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[相手の返事を待つ間、顎をつるりと撫でながらあれこれ独り言のように喋っている]
スモーバー家…子爵…伯爵…?んっんーん、侯爵家であったか?どなたかの遠縁であられたか…な?
んっんーん…ロマネス家?
[斜め上を見ている風に目線を動かしながら、ラウリの反応をうかがっている。何か表情やしぐさに感情の動きがあれば見逃さずに心にとめ置くだろう]
[ラウリへのカマかけに対する結果がどうであれ、そうだそうだと手を打ち鳴らし]
折角の女帝との記念すべき夜なのだ、一人でテーブルに着いてはつまらなかろう?
ラウリ君、吾輩とディナーを共にどうだね?
[ラウリが応じるならば、ディナーのメニューを注文し、年齢次第ではワインを勧めるだろう]
ちなみにスイスでは14歳から飲めるのだよ。君のお国はどちらだね?
おお!オーストリア!たしか15歳になれば初めてのワインが許されるのではなかったかな?
[ウィンクしながらグラスを持ち上げ乾杯を促す。形だけでもラウリが乾杯をすれば微笑んで会話を続ける。]
去年のオーストリアでの舞台はシェークスピアのオセロだったんだがね、あの時の楽団の指揮者はご存知かな?たしか…
[ラウリに質問したり共通の知人の名前を挙げたりと、あれこれ会話しつつディナーを楽しみ、食後のカフェまで進んだ所で]
お名残り惜しいが吾輩はこの辺で失礼せねばいかんようだ。いや実は次の舞台の台本にまだ目を通していないのだよ。折角の夜に全くつまらない事だか、仕事ではしょうがあるまい。楽しかったよラウリ君。それでは。
[片手を上げ、給仕に自分のコンパートメントに支払いを付けさせるとラウリと握手を交わし自室に帰って行った]
[自室に戻ると、さっとウィッグをかぶりメイクを施し、簡素な洋服の上に車掌の衣装を着こむとさりげなく一等車を後にする]
仕事だからしょうがない…と言う事だ。
[にやりと口元だけで笑い、すれ違う乗客には帽子に触れ礼をしつつ、食堂車でラウリがまだ席に残っているのを確認すると、そのまま二等車へ]
失礼します。乗車券を拝見。
[ラウリのコンパートメントをノックし、まるで違う声色を使うとすうっと中に入って行った]
[中に人の気配がなければそのままラウリの荷物をチェックするだろう]
ほぅ…これは。
[何事かを確認するとさらさらとメモを書き、兎に持たせると楽しげに微笑みつつ去って行った**]
[兎にはこんなメモが残されていた]
―秘宝について心当たりがあるなら我がコンパートメントへどうぞ―
[自室に戻るといつもの服装に着替えくつろぎながら、ラウリが来るならば退屈しなくて済みそうだ、とほくそ笑んだ**]
秘宝に関わる者なら、アナスターシェ嬢の事を知らなければもぐりだな。
なんせ秘宝の開封にはアナスターシェの鍵が必要だという話だ。
…本当かどうかすら謎だがな。
くっくっく、はたしてラウリ君はご存じかどうか?やってくれば解ること。
[自室にて、人待ち顔で煙草を吸いながら、次の駅がある街の観光案内を眺めている]
[ノックに答え入室を促しソファーから立ち上がった]
やぁラウリ君、やはり来たね。新しい友人は気に入ってくれたかね。
[頭の上に両手で兎の耳をかたちどる]
そう、知りたいのはそのどれでもなく…アナスターシェ嬢の行方だよ。ラウリ君?
[ソファーに座るよう示し、用意されていたロシアンティーを勧めながらそう言った]
[部屋の隅にしつらえられた書き物机の椅子を引き寄せるとラウリの斜め前に足を組んで座る]
”アナスターシェの秘密を知るものが秘宝を手にするだろう。”
その様子ではまことしやかに囁かれているこの噂はご存じだね?
まぁ落ちつきたまえ、吾輩は秘宝にはあまり興味がない。
[目線でソファーに座るように再度促し]
君がアナスターシェの関係者なら、是非取引がしたい。
…吾輩もある冠を戴く女性の為に働く身なのだよ。
どうだね?ラウリ君。君の荷物に入っていた楽譜のサインは…アナスターシェ嬢の物に似ていたのだけれどね?
[震える唇を眺めながらサイドテーブルの菓子鉢に手を伸ばし、ふたを開けてつっと差し出す]
チョコボンボンはお好きかな?
[ラウリが手を伸ばせばどうぞと頷き、断るならソファーの前のテーブルに置く]
取引の内容を知ってしまえば、君が彼女の居場所を知り、なおかつ交渉が出来る者と判断する事になる。
取引の内容を知って後にい場所なんか知りませんでしたと言うなら、君も吾輩も無事では済まないだろうよ。
で、知っていると…判断していいのかね?
[それでよい、と頷くと話を続ける]
まずはアナスターシェ嬢の秘密を知っている事を示し、君が関係者であると言う身の証を立てて欲しい。
彼女に通じる者であると解るだけで、君にも多額の報酬を約束しよう。取引を成立させれば更に報酬を。どうだね?悪い話ではないだろう?
身の証の立て方は…なぁに簡単さ。
[顎をつるりと撫で微笑んで続ける]
この列車に眠るロマネスの秘宝を手に入れてみせて頂きたい。
私は次の駅で下車し、終着駅にて君が秘宝を手に入れたかどうか我が組織の物に伝えて貰う事にする。
吾輩もまだ命が惜しいのでね。…もうそろそろその豆拳銃から手を放してはいかがかな?
[ポケットの中の握り拳を指差すと、あからさま過ぎだね、と、くすりと笑った]
取引の内容は、終着駅で秘宝を証拠に見せて頂いてからお話しよう。
そろそろ次の駅に到着だ。まぁ良かったらこのコンパートメントを引き継いで使いたまえよ。なぁに、乗車切符さえあれば問題はないのだからね。
[そう言うとラウリに乗車券を手渡し、フロックコートを羽織ると列車を降りて行った]
[ホームにてさっとコートを脱いで下に着込んだ簡素な服に早変わり]
貨物列車に吾輩の特別室を設けてあるはずなのだよ。
列車を降りたと思わせ監視する。常套手段であるね。くっくっく。
[列車の蒸気が噴き出した後、ホームに有名な役者の姿はすでになく、貨物列車に乗り込む作業員の姿があるだけだった**]
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