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そうね。
焼きあがったら、見せるわね。
[またねという風に手を振り、ユウキを見送った]
夕陽だから、なのかしらね。
[ガラスに反射する夕陽を見つめながら]
[サンダルの足音は廊下を行き、ひとつのドアの前でとまる。
白い扉。
その向こうに白い部屋。
白いカーテンで仕切られた部屋は、ほのかに薬品の香り。]
…ここは、
[しばらく立ち尽くす。*]
[のっぺりとした──デジタルカメラで空の写真を何枚か撮った]
[こつり
こつり]
[適当な扉をノックしたり、
デジタルカメラで何の変哲も無い室内を撮ってみたり]
返事が無い……誰も居ないのね。
"control room"。管制室。
[ひとつの扉の前で足を止めた。
扉の横のサイドパネルに指を走らせる。
反応は無い]
ここは開かないのね。ダーリン。
開けてくれないの?
[拗ねてみせる]
[開けることは出来ないと答えるカナメに、肩をすくめた]
まるで青髭ね。
金の鍵があればいいのに。
[念のためポケットを探って、何も無いことを確認しようとして──手を止めた]
[意味のわからない紙をポケットにしまい、次はアルバムをめくってみる。写っているのは自分と、女が一人。二人の写真だけが、ただいっぱいにつまっていた。]
………誰かな………思い出せないや。
[パラパラ、アルバムを捲っていくと、自然に涙がぽたり落ち]
???
どうして涙が出る??
俺は全然悲しくないのに*
>>150
“ありがとう”……
[ルリの口から発せられた、テンマが言ったという言葉を繰り返す。
目が細められ顔が歪みかけたが、間を置いてからレン>>152に振り向き小さく頷いた]
また会おう。
[そうして、去り行くライデンの背中に呟いた]
[いくらかの時間が過ぎた後、何も言わずに深々と頭を下げた]
……散歩。
[行き先を言い残して、墓の前から歩き出すことにした]
[泉には水を飲みに来た小鳥がいた。
飛び立つ様を目で追う]
青い鳥。
[スーツの上着を羽織ったまま、泉へ足をひたす。
腰掛けたタイルはひだまりの*ぬくもり*]
[アルバムに反応する心と、反応できない肉体と。2つがじわじわ、失人を締め付けた。それに耐えきれず、アルバムを閉じ。小脇に抱えて、失人は外へ出る。月明かりは更に濃く、世界を写し出していた。目指す先があるわけじゃない。ただふらり、歩いてみたくなっただけ。]
何処へ行こうか。
面白そうな場所、あるかな?
[頬を伝う雫はそのままに、失人はただ歩いて。]
何もかも忘れた私と、何もかも思い出した私が、
別人のようでいて…結局は同じ者だったように――
あなたも、異なる時の異なる場所で。
[墨色の影が通り抜けても、白いカーテンは揺れない。
振り返ってユウキの顔を覗くことはせず…亡霊は囁く。]
…自身の本質を見出すことが出来るのでしょうか?
[何へ憚るか、顰めた声音は低く甘く…そしてつめたい*]
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