113 【飛び入り歓迎】フィンランディア人狼騒動【R17】
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…見んな、
[そうして、身体を固くするクレスト>>+98には。
鮮血吹く光景を見せまいと、瞳を隠そうとしたが。
それは、残念間に合わず>>+99]
大丈夫だ。
[裾を握る手が、肩が震えている事に気付き。
遺体へ向く顔を遠ざけようと、肩に顔を寄せさせる。
目の前で頚動脈が切れる様を見ても男は冷静そのもの。]
(+100) 2013/06/19(水) 00:02:01[大広間]
[銃弾に貫かれた同胞の遺体を。]
[刀で落とされた同胞の頭を。]
[飢えて凍えて、
骨と皮だけになって死んでいた両親の姿を。]
[辛うじて残っていた頭部。]
[ちいさな子供の二つの空洞から
蛆が湧き、溢れる様を。]
[そして、
ガスが溜まって膨れ上がり、
水面に浮いた沢山の水死体を。]
[たくさんの死を見てきた二対のマルベリーは、
この程度のことで動揺などしない。]
(+101) 2013/06/19(水) 00:07:14[大広間]
[何を思ったのか養蜂家はポーチと頭巾を外して此方へとそれを渡してくる。
ニルスは黙って受け取ったが、疑問が残るばかりで眉を顰めた。
そして次から次へと彼から紡がれる言葉たちは全て理解出来ずに、目の前の光景はあっという間に過ぎていく。
―――気付けば、ユノラフが彼の首を刺し、盲目のマティアスを引き連れ部屋から逃げていた。
部屋に響くは、昔、彼と出会った時に気付けなかった蜂の羽音]
結局、君のことは最期までよく解らなかったよ。…あの時は有り難う、ダグ。
[最後の言葉は聞こえただろうか。
皮肉など混じっていない、純粋な感謝の言葉。
それが彼と出会った時に分け与えられた蜜への礼か、彼の“村”へと近付いたことを許された事へのものかは、ニルスだけが知ることだろう。
慌てる様子もなく、それだけ言ってしまえばニルスも大広間から出て行った]
(130) 2013/06/19(水) 00:12:10[大広間]
写真家 ユノラフが接続メモを更新しました。(06/19 00:17)
[床に流れ落ちる赤が、恐ろしい。
凍りついた司書の視線は、赤から、離れず。
>>+100 ミハイルの声で、
ようやっと彼の肩へと顔を寄せ、
血を流すダグから視線をそらした。]
[飛び回る蜂の羽音が、うるさい。
身体をすり抜けていく大量の蜂、
生身の人間では、この部屋には居られまい。
部屋から出て行くユノラフ達>>126の
声を聞きながら、司書はまだ、
部屋から出ようとはしない。]
(+102) 2013/06/19(水) 00:23:34[大広間]
[昔を思い出して、気づけば壷の割れる音>>121。
はっと、我に返ればこちらに向かうダグの体]
………!!
[溢れ出る蜂、そしてダグの首にささる、凶器>>124]
あ、あぁああ、
[首を刺すナイフは、頚動脈を破り、血しぶきが広がる。
フノラフの背に居た…にも、降り注ぐ。]
(131) 2013/06/19(水) 00:24:08[炊事場@パニック中]
ダグさん、ダグ、さ……
[先ほど、殺そうと思った相手のその首に手を伸ばして
鮮血を塞いでも遅いだろうか。
噴出す血がダグの体を揺らしている。
やがて勢いが減った血は、鼓動のリズムにあわせて
とくとくとゆっくり流れて、
──やがて止まる。]
…だぐ、さん……。
[ダグの命は、ここで終わったようだ。]
(132) 2013/06/19(水) 00:27:26[炊事場@パニック中]
……イェンニの事か?
ンな事言われても、俺にゃァどうしようも……
[女が喧しいと言うミハイルに困ったようにそう返すと、肩に触れるものがあった>>121。
それが何なのか気づく前に、何かが割れるような鋭い音が響いた。
それから、ぶぅんぶぅんと鳴る羽音。先程よりもはっきりと、より近くに聞こえる。]
……お、おい、何だってんだ、
[乱暴に腕を掴まれ>>126、そのまま引かれていく。時折何かが体を掠めて行くような感覚があったが、その正体が何なのかマティアスにはわからなかった。]**
(133) 2013/06/19(水) 00:27:53[大部屋]
[どうして、彼は。
こうなる事を分かっていただろうに。
そして気づく、生々しい癒えない頭と耳の傷>>87。
こんな傷で、ずっと過ごしていたのだろうか。]
どうして──
[光を映さない目は、何も語らず。
蜂の羽音にまざって>>126ユノラフの声。
私はこのまま逃げて、いいのかしら。
黒髪の…はさぞ天敵に見えるのだろう。
カチカチと、蜂が威嚇している音が聞こえた。]
(134) 2013/06/19(水) 00:33:53[炊事場@パニック中]
これじゃ……此処で飯は食えねえな。
[>>+102クレストの背をあやすように撫でながら。
血飛沫の染み込んだ絨毯、そして遺体。
頚動脈を傷つけ、失血死させただけあってか
一年分のトマトケチャップには困らないのでは、
という量の朱が、視界の先にはある。
つま先は未だ痙攣していたか。
それも長くはあるまい。]
(+103) 2013/06/19(水) 00:34:30[大広間]
そういう場合じゃ無さそうだな。
さっさと逃げないと、全員刺されるぜ?
