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[とん、と椅子を降りて厨房へ回り込む。
アイスの箱が開いていて、その脇に…
ステンレスの調理台の上にアイスで文字が]
なんてよむんだ、これ
[漢字はあまり読めなかった]
…何とか、参上。
[むむむむと腕を組んで唸って]
誰かーこれ、なんてかいてあんだ??
[誰かが厨房へ回ってきてくれたら、文字を指差す。
そこには『隼太参上』と]
−回想−
[マシロに気づき駆けて行けば、イマリもこちらへとやってきて。
言いづらそうに行き先を告げられれば]
私も行きます。寒いし。
[イマリの顔を真っ直ぐ見る事はできなくて、それでも誘いに乗る。
少しマシロとその場で話したかもしれない。マシロも行くと言えば5人で目的の場所へと向かった。]
→喫茶『snow』
[先に店に入ったイマリがいらっしゃいませと皆を招き入れるのにくすりと笑う。
椅子に座ったデンゴが「またでたっ」と言うのに]
さっき言ってたもやもやしたやつ?
[こてり首を傾げれば、イマリがパフェを作ってくれると厨房の中へ入っていくのが見える。
その間、ズイハラと他愛ない事を離したかもしれない。
厨房の中にいるイマリとデンゴの騒がしい姿に微笑みながらぷらりと足を揺らしながら2人が戻ってくるのを待った。]
−回想:終−
[パフェを二つお盆に載せて戻ってきたイマリにアイスがなくなちゃったと言われれば]
ううん。大丈夫ですよ。
何か飲み物でも淹れましょうか?
[イマリが苦笑いするのに自分もくすりと笑う。そこにデンゴの声が聞こえれば厨房へ。]
ん?何?
[そこに見た文字は雪が天から降り始めるのと同時に消えてしまった彼の名前。]
ジュンタ…?
[そう呟き、その文字から目をそらせずにいた。]
[厨房へ向かうデンゴの後は追わず。
やがて聴こえてくる、"誰か"の声にも]
……ん
[矢張り、少し怖いのか動き出しはしない]
…参上?
[なんだろう?と首をかしげ、座る面々を見るか]
[だが、厨房へと向かうミナツを目で追う。]
――、
[彼女が、"ジュンタ"と零せば]
…ジュンタ。
[同じ様に、名を繰り返し。
ちらと、ズイハラを見遣り、そのまま俯いた。]
ジュンタ?
[指した文字をミナツが読んで。
むうううと唸ってモヤモヤをみた]
ジュンタにーちゃんなのか?
…ポッキー折ったり
アイス食ったり、
パフェよこせって言ったり…。
[そんな奴だったかと]
ズイハラさんのデートを茶化しに来ましたよー?
………嘘です。暇だっただけっす。
はいはい、消えますよー。
[ふわふわ、出口に向かおうと]
[隣にいるデンゴがまた何かを見ているのに気づき]
さっき言ってたもやもや…そこにいるの?
ポッキー折ったり…アイス食べたり…。
ジュンタってそんなことするっけ…?
[こてり首を傾げ、ううんと悩む。
そこにズイハラが厨房に入ってくるのに気づいて]
あ。ズイハラさん、これ。
[そのアイスの文字を指し示す。]
うん、そこに…
[ミナツに、いる、と言いかけてモヤモヤなジュンタが
店の出口に向かうのを目で追った]
どこいくんだ?
にーちゃん?
[さすがにもうモヤったろーとは呼ばない]
[ズイハラがジュンタに向けていった言葉にくすりと笑う。
デンゴが指を差し、何かを言いかけた時に話しかける言葉に]
そこにいるの?
え…?どっかいっちゃった?
[デンゴの視線が出口へ注がれるのを見て自分も目を凝らすも彼の姿は見えなかった。]
[はっきりと其れがジュンタである、と。
店内に居る物のほとんどがそれぞれに口にする。
其れを無表情に聞き入れ、俯いては]
……
[ぼんやりと窓の外へ視線を送る]
あはは、悪戯する女の子がおりませんや。
[ズイハラさんにはそう答えて]
俺はお邪魔虫だからよー。
ちらっと遊んでくるぜデンゴ。
皆をよろしくなー。
[ヒラヒラ手を振ってから]
………馬鹿。
なーに落ち込んでんだこら。
[とりあえず、イマリを小突いておいた]
[還る雪を見つめている。
其処にかかるズイハラの声。]
…ええ、もうすぐ。
[相槌を打つも、彼の方は見ず。
視線は変わらず、窓の外へと向いている。]
[ジュンタの影がイマリを小突くような
素振りをしたのか、それを首をひねって見て]
そ、っか。
[影を追うように外を見れば]
あ、雪…
[ズイハラの言葉の通り、
雪は、あとわずか]
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