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[怖い、と言う相手を決して人相の良くない目で見やり、日の浅い者が言うことと多くは裡に留めず]
浅さ深さもあるし、別段悼みを強要する気もない。
――俺は俺の意志の元、悼まないことを決めるだけ。
[理屈だけでは済まないことなれそれは自分の決断。]
へぇ……ためらわないって?
どうやら根本的に俺とは違うようで――好かん。
民族の差なんてレベルじゃないだろう、とは
此処しか知らない俺には言えない。
[自分が疑われねば――告げる声に目を細め]
この群れを守る意志のない人間にとったら、
案外そんなもんかもな――。
とするなら、お前はドロテアをどう見てる?
[抵抗もせず、捧げられる贄の娘。
潔白と明かされながらも捧げられる贄の娘を。]
ありがたいことです…。
[言葉の裏、伝わるか否かは求めない。
ただ、自分の流れを断ち切らぬ言葉には謝意を]
好きなものを得る為に躊躇いはいりませんでしょう?私、貴方を好きになれそうです。なんて嬉しいこと。
民族の差ではなく私と貴方の差ですわ。
強要されないお方、疾くご理解遊ばせ。
[しゃらん。髪飾りが鳴ると同じにするりと手を伸ばし。その帽子にふわりと触れるとやんわり笑う]
疑われることも逆に逃げ延びる道やもしれませんね。
仮定の話ではありましたけど…
まじないが出来るなら密かにことを進めろと。
そんなありがたい助言を頂きました。
僕もそう思います。
[自らの事に言及しないアルマウェルに問わず、待てど得れるとは限らぬとは言外にも訥々と語る。待機に甘んじる彼を詰る様子はなく、むしろ動かずある事を想うらしき口振り]
…差し支えなければ変調の折にはまたお願いします。
[長老からの報せを運んでくれた彼へ労いのひとつもかけれなかったからか、軋みそうなぎこちなさで小さく頭をさげる。テントまで出向いたアルマウェルへの用件が済むと、また列の去った方を見て眼差しを細めた]
それがドロテア様の望むことなれば否定もせず。役目負うものの結末ですわ。
生きる意志ないものは死ぬべきかと。
生きる意志あれば生きるもの。
自ら容れたことへ、同情を求めることこそ愚かでは?
ただ…今は生きる為に考えめぐらす皆様が愛おしいとも想います。
共に在れます様にと願うだけで…。
[ふわり。頭を下げると髪が靡き。にこりと微笑むと、「ご自愛を」と言葉残して背を向けます*]
[小屋の主が戻った後は、ウルスラとふたり。
残されるままに、蛇遣いは彼女と顔を見合わせる。]
…ここでもう、先の"信頼"の話になるわけか。
皆に話すか、自身が信用する者にのみ話すか。
口を噤むにしても、期間を含めまた難しい――
狼使いに加担する者が、いたとして。
それは裏切りだ…我々への。そんなことが…
[険しくする、眼差し。
遠ざかった灯りの列を、ウルスラと共に*見遣った*]
正しき事だ。
益になるだろう事実は発露されなければならない。
だが、過ぎた顕現は得策にならない。
[レイヨが話す助言の内容には、男も同意する。――汝らの誰にも、可能性は在る――答えながら脳裏に浮かぶは、先の長老の言だったか]
無論。伝える事が、私の役目だ。
[頭を下げる様子に、小さく頷くようにして。眼鏡を押し上げ直し、細く、長く息を吐いた。吐息は煙のように白く昇り、すぐに消えて]
此処に来て1年も経たないヤツにあれこれ言っても
仕方がないだろう――それだけだ。
[相手からひしひしと感じるものが違和感と呼べるものなのか、それほど付き合いもなければはかりかね。]
好かんと言った直後にそう言うか。
ああ、そうだな――これは個人の差異らしい。
[伸ばされた手に自然と警戒しそうになるを抑え、触れられた手が離れれば直すだけ。
疑われるが逃げ延びる道と告げる言葉に相手を見て、紡ぎかけた言葉は飲み込んだ。]
望んでいるかどうかは――さて。
だが、 ……、在る意味想像出来た答えだったな。
[生きる意志のないものは死ぬべきとこともなげに告げる様子に言い表せぬ想いを添えて]
お前は、考えないのか? 生きる術を。
[どこか人ごとのように語る声を訝しんで問う。]
せいぜい気をつけるよ。
赤が好きだと襲われてはたまったもんじゃない。
[ご自愛を――去り際添えられた言葉に本気混じりの*返答*]
…………
彼女のくれる時が終わってしまったら…―――
[血を以て血を…―――アルマウェルの言葉が過ぎり、言葉を切り前髪に隠れる眉を顰める。彼の吐息の白が解けるのを見届けども、彼の役目を想えば面持ちの和らぐ事はない]
よろしくお願いします。
本当はもうひとつお願いがあったんですが…
申し訳ないので他の方策を考えます。
報せに走られる道中どうかお気をつけて。
― →祭壇へ―
[男衆が持つ焔の数々が、闇に浮き漂っているようだった。
歩を進めつつポケットから取り出した砂糖菓子を口に含む]
無力ではないと、どのように証明してくれるのかしら。
[舌の上、雪に負けず劣らず、ふわりと軽く溶ける白。
目前、呼気は色濃く現れる。
誰かへの伝言か? 問われると]
美味しかった、ありがとうと、菓子職人さんへ。
[ふ、と。
躓いた、あるいは跳ねた。そんな様子で前方へ突っ伏した。
顔も足も手も雪にうずもれ、そこからくぐもった声が発される]
ちょっとだけ待ってちょうだい。
[男達は顔を見合わせ、誰も生贄には触れない。
しかし次の瞬間には、ドロテアは何事も無かったかのように起き上がり、また歩み出した**]
……、
[途切れるレイヨの言葉を継ごうとはせず。その顔を見据える様は、彼の表情を窺うようでも、普段と変わらないようでもあったか]
もう一つ。……私にできる事なら、言うといい。
[本当は、と続けられた言葉に、促すように。レイヨが言わないというなら、無理に聞きもしないだろうが、言われたならば静かにそれを聞くだろう。
お気を付けて、というのには頷いた**]
[見えぬ瞳の上に瞼を縫い止め、包帯までした男の視界は真闇だ。
僅かな光をぼんやりと感じる事すら出来ないが]
…――、
[鳥肌覆う肌で、微かな温度を感じる事は出来る。
生贄の行列が雪を踏み、松明の灯りと共に進むのを
体の正面で感じつつ 見送るひととき。]
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