なことも出来ないだろう、と踏んで。
マティアスが目を覚ますまでその場から離れず、目を覚ましてからも、出来るだけ傍にいる事だろう**]
(31) 2013/06/15(土) 14:42:07[マティアスの部屋]
――昨夜の騒動前・役人との会話>>2:151――
[ドロテアが息を吹き返すこと叶わず
逝ったのは、被りを横へ振って伝えた。]
…
ふたり、殺さなくてよかった。
[黒髪の役人に付き添われて眠る司書の
寝顔に視線を落としながら己の責を言う。
朴訥な養蜂家はあまり多くを語らない。
――口数少なにも話すのは、若き司書が
極寒を堪え帰途の先導をやり遂げたこと。
後日、若衆の寄り合いへ誘う心算なこと。]
(32) 2013/06/15(土) 14:43:25[大部屋]
… きょうだいみたいだ。
[髪色の異なる彼らの寄り添う姿を、
濡れ頭巾を片手に提げる男はそう評した。
よくあたためてやってほしいと添えて、
――退室間際。]
… ドロテアに、
壷を抱かせてやればよかった。
[後悔の滲む呟きを、その場へ*残した*]
(33) 2013/06/15(土) 14:44:26[大部屋]
養蜂家 ダグは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 14:48:58
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 14:56:53
―― 朝 クレストの部屋 ――
[ とん、 ]
[ とん、 ]
[――不意に、部屋の扉を叩く音。]
.
(34) 2013/06/15(土) 15:09:04[大部屋]
…司書くん、司書くん。
[常は長閑な声が、すこしかたい。]
いなくなって ないかい。
[誰の部屋へも、それぞれへの
常の呼び名を添えてそうして回る。
室内の睡眠が、あるいは会話が
どのように中断されるかは知らず]
(35) 2013/06/15(土) 15:10:27[各部屋]
[カーテンを取り払ってある
養蜂家の部屋の窓からは――
サウナから湖へと続く桟橋へ
上体を仰向けに打ち上げられた、
イルマの骸が*見えていた*。]
(36) 2013/06/15(土) 15:11:44[各部屋]
んンッ……
[ゆるやかに覚醒したマティアスはもぞもぞと動き出し、そして、それと同時に聞こえてきた微かな音に耳を澄ませた。]
……なンだ、誰だ……?
女……イェンニ、じゃァねェな……イルマか?
[昨日から聞こえている少女の泣き声の他、もうひとつ聞こえる声があった。
よくよく気をつけて聞けば、謝罪をしているように聞こえた。]
なンで謝ってンだ……?
(37) 2013/06/15(土) 15:11:49[自室]
─ 朝 ─
[…は目を覚まして、外を見る。
相変わらず雪は止まない。
トゥーリッキの死体はどうなったのだろうか。
願わくば、安らかに眠れる場所にいて欲しいと]
………どうしましょうね。
[何かしなくては、と…はひとまず昨日と同じように
朝食を作るために炊事場へと向かった。]
(38) 2013/06/15(土) 15:36:09[自室]
─炊事場─
[生きる気があるのならば、食べずにはいられないだろう。
人数が減った分だけ、作る朝食の量も減る。]
空気が重いわね…。
[人が死んで、人を殺したのだから、
自然と空気は重くなるのは仕方が無いだろう。
朝食を作る手は自然とゆっくりになるが、
誰かしら広間にやってくるまでには準備は出来ていただろう]
(39) 2013/06/15(土) 15:41:38[自室]
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/15 15:41)
生き延びれるとも、思わねぇよ。
[>>25 抵抗したところで、
鍛えてもいない司書の力では、
それから逃れられる筈もなく。
首を絞める手に力が入る方が先だろう。]
[――いつ、だったか。
両親に嫌われこそすれ、
手を上げられる事は無かったというのに。
首にかけられた手は、二度目であるような、]
(40) 2013/06/15(土) 16:31:44[コテージ・自室]
[――あなたたちの、生きる糧となれるなら。
咳き込む少年は首を絞める手を甘受する。
病弱な自分では、畑を耕す事もままならないから。]
[さいごにいちど、兄の顔がみたかった。]
――にいさん、たすけ、
[十にも満たぬ少年の命は、
願いも叶わずに、消え逝く。]
(41) 2013/06/15(土) 16:33:17[コテージ・自室]
……――――――、
[司書の瞳が、映したものではない。
いつのものかもかも分からぬ記憶は、
ずっとずっと昔から、司書のなかにあった。]
[おまえのためなら、]
[声にはならず、唇が動く。]
(42) 2013/06/15(土) 16:34:32[コテージ・自室]
[たとえそれが、人間への裏切りだったとしても。
構わないと、思ってしまった。
自分の瞳が、
この手で彼を殺さねばならぬと言うのならば。
それよりも、彼の手によって死にたいと、]
[にいさん、]
[翡翠のいろは、瞼の下へと隠れる。
遠くに感じる音>>34>>35に、
耳を傾けながら**]
(43) 2013/06/15(土) 16:36:39[コテージ・自室]
司書 クレストは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 16:41:51
[部屋にいたであろうユノラフに挨拶をし、大部屋へ。
増えた声の意味を確かめようと思ったのだ。]
オイ、イル……その声……トゥーリッキ?
どうして……だって、お前は、……
[謝罪を続ける彼女へ声をかけようとしとた時、もうひとつの声が聞こえてマティアスは驚いた表情をした。
なぜなら、聞こえた声は、昨日選ばれて死んだ筈の、トゥーリッキのものであったから。
しかしそこまで言いかけて、マティアスはそれが自分に限っては奇妙でも何でもない事を思い出す。
元より、生者と亡者の区別が出来ぬ性質であったではないか、と。]
……謝って済むような話じゃァねェが……済まん、な。
[申し訳なさそうにうつ向きながら、小声で謝罪を述べた。]
(44) 2013/06/15(土) 16:50:34[自室]
―昨夜・クレストの部屋で>>32>>33―
二人?
………ああ、いや。
流石に数十分、雪の中歩いた所で死なんだろう。
日中との温度差で調子悪くしたんだろうな。
[ダグの自責の念を聞けば、首を横に振り。
常に寒い気候ならば、対策も打てる。
しかし気温の変化が著しければ、身体も不調に陥る。
クレストの熱い額に触れれば、前髪を静かに指で梳かす]
(45) 2013/06/15(土) 18:28:02[コテージ・クレストの部屋]
兄弟……、ねぇ。
[7歳の弟とは――髪も目も、色味が異なっていた。
母が厳しく弟に接していたので、理由を訊いた事がある。
薄々気づいていたが、納得のいく真実。
兄と弟は、―――母親が違う。]
髪の色も、目の色も違うけどな。
[ダグの言葉には訝しげに首を傾いだが、
目つきの悪さ辺りが似ているのかもしれない。
今は伏せられた瞼を見下ろしながら。
養蜂家の去り際の言葉を聞いて、口を開く。
ドロテアが彼に何を願ったのかは、知らず*]
(46) 2013/06/15(土) 18:28:12[コテージ・クレストの部屋]
お前、ないのか。
したい事とか、行ってみたい所とか
希望は何処にも無いのか
[>>40まるきし達観したような態度で横たわった侭、
クレストの手は、男の筋張った腕を掻きもしない。
簡単だ、体重を少し乗せれば良い。
頸椎をへし折るまでいかなくても、
気管を締めて血の泡を噴かせるなんて、造作もない事。]
―――…
[>>41兄を呼ぶ声に、首に添えてある手が硬った。
助けられなったもの、
戻った時には、腕を、足を絶たれて無残に転がっていたもの。
弟の面影の残る顔には、羽虫が舞っていた。
それを避けても、
ああ。琥珀のように綺麗な目が、目が、ない。]
(47) 2013/06/15(土) 18:40:09[コテージ・クレストの部屋]
[窪んだ眼窩には、琥珀の瞳の代わりに、
無数の蛆が沸いて、ミハイルを見上げる目は何処にも無い。
黄金はまた、姿を潜ませ。
弟のものでは無い翡翠の色に。
そうしてそれも、諦めたように眠るように。
瞼の下に隠れてしまう>>42>>43。]
………、なにも、いうな。
[男の問いは届いていたか。
死んでも良いと言い出しそうな、
声を伴わない唇の動きを塞ぐように――
触れるだけの、口づけを。*]
(48) 2013/06/15(土) 18:47:38[コテージ・クレストの部屋]
[>>34>>35ノックの音がした所で、身体を起こす。
クレストの首を戒めて居た手は離れている。
結局、 ―――…
『占い師』の息の根を止める絶好の機会を逃して。]
……おはよう。
[扉を静かに開き、養蜂家に挨拶をひとつ。
ダグの脇をすり抜け、その場を辞す。
ミハイルの足は、荷物のある広間へと。
いつまでもバスローブで過ごすわけにはいかない。
衣類を何処かから、調達しなくては**]
(49) 2013/06/15(土) 18:53:59[コテージ・クレストの部屋]
役人 ミハイルは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 18:56:58
役人 ミハイルは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 18:58:02
……霊能者かどうかは、わからん。
俺ァ昔っから死んだ奴と生きた奴の区別が出来ない性質だったが……人間かどうかっつーのは、どうやったらわかるモンかわからねェんでな。
[やはり、と言うトゥーリッキには、やや申し訳なさそうに答える。
マティアスはこうして死んだ人間の声を聞く事ができたが、自覚しているのはそれだけだ。
相手が人間かそうでないかの判別など、した事もない。]
(50) 2013/06/15(土) 19:08:50[自室]
本当は……俺みてェなのが、死ぬべきだったんだけどなァ。本当に、お前さんには悪い事しちまった。
こんな目じゃァ、蛇は責任持って面倒見てやる、とも言えねェし……
[本来であれば、盲目と言う欠陥を持つ自分こそが死ぬべきだった、とマティアスは考えていた。
ただ、死ぬだけの勇気がなかった。立候補するのが怖かった。
だから、彼に押し付けた。]
(51) 2013/06/15(土) 19:08:57[自室]
……残念ながら、俺にゃァお前がナッキだったかどうかの区別の付け方がわからんがね。
ただ、今までさんざ聞いてきた死んだ人間の声と、何ら変わりゃしねェよ。
それに、本人がそう言うんなら、多分そうなんだろ。
[未だに、自らが霊能者と呼ばれる存在だとは信じがたい。
が、他に死人と語らう事の出来る者がいないのであれば、おそらく自分がそうなのだろう。
人間かそうでないかの区別の仕方は今一わからなかったが、何となく、彼は人間だったような気がした。]
(52) 2013/06/15(土) 19:09:03[自室]
……ミハイルが?
そいつァ、なんでまた……。
[トゥーリッキから、ミハイルがナッキではないかと思う、との旨を聞けば、マティアスは不思議そうに首を傾げる。
が、彼から死ぬ時に囁かれたと言う言葉>>2:265を聞くと、成程確かにそうかも知れぬ、と思った。]
(53) 2013/06/15(土) 19:09:09[自室]
……そうかァ。ありがとな。
お前の言葉は、ちゃんと伝えるからよ。他にも、言いたい事がありゃァ言ってくれな。
……俺も、覚悟決めねェと。
[トゥーリッキの声がする方向に頭を下げ、礼を述べる。
それから、何かを決めたように、ぼそりと呟いた。]*
(54) 2013/06/15(土) 19:09:14[自室]
盲目 マティアスは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 19:11:19
―― 昨夜のこと ――
[最前、執拗に死者を呼び戻そうとする
養蜂家の肩を掴んだニルスが見た横顔は、
酷く頑なで、毫も譲歩する気のない其れ。
旅の蛇遣いへ謂われなき告発を突きつけ、
食い下がる相手の弁に一切黙するこの折も
半ば隠れた横顔は同種の色合いをしていた。
遊戯に模した惨劇や超常の能力者について
ミハイルが語る間は、旅人を追い出すための
ドアノブに手をかけたまま"待っていた"。]
(55) 2013/06/15(土) 19:21:11
養蜂家 ダグが接続メモを更新しました。(06/15 19:21)
[横合いからニルスが分析してみせた
人間心理の皮肉の数々は、果たして何割が
野歩きの男に宛てられたものだったか。
遠いはずの互いの間合いを稀にも割って、
理に添わない此方を止めようとした学者。
男は、それでも結局は放っておいてくれた彼に
応える如く、完うな毒舌を遮ることはしない。
――ユノラフと刺々しく応酬をするあいだも。]
(56) 2013/06/15(土) 19:24:42
[痛ましい処刑が終わる頃、呟きは落ちる。]
… ホホイ。
道化の上前をはねるにしては、
ちっと手際がくどすぎる。…
(57) 2013/06/15(土) 19:32:18
[血まだらに染まった白蛇には触れず。
養蜂家は自らの手を汚さずに死へ追いやった
トゥーリッキの生温かい屍をひとり雪に埋め、
いつしか、
誰もいない2階の廊下をあるく。]
(58) 2013/06/15(土) 19:36:02
… 蝶は死にかけて、
… 蜂は餓えていて、
……
[おやすみ。ささやかな挨拶。]
(59) 2013/06/15(土) 19:36:45
[戻るのは帳のない、しろく眩しい部屋。
…蜂型をした財布は、まだ開いていない。
枕元へ置いていた壷を引き寄せる。
其れは、抱いて眠れば薄らと*あたたかい*]
(60) 2013/06/15(土) 19:37:21
養蜂家 ダグは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 19:57:14
養蜂家 ダグが接続メモを更新しました。(06/15 20:00)
[コトコトと鍋の中でオニオンスープが音を立てる。
皆は起きてきただろうか、広間のほうへ顔を出せば
マティアスがいただろうか>>44]
………マティアスさん?
[昨日と同じく、何も無いところで喋っているように見える。
ぼそぼそと喋っていたからか、内容まではわからない。]
(61) 2013/06/15(土) 20:07:34[炊事場]
[やはり彼が何かしらの能力を持っているからだろうか。]
あの、やはりなにか、見えて…?
[見える、というのは彼にとってはあまり適切な表現ではないが。
それでも側にいる誰かと話しているような姿は、
そうお思わずにはいられなかった]
(62) 2013/06/15(土) 20:07:46[炊事場]
[遺体が湖から上がったと謂う話は、
クレストの部屋をすぐに出て聞きそびれたものの
思念が聲が、ミハイルに教えてくれた。
便利なものだ、本当に。]
――。
[バスローブを浴室で脱げば、代わりに調達した衣類を纏い。
黒を基調とした衣類は、民族模様を首繰りにあしらっていた。]
煙草が、……吸いてえな。
[残る数本の入ったパッケージを昨日の衣類から取り出す。
乾いた血が張り付いていたが、構わず。
一本取り出して口へ細巻きを咥えると、
上衣の胸についている浅めのポケットへ箱を押し込む。]
(63) 2013/06/15(土) 20:08:50[コテージ・クレストの部屋]
[臭いの篭る浴室と、皆が揃う大広間と。
何方で喫煙する方が親切か。]
ふゥ…、
[物言いたげな、しかし聲無き唇の動き>>43。
200年以上前に命を落とした弟にも、
両親にも、会える手立てなど無いのなら――
紫煙を吐き出しながら、思うこと。
その聲を、見上げる瞳を、腕の中で震える身体を。
二度と失わないように、
いっそ――…永遠に己がものに**]
(64) 2013/06/15(土) 20:16:15[コテージ・浴室]
[>>47 したい事だって、行ってみたい所だって、
あるに決まっている。
けれど――…それが、
ミハイルを失って得るものであるのなら。
そんなもの、]
お前がいないなら、いらない。
[司書の人生に色をのせたのは、
祖母と――目の前の彼だったのだから。]
(65) 2013/06/15(土) 20:19:35[コテージ・自室]
[祖母と出会ってから暫くして、
司書は祖母に引き取られた。
両親の表情は、ひどく晴れ晴れしいものだった。
祖母に引き取られてからも、
体質的な問題から、外に出ることは少なく。
祖父が残していった大量の書物を漁る日々が続いた。]
[それは、日光の降り注がない、雨の日。
右手に本を、左手に傘を。
帰路を急ぐ少年――司書の足が、雨に取られる。]
[今とさして姿の変わらぬミハイルと出会ったのは、
そのときのこと*]
(66) 2013/06/15(土) 20:20:35[コテージ・自室]
─少し前・自室─
[起きて、窓の外を見ていればドアを開けようとしたときにノックをされる>>35]
あ、はい、少々お待ちください。
[服が皺になるからと薄着でいたので、流石にこの姿では人前に出られず。
昨日クレストたちへと持って行った物とは
違うワンピースに慌てて着替えた。
髪の毛を手櫛で揃えながらドアを開けた。]
(67) 2013/06/15(土) 20:22:28[炊事場]
…――――、
[>>48 閉じられた瞳は、
口へと触れるあたたかさに、開かれる。
黄金色――琥珀色ではない、翡翠のいろが。
ミハイルを見上げ、そしてまた、閉じゆく。]
[お前のためなら。]
[唇の動きは、その口付けに吸い込まれて*]
(68) 2013/06/15(土) 20:22:38[コテージ・自室]
あら、ダグさん。
おはようございます、どうかしましたか?
