人狼物語 執事国


10 じんろうさまのかみかくし村

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ナオ

――消えた?

[ナオがその話を聞いたのは、図書室の司書さんからでした。静かな室内に声にはよく響いたものですから、唇の前に指を立てて注意されます。まだ噂に過ぎないのだから、と。]

ああ、ごめん。
[カウンターに身を乗り出し、声を顰めます。]

……それで?
水泳部の子が。ふうん。
ああ。あの子か。
可愛い名前だよね。深海魚みたいで。
や、冗談。

[淡々とした口調は興味なさそうにも聞こえたでしょうが、顔にはいつもの笑みが浮かんでいて、眼鏡の奥の瞳を真っ直ぐ相手に向けられていました。]

(9) 2007/08/15(水) 19:20:11

ナオ

[薄く闇に包まれた室内は、他よりいくらかヒンヤリとしていました。新旧入り交じった紙の匂いの中にいると、どことなく違う世界にいる気分になります。
 家出や無断外泊の線もあるが、目撃者がいないこと。今までそんな兆候はなく、彼女が部活を休んだ事もなかったこと。司書の女性は色々な事を話してくれました。]

そっか。
早く見つかるといいな。
……あ、本。借りていきますね。

[そう断りを入れるとカウンターを離れてました。雑多に並ぶ標題を順々に眺めながら書棚の合間を緩歩します。]

これにしようかな。

[やがてナオが手に取ったのは、*とある伝承の本でした。*]

(10) 2007/08/15(水) 19:21:18

ナオ

[本を借りて図書室を後にしたナオは、ひとり、廊下を歩んでいました。
 窓の外には昨日と同じ――けれどどこか異なる光景が広がっています。喧騒は一回り、小さいように思えました。]

さて。
……どうしたものやら。

[首を捻りながら、先程借りたばかりの本を開きます。
 ――ハラリ、何かが舞い落ちました。]

……………っと?

(16) 2007/08/15(水) 20:53:20

ナオ

[屈み込んで拾い上げますと、それは真っ白な封筒でした。封はされておらず、隅っこには、宛名でしょうか差出人でしょうか、小さく小さく、“ナオ”と書かれていました。]

……僕?

[心当たりなんて、全くありません。今日この本を借りたのは、気紛れなのですから。特別珍しい名前でもないのですし、偶然かとも思いました。]

(いいや、開けちゃえ)

[けれど、ナオは好奇心に負けて、中身を見てしまったのでした。
 中には二つに折り畳まれた紙が入っており、広げると、知らない誰かの名と、短い単語が書かれていました。裏を見ても陽に透かしても、他には何もありません。封筒にも。]

(18) 2007/08/15(水) 21:01:47

ナオ

……変なの。

[ポツリと呟いて、ナオは封筒を鞄の中に入れました。なんとなく、本には戻さずに。
 それから少し考えて、いなくなった女生徒の教室へと進み始めたのでした。]

(20) 2007/08/15(水) 21:08:09

ナオ、教室の前まで辿り着くと、中から声が聞こえて来ました。

2007/08/15(水) 21:18:49

ナオ


 ――だれか、居るのかい?
 

(24) 2007/08/15(水) 21:19:00

ナオ

[返って来た声は二つとも、ナオにとって聞き覚えのあるものでした。中に入ろうとしたところで、歩んで来る人影が目に入ります。]

あれ。……ええと。
雨彦くん、だっだっけ。

[ナオは水難で有名な彼に、(間違った)名前で呼びかけました。]

(30) 2007/08/15(水) 21:36:29

ナオ

ん、ちょっとね。
知的好奇心……かな。
不謹慎だとは思うけれど。

[遠回りな言い方は、タカハルにも、例の噂を思い起こさせるでしょうか。]

ああ。高晴くん。ごめん、ごめん。
傘を握っているイメージが強いから。

[普段通りの笑顔の上、大して反省していない様子で返してから、ナオは教室の内へと視線を向けました。]

ああ。……ええと、昨日の。
ううん、そういう訳でもないよ。

(36) 2007/08/15(水) 21:48:46

ナオ

>>38

傘? いいや、見ないよ。
普通は傘立てに置くんじゃないのかい。

>>39

……痴話喧嘩?

[向けられた視線に、遅れた誤解。首を傾げました。
 けれどそれもクルミの名を聞くと、きょとんと瞬いて、昨日とは様子の違う彼女をマジマジと見つめます。]

クルミ、くん?
……名前じゃなくて、苗字かな。
もしかすると、来る海、って書く?

[二年生の教室に足を踏み入れながら、矢継ぎ早に質問を重ねました。]

(42) 2007/08/15(水) 22:00:51

ナオ

安心するといいよ。
喧嘩する程仲が良い?と思って、見ていただけだから。
お邪魔していないか心配だったけれど。

[二人のやりとりに、ナオは口の端を上げて笑います。違う方向と聞けば、そうなんだ?と不思議そうに首を傾げて、本気にしているのかいないのか、傍目にはわからない様子です。]

ん。
来海、蛍子?
へえ。
……そっか。
面白い偶然。

[彼女の名前を繰り返して、ひとり、納得したように頷きました。]

(49) 2007/08/15(水) 22:15:14

ナオ

>>48

……また、水難?

[“また”の部分は強調。]

>>52

いいや。ちょっと、ね。

[ナオは片目を瞑って、もったいぶるように笑みを浮かべました。けれど目だけが真剣な色になると、鞄から、先程の封筒を取り出しましたが、彼女が新たに現れた女生徒へと駆け寄るのを見て、それを口元へと添えます。]

おや。

(55) 2007/08/15(水) 22:23:35

ナオ

……で、何の話?

