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い な い
[青色の蝶は、不思議と逃げずに髪に止まる。
見下ろした手の先、なにもない]
どこ行ったの?
[鳥居の側から、一面の向日葵畑が見える]
[蝉、
の声が聞こえない。
祭り囃子は微かに歌う。
永遠の夏の日々。]
――― おおかみさま?
[呼吸するように
ゆっくりと蝶は羽を上下させた。]
[ささやきのように、
消えたはずの声、幾つか。
向日葵迷路でつまさきをなくしたひと、とか。
まよいみちの歌は無く、
青田を渡る風の音もない。
光の粉。黄金色が空にひかる。
茜色は、鳥居の下で佇んでいる。]
[茜色。]
[夕暮れ色の神社のこども。]
[遠く近く聞こえる祭り囃子に乗せ謡いをうたう。
―――おあけなせ
―――おおかみさまの――
さあ。
つぎはあなた。
あなたとはどなた?
引かれた線に似た色の朱塗りの鳥居は素知らぬ顔である**]
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