[扉の向こうには神妙なダグの表情がある。
彼は淡々と言っただろうか]
………イルマ、が打ち上げられて…
[それ以上言葉を紡げずにいれば、ダグはそれだけを
告げて他の部屋の人へと伝達に言っただろう。
イルマはナッキに連れて行かれた。
その事実に目を伏せた。*]
(69) 2013/06/15(土) 20:24:27[炊事場]
司書 クレストが接続メモを更新しました。(06/15 20:25)
養蜂家 ダグは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 20:26:30
司書 クレストは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 20:29:09
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 20:30:07
[>>49 首から離れていく掌に、
けほり、咳き込んだ原因は何だったか。
無言のままに起き上がると、
静かに去っていくミハイルを見送ってから、
扉の向こうに立っているダグ>>34>>35に視線を向け。]
………おはよう。
[いつもより幾分かかたい気がする、彼の声に。
窓の外で吹き荒れる雪を一度見遣って、
どうかしたのか、そう問うた*]
(70) 2013/06/15(土) 20:35:20[コテージ・自室]
司書 クレストは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 20:37:25
[Рабиと裏に綴られた写真。
映るは今と変わらぬ外見だがおよそ古めかしい服を纏った男と
7歳の子の、白と黒しか存在しない、古いふるい一枚。
当時、写真を撮る事は高価であり、給料のひと月分を費やした。
それでも長く掛かりそうな敵地への進軍に赴くなら、と。
生きて帰る事を夢見て、存在を傍においておきたかった。
返り血は浴びずに済んだものの、
クレストの部屋に置きっぱなしの上衣。
その中にひっそりと写真は、或る。]
よく考えたら全然似てねえよなあ、
あの子が大人になってりゃ、好青年になってただろうに
[両親と、弟の記憶ばかりを追い、
途方も無い、孤独の時代を生きた男が
今脳裏に描くは、雨の日の記憶――>>66]
(71) 2013/06/15(土) 20:40:59[コテージ・浴室]
役人 ミハイルは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 20:45:36
―十五年ほど前・雨に佇む水の精―
[10に届くか届かないかの頃の少年の足が、
泥混じりの水溜りを踏み、ズボンの裾を汚した。
傘もささず、ポケットに両手を突っ込んで歩く男の表情は、
気に入っていたスラックスを汚された事への苛立ちでは無く、
驚きで見開かれ、そうして固まっていた。
痩せぎすの少年の髪の色が、
雪のように、白く透けた肌が。
今は繋がりが写真一枚と成り果てた弟に、似ていたから。]
…… 名前は 、
[酒を飲んでいない男の口は回らず。
少年を見下ろして名を問うた。]
(72) 2013/06/15(土) 20:55:02[コテージ・浴室]
[>>36 ダグから聞かされるイルマの死に、
司書の表情は、曇る。
自分は、知っている。
彼女を――彼女達を死へと追いやった者を。
黒を背負った、悪しきものを。]
そう、か…イルマも、つれてきてやったほうが、
[そこで、口を噤む。
つれてきて、どうしようというのだ。
俯いて、吐き出す息は、重い。]
(73) 2013/06/15(土) 20:56:48[コテージ・自室]
雑貨屋 イェンニは、役人 ミハイルは今日はどこで寝たのだろうと、広間をきょろきょろ。 [飴]
2013/06/15(土) 21:01:51
[己の視たものを、
誰にも口にするつもりはなかった。
そうすれば、ミハイルを死へ追いやることになるから。
逆を言えば――、
ここに居る、すべての人間を犠牲にしてまでも。
ミハイルの生を望んでいることになる。
そのことに、ひどく罪悪感を覚え。]
[教えてくれてありがとう、
ダグにそう告げると、司書は浮かぬ顔で扉を閉めた。
まだ何か話があるようならば、
面持ちは重いながらも、受け答えはしただろうが*]
(74) 2013/06/15(土) 21:01:58[コテージ・自室]
[それを切掛として、雨の降る日に同じ場所で出会う。
男は住処を語らない、少年の住処も聞かない。
ただ、傘を刺さない男と、本と傘を離さぬ少年との接触は続く。
何故傘を刺さないのかと問われれば、
雨が好きなのだと答えた。
少年の成長を見守りながら――、それから。
祖母が死んだと打ち明けた彼の髪を、初めて撫でる。
その日は、男も打ち明ける事があった。
別の国に赴任になったと、ただ一言。]
……俺と、一緒に行くか?
[水の精の気まぐれな言葉を、どう受け止めたのか。
沢山の本を持ってゆきたいと主張すれば、
それを許し、荷車の手配を*]
(75) 2013/06/15(土) 21:06:48[コテージ・浴室]
役人 ミハイルは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 21:08:34
司書 クレストが接続メモを更新しました。(06/15 21:10)
司書 クレストは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 21:11:48
─朝方─
ああ、
[起きたのか。
ベッドの中で身じろいだマティアス>>37に気がつき、声をかけようとして留まった。
…まるで、誰かと話しているようだったから]
…イルマ…?
[…そう言えば昔から、その場にいない――そう、死者と会話をしていた事があった。だけどそれは、目が見えないが故の、第六感的な感覚の鋭さがもたらすものだと思っていたのだが…]
――っ
[と、言うことは、イルマが?
もし、そうだとしたら…まさか、これが?
ミハイルの言っていた?
譫言のように、イルマと呼んだ人物と会話をする友の姿を、その場から動けずに見ているしかなかった]
(76) 2013/06/15(土) 21:27:16[マティアスの部屋]
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/15 21:27)
[やがて目を覚ましたマティアス>>44と挨拶を交わし、共に――まるで彼を守るかのように半歩前を歩いて大部屋へと向かう]
…そうか、イルマが。
[誰かから聞かされたイルマの死は、マティアスとの会話を聞いていたせいか、さして驚くこともなく、ただ、表情と言葉だけが重い]
[表情が重い原因は、イルマの死によるものだけではない。
大部屋に辿り付いて交わされるマティアスとトゥーリッキとの会話に、自然と周囲への警戒が強まる。
幸い、マティアスには会話をしている人物の正体までは分からない>>52ようで、ナッキにとってもそうそう脅威にはならないであろうという事が救いだろうか…]
(77) 2013/06/15(土) 21:28:42[コテージ・大部屋]
[しかし]
…ミハイル?
[その名>>53がマティアスの口から漏れたことで、顔色が変わった。トゥーリッキの口からミハイルの名が出たのだろうが、顔つきや声色からすると、あまり良い話ではなさそうで]
…ミハイルが、どうしたって?
[声を抑え、問いかけたら何か聞けただろうか。彼の脇腹にあった惨たらしい傷跡>>28の事を、そっと耳元に囁いた]
(78) 2013/06/15(土) 21:29:00[コテージ・大部屋]
……あァ、そうだな。失礼な事を言った、済まん。
…………救いになりゃァ、いいんだがな……。
[説教するような口調のトゥーリッキにやや苦笑しつつ、]
応、分かった。ユノラフ、トゥーリッキが相棒をよろしくだとさ。
それから、相棒は人を絞め殺したりしねェってよ……
……なンでも、ミハイルは一度死んだ事があるっつったんだと。
イルマやドロテアからも話が聞けりゃァもう少し何か解るかも知れねェんだが……
[伝言は間違いなく傍らにいる友へ。
それから、問いかけ>>78には同じように声を潜めてそう告げた。]
(79) 2013/06/15(土) 21:53:12[自室]
……あァ、いや。気にすンなよ……っつっても無理な話か。
[恐る恐る、と言った様子で訊ねてくるイェンニ>>62の声に気付けば、少し笑いながらそう答えた。]
(80) 2013/06/15(土) 21:53:18[自室]
[マティアスの側にはユノラフもいたが>>77、
2人だけが会話をしていたようにも思えず。]
……あ、いえ、ごめんなさい…。
昨日聞いた話を思い出すと、やっぱり気になってしまって…。
[>>80曖昧な返答に、…は余計に気を引かれた。]
(81) 2013/06/15(土) 22:03:21[広間]
……気味悪がってくれて構わんよ。
[直接的に否定するでも、肯定するでもなく。
苦笑しながらイェンニ>>81にそう告げた。]
(82) 2013/06/15(土) 22:14:23[自室]
[マティアスの話を聞いて、目を開き>>79、眉尻を下げる]
いや、賢そうな蛇だったからな。
俺やミハイルを敵だと思うんじゃないか、ってな。
…そうか、トゥーリッキ本人に頼まれちゃ、嫌だとは言えないな。
あの蛇、名前は何て言うんだ? 食べ物は何を?
[マティアスの向いているほうにいるのだろうと、当たりをつけて言葉をかけてみた。果たして、返事はあるのだろうか]
(83) 2013/06/15(土) 22:15:48[コテージ・大部屋]
[>>82マティアスの苦笑に、…は眉を下げ]
気味が悪いだなんて………。
今の状況よりも不可思議な事は、
ないんじゃないかしら。
[マティアスの能力は、それに比べたら些細な事だと…は思った]
(84) 2013/06/15(土) 22:26:21[広間]
司書 クレストが接続メモを更新しました。(06/15 22:28)
盲目 マティアスが接続メモを更新しました。(06/15 22:29)
―今朝―
[昨日は彼にしては珍しく複数の人物と多数の会話を交わしたせいか、どうやら疲れたようでいつもよりも長くベッドで過ごしている様子。静かな寝息が部屋に響くなか、控えめなノックの音が幾つか。
暫くした後、小さく聴こえた呻き。
やがて気怠そうに彼が上体を起こせば、眼鏡も掛けずに歪んだ視界のままドアへと向かう。
開けた先に居たのは養蜂家ダグ。
彼から告げられた報せは、イルマの死]
…朝からわざわざ部屋までご丁寧にどうも。
[いつもより不機嫌そうな表情と少し掠れた声で彼が寝起きだという事は養蜂家に伝わっただろうか。それだけ聞けば、静かにドアを閉めてまたベッドへと戻った]
(85) 2013/06/15(土) 22:29:07[自室]
司書 クレストは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 22:29:51
学者 ニルスが接続メモを更新しました。(06/15 22:30)
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/15 22:38)
― 十五年ほど前・雨の日に ―
[>>72 ぱしゃん、跳ねた泥水が、ズボンの裾を汚す。
自分のものだけでなく、
ちょうど横を通りかかった、一人の男のズボンまでも。
怒られてしまう、恐怖に満ちた翡翠色が、
傘を差さない男を見上げた。]
ごめん、 なさい……、
[驚いたようにこちらを見下ろす男の表情に、
両親が幾度も浮かべていたような、苛立ちの色はなく。]
え……、 クレスト、です。
[咄嗟に答えてしまったのが、始まり*]
(86) 2013/06/15(土) 22:40:32[コテージ・自室]
……名前は「ビャクダ」だってよ。
東の島国の言葉で、「白い蛇」っつー意味らしい。出会った場所でそう呼ばれてたから、そのまま呼び名にしたんだと。
食べ物は、生きたネズミなんかがありゃァいいらしいが、なきゃ卵でもいいんらしいぞ。
[ユノラフ>>83の質問に応えるトゥーリッキの声をそのまま伝え]
……まァ、そいつァそうだがね。
こんな状況じゃなきゃ、気味悪がられてただろうよ。
[イェンニ>>84には、苦笑しながらさらにそう返した。]
(87) 2013/06/15(土) 22:40:57[大部屋]
― 出会いと、それから ―
[進んで外へと出ることの無かった少年は、
雨が降ると毎度のように外へと出るようになる。
祖母と、祖母の家を訪れる人以外で、
初めてまともに話す事ができた人だったから。
少年は口数の少ない男に、とても懐いた。]
[男と出会ってから、長い時間が経過した、ある日。
その日の少年は傘も差さず、
濡れた状態で男の前へと現れる。]
ばあちゃんが、死んだ。
[己の頭を撫でる大きな掌は、
祖母のものとは全く違っていて。
初めて、少年は男の前で涙を流した*]
(88) 2013/06/15(土) 22:41:31[コテージ・自室]
― 現在・自室 ―
[ダグが去った後、部屋にぽつりと置かれている
ミハイルの上衣>>71に気付く。
態と置いていったのか、
それとも忘れていったのか。
それを推し量る事は出来ない。
そっと、手を伸ばして。
手が上衣に触れた瞬間――何かが床に落ちる。]
………、
[手に取った写真は、ひどく古いものだった。
白と黒の、いつ撮られたのかも分からぬ程。
写真に写っているのは、
昔にあったような服を着たミハイルと――幼い子供。]
(89) 2013/06/15(土) 22:44:16[コテージ・自室]
…――Раби。
[写真の裏に綴られた文字を口にすれば、
どこか、聞き馴染みのある音。]
[随分と昔に撮られたように思える写真、
写っているミハイルの姿は、
服装は違えど今とほとんど変わらない。
この写真を撮った時から、今まで。
どれだけの年月が経過したのだろう。
若い司書には、想像もつかなかった。]
……… 俺も、つれていって。
[少年だった頃の司書が、ミハイルへ向けた言葉。
あの時、少年は男の言葉>>75に頷き、
祖母の家にあった大量の本と共にこの地へ訪れた。]
(90) 2013/06/15(土) 22:47:24[コテージ・自室]
[古びた写真が入っていたであろう場所に、
手にしていた写真を戻す。]
[この村を訪れてから、たくさんの人と出会い、
そして触れ合うことができた。
最初こそ笑顔を見せることは少なかったが、
今では共に酒を飲む事が出来るほど、打ち解けて。
そんな彼らを今、自分は見捨てようとしている。]
[それでいいのか。心の声が、囁いた。]
(91) 2013/06/15(土) 22:52:54[コテージ・自室]
「ビャクダ」か。わかった。…聞きなれないが、いい名前だ。
[白蛇の名前を聞いて>>87、目を細め]
そうか、生きたネズミに卵なら、用意できそうだ。
ありがとう。
[礼を述べるその言葉には、白蛇の事を教えてくれた礼だけではなく、己を殺す手助けをした自分に大切な相棒を託してくれた事への礼も含んでいた]
(92) 2013/06/15(土) 22:53:06[コテージ・大部屋]
しかし…
…一度、死んだ、か。
[トゥーリッキの蛇を託された後、続けて聞かされた言葉を思い出して>>79、眉を寄せる。一瞬、あの傷が元で別の人生を歩む事になった、という比喩的なものだろうかと思ったが、すぐに否定する。それならば『一度死んだ事がある』などという言い回しはしないだろう]
分かった、ありがとう。
…大っぴらにするべきか、悩むな。どこまで信じてもらえるか分からないし、ミハイルがナッキだとしたら、そしてもし他にもナッキがいるのだとしたら、今度はお前が誘われるかもしれない。
…『占い師』とやらがいてくれりゃあいいんだが…。
まあ、俺が傍にいるうちは、そうそう大っぴらに変な事もできねぇだろ。
[マティアスの肩に置いた手に、自然と力がかかる。
『守護者』には触れない事で、暗に、自分がマティアスの盾になるから守護者など不要と、周囲に向けてアピールしているのだが、果たして**]
(93) 2013/06/15(土) 22:54:37[コテージ・大部屋]
写真家 ユノラフは、司書 クレストの過去が気になるお年頃 [飴]
2013/06/15(土) 22:56:02
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 22:57:57
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/15 22:58)
司書 クレストは、盲目 マティアスには、イルマたちの声が聞こえているのだろうか。 [飴]
2013/06/15(土) 23:00:17
司書 クレストは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 23:05:31
[どちらにせよ、
自分が生きていられるとは思わなかった。
ミハイル達――ナッキを生かせば、何れ死ぬ。
ナッキを倒したところで、ミハイルと同郷で、
そして彼と共にこの村へと訪れた自分は、
疑いの目を免れる事など不可能。
ミハイルの命をとるか、
それ以外の命をとるか、ただそれだけの選択。]
チッ………、
[ミハイルの上衣を部屋の背へ無造作にかけ、
まだ乾いていない自分の服へ、視線を向ける。
流石に、これに着替える事はできず。]
(94) 2013/06/15(土) 23:27:47[コテージ・自室]
……情報はなるべく共有した方が良いとは思うけどなァ。
問題は、信じて貰えるかどうかだろ。
[せめてイルマやドロテアから話が聞けたら、と思う。
彼女たちからより有力な情報が入手できたならば、それほど確かなものはない。]
……ははッ、あんがとな。お前がいりゃァ百人力だ。
[肩に置かれた手>>93の感触に、薄く笑う。
が、自分が誘われるかもしれないと言う懸念については、何も言わなかった。]**
(95) 2013/06/15(土) 23:27:54[大部屋]
盲目 マティアスは、役人 ミハイルにも話を聴きたいと思った。** [飴]
2013/06/15(土) 23:28:38
盲目 マティアスは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/15(土) 23:29:52
盲目 マティアスが接続メモを更新しました。(06/15 23:30)
……ごめんなさい。
マティアスさんは、そういう力があるのね。
[>>87平時であれば信じたかどうか。
否、笑い飛ばしていただろう。
現に昨日も…はマティアスの言葉を
信じなかったのだから。]
あの、ところで、蛇……?