[コウイチとクルミの話のズレっぷりに、思わず突っ込み。]

(59) 2007/08/15(水) 22:26:52

ナオ

催促状の覚えがある程、延滞してる本があるんだ?

[首を傾げながら呟き、ナオは、同級生らしい少女に抱き着く様子を眺めました。それから、コウイチの目線での問いかけに向き直ります。]

うん。これなんだけれどね。
宛先人も差出人も、どうにも不明なんだ。
“ナオ”……
ああ、僕は結城 奈央って言うんだけれど。
それだけが書かれていて、気になったから、開けた。

[封の閉じられていない中から手紙を取り出して、広げてみせます。
 そこに書かれているのは、クルミの名前と、“ひと”という単語。字にこれといった特徴はなく、わざと個性を消しているかのようにも見えます。]

それで、書かれていたのは、これだけ。
そこの彼女だね。
どう思う?

(67) 2007/08/15(水) 22:43:04

ナオ

さあ。僕にもそこまでには。

[タカハルの問いかけに、ナオは肩を竦め、首を左右に振りました。]

他には何も書いていないようだから。
もしかしたら、炙り出しなのかもしれないけれど。
……流石に、暑い中に、試したくはないな。

(76) 2007/08/15(水) 22:58:11

ナオ


でも、
“ひと”と書いてあるということは、

“ひと”以外もいるのかな。

“ひと”に見えて、
“ひと”じゃない何かが。
なんてね。

[――それこそ、猿とか。冗談めかして、笑いました。]

(77) 2007/08/15(水) 22:58:19

ナオ

僕は気楽な方だよ。
周りからは、もっと焦れ、って言われる。

[コウイチ>>73に言われて、クスクスと、まるで他人事のように笑います。
 クルミへの返答は、少し、考え込むようにして、]

わかったら、苦労しないのだけれどね。
もし、これが僕宛であると仮定するなら。

偶然、僕と君とが出逢った翌日に、
偶然、僕が借りた本にこの手紙があって、
偶然、君の名前が記されていた事になる。

随分、神懸かった話だよね。
気味が悪いくらい。

[口元に手を添えながら、答えます。そう言う割りには、ナオの表情は、面白がっているようにも見えました。]

しかも、あんな噂が流れている時に――

(82) 2007/08/15(水) 23:12:16

ナオ

……おっと。
別に、そういう意味で言った訳じゃないよ。
不可思議な事は重なるものだなって。
それだけ。

[無神経だったかと、ヒラヒラ手を振って、苦笑染みた表情を返しました。]

そう、そう。
年賀状でやったら、気づかれなくて。
面倒だから無地で送るなって、怒られた。

[それから、手紙を封筒に、封筒を鞄に仕舞い込むと、駆け出すクルミを見送ってから、コウイチへと視線を戻します。]

そして。
記されている事が、“真実”だとしたら。
……身体が震えるね。

(89) 2007/08/15(水) 23:24:56

ナオ

さて、と。
僕も、そろそろ帰るよ。
君達も、遅くならないよう。

黄昏時は逢魔ヶ時。
夜は人ならざるものの時と言うから。

[窓の外の風景を見やりながら、ナオは、縁を押し上げて、ずれた眼鏡を直します。陽は空を廻って、やがては地平線の彼方へと沈んでゆくでしょう。]

それでは、ね。

[後輩達へと片手を上げて挨拶をすると、変わらず薄紅色の唇に弧を描いたまま、*教室を出て行きました。*

クルミの姿を見かけても、敢えて声をかけることはなく。]

(94) 2007/08/15(水) 23:39:18

ナオ

[すっかりと暗くなった道、電灯を頼りに路を、ナオは本を片手に歩んでいました。日が沈んで気温が下がったとはいえ、涼しいとは言えず、温い風が頬を撫ぜてゆくのに、眼を細めました。パラパラと頁が捲れて、ある一文が目に入ります。その単語を指先でなぞって、それから、口元を押さえました。]

……ぞっとしない。

[呟く言葉と顰める眉とは裏腹に、ナオの唇は、緩やかな弧を描いていたのでした。
 ふっと、顔を上げます。目の前の街灯は切れかかっていて、断続的に明滅し、その先の灯りは失せていて、頼れるのは月と星の光ばかり。周囲には薄らと、けれど深く、*闇が広がっていました。*]

(116) 2007/08/16(木) 21:27:30

ナオ

[ゆっくりと歩みを進めてゆくと、夜のしじまの中に、風に乗って、いくつかの声が流れて来ました。蝶が花に――というよりは闇夜を舞う蛾が光に誘われるように、ナオは、そちらへと向かいます。何人かの影が見えました。
 少し遠いところに立ち止まって耳を傾けると、内容まではよく聞こえませんが、どうやら、学生達のようでした。それも、聞き覚えのある声ばかり。]

夜の集会かな。

[危ないと言ったのに。自分の事は棚に上げて、そんな事を呟きました。
 本を持った手を顎の辺りに添えると、顔は半ばまで隠れます。街灯の光を、眼鏡のレンズが反射していました。]

(142) 2007/08/16(木) 22:46:40

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生存者 (4)

学生 クルミ
58回 残123pt
学生 ナオ
26回 残1069pt
学生 タカハル
24回 残1369pt
学生 コウイチ
55回 残96pt

犠牲者 (1)

学生 アン(2d)
0回 残1998pt

処刑者 (2)

学生 セイジ(3d)
46回 残438pt
学生 コハル(4d)
43回 残579pt

突然死者 (0)

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