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[ふ、と僅かに息をつき。
カップのミルクをゆっくりと口にする。]
……指針がほしければ、ひとつあたえようかの……
――トゥーリッキは狼使い……ではないようじゃよ。
[こと、とあいたコップをテーブルへと戻しながら、それだけを告げる。
じゃらりと杖を鳴らして、椅子から立ち上がり。]
――それじゃあ、わしはこれで失礼しよう。
[イェンニが疑問を浮かべたとしても、
やんわりと笑みを返すだけでそれ以上口にはせず。
イェンニのテントを辞して、また村の中へと出て行った。]
[ほう、と白い息が空気に溶けていく。
じゃらり、杖を鳴らしながらゆっくりと踏み出した足は、掛けられる声にとまり。]
――お主か、トゥーリッキ。
そうさの……わしがやるべきことを、な……
[腹を据えたというように頷きを返す。]
……ああ、イェンニに、お主は狼使いではない、と告げた。
[天気の話をするようにさらりと本人へも、告げる。
細めた目に僅かに笑みを浮かべ、問題なかろう?というように、首をかしげた**]
―村の中―
[イェンニの返答には答えを返さぬまま。
外へとでてトゥーリッキと話している。]
……好いほうに転がると好いが、はてさて、どうなることやらなぁ。
[楽しげにつぶやくように返し。
じゃらり、となる杖飾りを示されれば、あまり気に留めぬ飾りへと、視線を向ける。]
――知っておったか……
[ほう、と意外そうな目を向ける。
知らぬものは知らぬ、温度計。
杖の飾りでつけるようなものではないけれど、なんとなく杖飾りとして使っている。]
[杖を揺らせば、じゃらり、と飾りが鳴る。
ガリレオ温度計の中身そのままではなく、それを模して。
強化ガラスで作られた飾りは、見るものが見ればわかる。]
中身そのまま、ではないけどのぅ。
[おかしげに笑いながら、面白い、といわれた飾りに視線を向ける。]
なぁに……ガリレオ温度計を持っていても意味がないからの。
ならば――有用に使えるようにしたまでじゃて……
飾りとしてならば……目新しかろう?
そうじゃのぅ……
『必ず滅ぼさねばならぬ』からこそ……わしらは"やるべきこと"をやるだけじゃて。
[蛇使いの言葉にゆるりと頷き。
尋ねたところで、長老の答えなどわかりきっている、というように男は肩をすくめる。]
都会ではインテリア代わりらしいがのぅ。
この村では不要なものの筆頭にあげられるであろうな。
[会話の途中でさりげなく告げられる言葉に、
一度瞬き、じゃら、と杖を揺らす。]
買いかぶられている気もするがのぅ……
そのように思われているのならば、そうなのじゃろうな。
[否定はしない。
割れそうだという飾りは、それでも互いに触れ合っても割れはしない。]
冬の女王が触れる飾りが地に落ちることはなかろうて。
禁忌を感じていては……できぬよ。
[蛇遣いと視線がかさなっても、そらすことはない。]
足を踏み外さぬよう、気をつけることじゃのぅ。
わしとて……この騒ぎがどうなるのかなど、先は読めぬのじゃからなぁ……
[ほんに、と繰り返される言葉に頷きを返す。]
[寒そうに足踏みする様子に一度瞬き。]
落ちてしまえば砕けるだけじゃからのぅ。
せいぜい落ちぬよう気をつけるとも。
お主も――落ちぬようにの。
[さらりと不吉なことを口にしながら向きを変えれば、
じゃらり、と杖がゆれる。]
さて、わしは別の者達に会いに行くとしよう……
お主も凍える前に、小屋にでも戻って温まったほうがよかろうて。
[足踏みする様子を揶揄するように、最後に告げて。
じゃら、と鳴らしながらゆっくりと歩き出す。]
[トゥーリッキも同じタイミングで別れを告げるのを見る。
ひとつ頷きを返して、ゆっくりと雪の中、歩き出した。
どこに向かうとは決めぬまま、足を進める先はどこになるだろうか。
村を照らすかがり火は、狼を払い希望を呼び込もうとするかのよう。
祭壇があるほうへは向かわぬまま、村の中を歩いている**]
―村の中―
[じゃらり、杖を鳴らしながら歩く。
途中、トナカイとともに歩むアルマウェルの姿を見かけたが声を掛けることはせず。
暫し、村の中を見て回った後、冷えた体を温めようと、自宅へと戻る道を歩き出す。]
[じゃらり、杖を鳴らしながら歩く途中。
離れた場所から掛けられる声にゆるり、と足を止める。]
名乗らずにすむから、重宝しとるよ。
[問いには頷きを返し。]
お主はどこかに行くところかの?
[一つ、二つ、白い雪の上に足跡をきざみながらカウコへと近づいていく。]
こんなときだからこそ……常のとおり行動したいものじゃからのぅ。
[ストレートな物言いにゆるく肩をすくめるだけで。
普段とは違う行動に、僅かに眸を眇めて、近づいた相手を見やる。]
――ドロテアがくれた猶予もなくなりそうじゃしの。
未だにだれが狼使いかわからぬまま、などといったら長老はそれこそ、
頭に血を上らせてしまうかもしれんしのぅ……
[ちらり、と視線を向けるのは、今はもう見えなくなったトナカイたちの歩んだ先。]
[腕が痛んだ様子には気づかないまま、カウコの言葉にゆるりとうなずく。]
さあて……あの長老のことじゃからのぅ。
知ってなくとも知っているふりぐらいは、しそうじゃし、その反対もありえるのぅ。
潔白と――公表されたのなら、それは狼使いではないということじゃからの。
自らの隠れ蓑とならないのなら、襲う可能性も、あるじゃろうて。
[ふむ、とかんがえるように間を空け。]
……誰か潔白だと……言われたのかのぅ?
そうでなければ、まとめることなどできぬだろうて。
[皮肉げな笑みを浮かべるカウコを見やり。
飄々と告げられる言葉に考えるように視線を伏せる。]
……そうさの。
長老が教えてくれるかどうかはともかく、聞きにいってみるかのぅ……
[どうする、というようにカウコをみやった。]
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