いるんですか?
[マティアスとユノラフの会話を断片的に聞き、
出された単語に…は恐怖に顔を染める]
…………私、蛇は、その…苦手なので………
[雰囲気からそこらのやぶ蛇が出たわけではなく、
かなり懇親的なので誰かが蛇をつれていると判断。
なるべく自分の前には出さないで欲しいと懇願。]
(96) 2013/06/15(土) 23:59:18[広間]
[彼らは、…のお願いに承諾してくれただろうか。]
あ、お鍋まだ火にかけたままだったわ。
朝食の用意、出来ますのでよろしければ
召し上がってくださいな。
[炊事場のスープを思い出し、…は足早に二人の前から去る。
その後で手早く用意した食事をテーブルへと運んだ。]
(97) 2013/06/16(日) 00:00:09[広間]
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/16 00:00)
― 自室→大広間 ―
[肩に毛布をかけ、昨日と同じ格好で。
時折見える小花柄は、司書には似合わない。
窓の外を見て、一度。
既に死したであろう、旅人と。
ナッキに誘われ、命を落としてしまったイルマに。
黙祷を捧げた。]
………服、
[乾いていない自分の服を手に取って、部屋を出る。
もし大広間の暖炉に火がついているようならば、
乾かせるだろうかと。
そうでなくとも、別の服が見つかるかもしれない。
皆と顔を合わせる可能性が高いことが、
あまり――乗り気になれない、理由。]
(98) 2013/06/16(日) 00:09:00[コテージ・自室]
― 大広間 ―
[へっくしょん。
くしゃみをしながら扉を開けた先には、誰が居たか。
そこにミハイルの姿が無い事を確認してから、
おはよう、その場に居る皆に声をかけ、
視線は暖炉へと。
火のつけられていないそれに一瞬眉を下げたが、
薪を無駄にも出来ぬと諦め、
その場から踵を返そうとする。]
[誰かに引き止められるようなら、
浮かない表情をした司書が、振り返る**]
(99) 2013/06/16(日) 00:30:01[コテージ・大広間]
司書 クレストが接続メモを更新しました。(06/16 00:30)
司書 クレストは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 00:31:32
司書 クレストは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 00:32:14
[>>99くしゅんと大広間に入ってくるクレストの姿が見え
…はそちらにも温かいスープを持って行く。]
司書さん、おはようございます。
体調はどうでしょうか。
[振り向いたクレストの顔はどこか浮かない顔。]
……まだ本調子じゃないようですね。
これでも飲んで、あったまってくださいな。
[彼の目的であろう暖には火が入っておらず、
外から暖が取れないならこれを、と
湯気の立ち上るスープを差し出した。]**
(100) 2013/06/16(日) 01:15:40[広間]
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 01:21:31
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/16 01:30)
[響いた聲に、顔を上げた。
マティアスは死者と話が出来る。
これはほぼ確定と見ていい。
ミハイルの知る霊能者は其処までの力を持たなかったが、
恐らく或れは、盲である代わりに耳が良いのだろう。
そんな事は、『ドロテアと話をしていた』報告から、
簡単に察することが出来た筈だ。
――… 彼女だけではなくて
トゥーリッキもイルマも成仏せず、此処に居るのか。]
なら、あの話も筒抜けかも知れねえな。
[マティアスを偽物だとする証拠が無ければ、
それをでっち上げる事も、できなくはないかも知れない。
しかしならば何故告げたかという話になる。
きっと、俺は―――]
(101) 2013/06/16(日) 04:01:49[コテージ・浴室]
もう、
――役目を終えたんだろうな。
[神の使いごっこは、――飽きた。
だから、本来の姿に戻ろうとしている。
最早泥水に染まったその亡骸は、骨も残って居まいが。
世界の崩壊を告げる笛の音を聞いたあの日に
戻るべきなんだ]
(102) 2013/06/16(日) 04:06:24[コテージ・浴室]
もう一度同じ事を聞いたら、
あいつはどう答えるんだろうな……。
[>>90連れて行けと願った、あの時の言葉。
けれど、状況は今とまるで違う。
クレストは独りでは無い筈だ、本以外にも友人が出来た。
水の精はもう、必要ないのかも知れない。
泣いていた少年>>88は、うんと大きく為った。]
(103) 2013/06/16(日) 04:13:09[コテージ・浴室]
―大広間―
[>>99>>100濡れた服を手にとったクレスト。
スープを差し出すイェンニの姿が其処にあった。]
おはよう。
俺も貰っていいかな。
[イェンニがスープの配膳をしている。
彼女に一声掛けて、自分の分の用意を頼む。
昨日のソファでの睡眠よりも、
ずっとよく眠れたせいか、冴えている頭が弾く言葉は、
酔いを完全に失せさせていて、いつもの無愛想な役人の態度]
(104) 2013/06/16(日) 04:19:16[コテージ・浴室]
[濡れた服を乾かそうとしているらしいクレストに歩み寄る。
目を合わそうとしないようであれば、そのまま。]
………また、遠くに行く事になりそうだ。
[今度は、赴任だとは告げずに。
共に生きてきたサーベルを、優しく撫でながら]
お前、どうする?
[あの日のように――、
共に来るか?という誘いは、うまく口に出せず。
頭を撫でるにも、触れる事を躊躇って。
ただ穏やかな声を息と共に吐きながら、瞳を伏せた。
身に残った煙草の匂いを漂わせた**]
(105) 2013/06/16(日) 04:28:34[コテージ・大広間]
役人 ミハイルは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 04:32:02
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 06:32:54
─少し前─
ん?
…ああ、いや、ここにはいないんだ。今は土間の籠の中にいる。
トゥーリッキの蛇は俺が引き取ることになったんだが、まあ、出歩かせたりはしないから安心して良い。
[蛇は苦手、というイェンニの言葉>>96に答え、後で迎えに行ってやらないとな、と小声で付け加える]
(106) 2013/06/16(日) 08:10:35[コテージ・大部屋]
[彼女がスープを取りに行くと、再び声のトーンを落とし、神妙な面持ちで友に告げた]
…信じて貰えるかどうか、か。
それなんだよなあ。
[信じてもらえるかどうか、というマティアスの言葉>>95に頷いて]
それにもし、お役人さんがナッキだったとして…だ。
[一層、声を落として告げる]
伏せたまま捕まえられるような相手じゃない。腕っ節が違うから、皆の協力は必須だ。だが、他にナッキがいたら協力を仰ぐのも難しくなる。
(107) 2013/06/16(日) 08:11:43[コテージ・大部屋]
…なあ、マティアス。
お前は誰を信頼している?
お役人さんの事を話して、信じてもらえそうな人物でも良い。
[そんな話をしていた頃だろうか。
戻ってきたイェンニがスープを配り。
――『へっくしょん』
くしゃみと共にクレストが現れた>>99のは]
[そして――
イェンニが彼にスープ>>100を渡していると所に現れたミハイルの姿>>104を見て、無意識に体が堅くなるのを感じた**]
(108) 2013/06/16(日) 08:13:43[コテージ・大部屋]
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 08:18:04
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 08:20:02
[>>104 扉の開く音と、ミハイルの声に。
ソファに腰をかけていた司書の視線は、
一度そちらへ向けられた後、あちこちを彷徨う。
ほう、吐き出した息は、
あたたかいスープに覚えた安堵のものか、
はたまた、姿を現したミハイルに覚えた緊張感を、
払うためのものだったか。
それは自分ですら、わからなかった。]
…………そうか。
[>>105 近くへと歩み寄るミハイルから、
逃げるような事はなく。
瞳は彼を見上げず、皿の中で揺れるスープへと。]
(109) 2013/06/16(日) 09:26:51[コテージ・大広間]
[スープの皿をテーブルに置き、目を閉じる。
どこへ行くかだなんて、聞かずともわかる。
けれど――…、ミハイルが居るのならば、
死者の国に行く事だって、構わなかった。
開かれる瞳、翡翠色を、ミハイルに向け。]
俺も、つれてけよ。
[かつてのときと、同じように。
翡翠のいろに浮かぶのは、懇願の意。]
(110) 2013/06/16(日) 09:30:06[コテージ・大広間]
………置いてくな、ばか。
[ミハイルが姿を現したことで、
部屋はしんと、静まり返って居ただろうか。
司書の声はさして大きくもなかった筈だが、
それでも、しんとした部屋の中では、
ひどくおおきく、響いて聞こえたかもしれない*]
(111) 2013/06/16(日) 09:31:50[コテージ・大広間]
― >>109の前 ―
体調は………悪か、ねぇ。
[>>100 背後からかけられた声にぎこちなく振り向き、
暫く、ためらった後。ぽつりと漏らす。
差し出されたスープに迷いを浮かべながらも、
小さな音を立てる腹にスープを受け取って。]
――――Спасибо
[無意識の内に飛び出すのは、母国の言葉。
スープの入った皿を手に、
近くのソファへと移動し、身を沈める。
持っていた服は肘置きへかけ、
口にしたあたたかなスープは、
じわり、身体を温めていく*]
(112) 2013/06/16(日) 09:35:58[コテージ・大広間]
司書 クレストは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 09:37:50
[>>108寝心地最悪の粗悪なソファに腰掛ければ、
此方を見るユノラフの視線に気付く。
その視線の意味は勘ぐるまでも無い。
ただ、一度見返して口端を上げるだけ。]
――居心地が悪いソファだな。
[ささやかな皮肉を残して。]
(113) 2013/06/16(日) 10:29:16[コテージ・大広間]
[>>110>>111器をテーブルに置くクレストの返答に、
表情を変える事なく、静かに目を細める。
声でけぇよ、という文句は飲み込んで。]
今度は、本持っていけねえぞ。
傘もな
[十五年程前から今までの年月を思い出しながら、
腕を組んでいた手を解き、漸く髪に触れた。
その色を見る度に重ねていた弟のことではなく、
今は――
出会った時の、そして成長していくクレストの姿を。
彼と過ごした日々を、脳裏で振り返る。
こんなにも記憶と心の面積を占めている存在だったのだと、
改めて気付かされてしまえば、
目の前のガキに負けた気分になってしまう。]
(114) 2013/06/16(日) 10:29:42[コテージ・大広間]
[スープが届くまでの間、置いた侭になっているグラスを取る。
最後の一本である酒は、最早半分以下になっていた。
もう一つグラスを台所から持ってくると、
片方は水で薄め、それをクレストの前に置き。
透明の液体が満たされたグラスを掲げる。]
…За твою улыбку.
[笑え、と促しを籠めて乾杯の誘いを*]
(115) 2013/06/16(日) 10:43:10[コテージ・大広間]
分かってるよ、そんくらい。
[>>114 子供に言い聞かせるかのような、
そんな言葉に、むすり、唇を尖らせて。
自宅にある大量の本も、大切にしていた傘も。
それら全てを置き去りにしたとしても。
ミハイルと、共に在りたい。]
[髪に触れる手は、あの頃と何ら変わらない。
心地よさに身を任せ、ソファの背に凭れ掛かり、
瞳を閉じた表情はやわらかなもの。
彼と出会ってから、今の今まで。
約15年、人生の半分以上だと思うと、
案外長い間、共に過ごしていたのだと思う。]
(116) 2013/06/16(日) 11:24:54[コテージ・大広間]
[それだけ共に過ごしていれば、
なるほど、離れたくもなくなるものだ。
唇が、ちいさく笑みを浮かべる。]
…―― 、 за тебя.
[>>115 透明な液体の注がれたグラスを掲げ、
すこしだけ、泣きそうな。
不器用な笑みが、司書の顔に浮かんだ**]
(117) 2013/06/16(日) 11:25:24[コテージ・大広間]
司書 クレストは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 11:35:40
養蜂家 ダグが接続メモを更新しました。(06/16 12:28)
[黒髪の役人が去った部屋で、
部屋の仮初の主である若き司書へ
イルマの死を伝えた折のこと>>73。
――口籠る司書の重い吐息を聴く男は、
生乾きの頭巾を常のようにつけていた。
廊下の薄暗さも相俟って、
養蜂家の表情は定かでない。]
(118) 2013/06/16(日) 12:33:24
場所が見えているからね。
連れてくるさ
[今度は手を借りなくても大丈夫だと、
イルマについてはそう請けあって。]
(119) 2013/06/16(日) 12:34:07
[別の部屋。>>85寝起きの学者は、呼吸するのと
同じように淀みなく皮肉を置いて寝に戻る。
面食らった態で立ち尽くしていた
養蜂家は、何も言えなかった。]
…… …
(120) 2013/06/16(日) 12:35:40
[郷里が同じらしきふたりが
過ごしていた部屋に残る空気。
教本を示すごとく処刑を行った役人と、
後ろめたそうな司書の様子と…
年嵩の男が感じたのは、
理屈も追及も必要ない 閉じた世界 。]
(121) 2013/06/16(日) 12:38:13
[『 … 部屋にいるといいよ。
じゃあね、
クレスト。』
―――――心中なら、部屋ですればいい。
できないようなら、『ひとりでいきなさい』。]
(122) 2013/06/16(日) 12:40:12
[かけた言葉は、教えた合図とあわせてなお
当人に悟らせる気すらない、情含みの皮肉。
眼鏡で鎧わない寝起きのニルスが吐いた皮肉は、
己の其れと較べれば、ひどく歪みなく美しくて
朴訥な男は、途方に暮れながら外へ向かった*。]
(123) 2013/06/16(日) 12:41:53
[>>116不満を顔に出すクレストに首を傾げ。]
…いつか買ってやるよ。
傘、くれぇなら、たぶん。
[窓の外を被う雪は、今は未だ雪のまま。
ミハイルが消滅する事によって、雪の精の加護を失えば、次第に霙に、そして横殴りの雨に変わるだろう。
雷雨は嘆きの涙。
暴風は嘆きの吐息。
外を散歩するには冷え切った気温を伴い、スコールはやむ事はない。
それは、『まだ終わっていない』を彼等に知らしめるもの。
これが最後に見れる雪だろう、とクレストの髪を撫でながら、無数に天から注ぐ白い棉達の舞いを愉しむ。]
(124) 2013/06/16(日) 12:47:31[コテージ・大広間]
[>>117向けられたグラスと共に零れた言に、僅かに瞳を開いた後―――
膜に張られた涙が、今にも溢れそうな翡翠を酒のつまみに。
髪を撫でる手を下ろし、クレストの手を握る。
ミハイルは穏やかな笑みを浮かべ、ひとつ頷く。]
[こつり、]
[グラスが合わしてから、口許へと寄せ。
長いながい旅出の執着駅と、
安らぎを与える不器用な笑顔と、
愛しい者を、永遠に傍へ置ける喜びを――]
[祝い、乾杯――キッピス――**]
(125) 2013/06/16(日) 12:48:07[コテージ・大広間]
役人 ミハイルは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 12:57:41
養蜂家 ダグは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 12:58:50
養蜂家 ダグは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 13:02:50
[――桟橋。
死したイルマを、迎えにいく。
広い湖もすっかり凍り、働き者だった娘を
引き上げるためには浸かった腰周りの氷を
棒で突いて割らなくてはならなかった。]
ヴァルプルギスの夜は、
蜂蜜酒がなくて困ったろうなあ。
間に合わなくてごめんよ イルマ…
[酒が呑めない酒屋の娘の骸は、
ドロテアの隣に横たえて埋めた*]
(126) 2013/06/16(日) 13:11:02
─ほんの少し前─
[ユノラフとマティアスの内緒話は、断片的に耳に入る>>93。
一度死んだ。
ミハイルがナッキ。]
………ミハイルさんを、疑ってるの?