[>>133事態の飲み込めていないマティアスが、
ミハイルの返事の後に連れ去られて行く>>126。
慌ただしい足音と羽音に、眉を顰めて*]
(+104) 2013/06/19(水) 00:37:03[大広間]
あァ、
あんたには聞こえてないみてぇだが、
俺はあんたの聲を、聞いている。
[>>*12疑問を口に出す女に告げたのは、
生きている者達全員が、部屋を出た後。
そうして聲を返しても、この聲は届く事もなく。]
(+105) 2013/06/19(水) 00:38:42[大広間]
イェンニ!
[ダグの傍に座り込み、動こうとしないイェンニを立たせる。
彼女は一度刺されている。もしまた、刺されたら――
酷いショック症状を起こしてしまうかもしれない。
そしてそれは、一度毒が回っている自分も同じ事]
扉まで走れるか?
[2人の手を引いて逃げるのは難しい。それでもせめて、少しの間だけでもと。
イェンニの手を引く]
(135) 2013/06/19(水) 00:45:42[コテージ・廊下]
………ダグも、蜂も、居るしな。
[>>+103 この羽音は、いつまで続くのだろう。
少なくとも一日では、
どうにかなる量ではないように思える。
煙を焚けばある程度大人しくなる筈ではあるが、
下手をすればコテージ自体に火が移りかねない。
いちど、ミハイルの肩に額を押し付けてから、
顔を上げてダグの遺体を見遣る。
勢い良く噴出していた血は、
今やゆっくりと、流れるだけ。]
(+106) 2013/06/19(水) 00:46:07[大広間]
―自室への道行き―
[手には養蜂家から渡された頭巾とポーチ。雀蜂が飛び交う前、彼は頭巾を被る真似をして見せたが…]
…君とはもっと、話すべきだったね。
あれだけじゃあ被って逃げろと言っていたのか、死んだ後の蜂の世話を頼まれたのか、何だったのか。…全く解らない。
[そのどちらでもない可能性もあるが、そんな事は彼しか知らないのだろう。
ニルスは呆れた様子ながらも、少しだけ寂しげに笑んで自室へと戻っていった]
(136) 2013/06/19(水) 00:46:39[大広間→自室]
………イェンニか?
[>>+105 皆が部屋を出て行った後。
誰ともなく呟いた、ミハイルの声に。
小さな声で問うた。]
(+107) 2013/06/19(水) 00:53:19[大広間]
[ここにいるのかいないのか。
聲をかけていれば、突然呼ばれた名前>>135]
……大丈夫よ、私は。
[大人しく手を引かれ、広間を出る時に振り払う。]
ごめんなさいね。
……先に、行っててくださって、大丈夫よ。
[笑って、マティアスを釣れて2階へと行くように。
彼らは2階へと行ってくれただろうか。
どちらにしても、…は広間の蜂に向き直る]
(137) 2013/06/19(水) 00:56:15[炊事場@パニック中]
ああ、
――…哀しい聲だな。
[静かな声でクレストの疑問>>+107に答え。
顔を上げる事に至れた青年>>+106の横顔を見遣る。]
平気か?
[本を読んで室内を好む青年は、
この有様を見て、気分を悪くしないものかと。]
(+108) 2013/06/19(水) 00:58:23[大広間]
[蜂が舞う室内。その主だった男は、二度と動かない。
自分が死んだ時もこんな感じだったのだろうか。
あくまで冷静なミハイル>>+97]
蛇の方が、はるかに楽でしょうね。
[そう、まともに返したのは、
冷静だったためか、混乱していたためか。]
(+109) 2013/06/19(水) 00:59:41[大部屋]
………
蜂を、誘う つもりか、
[>>*16人ではないものを誘う。
目の前で飛び回っているそれらを前にし、
想像に足りた言葉を]
(+110) 2013/06/19(水) 00:59:44[大広間]
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