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>>#1ボス
了解しました。ちょうど、わたしも、にいまるも北京ですから。
[やっぱり、北京に、なにかあるんだわ…]
[0020の自宅に伝書鳩を飛ばす]
「003が危ない。至急協力を乞う」
[もちろん暗号文で]
まずは、003がどこにいるかを探らないと…。
[黒子に指示して、場所の確認を**]
[ウルスラ物語:
今回の任務を最後に引退を考えていたウルスラ。というのも、今回の任務でボスの引退が決まっていたからだった。ウルスラの心の中では、ボス、つまり兄が引退すれば、任務もなくなり、やっと兄と結ばれると思っていたのである。もちろん、任務の主体である、「サル・カイーダ」の撲滅が必須条件ではあるのだが]
[しかし、その兄への敬愛は実はウルスラの勝手な思いこみであったのが分かったのが、今回の任務に当たる、直前だった]
『ジェミー(ウルスラの本名)…。実は紹介したい人がいるんだ…』
え…?
『実はおまえも知っている人なんだが…入って来いよ…』
[そう言われて入ってきたのが、ドロテア…通称003]
『実は、今回の任務が終わったら、俺たち結婚するんだ…』
…。そう、それは良かったわね、おめでとう。
[なんとか振り絞って返事をした]
裏切られた─────────────
[たった一つだけ、ウルスラの心に残った]
[兄(ボス)への信頼度が<82>%下がった]
[カウコからの連絡が入っていた]
なにかしら?
[他のメンバーが動きやすいようにするのにどうしたら、いいかを聞いているようだ]
官僚だもんね…。中国なら、なんとでもなりそうね。
じゃぁ…。
[一瞬、ドロテアのことが頭に浮かんだが、ボスからの指示には0011は入っていなかったので、触れないことにした]
TO:0011
FORM:0099
公安の保護がほしいわ。できれば、賄賂でカタのつくタイプの人。色仕掛けが必要ってのなら、それはそれで…。
[送信]
各方面に連絡、及び今回の連絡での身バレ係数{3}+{6}
[0011に003の事を言わなかったのは、ボスからの指示だけではなかった。本来であれば、仲間の緊急事態には、その場に居合わせるメンバー全員ででも、援助に行くべきなのである。
しかし…]
[0044から受信]
あら、何か楽しそうね…。
[と、微笑む]
特に返信はいらなさそうね。
[多分、それが返答になっているだろうと…]
一応、本部には報告…と。
[ウルスラ物語
兄の婚約者であるドロテアこと003は見た目は若作りしているが、実のところ40歳を超えている。それでも、兄とは10歳以上離れていた。
表だっては愛想を振りまく0099ではあったが、心の中では葛藤の毎日。
ようやく任務が開始となり、003とも会う機会が減り、ようやく清々していたところに、救助命令が下ったのだ]
なんで、わたしが、あんな女を助けなきゃならないの…。
[0099の葛藤がまた始まった...]
[昨夜にいまるの送ってきた画像の解析結果が本部より送られてきた。結果は、[気がついたときにはキノコを手にしていた]ということだった]
どういう意味かしら…?
[何かの暗号なのか…。0099も初めてみる暗号...]
キノコ…キノコ…英語では、"mushroom"
mush...たわごと, ほら話っていう俗語ね。
room...部屋…。
あの部屋になにかあるのかしら…?**
にいまると合流できる時間まではまだあるわね…。
先に下調べしておこうかしら…。
[にいまるからの報告を基に幽霊屋敷に向かう]
[幽霊屋敷からは<52>m離れた路地裏に着いた。
屋敷に人影は、[×]
○ならある、
×ならない。
いるなら、<<07>>人程度だろう。]
[あれからドロテアには連絡がつかない。もしかすると、すでに敵に手の中にあるのかも知れない…。捕獲されているとしたら、あの屋敷かも知れない…]
ふ…。
[思わず0099の口から笑みがこぼれる]
-北京のある路地-
[繁華街の外れにある、物乞いの集まる場所。物乞いする者、施す者、そして、公安が来ないかどうかを監視する者。
その間を0099は、まるで観光者が通り過ぎるように、歩いている。そして、ある物乞いに、5元札を施す。その札には、特殊インクで集合場所と時間が記されていた。もちろん組織の人間にしか読めない]
[0026に集合場所と時間を伝える札を渡した後、0020との待ち合わせ場所に向かう。多分、0020はすでにいくつかの情報収集と、仕掛けをすでにしていることだろう]
あとは、0011が公安になんらか働きかけてくれていれば…。
[0043には、鍋蓋についていた通信機経由で003の事を連絡しておく]
0011だけには伏せておきましょう…。
[北京に潜伏していたのは、幹部Aであった。0099もまだそれは知らない。003ドロテアを誘拐し、例の幽霊屋敷に監禁中である]
幹部A『「JNR」のメンバーは、何人北京にいるのかね?』
003『…』
幹部A『やれ』
[003への拷問が始まった…]
[0099の動きが敵陣にもバレ始めていた。003の拷問に立ち会っていた幹部Aにもその報告が]
幹部A『その女を尾行けておけ。やっかいになるようなら、始末する』
[部下が頭を下げて下がっていく]
/*
別人にしておこう…。
敵の罠で、わざとこちらの目を引くための演出だったということに…。
すでに003は、拷問中…。
[0020と0026と落ち合う予定の場所にいた]
ん…?