[二人の会話を最初から聞いていたわけではないので、
どういった結論でそうなったのか。]
私…、ミハイルさんよりもニルスさんの方が怖い…。
[昨夜の様子を思い浮かべながら、ぽつり。]
(127) 2013/06/16(日) 13:30:42[広間]
[それから『守護者』を臭わすユノラフをじっと見つめ]
ユノラフさんにも能力が?
……私にはそういう能力ないから、羨ましい。
[…には誰かを守る力なんてないし、
守りたい人もいないことに気がつく。]
───…嫌だわ。
[…は思わず声を漏らし、しばらく立ち尽くした*]
─→>>97─
(128) 2013/06/16(日) 13:31:20[広間]
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 13:36:35
―― 炊事場 ――
[屋外から戻った養蜂家は、
広間へ顔を出さず炊事場で食事を取った。
簡素な丸椅子に腰掛けて背中を丸め、
イェンニがよそってくれたスープを啜る。]
(129) 2013/06/16(日) 13:41:25
[面々の中でも防寒面でもっとも恵まれた
衣服をつけているとは言え、幾度も外へ
出ては生乾きを繰り返していて体は冷える。]
…ありがと、うまいよ。
[あたたかい食事を用意してくれる
イェンニへつたなく感謝を伝えた。]
(130) 2013/06/16(日) 13:42:16
―現在・自室―
[二度目の眠りから覚めて暫く。部屋を見渡してふと、部屋にも窓がある事に気付く。カーテンによって光を閉ざされた窓はどこか寂しく。特に理由もないが、ベッドから降りれば暗い窓へと近付いてカーテンを開けた]
…この世界に、蝶はいない。
[続く時季外れの雪景色。彼が恋い焦がれる風景はそこにはなく。伏し目がちになれば、ひらり、ひらり。誘うようにゆっくりと視界を横切っていった極彩色。はっとして顔を上げた頃には遅く。外は最初と同じ何もない銀世界だった]
(131) 2013/06/16(日) 13:45:07[自室]
…そういえば、イルマが死んでいたと言っていたな。
[古来、とある国では渡り蝶と呼ばれる種は魂を運ぶ死者の精霊と云われている。もちろん蝶を扱う昆虫学者のニルスもそれを知っている。
―――いや。幼い頃から、人の死を以ってそれを知っていた。
それならば、あの極彩色は。
ドロテアが死んだ時も、今回のイルマの時も“彼女”は姿を現してくれた。
…夏至祭の時期は不思議なことが起き易いといわれる。静かに、ニルスの口元に笑みが浮かんだ]
(132) 2013/06/16(日) 13:46:11[自室]
[ナッキとはどの様なものを齎す存在なのかは、この国で生まれ育ったニルスも詳しくは知らない。そんなものなど今回の件が起きるまで興味もなかったのだから。
だが、極彩色の翅をもつ蝶の存在で彼はナッキに対して興味を持った。人を死の淵に誘い、美しい幻想を見せてくれる水の精]
…生かしておくのも、悪くないかもしれないね。
[不穏な言葉は誰にも届かず。それは彼の歪んだ性格のせいか、はたまた学者としての探究心ゆえか。窓の外を見つめるニルスの表情は酷く楽しげであった。やがて彼は何か思案すれば、眼鏡を掛けて広間へと向かった]
(133) 2013/06/16(日) 13:53:50[自室→大広間]
[すくない女手であるイルマの死で、
イェンニの負担は増すのだろう。
養蜂家は、彼女へ明日に生きてあれば
食事の仕度を手伝う旨を申し出る。]
…
しかし、みんなはやさしいな。
非常時だし、あの蛇はスープか何かに
なるものだと思ってたんだが。
[蜂除けのベールは、食事をするために
後ろへ捲られている。地味で幸薄そうな
男の面持ちに冗談の色合いはなかった。]
(134) 2013/06/16(日) 13:54:55[炊事場]
[――男は、膝に壷を抱いていた。
イェンニに渡したものより大きな、
蜂蜜酒<スィマ>を店へ卸すのと同じ甕壷。
発酵してるからあたたかいんだよ、と
男は言うものの触らせてみようとはしない。]
ホホイ。
呑み助のイェンニに渡したら、
あけちまうだろ。
[そんなことを言い個室へ戻っていった*。]
(135) 2013/06/16(日) 13:58:19[炊事場]
養蜂家 ダグが接続メモを更新しました。(06/16 13:59)
養蜂家 ダグは、学者 ニルスと階段ですれ違い――抱える壷をすこし*揺らした* [飴]
2013/06/16(日) 14:02:31
役人 ミハイルは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 14:04:56
─現在・広間─
……………おはようございます。
今、持ってきますね。
[>>104後ろから聞こえるミハイルの声に…は、
少し声を硬くして挨拶を返して彼の為にスープを取りに行く。
所詮はただの他人。
うらぎりもの、と言うにはミハイルとの距離は遠い。
恨み言の一つでも言えれば良いのに。
何を言えば良いのだろう、…はただ戸惑うだけ。]
(136) 2013/06/16(日) 14:06:59[広間]
炊事場へと行けば、いつのまにいたのだろうダグの姿>>129]
あら、ダグさん。
ダグさんの分も用意しますね。
[スープ皿をミハイルの分に加えてもう一枚取り出す。
鍋から温かいスープをよそいながら]
わたしはこれからどうしたらよいのかしら。
独りは、もう嫌よ。
[問いかけと言うよりも、ただの独り言。
返答があるとは思っていない。]
(137) 2013/06/16(日) 14:07:56[広間]
養蜂家 ダグは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 14:09:38
はい、どうぞ。
やけどには気をつけてくださいね。
[入れたばかりのスープをダグに渡し、もう一枚の更にスープを入れる。
後ろからかけられた声に>>130、…は一瞬手を止めて]
……どういたしまして。
お口に合って良かったわ。
[普段は滅多に口にしないダグからの賞賛に、
…は僅かに表情を綻ばせた。]
ミハイルさんの所にも持って行きますので、
失礼しますね。
あ、お代わりもあるので足りなければどうぞ。
[スープ皿を手に、…は炊事場を離れた*]
(138) 2013/06/16(日) 14:10:07[広間]
養蜂家 ダグは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 14:23:54
─炊事場出る前─
[>>134忙しく動いている…を心配しての事だろうか、
ダグから生きていれば手伝おうと声がかかるが]
大丈夫よ、きっと。
……それに、手間でもないですし。
…私が、料理に何か入れてるか監視したいのなら
別ですけど…。
[ダグがそう思って言ったわけではないだろうが
半分冗談、半分本気でそう口にする。
勿論、…は料理に何か仕込むことはしていないが、
ライフラインの一つを、ひとりに任せてる状況では
寧ろ疑うべきなのだと。]
(139) 2013/06/16(日) 14:26:14[広間]
………蛇のスープは………ちょっと…。
[冗談を口にした感じではないダグに苦笑で答える。
蛇はダメだ、あれは人よりも、ナッキよりも
何よりも…が苦手とするものだ。]
そういえば、その壷は?
[さっきからダグの抱えている壷は、
屋台にぽつりと置いてあったあの壷とサイズ違い。
抱えている様は卵を温めているようにも見えた。]
(140) 2013/06/16(日) 14:27:08[広間]
─クレストが来る前─
[イェンニに尋ねられ>>127、どこまでどう話したものか、と思案し]
…そう、なるかな。
実はトゥーリッキの処刑の後、バスローブを渡したときに、あいつの腹に酷い傷跡があるのを見ちまってさ。致命傷でもおかしくないような傷跡だった。
[結局、自分の見たことだけを伝えるに留めた]
…ニルスか。
そうだな、あれは異常だ。この状況で冷静に笑っていられるなんてどうかしてる。
[ぽんぽん、と彼女の頭を叩き]
…まあ、何かあったら俺のところに来い。
あいつがナッキにしろ違うにしろ、固まっていりゃあ下手なことは出来ないさ。
(141) 2013/06/16(日) 14:27:34[コテージ・大部屋]
[能力があるのかと問われれば>>128、緩やかに首を傾げ]
…さあな。
守護者だとかどうとか関係ないさ。マティアスを失うのが嫌だから傍にいる。
…それに、イェンニにも死なれたくないと、思ってる。
[その言葉に、彼女はどう反応したか*]
(142) 2013/06/16(日) 14:27:55[コテージ・大部屋]
[酒の醗酵による発熱で暖を取っているのだと聞いて、
…は若干呆れた表情を見せる]
暖炉の火にあたれば良いですのに。
……呑み助だなんて、嫌ですわ。
私にだって加減くらい出来ますよ。
[と言いつつも加減できていないのが実情である。
そろそろミハイルの元へスープを持って行くといえば、
ダグはお代わりもすることなく自室へと戻っていった*]
(143) 2013/06/16(日) 14:28:15[広間]
─ほんの少し前─
[あの後>>108、マティアスから答えは聞けただろうか。
自分と言えば、強いて言うならばイェンニ>>141>>142――だが、マティアスの事までは話せず。結局答えは出せないまま、ミハイルの皮肉>>113に視線は一層険しくなるばかり。
しん、と静まり返った大部屋に、クレストの声>>111がやけに通る]
…クレスト。
[言いかけた言葉を飲み込む。
クレストとミハイル。2人が同郷であることは知っているが、どれだけの月日を、どう過ごしてきたかまでは知らない。
しかし、互いに視線を交わし、触れ合う様は、他人には立ち入る事の出来ない縁と絆があり、全てを知った上でのものだと言うことくらいは朴念仁なこの男にも察しがつく。男が何かを伝えた所で、聞き入れたりはすまい]
(144) 2013/06/16(日) 14:35:29[コテージ・大部屋]
………。
[ため息は、何に対してのものなのか。
先ほどよりも幾らか警戒を緩めてソファに腰を下ろし、イェンニが配ってくれたスープを口に含む]
…美味い。
[ひさしぶりに、口元が綻ぶ。
じわりと温かいものが、体中に沁みて、強張った心を溶かしていくかのようだった]
(145) 2013/06/16(日) 14:35:55[コテージ・大部屋]
─広間・暖炉前─
ミハイルさん、冷めない内にどうぞ。
[再びミハイルの元へ行けばクレストと
杯を重ねて>>125いただろうか。
ミハイルのぎこちない笑みは、しかしどこか愛しさに満ちていて。
クレストもクレストで満更でもない様子。]
幸せそうね。
[深く追求するわけでもなく、ただ、見たままを言った。]
(146) 2013/06/16(日) 14:44:34[広間]
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 14:46:39
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/16 14:48)
[ふと、ダグとの会話から>>139思いついた事を
聞いてみる。]
ねえ……
そのスープに毒が入っていますって言ったら
どうします?
[2人はどのような反応をしただろうか。
祖母から教わった隠し味のビールは入っているが、
スープに毒は入っていない。
そもそも毒なんて持ってない上に、
もしも入れていたなら今頃ユノラフやダグはその場で
倒れているだろう。]
──なんて、冗談よ。
[この場にそぐわない単純な好奇心を満たし、
…は2人の側から離れた]
(147) 2013/06/16(日) 14:51:10[広間]
―大広間―
…………。
[階段を降りる際、壺を抱えたダグとすれ違う。僅かに揺れたそれは蜂蜜酒でも入っているのだろうか。中身が何であるのかはニルスも知らないが、興味もまた無いのだろう。
広間へと入れば、誰が居ただろうか。
少なくとも、昨日のニルスの言葉を耳に入れていた者は彼が広間へと訪れた事で身を強張らせたかもしれない。
広間の空気が殺伐としたものへと変わるのは、ニルス自身も分かった]
…提案がある。
ナッキを探すよりも、異能者…占い師とやらを探さないか?
[さて、この提案に賛同する者は居るだろうか。居なくともニルスは占い師を暴くつもりだ。自身が考える、候補者の名を挙げて]
(148) 2013/06/16(日) 14:53:26[自室→大広間]
[炊事場で飲み干したスープは、
底のほうが溶けた野菜で濃くて旨かった。
広間のミハイルへ皿を運ぶらしき
イェンニが真意の所在もあいまいに>>139
語尾を濁したあとに、養蜂家が言ったのは]
… 凍えて死ぬよりは、
イェンニのあったかいスープに
殺されるほうがいいなあ。
(149) 2013/06/16(日) 14:55:03[自室]
[己がどんな表情をしたか、
朴訥な男は覚えていない。
蛇がよくなければ、荷馬が弱った折に
つぶすくらいだなあと続けはしたが。]
(150) 2013/06/16(日) 14:56:04[自室]
[暖炉の火にあたりに行かないのは、]
マティアスのそばに、
いきたくないんだ。
…彼がひとりのときなら、別だけど。
[浅い理由を挙げる。別れ際だったから、
問い返されるいとまは互いに*なくて*]
(151) 2013/06/16(日) 14:56:48[自室]
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/16 14:58)
学者 ニルスは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 14:59:48
─少し前・ユノラフと─
奇跡的に助かったとか、そういうのもありえると思いますが…。
[>>141一度死んだという言葉を裏付けるような言葉が、
いまいち繋がらない様子で…は首を傾げる。
ミハイルは元は軍人だっただろうか。
それなら大怪我を負う事は珍しくない。
戦場で受けた傷は、運が良ければその場で手当てを
受けることも出来るのだから。]
(152) 2013/06/16(日) 15:30:05[広間]
[そういえば、昔一人の負傷兵を助けた事があった気が
するがあれはいつのことだっただろう。
ぼんやりと霞がかった記憶は、あの時の兵士が
どうなったかもしっかりと思い出せず。
──彼は、幸せになれたのだろうか。]
(153) 2013/06/16(日) 15:31:48[広間]
[ぼんやりと考えていれば、ユノラフもニルスに対して
やはり思うところがあるらしく]
ニルスさん、その、人が死ぬのを楽しんでいるような
気がして……。
[ミハイルがナッキだとしたら、
ニルスのあの表情はなんなのだろう。
不安を滲ませていれば頭にかかる大きな手。]
……ええ。
何もないと良いのですけど。
[子ども扱いだと今度はふくれずに素直に受け入れた。]
ふふ、ありがとう。
でもあなたはきっとマティアスさんを取るわよ。
[>>142ユノラフの言葉に、…は笑って返した*]
(154) 2013/06/16(日) 15:33:20[広間]
─少し前・炊事場─
あら、あら。
それは喜んでも良いのかしら?
