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[テントの外で一人言]
人は人で、在る様に在ればよいのにね。きっと狼達もそうあるだけなのだもの。こう想う私はおかしいのでしょうか。
でもどうか、大事となりませんよう祈るのみですわ。ドロテア様も、お望みになられるまま──
[言葉に滲むものを読み取る人は誰も居らず。ただ足元に残る足跡だけが、軌跡を刻むのみ]
あぁ、何方か…。
[私を諫めてくださらぬか、と。どうやらまだここには馴染めぬ様]
お疲れ様です。突然の失礼にお詫びを。
このような空に、つい。
特に用などございませんのでしたけど。
皆様がドロテア様をとてもお気遣いされて、少し心配にもなりました。
私も気にかけなければなりませんかしら。
[伏し目がちな目はしっとりと帽子の男を見やりつつ]
妙なことを、申し訳ありません…
お気に障られたらお詫びしますわ
[気遣わねば、悼まねば。あぁ疑われてしまうのでしょうか、とは言にせず]
新参者故良案も、供犠にどのように接すればも、わからぬのでございます。
あぁ、そうしたほうがよろしいのならしますわ。
[空虚な祈りでも、それで疑われぬのなら]
貴男は今もお悲しそう。ごめんなさいませ。
[無力だから供犠となるのではないのかしら。
それを悲しむのならなぜ身代わりとならぬのか]
…さようで。
狼を神の使いと信仰した時期もございました故に
どうにも狼の声は心地よいとしか。
やはり申し訳ないのですわ。
信じられるものもなければお一人で考えられていたほうが楽ではございません?
たとえば…私が貴方方をそそのかしている、とか。
[二人へ向ける伏し目がちの目から感情は読み取れぬ。淡々と紡ぐ声に偽りはにじまずとも]
違うようですが…郷に入れば郷に従え、今は疎ましい存在としております。ご心配なさらないで。
[笑う帽子に、表情は変えずとも]
今の様に笑っていただけたのなら、信仰を変えた甲斐があったというものですわ。
私は在るべき理由に抗うことなく生きとうございますが…今はせめて、ビャルネ様やラウリ様がお健やかに休めることを祈りますわ。
あぁ、ビャルネ様はつまらないことでお時間をとらせてしまいました。申し訳ございません。
どうやら私は…まだ皆様を信用出来るほど、こちらに馴染めておらぬようですわね。よくして頂いているのに、申し訳ないことです。
[閉じられた瞼の奥に宿る瞳は何色か]
しかし…仕方ないで済ませられるとは殿方とは随分悲観主義でいらっしゃる。どうかあまりお情けないことは仰らないで。
[緩やかな言葉の影にちくりととげを一つ。
ビャルネの言葉にはただ頭を下げ]
ありがたく…。お茶などご馳走になりますわ。
[そのまま、さらりと髪を靡かせると、ラウリにも会釈だけをしきびすを返す*]
[雪を手に。解けるそれをぎゅぅと握り締めて想うことは]
……。どうしろと、おっしゃるのかしらね。私にはとんと理解及ばぬ出来事よ。
より生きたいと想う者が生きるだけではありませぬか。
ドロテア様はそうお思いではなかっただけ。
気遣う必要がどうしておありに?
本当に難しいこと。わからない…。
[ぼんやり、オーロラを眺め、たいまつを眺め。口にあがる言葉は聞きとがめられぬように呟いたつもり]
だめですね。なんか、人と話せる気がしません。
忘年会もかなり急に入ったのよね。
ちくそう。許してもらえるならこっち優先にしたいのだけど。会社の忘年会、キライだわ。
せめて3日は間をあけてほしいといったらわがままかしら。
[ドロテアの表情はどうでしたでしょうか。この目では見えません。伏し目がちの瞳は、見えるものを見ぬようにする為かどうかは知らぬこと]
……。私、おかしいのかしら?
赤い空も、こんなに綺麗。私なら、歓迎だわ。
[痴れ者のようにとぼけた言葉、今度は風にも流れましょう。ふと視界の先にトナカイを見、そのまま赤い空をうっとりと眺めやりながら]
あら。ごきげんよう…かしら?
貴男も悼まれるお方?
[唐突な声かけには流石に目も僅か見開きます]
赤は、好きですの。長老様は赤は凶兆とかおっしゃいますが。
綺麗という言葉に罪はありませんでしょ。
まるで血のよう。赤はキライではないの。
[ドロテアはこれからその赤を流すのでしょうか。期待の声だけは悟られませぬよう]
「赤」が好きですわ。貴方が仮に白がお好きといえば同じように。
……お話は私も同席しておりましたから。
赤い色が凶兆とはいえ己の好き嫌いまで否定されるのはつまらぬことと想われません?
[伏し目がちな瞳はまた閉じて]
それとも。疑える人間をお探しゆえにかしら。
怖いのですわ。それだけ。
長老様はこんな私でもこの村に容れてくださいましたが、一年も経たぬ身ですもの。
ただ、私は「いたむこと」を知らぬのです。今、あの方が捧げられても何の情も持たぬように。
貴方もお綺麗な赤をお持ちなら、私は好きだわ。きっと、切ることをためらわぬ位。
[うっすら、瞼が開き瞳の色がちらり]
信じられる方もそうでない方も関係ない。
自分が疑われねばよいだけ。
違います?
ありがたいことです…。
[言葉の裏、伝わるか否かは求めない。
ただ、自分の流れを断ち切らぬ言葉には謝意を]
好きなものを得る為に躊躇いはいりませんでしょう?私、貴方を好きになれそうです。なんて嬉しいこと。
民族の差ではなく私と貴方の差ですわ。
強要されないお方、疾くご理解遊ばせ。
[しゃらん。髪飾りが鳴ると同じにするりと手を伸ばし。その帽子にふわりと触れるとやんわり笑う]
疑われることも逆に逃げ延びる道やもしれませんね。
それがドロテア様の望むことなれば否定もせず。役目負うものの結末ですわ。
生きる意志ないものは死ぬべきかと。
生きる意志あれば生きるもの。
自ら容れたことへ、同情を求めることこそ愚かでは?
ただ…今は生きる為に考えめぐらす皆様が愛おしいとも想います。
共に在れます様にと願うだけで…。
[ふわり。頭を下げると髪が靡き。にこりと微笑むと、「ご自愛を」と言葉残して背を向けます*]
あなたは、ただの村人です
あなたは、ただの村人です
あなたは、ただの村人です
あなたは、ただの村人です
あなたは、ただの村人です
なんとなく自分が狂人に見えてきたので念じてみる。なむなむ。
Σはっ!
しまったなんて明後日バンザイな返答を!!!!
すいませんすいません思い切りボケてましたごめんなさい。
ドロやんは潔白なのに〜ということですよね、すんませんorz
流石にへこんだ。
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