[閃光と音が聞こえる。しばらく潜伏していると、0043からの連絡]
あちゃ。0043動いちゃったか…。
まあ、いいわ。でも、これで、003がここ(幽霊屋敷)にいることは、確実ね。
[そう言って、0043に、合流の意志を返信し、0020と0026をじっと待った]
[幹部Aの下に部下が報告に]
幹部A『何?あの女がここに?そうか。他の奴らも揃いそうか?…なら放っておけ。皆が集まり次第、こちらから攻撃をかける。しばらく様子をみろ。
ふふふ。飛んで火にいる夏の虫とはこのことだ…』
[にいまるに声をかけられて]
やっと来たわね…。
あんまり芳しくはないわね。どうも、003は敵の手の中みたい。
にいまるが送ってくれた例の写真なんだけど、解析結果が出たんだけど…。
[>>21>>22の説明をする]
にいまる、意味分かる?
>>57>>58
[0020と0026が揃うと]
とりあえず、二人チームで003救出作戦を組んでくれないかしら?
くすり…ね…。
別行動のメンバーに照会してみるわ。もしかしたら、あたりあるかもだから…。
二人とも、気をつけてね。さっき、わたしが見たとところ、子分クラスが7名はいたみたいだから。もう少しいるかも…。
援軍必要?必要なら、もう一チーム組んでみる。
[そう言って、ふたりを見た]
[0026に向かって]
あ、そうそう。1万メートルの物体の件だけど、1万メートル上空って、熱圏になるのよね。そこに物体があるのは、無理っぽいかな…。多分、1万フィートの誤りじゃないかと思うんだけど…。
一応、本部には報告しておくから。
>>64 0020
どうかな…。多分攻撃系の強いのは、0011と0043かな…。さっきの閃光は…0043かも知れないわね。どうする?もう一班、前衛で用意する?
>>67 0026
分かったわ、じゃあ、0011と0043に前衛部隊でチームを組んでもらうようにするわ。別行動になるから、かち合わないようにしてね。
[早速0011と0043に連絡。状況説明を簡潔にと、0020と0026が後方支援にあたる旨を伝える]
[0011からの反応があったので、こちらに向かうように要請する。それから、0020と0026に向かって]
とりあえず、0011には連絡がとれたわ。彼が前衛でいくから、彼の指示に従って頂戴。
0011。やっと着いたわね…。
0020と0026よ。後は頼んだわ。詳しいことは二人から聞いて。
あたしは、一旦基地に戻って、本部に連絡いれてくるから…。
頼んだわよ、隊長。
[0011にそう言って、その場を離れた**]
[003救出作戦。自分を中心にと、指令されたのだが、どうしても自分としては、003を救出するという任務に就く気にはなれなかった]
幹部A『さあ、こい、夏の虫…ん?3人しかいないな…2人足りないんじゃないか?』
[監視カメラで見ている。すでに3名は監視下にある]
[0099は、基地に戻らず、そのまま屋敷に侵入していた]
憎い────────────
[片手には、コルトが握られていた]
[0020の報告から、この屋敷の内部はなんとなく把握していた。但し、自分が尾行されていたことまでは気がついていなかったが。
残りの3名(4名)が侵入しやすいように、通路の入り口は開けたままにして...]
[銃撃戦のどさくさに紛れ、003に照準を当てる]
どきどきどき…。
[動悸が激しくなる…そして、引き金を引く]
やった──────────────
喜びと、悲しみとが混ざり合った感情。
それでいて、空虚な。
そんな意識しかなかった…。
[0099は、他のメンバーに見つからないように、その場を去った...]
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