[冗談とも本気とも取れない言葉に>>149
…はやはり曖昧にしか返せない]
……でも毒なんて私は嫌ですわ。
だって、苦しいだけよ。
[それよりも、眠るように意識を手放して。
そしてゆっくりと朽ちて、溶けていく。
その方が幸せだと思ったが口に出すことは無い]
え……マティアスさん?
[>>151別れ際の言葉に何かあったのだろうかと思うも
…とダグの会話はそれきりで終わった*]
(155) 2013/06/16(日) 16:11:07[広間]
─現在─
[暖炉の前から離れたあとだろうか、
>>148ニルスが大広間へやってくる]
あ、ニルスさん…。
[不安もなにもない淡々とした様子に、…は足を止めて彼を見る。
そして告げられる言葉に…はしばし考え]
その提案……。
でも、能力者を探して、どうするつもりで?
[マティアスたちのほうを思わず一瞥。
先ほどの会話から彼らが何かしらの能力を持っている事は察することが出来ていたから。]
……ころすつもり?
[平坦な声で問う。]
(156) 2013/06/16(日) 16:21:06[広間]
[提案した後、先に声を発したのはイェンニ>>156。いつも浮ついたような彼女にしては珍しく強気な姿勢か。ふ、と軽く笑い]
おや、失敬。
勘違いさせてしまったようだね。
僕は異能者を表に出してナッキが誰かを告発して貰いたいだけだ。
…その占い師が生きていればね。
[そう言ってイェンニが一瞥した方とは別の…クレストの方を見る]
(157) 2013/06/16(日) 16:55:43[大広間]
あ、ああ、そういう……。
てっきり私…ごめんなさい。
[最もな理由を聞いてを詫びる。]
……確かに占い師がいるのなら。
生きているとも限らないですし、
でも……信じられます………?
[それにしても霊能者と違い、
生きてる人間の声はどう響くだろう。
もしも占い師と名乗る人間がいたとして、
その占い師に『イェンニはナッキだ』と糾弾されても
違うと証明するものは何も無い。]
(158) 2013/06/16(日) 17:29:15[広間]
[マティアスたちから視線を戻せば、
ニルスは別の方向へ視線を送っているようだが]
………?
[その先、クレストとミハイルがいる。]
司書さんたちが、どうか?
[…も、ニルスと同様にクレストを見たが。
こちらの視線に気づいた彼は何か言っただろうか]
(159) 2013/06/16(日) 17:32:02[広間]
[イェンニの詫びの言葉は軽く流す。そして占い師が居たとしても信じられるか、と問われれば]
…そんな信用など、今更。
僕は根拠もなしに外部者という理由だけでトゥーリッキに殺意を向けた。
今回異能者が名乗りあげ、誰がナッキだと言ったところで全信頼を託しているわけではない。
今回はそれを理由に、殺すだけだ。
[暗に占い師などはなから信用していない、そういう事だった。そしてもし告発先が例え自身だとしても、ニルスは鼻で笑って自ら手を下すだろう。ふと顔を俯かせ、小さく呟く]
…誰かを信頼することは、自ら失望に走るのと同じだ。
[思い出した過去を振り払い、いつもの無愛想な顔を上げた]
(160) 2013/06/16(日) 18:57:07[大広間]
[そしてニルスの視線の先に気付いたイェンニが聞けば]
いや?随分と可愛らしい格好をしているのが気になってね。
[男が女物の服など滑稽で仕方ないのだが、笑うよりも敢えて似合わないものを褒める事が彼の羞恥心を煽るだろうといった考え。
それはさて置き。
問題はクレストだけではなく、ミハイルもだ。
あの時は深追いしなかったものの、昨日の一連の会話で感じた彼への違和感は拭えるものではなかった]
まぁ、とりあえず異能者が出てくるのを待つよ。
出てこないのなら…“処刑先”にでも挙げて炙り出そうか?
[最後は冗談めかすように軽く言ったが、これこそ彼の望むシナリオ。ナッキを生かし、人を殺す。
蝶を愛した一人の男は、人を信じ、愛しむ気持ちをとうの昔に捨ててしまっていた]
(161) 2013/06/16(日) 18:58:54[大広間]
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/16 19:03)
─イェンニとの会話にて─
[イェンニがニルスに抱いている恐怖心>>154は、まさに男が抱いている疑念と全く同じもので]
ああ、俺も同じ事を思っていた。
…ここだけの話、
[少し迷った後、小さく、彼女の耳に囁く。
こんな事、純粋なマティアスには聞かせたくなかったから]
ナッキかどうかとは関係なく、警戒すべき奴だと思っている。
前は単なる変わり者だったが、この所のあいつははっきり言って異常だ。…昨日、俺に正義感ぶるなと言っていたが、俺には人が死ぬところを楽しんでいるようにしか見えないんだ。
だから、気をつけた方が良い。
(162) 2013/06/16(日) 19:39:03[コテージ・大部屋]
[言葉を選ぶように告げ、続く言葉には首を傾げて]
…俺がマティアスを選ぶって、何故?
[それはどういう意味なのか。確かに女っ気はないが、そういう趣味はない。
しかしその答えは得られぬまま、彼女は目の前から去ってしまった*]
(163) 2013/06/16(日) 19:39:19[コテージ・大部屋]
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 19:41:54
―― カーテンのない部屋 ――
[しろく眩しい居室へ戻った養蜂家は、
窓のほうを向いて寝台の端へ座った。
顔の前に垂れたベールは、いくぶんか
雪原に跳ねる光をやわらげてくれる。
其れの口元が、吐息にふっと揺れた。]
ほい
突き落とされたら、
死んでたろうかね。
[思い起こすのは、>>148
階段で学者とすれ違った折のこと]
(164) 2013/06/16(日) 19:58:22[自室]
… 死ぬのは、いやだね。
[独り言にすら一人称を用いない、
己の薄い中年男が――おもうこと]
(165) 2013/06/16(日) 20:04:03[自室]
気にゃァしねェよ。嫌われンのは、慣れっ子ってなモンだ。
……ははッ、面白い冗談だな。
だが、お前さんみたいなきれいなネーチャンに殺されるんなら、悪くねェかもなァ。
[イェンニ>>96>>147に軽く笑って返しながら台所へ戻る>>97のを見送り]
……お前の他にゃァ、思いつきそうもねェなァ。強いて言やァ、イェンニか。
[>>108の質問には、静かにそう答えた。]
(166) 2013/06/16(日) 20:10:26[大部屋]
[やがてイェンニがスープを運んで来たり、他の人々も集って来た頃だろうか―――と言っても、マティアスは音でしかそれらを察知できないのだが。]
……よォ、ドロテア。今日はちょっくら話聞かせてくれや。
[部屋の隅から聞こえる泣き声、昨日よりはいくらか落ち着いた様子だった。
その声の響く元の近くまで歩いてゆき、しゃがみ込む。]
大丈夫だ、もう誰もお前さんを虐めたりしねェよ。
でもな、いつまでもここに居ても駄目なんだ。それはわかるな?
[なるべく優しく、諭すように語りかけると泣き声が止んだ。マティアスはそれに安堵しながら、口を開いた。]
(167) 2013/06/16(日) 20:10:51[大部屋]
なァ嬢ちゃん……お前さんは、知ってたんだろ。ナッキがいるっつーのを。
そんで、お前さんをそんな風にしちまったのは、そのナッキなんだろ。
ここまではいいな?
[確認するように訊ねると、小さく肯定する声が聞こえる。]
……で、本題はここからだ。
…………お前さんを誘ったのは、誰だ?
わからねェってんなら仕方ねェが――――そうでねェんなら、教えてくれ。
頼む。
[マティアスは見えぬ相手―――己も、他の人も見えぬ相手―――に頭を下げた。]
(168) 2013/06/16(日) 20:11:08[大部屋]
盲目 マティアスが接続メモを更新しました。(06/16 20:13)
[壷を枕元に置いて、外を見る。]
… 『独りは もう嫌』、か…
[年の半分を野外で過ごし、
残る半分を集落で暮らす男が 呟く*]
(169) 2013/06/16(日) 20:15:29[自室]
養蜂家 ダグが接続メモを更新しました。(06/16 20:16)
学者 ニルスが接続メモを更新しました。(06/16 20:44)
養蜂家 ダグは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 20:45:31
養蜂家 ダグは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 20:46:34
[確かにトゥーリッキを外から来た人間というだけで、
非難したのだからニルスを強く責められない]
………あなたはただ、人を殺したいだけ…?
一体それは何のためかしら。
[…はニルスの言葉に眉をしかめ、後ずさって一歩距離を置く。
これが人の奥底にある心だとしたら、なんて醜いんだろうか。]
ニルスさん──。
[あなたも人に裏切られたことがあるの?
…は続きを言う前にニスルの声がかぶる>>161]
(170) 2013/06/16(日) 20:56:14[広間]
[クレストの格好は、自分が差し出したワンピースを
まだ着ていただろうか。
すっかり見慣れた…はもう気にもしなかったが、
今それを気にすることではないだろう]
待っても出てこないのなら
どんな理由で、誰を殺すのかしら。
[殺す理由を、辻褄を、探す男は
何を考えているのだろう。
あまりにも…とは違う考えを持っている
この男がとても怖かった。]
(171) 2013/06/16(日) 20:58:02[広間]
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/16 20:58)
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 21:01:09
― 回想・ダグと、自室にて ―
…――――。
[>>122 翡翠の瞳を揺らし、ダグを見る。
『ひとりでいきなさい』。さて、何処へ。
ひとりで逝きなさい――死の国へ。
今しがた人間を裏切ろうとした司書には、
唐突な彼の言葉が、そうとしか聞こえず。]
[イルマの遺体のある場所へと行くのだろう、
去っていくダグの背>>123に、
自嘲の笑みを浮かべた*]
(172) 2013/06/16(日) 21:25:39[コテージ・大広間]
司書 クレストは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 21:27:09
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/16 21:32)
― 回想・ミハイルと、大広間にて ―
………傘より、本が良い。
[>>124 どちらも叶わない事など、知っているけれど。
降り続く雪は、今やどれ程までに積もっていただろう。
最初こそ鬱陶しく思っていたものも、
ミハイルが降らせているのだと知れば、
どこか、愛おしくも思えてきて。]
(173) 2013/06/16(日) 21:42:09[コテージ・大広間]
[>>125 膝にかけていた毛布の上、
握られた手をそっと握り返す。
離れることが、無いように。
ミハイルの浮かべる笑みは、ただただ、やさしい。
彼がナッキだなんて、思えぬ程。]
綺麗な、雪だな。
[こつり、ふたつのグラスが、合わさる音と共に。]
[キッピス――司書が、祝うのは。
あなたと共に居ることのできる、喜びを――*]
(174) 2013/06/16(日) 21:42:57[コテージ・大広間]
司書 クレストが接続メモを更新しました。(06/16 21:43)
役人 ミハイルが接続メモを更新しました。(06/16 21:49)
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/16 21:50)
─マティアスとの会話─
[マティアスの答え>>166を聞いて、口元が緩む]
…そうだな。
クレストも、ミハイルの件じゃなきゃなあ、って所なんだが。
…やっぱり、そうだよなあ。
[立ち去るイェンニを、目で追って頷いた*]
(175) 2013/06/16(日) 21:55:05[コテージ・大部屋]
─現在─
[スープを口にして、一度は気が和らいだものの、大部屋に顔を出したニルスとその言葉>>148によって再び緊張が走る。もしかしたら、ミハイルが顔を出した時以上に険しい顔をしていたかもしれない]
…異能者? 占い師を?
[異能者を探す、と聞いて意識は自然と隣にいるマティアスに向かう。
イェンニとの会話に口を挟むこともなく、ただ、耳をそばだて]
――――っ
[…そう言えば、ミハイルとクレストのやり取りから、クレストは全てを知っているのだろうと察したが――、
一体、彼はどうやってミハイルの事を知ったのか]
(176) 2013/06/16(日) 21:57:44[コテージ・大部屋]
[もしかしたら、直接聞き出したのかもしれないが、自分から口を開いたとも思えない。…と、すれば]
[だからといって、クレストが占い師かもしれないなどと、わざわざニルスに伝えてやる義理など無い。
男に出来る事と言ったら、マティアスに触れさせないことだけだ。
…マティアスを嫌っているニルスの事だ。彼が異能者だと気づかれたら、何を仕出かすか判ったものじゃない。
炙り出す、と言う言葉>>161に、益々警戒を強めた]
(177) 2013/06/16(日) 21:58:09[コテージ・大部屋]
[>>136スープを取りに行く事を承諾するイェンニの
背けた顔に、心に。どんな思惑があるかなど知らず。]
そうか?
[>>146幸せそうだと形容されて、首を捻る。
伝えねばならない事を伝えただけ、と考えていたが
傍目からすればそう見えるのか?と。
知らず浮かんでいた笑みも、
鏡の前に座っている訳では無いので解らない。]
あァ……毒は、
…弱いものなら……、耐性がある。
訓練を受け始めた時は、死にかけたけどな。
[それは、『一度死んだ経験がある』という事にも値するか。
トゥーリッキの語った話を打ち消す為に
そう言った訳でも無かったのだけれど。
離れゆくイェンニが、最後まで話を聞いたかは解らない。]
(178) 2013/06/16(日) 22:02:50[コテージ・大広間]
― 回想・イェンニと、大広間にて ―
[>>146 司書がグラスに口をつけた頃、
スープを手にしたイェンニが戻ってくる。
喉を通る酒は水で薄められている筈なのに、
ふわり、すぐに酔いはまわった。]
……… そう、かもな。
[酒で頬を赤くした司書は、
否定もせず、くつりとわらう。]
(179) 2013/06/16(日) 22:03:20[コテージ・大広間]
[>>147 イェンニの言葉に、目を丸めた後。
ちいさく笑い始めるあたり、
酔いはなかなかに、回っている様子で。]
飲んぢまったんだから、どうしようもねぇだろ。
[司書のスープは、半分以上減っている。
今更そんな事を言われたとて、どうしようもないのだ。
もし彼女の言っている事が事実だったとして、
それはただ、死ぬ時期が早まっただけ。
ああ、確かニルスがそんな事を言っていた>>2:213。
どれだけ冷たく聞こえようと、
あの言葉は間違ってはいなかったのだ。]
(180) 2013/06/16(日) 22:04:46[コテージ・大広間]
………だろうな。実際、俺はまだ生きてる。
[嘘であることは、薄々気付いていた。
別に、イェンニを信じている訳ではない。
信じている者なんて、
今となってはミハイル以外に居ないのだから。
スープに毒を入れることで、
彼女になにか得があるとも思えなかった。
ただ、それだけのこと*]
(181) 2013/06/16(日) 22:06:26[コテージ・大広間]
……そうかァ。あんがとなァ。
[少女の答えに、マティアスは複雑そうにしながらも礼を述べる。
彼女は、か細く小さな声で、間違いなく一人の名を言ったのだ。]
……なァ。ミハイルはいるかィ?
