[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
デンゴ…
[ゆらぁり立ち上がり]
デンゴっ!!
[大声]
あんたの分も作ってるのに、
つまみ食いなんてどういうこと!!
[大声に振り返れば、デンゴが折ったものだと
勘違いして、わああ、と叱りつける]
お、オレじゃないって
オレじゃ…
[イマリに叱られてたじたじになって
オレじゃねーのにとモヤモヤを睨む]
あいつがやったんだよ…
オレじゃねえってー
[鼻の下をこすった拍子に
手についた緑の粉が口に入った]
げ。か、かれえええっ
なんじゃこりゃ
[粉末ワサビだった]
[腰に両手を添え、仁王立ち]
――。
[物言わぬまま、言い訳をするデンゴを見る]
…デンゴ。
[小さく名を呼ぶも]
お姉ちゃんね、
悪い事をしてもちゃあんと反省するなら良いの。
でも、嘘つくのは許せないよ。
[幽霊、などとい可能性を否定したい面もあるか。
デンゴがやったと決め付ける様な声]
減ってるったって、あんた。
お姉ちゃんが後ろ向いてる間に食べたんでしょ!
[わぁ、と叱りつける]
……
[ちら、と減っている箇所を見て。
お化けを一瞬、思案するも振り払い]
…嘘は駄目。
[嘘で在って欲しいというような呟き]
うう、オレじゃねーのにー。
[ぷう、と頬を膨らませて厨房に回りこむ。
そこに見えるのは減っていくバニラアイス]
イマ、イマ、リ…
これだ、これっ!
[箱のアイスがみるみる減っていくのを
指差した]
[回り込むデンゴを凝視。
そして、指差す先の箱へ視線を移し…]
…ほんと、嘘ばっかり言ってると…
[減ってた。]
………。
[しかも、進行形で。]
……。
[思わず黙り込み、ゆっくりと。
お盆に、出来た分だけの二つのパフェを乗せ。]
――。
[言葉では言い表せない表情で
厨房を出て、ズイハラ達の下へ]
[あっという間に空になったアイスの箱を
むすっとした表情で見て]
あー。全部くっちまった!
みんなの分のパフェ、つくれねーじゃん。
責任取れよな、モヤったろー。
[ぷうう、と頬を膨らまして
厨房を出たイマリに続いた]
お、お待たせ…しました…
[空ろな目でパフェをことり、ことり。
二つだけテーブルに置く。
勿論、ミナツの分と自分の分は未だ作って無い。]
……。
[黙り込んだまま、側の空いている席に座り]
……お化けです。
[ぼそ、と俯き、呟いた]
おばけぇ?
[くっついていったイマリが座って俯いて言った言葉
今更ながらそれに驚いて]
おばけ…おばけ……?
え?
う、うわぁぁぁぁぁ
[すごくびっくりした。
お化けとは、思ってもみなかったから]
そうだよな、ふつー、おばけだよな。
なんで気付かなかったんだ…
[イマリの隣に座って、俯いた]
変な世界、ですよね…
[しみじみ呟いた]
お化けが居るのに…
死者がいて、其れを還せ、だなんて
[俯く顔はいつしか真剣になっているだろうか。
刻限までそう無い事を、パフェを作りながら。
ちらりと視界に入った時計で感じていた。]
[二つのうち、チョコをデンゴへ。
ブルーベリーをズイハラへ差し出して]
ごめんね、ミナツちゃん。
アイス、もうなくなっちゃったみたいで
[苦笑いをし]
……ごめん
[小さく、繰り返した]
…アイスなら…あるぜ…
[俯いたまま、ぶすっとした声で]
アイツが、また出したらしい。
[厨房には真新しいアイスの箱が
出されているだろう]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