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―大部屋―
[特に行くあてもなく、その日も大部屋で一夜を明かした。
誰かと話したかもしれないし、話さなかったかもしれない。
朝、ニルスが入ってきてなにやら呟く。>>1
直後、ユノラフも入ってきてニルスと話し始めた。>>9
どうやらニルスとユノラフは、イェンニがナッキだと気づいている様子だった。]
>>13ナッキとわかっていて殺さない…ですか。
[ニルスにはっきりとそう言って部屋を出るユノラフを見送りながら、昨夜、蜂を水に沈めていたイェンニを思い出す。
彼がそう言う理由は、なんとなくわかる気がした。
一方、ニルスは彼女を殺すつもりの様子。>>15
人間なら、生きるためなら、それは当然の選択だろう。]
ナッキとは…何なのでしょうね。
[誰にともなく、そう呟く。]
―大部屋―
>>+20
まったく、その通りですね。
[どちらが悪者なのかと独り言のように返すイルマに、苦笑し、同意する。
ナッキに対して、恨みの感情を抱かなかったのは、そのせいだろうか。
ミハイルとイェンニのことを、よくは知らないが、どこか自分と似ている気がする。]
そういえば、あなたとまともに話すのは初めてでしたね。
ここにいるということは、あなたにも未練が?
[することもないので、場を繋ぐように話しかけた。]
[どこからか飛んできたミツバチ>>+24
文字を書くように飛んでいるが、外国人の彼には読むことが出来なかった。]
>>+25
初めまして。
[にこやかに、握手を求める。]
自分でもわからない…
その気持ちはよくわかります。
私の未練は、相棒のことだと思いますが、それだけかと問われれば、そうでもないような気がしますし。
[その時、飛んできた蜂が結んだ意味を、イルマが教えてくれた。>>+27]
…人を殺す「いい奴」はいない。
なるほどね。
まあ、そもそも「いい人」というのがなんなのかもわかりませんね。
よそ者の私を殺したのが、同族を守るためなら、私はそれを「悪いこと」だとは思いませんよ。
もちろん、「いいこと」でもありませんけどね。
>>+32
自分の身を守るためだったでしょう?
生き物としての本能。
少なくとも私は、そう考えていますよ。
…そう思わなければ、やってられない、という気持ちも正直ありますがね。
[頭を抱えるイルマに少しだけ本音を言いながら、
それでも自分が思ったとおりのことを伝える。]
まあ、あなたが悪いことだと思うなら、悪いことなのでしょう。
きっと答えなんてないのですよ。
[そのとき、再び蜂が文字を綴った。>>+31
その意味をイルマが訳してくれる>>+33]
いいやつ…なんでしょうかね?
私だって、よそ者だと言って、ミハイルさんやクレストさんを引き合いに出しましたよ。
それに同意する人が出ていれば、彼らを殺していたかもしれない。
>>+37
やりたくてもやれなかった…という方が正しいと思いますけどね…
[あの時、尻込みする者はいても、自分についてくれる者はいなかった。
もし、自分に味方する者が出れば、自分もどうしていたかわからない。]
まあ、これ以上言うのはやめましょう。
結論は出そうにありませんから。
[その時、二階から悲鳴が聞こえた。>>82>>83]
イェンニさんとニルスさんの声ですね。
[様子が気になる。声のする方へと向かった。]
―クレストの部屋―
[二階に上がると、声は更に鮮明に聞こえた。]
クレストさんの部屋ですか。
[薬を持ってこの部屋に入ったのが、ひどく昔のことに思える。
中に入ると、肩から血を流したユノラフと、ナイフを持ったニルス。
そして、もう一人、人影が見えた。]
イェンニ…さん…?
[その身体は、人の姿をしていなかった。]
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