[ゆっくりと立ち上がり、少女が呼んだ相手に、そう呼びかけた。]
(182) 2013/06/16(日) 22:09:49[大部屋]
[水に毒を流し込むのは、内側から敵兵を崩す為の常套手段。
腹を下す類の毒は簡単に手に入った時代。
非日常的な生活を送るに当たり真水を飲む事も多々あった。
その度に動けなくなっては、ただの肉人形だ。
盾になるだけ、犬や猫よりはマシかも知れないが。
それよりも、脇腹の致命傷を受けた事が一番頭に残っている。
抉れた皮は、肉は夥しい血を流し。
捲れた肉皮から覗く白い肋骨は砕けていた。
泥水の浮かぶ地面から顔を上げようにも、
力は入らず、生臭い臭いと強烈な痛みの中で――
はやく、 ――らくに、なりたい。
護るものなど、故郷には無いのだから。
帰る場所など、もう無いのだから。
熱林の中、苦しみに唸りながらそう願った。
開いた瞳孔は、誰かの影を最後に映して瞬き一つしなくなった]
(183) 2013/06/16(日) 22:15:45[コテージ・大広間]
―― カーテンのない部屋 ――
[降りしきる雪の質は、
もう厳冬の其れと同じもの。
イルマの遺体を迎えに外へ出ていた
養蜂家の衣服は、乾いた粉雪を払って
落とせば濡れはさしたるものでなく。
重ねたタオルに包まって過ごせば、
窓から冷え込みの沁みる部屋でも
時折震える程度で座っていられた。]
(184) 2013/06/16(日) 22:18:19[自室]
[まだ雪質が湿って重かった過日。
振り返らずに、先を踏み固めて
あるいていった若き司書たる彼。
いささか素直すぎるとも感じながら
その背を見守って歩いた年嵩の男は、]
(185) 2013/06/16(日) 22:19:41[自室]
司書 クレストが接続メモを更新しました。(06/16 22:20)
[――――ひとりの部屋で、過日と同じ、
荷馬をあやすときの声をちいさく立てる。]
ほうい ほうい
[ここにいるよ。][…ここにいる。]
[先ゆく若者は過日、ひとりではなかった。
いまは届かせる気のない声が、彼のために*]
(186) 2013/06/16(日) 22:20:49[自室]
養蜂家 ダグは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 22:26:20
―回想・子供の頃―
[そういえば、マティアスの異能に気づいたのはいつだっただろう。
確か、そう。
まだ子供の頃、両親を事故で亡くした時だ]
[当時は近隣でも珍しかった写真館を営んでいた事もあり、時折、両親は近くの村まで写真を取りに行っていた。その間、まだ少年だった男は祖父の元でカメラを触らせてもらっていた]
[その日、両親は2つ先の村まで写真を取りに行っていた。
いつもは翌日には帰って来るのに、一向に帰る気配がなく、不安で不安で押しつぶされそうになっていた時――]
[マティアスが、見えない両親と会話をしていた。
『事故にあったって言ってる』、確か、そう伝えただろうか。
――両親が帰りの道で落盤に遭い、死亡したという報が入ったのは、それからすぐのこと]
(187) 2013/06/16(日) 22:27:36[コテージ・大部屋]
[両親に、祖父、病死した恋人。友人。
失ってきた大切な人の言葉を、マティアスは男に伝えてくれた。
素直で、純粋で、真っ直ぐで、疑う事を知らない友。
その大切な友が、ミハイルの名を呼んでいる>>182のは、きっと、覚悟を決めたのだろう]
マティアス。
俺も…行く。
[だからと言って、一人で行かせることは出来ない。
マティアスの腕を取り、ミハイルとクレストの座るソファへと向かう]
(188) 2013/06/16(日) 22:36:27[コテージ・大部屋]
[
や
さ 影
し と ○゚ 。゚
い 共
悪 に
夢 沈
の み
中 ゆ
へ く
。゚ 。○ ―――]
(189) 2013/06/16(日) 22:37:09[コテージ・大広間]
司書 クレストが接続メモを更新しました。(06/16 22:40)
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 22:40:20
[幻想的な、
痛みも、苦しみも無いアクアリウム。
暗い水の底で、上を見上げれば仄かに明るい。
煌く水の動きを追い、踊る海藻を見つめて。
魚達の息吹を、直ぐ傍で感じた―――いつかの記憶*]
(190) 2013/06/16(日) 22:40:58[コテージ・大広間]
― 現在・大広間で ―
[>>148 やってきたニルスへと向ける視線は、
昨日よりも幾分かやわらかい。
ただ、彼の発した言葉には、
しずかに、身体を強張らせ。
手にしていたグラスをテーブルへ戻し、
膝にかけていた毛布を、こっそりと握る。]
うっせ、別に好きで着てる訳じゃねぇよ。
学者さんも着たら案外似合うかもな。
[>>161 酔いの回った顔が更にすこし、
赤くなったのは、恐らく羞恥心から。
膝にかけていた毛布を肩まで上げれば、
逆に、スリッパを履いた足がひょっこりと。
む、顔を顰めて毛布をまた膝上へ。]
(191) 2013/06/16(日) 22:46:15[コテージ・大広間]
[>>148雪見酒を楽しんでいれば、学者の姿が。
占い師を探し出そうという提案に、
僅かばかり眉を下げてから]
ナッキを探る方法を持っていると宣言する占い師が、
何人も出た場合、どうするつもりだ?
トゥーリッキが嘘を盾に逃げなかったのが意外だがな。
[自らが有益な存在だと嘯けば、
私刑の対象から外れるかも知れない。
騙るのは、探されている者だけでは無い。
極限状態のヒトは死から逃れる為なら藁をも掴む。]
だから昨日、名乗り出た所で信用できないと言ったんだ。
占い師だと証明する手立てなどないからな。
(192) 2013/06/16(日) 22:49:54[コテージ・大広間]
[そうして迷宮に迷い込むだけ。
誰も信じれなくなって、迷走するだけ。
我が身可愛さについた嘘は誘発し。
惑わされて、踊らされて。
そうしていつか狂ってしまう。]
可愛いだろう。
花冠が無いのが惜しいがな。
[>>161学者の意図を全て見抜けずとも、
クレストの自尊心を煽っている事など理解が届く。
悪態をついて誤魔化そうとしているクレスト>>191に、
己の上着を貸してやろうとするも、何処かに置いてきたらしい。]
我慢しろ。
[仕方無いので、耐えろと短く告げる。]
(193) 2013/06/16(日) 22:55:28[コテージ・大広間]
……あァ、悪ィな、ユノラフ。
[かけられた声>>188に苦笑しながら、礼を述べる。
この律儀な友人は、自分を一人にしまいとしてくれているのだろう。
その優しさに感謝しつつ、余計なものを背負わせたか、と、申し訳なく感じた。]
(194) 2013/06/16(日) 22:59:46[大部屋]
[マティアスが、自分が死者の声が聞こえると知ったのは、自分の親が死んだ時だった。
死んだと言われても、声が聞こえて、会話ができるのだから、マティアスにとっては生きているも同然で。
しかし周囲は、親を亡くして寂しかったんだねぇ、可哀相にねぇ、と憐れむばかりで、彼自身が認知できている親の存在を認めようとはしなかった。
それでようやく、自分が聞いている声は、他者には聞こえていないのだと気付く事ができたのだ。]
(195) 2013/06/16(日) 22:59:52[大部屋]
[それ以来、なるべく他者には知られないように気を付けていた。
もしうっかり亡者と会話をしてしまっても、独り言だとか、気のせいだったとか、適当に誤魔化して。
だが、ユノラフの親が事故で亡くなった時は、自分からそれを曝した。
もしかすると、友に嫌われるかも知れないと言う懸念はあった。
けれども、それ以上に、友を案じる二人の親の言葉を、友に伝えてやりたかったから。
嫌われるのにも慣れていたから、だから、告げた。]
(196) 2013/06/16(日) 22:59:58[大部屋]
[しかしユノラフは、この異能を嫌悪はしなかった。
だから、それ以降も、亡者となった彼の祖父や恋人、友人などの言葉を、幾度となく伝えた。
怖がらずにいてくれた事への、自分ができる恩返しのつもりで。]*
(197) 2013/06/16(日) 23:00:20[大部屋]
盲目 マティアスは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 23:04:23
[さて。己は名乗るべきか、名乗らざるべきか。
珍しく棘の篭ったイェンニの言葉には、
内心、驚くこともしたが。]
いらねーって言っただろ、
[>>193 ふてくされ、ふい、顔を背けた。
煽りに続くニルスの言>>161は、
この状況を興じているようにも見える。]
(198) 2013/06/16(日) 23:06:57[コテージ・大広間]
[司書は、ミハイルのほかにもうひとり、
黒を背負う者を識っている。
――いちど、ミハイルを見上げ。
『告発』の行為が彼を裏切る事になるのならば、
この口を開かぬまま、
ミハイルと共に去ってしまおうか。
異能持ちと信じてもらえぬ『狂人』ではなく、
ほんものの、『狂人』となってしまおうか。]
(199) 2013/06/16(日) 23:07:40[コテージ・大広間]
[>>182居るかと問う声を聞けば、手招きする。
どうせ見えていないのだろうが。
ユノラフが彼を伴い近づけば>>182、それに任せて。]
なんだ。
(200) 2013/06/16(日) 23:08:35[コテージ・大広間]
いやなァ、さっきトゥーリッキから面白い話を聞いてよォ。
お前さん――――いっぺん、死んだ事があるんだって?
ちょいと、詳しく聞いてみてェと思ってなァ。
[冗談や世間話でもするかのような口調で、ミハイル>>200に話しかける。
しかし、口調とは裏腹に、顔は笑っていない。]
(201) 2013/06/16(日) 23:10:38[大部屋]
役人 ミハイルは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 23:11:06
[マティアスがミハイルに話す間、警戒を怠る事はなく。
しかし視線は、クレストに。
彼は、どんな顔で自分達を見ていただろうか]
(202) 2013/06/16(日) 23:14:10[コテージ・大部屋]
それは、自分が霊能者だと宣言しているのか?
[>>201彼からその話を直接は聞いていないので、
死んだ男から話を聞いたということは、
それを認めるという意味なのかと逆に問う。]
(203) 2013/06/16(日) 23:14:42[コテージ・大広間]
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/16 23:16)
[その思考は、ミハイルを呼ぶ声>>182に
遮られてしまったのだけれど。]
[ユノラフと共に>>188ミハイルへと近づいてくる
マティアスの表情に、笑みはない>>201
司書はただ静かに、様子を伺うのみ。]
…――?
[>>202 その間、視線を向けられている事に気付き、
首をかしげながらユノラフを見る。
全てを承知していると言うかのように、
薄らと微笑んだのは、暫くしてからのこと。]
(204) 2013/06/16(日) 23:19:13[コテージ・大広間]
さァ、どうだろうなァ。
俺ァ聞こえた人間の声を、聞いた話を伝えてるだけだ。
俺が霊能者かどうかなんて、どうだって構いやしねェだろ?
[問い>>203に対しては、へらりと口の端を持ち上げながらそう答える。
直接的に認めるような言葉ではないが、十分に霊能者だと認めているように解釈できるだろう。]
(205) 2013/06/16(日) 23:21:28[大部屋]
養蜂家 ダグは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 23:21:46
[いくら何でも、この場でおかしな真似はしないだろう。
少し、考えて――]
なあ、クレスト。
少しいいか。
[クレストが男の視線に気づいた事>>204を機に、声を押さえ、彼に告げる]
…俺は、お前さんが占い師じゃないかと思っている。
ああ、心配しなくていい。誰にも話す気は無い。
証拠に、こっちの手の内も明かそうか。マティアスは霊能者って奴で、トゥーリッキから色々と話は聞いている。そして俺は、ミハイルの腹の傷を見ている。
…もう、分かるな。
俺たちは、ミハイルがナッキだと思っている。そしてお前さんがそれを知った上でこうしているっていうのは、まあ、見ていりゃ分かる。
(206) 2013/06/16(日) 23:23:02[コテージ・大部屋]
[司書が生き残れる可能性と同じほどに、
ミハイルが死を逃れられる可能性は、低い。
――ならば、それならば。
誰の手でもない、己が手で。
ふと、そんなことが頭に過ぎる。]
(207) 2013/06/16(日) 23:24:55[コテージ・大広間]
[呼吸を、ひとつ、置いて]
なあ、クレスト。
お前…
…ミハイルと、心中するつもりなのか?
[静かに、しかし強く、問うた]
(208) 2013/06/16(日) 23:25:34[コテージ・大部屋]
司書 クレストは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 23:26:07
トゥーリッキが生きてる時に話した記憶はねェな。
霊能者ならば、皆にトゥーリッキの魂の色を伝えるべきでは?
[>>205首を傾げて見せるが伝わるかどうか。]
死者の声が聞ける霊能者は聞いた事もねえが、
もしそうなら占い師以上に強いカードになるんじゃねえかな。
それをしないのは何故だ?
[質問には是で答えるが、退く気は無い。
広間に居る全員に響くような声で告げる。]
(209) 2013/06/16(日) 23:27:41[コテージ・大広間]
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 23:29:00
─少し前─
[>>178>>179毒を入れていたら、と言う問いに
なぜか皆揃って飲もうとする。
ダグも、マティアスも。
普通なら嫌悪すべきことじゃないのだろうか。
わからない。わからない。わからない。]
……みんな、やさしいのね。
[そんな陳腐な言葉に逃げたくなるほどだった*]
(210) 2013/06/16(日) 23:31:44[広間]
役人 ミハイルは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 23:32:43
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 23:34:23
何だ?
[>>206 ミハイルとマティアスが話している間、
かけられた声に、意識はそちらへと向く。
ただ、静かに。
口を挟むこともなく、彼の話を聞いて。
ミハイルに疑いの目が向けられているのは、
やはりマティアスを経由してのことか。
ちらりと盲目の彼に視線を向けてから、
また、ユノラフへと戻る。]
(211) 2013/06/16(日) 23:34:44[コテージ・大広間]
成程なァ、死んだ事はあるって事か。そいつァどんな気分だったか聞いてみてェ所だ。
生憎と、俺ァ人間以外の亡者の声は聴いた事がねェもんでな。
それに、めくらの俺に色なんざ問われても困っちまわァ。
少なくとも、トゥーリッキの声は人間そのものだったがね。
しないのは何故っつわれてもなァ……俺ァ、俺に出来る事しか出来ねェし出来る事はしてるつもりだが?
[>>209には皮肉混じりにそう答え]
……ドロテアから聞いたんだがよ。
あいつ、ナッキに誘われた時に声を聞いたんだと。おいで、おいでって呼ぶ声が。
その声、お前さんだったらしいがね。それに関しちゃァどうなんだ。
[冷えた声で、そう問いかけた。]
(212) 2013/06/16(日) 23:35:09[大部屋]
役人 ミハイルは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 23:37:27
心中?
[>>208 至極不思議そうに、小首をかしげ。]
―― 俺はあいつに、ついていくだけだ。
[暗に、ミハイルが姿を消せば、
司書もそこから消えるつもりであると。
細められた翡翠色は、どこか、しあわせそうに。]
(213) 2013/06/16(日) 23:37:42[コテージ・大広間]
[己が占い師であるかどうか、
それに関しては、口を開かず。
ただ、否定しないところを見れば、
ユノラフも確信を持つ事ができたかもしれないが。]
……… 、
[マティアスの言葉>>212に、
隣に座るミハイルを見上げる。
彼の身に着けている服の裾を、こっそりと握って。
ミハイルが昨日の旅人と同じようになっても、
自分は離れることはないと、ささやかな意思表示。]
(214) 2013/06/16(日) 23:43:51[コテージ・大広間]
―大広間―
[クレストの反発やミハイルの悪乗り>>191>>193は鼻で笑い、軽くあしらう。はて、二人はこれ程までに距離は近いものであっただろうか。
視線をイェンニに戻せば、彼女が自身に恐怖と警戒を抱いているのは様子から見て分かった。人を殺したいだけ?どんな理由で?そう聞かれれば>>170>>171]
人を殺したいのではなくて、蝶を見たい、それが正しいね。
待っても出て来ないのなら、僕から指名しよう。
理由など君達と同じこじ付けで良いさ。
(215) 2013/06/16(日) 23:45:31[大広間]
司書 クレストは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 23:45:52
トゥーリッキの気休めになればと思って
言っただけに過ぎねぇな。
生きてる内に…聞こえていたかどうかは怪しいが。
それを聞いてどうする?
[>>212あくまで霊能者と断言しないのならば、
男も生前に聞かせていない>>269ので、偽り無く答え。
ドロテアから聞いたという話に関しては。]
お前の妄想じゃねぇのか?それは。
[どうかと聞かれてそうだと答える阿呆も居まい。]
何が言いたい?
[遠回りな物言いに、面倒そうに業を煮やして先を促す]
(216) 2013/06/16(日) 23:46:15[コテージ・大広間]
…そうか。
[どこか幸せそうに目を細めるクレスト>>213に、やはり、何を言っても同じかと。どこか諦めたように首を振り、その肩を叩いた]
…分かった、もう何も言わない。
すまんな。
(217) 2013/06/16(日) 23:46:24[コテージ・大部屋]
…因みに。
霊能者、と思しきマティアスは処刑対象としては眼中に無い。
[それは友を守るためか。自身の言葉に自然と視線が彼に向いたユノラフ>>176を冷たく一瞥して言う。
そしてミハイルに複数の占い師が出てきたならば、と問われたら>>192]
ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な?
