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─ミャスニーツカヤ通り─
<43>個ほど、ピロシキくださらないかしら。
[ピロシキ売りが凍りついたのはその個数故ではない。
体格の良いその青年は、目にも鮮やかなフリル一杯の桃色のドレスを身にまとい、帽子を被り、白い日傘を差している。
小首をかしげる笑顔は、青いアイシャドーと真っ赤な口紅に彩られている。
現在の言葉で彼を一言で称するとドラァグクイーン]
かわいい仔猫ちゃん。おびえないで。
[ピロシキ売りの頬を紫に塗られた爪でそっとなぞる]
またね。
[手を振ると、ピロシキを食べながら歩き出す**]
―駅舎より程近いチャイの店―
[聴きようによればシャンソンとも取れなくもない鼻歌を歌いながら、甘いお茶と焼き菓子の皿を傍らに、さらさらとクロッキー帳に木炭を走らせる男が一人。
そこに浮かび上がって来るのは、忙しげに立ち居振舞う女給の姿。
実物より、胸の辺りとヒップが二割り増し程豊満に描かれているが、その木炭の線は見る者に熟達の技を伝える。]
おや…。やって来たな。
[店の外の喧騒に気づき目を上げると、広場の遥か向こうにしずしずと進む蒸気機関を認める。
と、気まぐれに興味の対象をそちらへと写し、今度はさらさらと"女帝"の姿を手元の用紙へと映し出す。]
―うぉ?がっっ?
あ―あれは!トレ・ビアン!
[クロッキーの途中、ガラス戸の向こうに膨大な量のピンクのフリルを認め、慌てて新たなページを開く。
対象が行き過ぎないうちに…。
さらさらと、山のようなピロシキを抱える「芸術的な」その姿をページの中に収めようとする。]**
―駅舎からさほど遠くない場所―
[やけに明るい男がにこにこしながら
珍しそうに蒸気機関車を見たり、あたりをきょろきょろと見回したりしている。]
[何かを猛烈な勢いでクロッキー帳に描きこんでいる画家を見つけると目を輝かせ]
うわぁ、画家だ、ピカソだ、ゴーギャンだ、フェルメールだー!
[能天気に*はしゃいでいる*]
[車掌アナウンス]
この度はシベリア鉄道をご利用いただき、誠にありがとうございます。
「ツァリーツァ・エカテリーナ号」出発までまだ時間がございますので、どうぞ皆さまごゆるりとお過ごし下さい。
また、乗車券をお買い求めの皆さまで、既に駅舎近くまでお越しの方は、適当なタイミングで乗客名簿にチェックをお願いいたします。
(まとめページに参加COされて、既に入村された方は参加者リストの「入村確認」欄にチェックをお願いいたします。)
皆さまのチェックが完了次第、フリーに飛び入りのお客さまを募集いたします。
それでは皆さま、引き続き旅をお楽しみ下さい。
[ごった返した駅舎の中を、荷物を抱えた少女が歩いている]
やだぁーもぉー!人多すぎーーー!!!
これじゃ列車までたどり着けないじゃない!
[駅舎を少し入った所で立ち往生してしまった]
あー…髪も服もぐっちゃぐちゃ…どうしよう。
[発車時刻までまだあることを確認して、溜息を落とす。
ふと顔を上げると遠目に――ピンクのフリフリ男の姿が!!]
ひいいいいぎゃああああああああああああ!!!!!!!
[駅舎の隅々まで響き渡る叫び声をあげながらホームへと猛然とダッシュ。
途中で<31>人くらいをなぎ倒した]
なにあれっ!なにあれっ!なにあれっ!!
落ち着いて、落ち着くのよアイノ…!
あれはただ、お祭り騒ぎに便乗した変態よ…!まさか同じ列車なんてことはないわ!
[上がった息を整えながらブツブツと独り言をもらす。
周囲の人々は最初少女の様子を心配していたが、その目は次第に列車のほうへと戻っていく**]
―駅舎―
[鼻歌を歌いながら――人に揉みくちゃにされる。手荷物と、左の二の腕に抱きつく兎のぬいぐるみがはぐれていないか、時折視線を向けながら]
やあ、すごい、あいかわらず。
[思わず漏らす声は、鼻歌に続いて軽妙]
>>9
[右手に、買ったばかりの黒パン、人混みに押しつぶされないか心配ではあるが]
――! わ、っと!
[突然上がる悲鳴にびくりと立ち止まった、その背中に悲鳴の主がぶち当たって……駆け抜けて行く]
え、な、何事?
[きょろきょろとあたりを見回せば、自分の前に突き飛ばされた<<11>>人の人が倒れているのと、ちらりとピンクのドレス姿が見えたくらいか]
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