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[定かでない話へは、聴いておく、といずれ
公に齎される折を待つ態でみじかく口にした。]
"手伝う"と"大丈夫"なのだな。了解した。
お前がそういう気持ちなら、
…お前もきっと"大丈夫"さ。
[借りた毛布へと、体温残すままに畳んで――
椅子の上へ置く。ちらと見遣るは、同じ鏡。]
[行く旨を告げて、扉へ手をかけながら肩越しに。]
3人めは…あたたまれたのだかな。
[見遣る先に在る>>110悩み声の男の面持ちへ言う。]
――カウコ。
いちばん、と言うときは
二番三番をつける相手の顔を
思い浮かべてからにしろよ。
[伏せるへ無論、否もなく。
拗ねるが恨まんよ、と添えて酒精漂う小屋を出た。]
…気配や声でわからんものは
――きっと目を見ても、判らんのだろうな…
[呟きつつ、さくり、雪に挿す杖の先は自身の後ろ。
体重預けるようにすれば、トナカイの角と蹄でできたそれは
ミシと小さく悲鳴をあげた]
――寒いな…――…
[小屋の外へ出ると、酌み交わした酒で
思いのほか身体があたたまっているのがわかった。
止んでいた狼の声がひとつ、
威嚇するように>>112遠吠えするのが聴こえた。
蛇使いは一度足を止めて、そちらの空を見遥かし…]
… 茶番とは、言うまいよ。
[――彼ゆえに。
ひとつの声がひとつであることを確かめてから
通りに姿の見えたイェンニの元へと向かった。]
[歌声はしろい吐息の帯となって、イェンニが歩く
みちすじへと痕を残しているように見えた。
穢された祭壇のほうから、枝先へ焔を連れてくる
彼女へと、蛇使いは数歩駆け寄り…声をかける。]
――イェンニ !
[妹分たる彼女の唄は、途切れたろうか。
彼女が此方へ姉様と常の呼ばわりをする前に――
ばしン 、と夢見る如きイェンニの頬を*叩いた*。]
…………
[キィ…―――聴こえるやんでいた筈の狼の遠吠えに、前髪に隠れる眉を顰め車椅子は止まる。声のした方へ顔を向けて、冷えた手が膝掛けのない足を摩る]
また…―――
見つけるまで待ってくれるはずもないか。
[トゥーリッキが去った後の部屋。
包帯を巻く手は器用なもの。
包帯の端を口にくわえ、右手で抑えた点からくいと引けば完成。
服を着てしまえば見えない位置しか切らない。
ふ、と止める手。けれどすぐゆるりと首を振る。]
――"狼使い"なら、んなこともないか。
[血の香は消せないから、狼の鼻を一瞬思えど気にせず。
赤が好きだと言った女が香までスキかどうかも知らない。
とさり、と椅子ではなく床に座り、壁もたれて目を閉じた。
トゥーリッキと部屋で交わした会話には曖昧に笑っただけ。]
ドロテアを、見捨てたんだ――……
躊躇うわけにはいかない。
[彼女に言葉として一言も返さなかったもの。
静まり返った自室での、ただの独り言。
それはのしかかる罪悪感と義務感と――。]
――かなわねぇな。
[見透かしてくる知己への感想を一つ。
言葉にしなければ躊躇ってしまいそうだから。
したとて、変わりはしないのかもしれない。]
[拗ねる"順番"へはやはり当人へは答え返さぬまま。]
前提が、違う――困るやつと、嫌なヤツの。
[狼使いだったら、という仮定なら全員分した。
当人のいない場所で今度は拗ねるのは自分――。
彼女が置いていった毛布に手を伸ばし、引き寄せる。
"自責は何も生まない"
聞こえた遠吠えに、告げた男を思い出す――
左腕の鈍い痛みを感じながら暫し*意識を落として*]
みんなに報せるのかな。
[知れ渡れば危険だと指摘した先の内容を、長老がどうする気かは定かでない。信じろとも信じるなとも添えず、アルマウェルへ宅した願いに籠めた想いは語らずも、呟きは重く沈む]
おおかみを煽動する者はふたり。
けど………人は…
[キィキィキィキィ…―――再び動き出した車椅子は、ヘイノの住まいの前で止まる。入り口を見て眼鏡の奥で眼差しを細め、ひとつ呼吸を置く]
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