…それぐらいの程度で選べばいい。
いずれにしろ、複数出れば偽者は確実に居る。
出てきたところで処刑対象から外すわけではない。
[それだけ言うと、落ち着いた様子で周囲を見渡した]
(218) 2013/06/16(日) 23:47:13[大広間]
[大部屋に響くようなミハイルの声>>209に、思わず彼を睨みつける。
しかし対するマティアスの返答は、いつもの友のものとは違う皮肉混じりの冷たい声>>212ではあったものの、しっかりと前を見据えるもので。
自分には聞こえない、皆の声を聞いたが故のものなのだろうと。
そして、それを聞いて、クレストの意思も確認して、ミハイルを殺す決意をした]**
(219) 2013/06/16(日) 23:48:06[コテージ・大部屋]
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 23:48:36
学者 ニルスは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 23:49:26
学者 ニルスが接続メモを更新しました。(06/16 23:50)
どうだかねェ。妄想なのかも知れねェなァ。
俺に光ある世界がわかんねェのと同じで、俺が聞こえてる世界はお前さんたちにはわかんねェからな。
[ふぅ、と小さく息を吐いてから>>216の促しに従い]
……有り体に言やァ、俺ァお前さんが件のナッキだと思ってんだ。
[きっぱりと、そう告げた。]
(220) 2013/06/16(日) 23:50:14[大部屋]
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 23:50:55
養蜂家 ダグは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 23:51:17
……占い師を殺すつもりか。
[>>218処刑対象に霊能者『は』居ないという事は、
占い師『は』処分すると考えているらしい。]
イルマが占い師だった可能性もあるな。
[クレストを隠すように身を乗り出し。
すでに占い師が存在していない可能性を挙げる。]
(221) 2013/06/16(日) 23:51:38[コテージ・大広間]
役人 ミハイルは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/16(日) 23:54:56
養蜂家 ダグが接続メモを更新しました。(06/16 23:59)
なる程ね、じゃあ御託並べてないでかかってきたらどうだ?
殺してみなきゃ分かんねえんだろう?
[>>220こいつは莫迦だ――と思う。
ナッキだと思うのであれば、張本人にそれを問うより
周囲を説得すれば、処分も楽だろうに。]
俺は吹雪の中を歩けって言われても断るぜ。
ん?
[件のトゥーリッキのやり取りを思い起こし、
首を傾げさせる…が、やはり見えないだろう。]
(222) 2013/06/17(月) 00:00:03[コテージ・大広間]
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/17 00:00)
[>>215蝶が見たい。
その返答はどう捕らえるべきなのか。]
なんの話──?
[この季節、蝶はいる。
しかし、この状況で蝶など現れるものか。]
そんなことで。
……ねえ、ニルスさん。
あなたが死ねば、蝶が導いてくれるんじゃないかしら。
[きっとそれが最期の景色になるだろうけど。
…はユノラフやミハイルたちの会話を背後に聞きいても
そちらを見ることはなかった]
(223) 2013/06/17(月) 00:01:01[広間]
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 00:05:28
[それぞれがそれぞれの思惑のもと動く空間。不安、恐怖、信頼、疑い、殺意。
そんな中、待てども占い師は名乗り出る様子はなく。
ニルスは静かに口を開いた]
…僕はクレストを処刑対象として希望しよう。
[ミハイルの些細な行動>>221を見て確信した。彼は異能者であると。ニルスはそう言うかのように宣言した]
イルマが占い師であるのならば、やすやすとトゥーリッキに殺意を向けないのでは?見極めることはしないのか?
…それともトゥーリッキがナッキだったのか?
[そしてミハイルを見据える瞳はまるで、お前がナッキなのだろうと、言うかのようなもので]
(224) 2013/06/17(月) 00:05:35[大広間]
……否定、しねェんだな。
[ナッキではないかと糾弾した相手は、否定するでもなく、挑発するばかりだった>>222。]
あァ、安心しろ。吹雪の中を歩けだなんて言わねェよ、そんなの無責任だもんなァ。
きっちりかっちり、殺してやる。
[盲目である自分が、ミハイルを無傷で殺せるとは思っていなかった。
最悪、差し違えるくらいの覚悟で。]
俺ァ死にたくねェんでな―――死んでくれや。俺の為に。
[強く唇を噛み、それから、ゆっくりとミハイルの声がする方向へ手を伸ばした。
払いのけようとすれば、簡単に払いのけられただろう。]
(225) 2013/06/17(月) 00:10:41[大部屋]
[司書は自ら占い師であることを名乗る事はしない。
ミハイルが、自分がナッキであると認めない限り、
自分の能力を口にするつもりはなく。]
……… 、
[>>218 ニルスの口から出る言葉は、
ミハイルのものよりも冷たく思える。
人間をどうとも思っていないような、そんな。]
そうかい、
[>>224 自分を示す言葉には、眉を寄せて。
ミハイルの盾になれるなら、
それはそれで、悪くはないとも思うけれど。
ああ、でも――欲を言えば、彼と共に在りたい。]
(226) 2013/06/17(月) 00:12:42[コテージ・大広間]
[>>224クレストを処刑したいと告げる学者に、
表情の変化の乏しい顔は、強ばる。]
…トゥーリッキを占う事をしなかったのは、
他の奴の色を見たからかも知れねえだろう?
最初から旅人を疑っているような節は無かったからなぁ。
俺の知ってる占い師は一度に一人の色しか見れなかった筈だ。
今回の占い師がどうなのかは、知らねえが。
[クレストから己に学者の視線が移れば。
ただ不敵に笑うだけで。]
なんだ? 言いたい事があるなら言えよ。
明日にはあんたが水ン中に浮いてるかも知れねえぜ。
[空になったグラスをテーブルへ置くが、手は添えた侭。
濡れた下唇を舌で舐め、
クレストに手を出すつもりなら、投げつけるつもりで。]
(227) 2013/06/17(月) 00:15:29[コテージ・大広間]
…――ミハイルに死ねと言うのなら、
[ぽつり、]
お前達が、ミハイルの鼓動を止めようとするのなら、
[ぽつり、]
[いっそのこと、] 俺が。
(228) 2013/06/17(月) 00:17:06[コテージ・大広間]
[それは、とてもとても、ちいさな声。
その呟きは、誰の耳に届いたかもわからない。]
[――たいせつな人が、
誰かの手によって死んでしまうのが…いや、だった。]
(229) 2013/06/17(月) 00:18:25[コテージ・大広間]
[遠回しのような、そうでないような。緩やかに紡がれる殺意の溢れたイェンニの言葉>>223。普段は浮つき穏やかな彼女も、こんなに醜くなるじゃないか。思わず笑みが零れる]
ふ、ふふふ……イェンニは馬鹿だなぁ。
僕が死んでしまっては蝶が見れないだろう?
…導かれたいんじゃない。
僕は、捕らえて、それを見続けていたい。
[この状況に似つかわしくないほど柔らかく笑んだニルスの姿は、彼女にどう映っただろうか。その姿だけ見れば、至って普通だったのだろうか]
(230) 2013/06/17(月) 00:20:01[大広間]
[>>225マティアスの手が此方へ伸びてくれば、
手首を掴んで捻り上げる。
ユノラフは動いただろうか、友に腕が折られる危機に。]
ノロくてどうしようもねぇな、それじゃあ。
[しかし、腕をへし折る事もなく――
只、跳ね除けるだけに留め。]
(231) 2013/06/17(月) 00:21:06[コテージ・大広間]
いッ……!
[捻り上げられる感覚>>231と、そのすぐ後に痛み。わずかに顔を歪める。]
……悪ィなァ。
間違えちゃァいけねェと思って、ついつい慎重になっちまった。
[しかしマティアスは、あくまでも強がってみせた。]
(232) 2013/06/17(月) 00:26:59[大部屋]
[>>228マティアスを跳ね除けたその時に。
しんと静まった室内に、クレストの呟きが響いた。]
………そうだな。
いこうか、もう切符は買ってある。
[>>229物憂げな表情を浮かべるクレストの手を引き。
そうして玄関の方へと、向かう。
腰に掛けたサーベルは揺れ、歩を踏み出す度に揺れた。
窮地から救うことが出来る、と告げる同志には、
心の優しいお前が、人殺しになる事は無いと頭の中で告げて。
そう、闇から救う為に死の淵へ招いているだけ。
人間たちがどう捉えようと、男と同志は――]
(233) 2013/06/17(月) 00:29:41[コテージ・大広間]
[だから、ミハイルへと伸ばされた手>>225を
払おうとしたのは至極当然の事。
それは先にミハイル>>231が止めてしまったけれど。]
蝶………?
[>>230 どうも、自分の知っている蝶と、
彼の言っている蝶は、別の存在のような気がする。
蝶が見たい>>215のならば、
ナッキを殺せばいい筈なのに。
彼は、『占い師』の死を願っているようで。
ニルスの意図が掴めず、首を傾げた。]
(234) 2013/06/17(月) 00:30:41[コテージ・大広間]
[―――魂に、救済を与えているのだ。]
[老いに悩むことも、批難に悩むことも]
[痛みに耐えることも嘆き悲しむことも]
[水の底では、考える必要のないこと。]
[優しい水面が、
すべてを受け入れ、飲み込んでくれる]
(235) 2013/06/17(月) 00:34:20[コテージ・大広間]
[>>230笑い声を零すニルスから目を逸らす。]
捕まえても、蝶だってすぐに死んでしまうわ。
見続けるなんて不可能よ。
[きっと死んでしまえば、
彼の愛する蝶とずっと一緒にいられるというのに。
始めてみる柔らかい顔に]
ばかなひと。
[こんなことも無ければ、この男は笑うことなど無かったのだろう]
(236) 2013/06/17(月) 00:34:31[広間]
あ、おいッ……
[さてどうしたものかと思案している間に、二人分の足音が遠ざかる。玄関の方へと>>233。]
…………糞ッ……。
[舌打ちし、頭を掻き、大きく息を吐いて。
何へ向けたものなのかわからぬ悪態を吐き、やがて部屋へと戻っただろう。]**
(237) 2013/06/17(月) 00:34:42[大部屋]
盲目 マティアスは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 00:36:45
盲目 マティアスが接続メモを更新しました。(06/17 00:36)
………ああ。
[>>233 ミハイルの言葉に、頷いて。
彼に手を引かれる前に、肘置きへとかけていた、
いつものパーカーを身に着ける。
流石に、ズボンを履く余裕まではなかったが。]
[長い長い、小花柄のスカートを、揺らして。]
[彼と同じ存在だったのだろう、
黒を背負うその人へ、振り返り、微笑む。
ちょっぴり下がった眉尻。
――つれていって、ごめん。
そう言いたげな視線に、その人は気付いただろうか。]
(238) 2013/06/17(月) 00:37:50[コテージ・大広間]
[珍しく強張るミハイルの顔と必死さの伺える言葉>>227。そして自分の名が処刑対象へと挙がったのに、随分と落ち着いた様子のクレストの反応>>226から、彼が守りたい者が居ると考える。きっとそれは…]
ミハイル。君がナッキだろう。
[無表情にはっきりと告げる。誰から聞いたわけでもなく、ただの勘と、推測から導いた答え]
昨日の会話から、違和感があった。
過去に似た境遇に居たらしいが…それにしては詳し過ぎやしないか?
それから、持ち出した事件も。
まるで何百年も前から生きているから知ってる…そう言うような口振りだったな。
[不敵な笑みは如何なるのだろうか。そんなこと、興味などないのだけれど]
まぁいい。君がナッキだろうと。
…僕はクレストに切っ先を向けよう。
[もう何がどうでも良かった。失望したこの世界で、蝶だけが舞っていてくれれば。人間が死ぬことなど、本望だ]
(239) 2013/06/17(月) 00:40:53[大広間]
[上着を取りに行こうかと少し考えたが。
あの写真はもう、―――必要ないから。
写真と共に一枚の紙切れが、
上着のポケットへ押し込まれている。
それは、彼の人に宛てた願いであり。]
(240) 2013/06/17(月) 00:41:02[コテージ・大広間]
― 屋外 ―
[吹き荒れる冷たい雪が、身体を叩く。
ミハイルと繋いだ手だけが、ただ、あたたかくて。
この雪をミハイルが降らせているのだとしたら、
彼は寒くないのだろうか。
じわりと外側から侵食する寒さに、そっと身を寄せる。]
[何も持たぬ司書がミハイルの息の根を止める術は、
彼の首を、この両手で絞めることか。
ついと、視線はミハイルの腰で揺れるサーベルへ。
――どちらにせよ、気乗りはしないものであるが。]
(241) 2013/06/17(月) 00:47:26[→外]
司書 クレストは、役人 ミハイルを、翡翠色の瞳でみあげた。 [飴]
2013/06/17(月) 00:48:33
さてねぇ。
俺は蝶に現を抜かした学者先生よりも物知りなもんでね。
なにせ、図書館に知り合いが居るからな。
[>>239学者の言葉には、笑みは崩さずにいなし。
クレストの家にある本なんて、読んだ事もない。
活字は苦手だ、目が疲れる。
仕事以外で触れたくも無いと思っている。]
それは困るね。
こいつは俺のもんだからな。
あんたに標本にされるわけにはいかないんだ。
[クレストの手を引き、足早にその場を辞す*]
(242) 2013/06/17(月) 00:49:31[コテージ・大広間]
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/17 00:50)
役人 ミハイルは、司書 クレストの手を、きつく握り締める* [飴]
2013/06/17(月) 00:50:52
雑貨屋 イェンニは、司書 クレストは、あのワンピースを気に入ったのかしら。 [飴]
2013/06/17(月) 00:52:17
―雪降りしきる湖のほとり―
[夏日の暑さはうんざりだが、
昔を思い起こすこの雪は嫌いじゃない。
身を震わせるような寒さも、厭ではなく。]
……わるいな、
[その謝罪は、上着を着せてやれない事に対してか。
クレストを『人殺し』にしてしまう事に対してか。
何方ともつかない。]
(243) 2013/06/17(月) 00:55:25[雪の降る湖の前]
[暖炉のほうは一層慌しく。
やがてミハイルがクレストを伴って外に出て行く>>233。
彼は死ぬつもりなのだ、と。
2度目の人生を終わらせるつもりなのだと。]
今日連れて行くのは、司書さんなのね。
[小さく呟く声。誰かに聞こえてしまっただろうか。]
ふたりなら、さみしくないわ。
[…は止めることも無く。
2人の背中を見送って、広間から出て行った。]
(244) 2013/06/17(月) 01:00:41[広間]
[>>241サーベルへと向く視線に気付き。
握った手を離す代わりに、クレストの髪を一度撫ぜ。
雪のかかった髪の毛を何度か梳いた後に。
ひと振りの刀を抜き、クレストの手に柄を握らせる。]
……ここ、だ。
[服は着た侭で、脇腹の辺りを示す。
布の下にあるのは、――聖痕。]
(245) 2013/06/17(月) 01:01:01[雪の降る湖の前]
[>>242 本なんか読まないくせに。
口から飛び出しそうになった言葉を、
慌てて奥へとひっこめた。
面白いから、と本を薦めたときも、
突っ返されてしまった記憶がある。
ふと蘇る懐かしい記憶に、ふっと口元を緩ませ。]
……… 俺は、蝶にはなれねーかもな。
[>>239 へらり、学者に笑みを向けた。
人間でありながら人間を裏切り――、
もうひとり、自分の識るナッキの存在を、
一言も口にすることなく。
さて、そんな人間が蝶になれるものかと。
肩をすくめ、ミハイルに手を引かれてゆく*]
(246) 2013/06/17(月) 01:01:28[→外]
[不可能だと言い視線を逸らしたイェンニ>>236に、笑みは止まらず]
…蝶の標本の作り方を知っているか?
捕らえたばかりの蝶の胸を圧迫させ、殺す。
そして翅をピンで留めてやれば、彼女たちはまた甦る。
一瞬で散ってしまう人間の命とは違って、蝶の命は永遠なんだよ。
[彼がこんなにも饒舌に誰かと話した事が過去にあっただろうか。ばかなひと、と言う彼女を見やれば絶やさなかった笑顔をすっと潜め、冷ややかな声で言う]
馬鹿なのは、人間だ。
[そう言って彼女の前から去った]
(247) 2013/06/17(月) 01:03:25[大広間]
― 湖のほとりで、ふたり ―
なにが。
[>>243 謝罪の言葉には、ぶっきらぼうに。
ひとの命を奪う事など、司書は初めてだ。
最初で最後が、ミハイルでよかった。
そう思ってしまうあたり、
どこか、自分もおかしくなっているのかもしれない。]
………ん、
[>>245 髪を撫でる手を感じるのも、
これで最後なのだろう。
心地良さそうに目を細めたあと、
渡された刀の柄を、きつく、きつく握る。]
(248) 2013/06/17(月) 01:13:33[→外]
[ぺたり、ミハイルの示した場所を、
刀を握っていない手が触れた。
服の布越し、そこになにがあるのか、
ああ、そういえば傷跡があったと。]
あ、―― 写真、
[自室に置いてきた、ミハイルの上着。
もしかしたら取りに戻るかもしれないからと、
あのままにしてしまったのだが。
古びた写真は、彼のたいせつなものだっただろうに。
いいのか、と。ミハイルを見上げる。]
(249) 2013/06/17(月) 01:13:58[→外]
─少し前─
マティアス!
[割って入るのが遅かった。
ミハイルにマティアスの腕が捻上げられ>>231、顔色が変わる。
油断した。2人で心中する気なのかもしれないという頭が、まだどこかに残っていた。
ちらり。
視線を巡らすが武器になるようなものは無い。強いて言えば、酒瓶やグラスを割って、その破片を刃物にするくらいだが、そんなことをしている間にへし折られてしまうだろう]
…え、何?
[しかし、マティアスを拘束していたのはほんの一瞬で、はね退けられたマティアスが転ばないよう、抱き留めた]
(250) 2013/06/17(月) 01:14:43[コテージ・大部屋]
[ぽつり。
ぽつり。
クレストが何かを呟き>>228、ミハイルがそれに同調する>>233。
緩やかに、ミハイルの顔つきが穏やかになり、やがてふたりは手を取り合って玄関の方へと]
…大丈夫か?
[珍しく悪態をつくマティアス>>237の肩をさすってやり、部屋へと促すその直前。
立ち去り際、クレストの残した視線>>238が何となく気になって
――思わずその先を見た]
(251) 2013/06/17(月) 01:15:01[コテージ・大部屋]
[黙ってミハイルの声を耳に入れていれば、彼はクレストを連れて外へと向かって行ってしまった>>242]
…ナッキにまで失望させられるとはね。
[ふ、と笑んだのは何を思ってか。去り際のクレストの言葉>>246を思い出せば]
クレスト、君は蝶になんてならない。
思い残す事なんて、何もないのだろう。
[もう離れていった彼には聴こえていないだろう。
蝶は魂を運ぶ死者の精霊。
未練もなければ、共に在りたいと想った者が隣に居るのならば。
彼らは翅を羽ばたかせる事などない。
共に堕ちるだけなのだから]
(252) 2013/06/17(月) 01:16:48[大広間]
学者 ニルスは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 01:19:56
学者 ニルスが接続メモを更新しました。(06/17 01:22)
色々、と……かな?
俺が人間じゃねえって黙ってたこととか、
こんな事に巻き込んじまった事とかよ。
……お前が、このコテージに偶然来るなんて、
思ってもみなかったからな。
[>>248クレストが到着したのは、
ミハイルがこのコテージに足を踏み入れたよりも
ずっと後のこと>>1:34。
他にもコテージはあっただろうに、
―――何故此処に批難してきてしまったのか]
クソ似合わねえな。
馬子にも衣装なんてのは嘘か。
[サーベルを手にしたクレストを見て、破顔する。
こんなにも、気分は落ち着いている。
それは、己の命を奪おうとしているのがクレストだからか]
(253) 2013/06/17(月) 01:24:28[雪の降る湖の前]
─少し前─
[ミハイルに手を引かれるクレスト>>238と目が合った。
彼の微笑みが何を意味したのかわからないけども。
ゆらり、ゆれるスカートは、まるで少女のよう。
花嫁衣裳でも持ち歩くべきだったわ、と。
場違いな感想。
なんだか少しおかしくて、…は思わず微笑んでしまった。*]
(254) 2013/06/17(月) 01:24:44[広間]
…ア?
なんだ、勝手に人様の上着漁りやがって、
コソ泥の真似事するようなガキのお守りはこりごりだ。
金輪際ごめんだな。
来世があったとしても、厭だ。
[>>249写真は、と口に出すクレストに、
あれはもういいんだと素直に言わず。
何年も、何十年も、百年も、二百年も。
見返して来た白黒の写真は、目に焼きついており。]
だから、もう少し大人になれや。
[ただの子供でしかないと、そう思わずに居られるように。]
(255) 2013/06/17(月) 01:31:14[雪の降る湖の前]
別に。巻き込まれたなんて思っちゃいねぇよ。
…それに、俺の知らねぇ所で死なれても嫌だし。
[>>253 自分が居なければ、
もしかしたら彼は上手く…というのもおかしいが、
人間達を欺き通せたのかもしれないけれど。
もし自分の知らぬところで、
彼が誰かに殺されてしまったのならば。
きっと、司書はそれを追った筈だ。]
うっせー、ばか。
似合ってる、カッコイイ、って言えよ。
[いつも通りの、その言葉に。
ふん、と鼻を鳴らすのもまた、いつもと同じ。]
(256) 2013/06/17(月) 01:32:53[→外]
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/17 01:33)
お前が部屋に置いてったから悪いんだろ。
てか漁ってねーし。落ちただけだし。
………俺だって、
お前に面倒をみられるのはごめんだ。
[>>255 べ、と舌を出して。
結局、写真の事をそれ以上聞くことはなかった。]
じゅーぶん、大人だろ。
[――つぎは、彼の背を追うのではなく、
隣に立って居られるように。]
(257) 2013/06/17(月) 01:39:14[雪の中、湖のほとりにて]
―大広間から自室へ―
[酷く居心地の悪い空間となった大広間を、静かに後にする。
溢れかえる程の憎悪や不安、疑いの眼差しは、一体どこへ?
ニルスが最後に見たのは―――互いを信頼する心や、大切な者を守る心、人を愛する心だった]
…胸糞が悪い。
[彼にしては珍しく乱暴な言葉。その顔に余裕などなく、険しいものだった。
自室へと向かう階段を上る際、ふと此処ですれ違った養蜂家のことを思い出す]
そういえば彼奴はどうしたんだ…?
[確か、何か入ったような壺を抱え自室へと向かっているようだった気がする。
何となく気になったのだが、ニルスは不愉快なまま更に人と接するなど、自身に対しマイナスになる事は微塵も考えず。
ちっ、と舌打ちを一つして自室へと戻って*いった*]
(258) 2013/06/17(月) 01:40:37[大広間→自室]
俺がそう易易と殺されるもんか、阿呆。
ただちょっとな……、疲れたんだよ。
[>>256天使の真似事をするのは、とは言えず。
共に在ってもその立場は全く違う。人と精霊なのだから。
だが、思想は繋がらずとも傍に置いておいたのは、
目の前のクソガキが、心の大半を占めていたから。
それに気付けたのは、あまりにも遅くて。]
花冠があったら、も少し様になってたかもなァ?
ワンピースはまあ、似合ってるよ。
[もう少し髪が長けりゃ。]
(259) 2013/06/17(月) 01:41:04[雪の降る湖の前]
[視線の先には、イェンニがいたか。
きっと、何かと世話を焼いてくれたイェンニに礼を述べたのだろうと、彼女の表情>>254も加味して推測し、視線をマティアスに戻す]
…悪いな。
部屋に戻るか。
ああその前に、土間に寄っていってもいいか? ビャクダを連れて行きたい。
[マティアスに告げ、大部屋を後にする。
ミハイルがナッキである事は間違いないだろう。ナッキが彼ひとりであるなら、明日には雪が止んでいるはずだと、信じて**]
(260) 2013/06/17(月) 01:42:08[コテージ・大部屋]
[結局、最期まで彼を追うかたちになってしまった。
隣に居られるようになるのは、いつのことだろう。]
すぐ、いくから。
[冷えてきた身体は、限界が近い。
自分に残された時間も僅かであると気付き、
司書は、刀の柄をつよく握る。
寒さだけが原因ではない、手の震えは。
それでも尚、ミハイルの示した場所を、
寸分違わず狙おうと。]
(261) 2013/06/17(月) 01:43:29[雪の中、湖のほとりにて]
置いてあるからつったって……。
………写真、しか見てねえよなお前。
[>>257写真と共に潜ませた紙片は気づかれていないのか。
写真の事にしか触れないクレストに、
少し安堵したような様子を見せる。
彼がミハイルの前に、その者も色を識った事など知らず。*]
(262) 2013/06/17(月) 01:46:13[雪の降る湖の前]
写真家 ユノラフは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 01:48:14
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/17 01:49)
― すこしだけ、まえのこと ―
疲れた……ああ、もういい歳だもんな。
[>>259 意地の悪い笑みを浮かべる。
彼が、なにに疲れたのか。
司書が知る事は無いけれど、ただ、なんとなく。
察する事くらいはできる。
だから――…、]
そっちじゃねーよ!
[褒めて欲しいのは小花柄のワンピースじゃなくて。
こっちのサーベルの方なのに*]
(263) 2013/06/17(月) 01:50:31[雪の中、湖のほとりにて]
あァ、 呼んでやる。安心しな。
[>>261狙いやすいように身体を正面に向かい合わせ。
小花を散りばめたワンピースの裾が、ひらつく。
長年の相棒であるサーベルが、肉を貫くのを、
只、穏やかに見守って。
喉から溢れる朱が、
聖痕を貫かれてまた、朱が、
呆れるほど白い雪面を彩る。]
(264) 2013/06/17(月) 01:50:43[雪の降る湖の前]
………写真しか見てねぇけど。
[>>262 怪訝そうに眉を寄せ、首を傾げる。
彼の口調からするに、まだ何かあったのだろうか。
疑問を覚えつつも、
迫り来るタイムリミットに、口は閉じられる*]
(265) 2013/06/17(月) 01:54:29[雪の中、湖のほとりにて]
[脇腹を刺された状態の侭―――
クレストをきつく抱きしめて、
一歩、一歩と足を下がらせる。
その方向には、――氷浮く湖。]
(266) 2013/06/17(月) 01:55:19[雪の降る湖の前]
[>>254 ミハイルの言葉に、何故か、震えが止まる。
寒いはずなのに。ただ、安堵を覚えて。
震えの止まった手が、サーベルが、貫くのは――…]
おやすみ、
[――いままで、おつかれさま。]
[溢れる赤が、サーベルをつたい。
柄を握る両手にまで、とどく。]
(267) 2013/06/17(月) 01:59:58[雪の中、湖のほとりにて]
Я тебя никому не отдам.
[ お前は、俺だけのものだ。 ]
[おいでおいでと呼びかけるのは止めて、
代わりに、途方もなく白い雪面と同じように
呆れるほどに、強い独占欲を篭めた誘いを――
そう長く人の姿は保てまい。
それでも、クレストがひとりきりにならないように、
彼が呼吸を止めるその時まで、
必死に人の姿をつなぎ留めて―――]
(268) 2013/06/17(月) 02:01:14[雪の降る湖の前]
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/17 02:04)
[そうして、冷えた水を血の色に染め、
ミハイルの体躯は、只の水泡となった**]
.
(269) 2013/06/17(月) 02:04:35[雪の降る湖の前]
[>>266 そのまま、ミハイルの胸へと、飛び込んで。
ただ、しずかに。誘われるように。
一歩、また一歩、ミハイルと共に、湖へと進む。]
(270) 2013/06/17(月) 02:12:39[雪の中、湖のほとりにて]
役人 ミハイルは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 02:19:38
役人 ミハイルが接続メモを更新しました。(06/17 02:19)
Ты нужна мне.
[ 俺に必要なのは、おまえだけ。 ]
[凍ってしまいそうな程、冷たい水の中で。
こぽり、口から気泡が漏れていく。
サーベルの柄から離れた手は、ミハイルの背へ。]
(271) 2013/06/17(月) 02:20:50[雪の中、湖のほとりにて]
[――彼の背に回していた手に、力が無くなった瞬間。
水底に残るのは、ひとつ、司書の体躯のみ**]
(272) 2013/06/17(月) 02:23:34[湖の底へ、]
司書 クレストは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 02:26:18
司書 クレストが接続メモを更新しました。(06/17 02:26)
─深夜─
[誰もが寝静まったであろう時刻に…は、
ふらりと、裏口から外に出る。
ミハイルが消えて、雪の代わりに叩きつける様な雨が降っている。
雷鳴が轟き、嵐のように吹きすさぶ風。
降り積もった雪は次第に解けるが、
やはりこの天気ではどこにも行けないだろう。
それでも…は晴れた道を歩くように
しっかりと歩を進める。
向かう先は、湖へ──]
(273) 2013/06/17(月) 02:28:34[広間]
[もしかしてと思えば湖畔に打ち上げられた
クレストの体。ひとりぼっちの体。
ミハイルはどこへ。きっと消えてしまった。
人魚姫と呼ぶにはなんて似つかわしくない男だろう。]
もっと、ちゃんと掴んでおかないと。
[誘ったのに、逃げられちゃうわ。
…はクレストの体と共に、湖へ。
酷く冷たいはずの湖は、けれども…を優しく迎えてくれる。]
(274) 2013/06/17(月) 02:30:29[広間]
[湖の奥深へ、ひたすら潜る。
昏い水底にサーベルが一つ落ちているそこを目指して。
そうしていると次第に眠っていた草と、
魚が目を覚ます。
彼ら彼女らは、クレストの周りを優雅に舞って歓迎しているようだ。
水底に生える森のようなそこに、クレストを眠らせて。]
余計なお世話だったらごめんなさいね。
[二度と浮かないように。
ミハイルを貫いたであろうサーベルを、
その胸に突き刺した。]
(275) 2013/06/17(月) 02:31:07[広間]
ねえ、ミハイルさん。
あなた、次に生まれるときも、
これで司書さん──クレストさんと一緒よ、きっと。
[最期に聞いた聲と、彼の希望を一蹴するように。]
……私は、生きるべきなのかしら。
生きても良いのかしら。
[また独りになってしまったこの場所で。
死ぬ気は無いけど、あそこに居たら殺されそうだ。
だからと言って、逃げる気も無く。]
(276) 2013/06/17(月) 02:44:07[水底]
[出来るならあの村にまだ居たい。
そう望むなら、このままではいられないのだろう。]
……女神なんて、私には似合わないわね。
[ルサールカ。
水の女神を意味する言葉だっただろうか。
もうそう呼んでくれる人もいなくなったのだから、
固執する理由もない]
さようなら、ボジャノーイさん。
短い間だけど、会えて嬉しかったわ。
おしあわせに。
[最後にそう告げて、…はコテージへと戻っていった]**
(277) 2013/06/17(月) 02:45:03[水底]
雑貨屋 イェンニは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2013/06/17(月) 02:52:05
雑貨屋 イェンニが接続メモを更新しました。(06/17 03:02)
─深夜・湖に向かう時─
[ニルスが見た、ドロテアやイルマを誘う蝶。>>132
それはきっと、彼女達を誘うために暗くて寒い道を照らした道標。
今、それは…の進むべく道を照らしてる。
もしもニルスが起きていたら。
そしてその光景を見ていたのなら。
誘われたのは…だと思っただろうか。]
(278) 2013/06/17(月) 03:23:38[コテージ・自室]
[しかし──
朝になれば、湖に誘われたはずの…と顔を合わせて、
何か悟った事があるかもしれない。*]**
(279) 2013/06/17(月) 03:23:53[コテージ・自室]
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