情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了
[境内の砂利を踏み、フユキ達に歩み寄る]
…シンヤさんが消えて…あの人が鬼だったのなら、もう、神隠しは起こらないと思っていました。
今朝、占いで見えたのは、誰かに連れられて行く、リウさんの姿。
[もう隠す必要のない手紙を、広げてみせる。『誰が鬼だか、当ててごらん』**]
まだ…鬼は、います。
成る程。考えられる事は
書かれている人といない人には違いがある
其れを書いている誰かが他に。隠したのはその誰か
ヒナさんが言っていた事
シンヤは、人では無い者
其の通りなのかも知れない
其の手紙を書いたのは恐らく人間じゃあ無いんだろう
残っているのは、4人
…やあ、ヒナさん リウさんが?そうか…
……
そうだろうね、まだ鬼は居る
さて それは、*誰だろうね*
「とまっちゃだめ」
[制止する声に引き止められ、
気づけばまた年回りの違う八月の日。
祭りの賑わいが耳を掠める。]
…また増えた、のか?
[誰からともなくはじめたような子ども遊び。
害虫と看做され、息絶える筈の蝶がひらひらと舞う。
費やす代償は、僅かな時間の変わりに――*]
誰が鬼だか当てて欲しいってことですかね。
[ヒナの手元を一瞥してから、自分の手紙を破って紙ふぶきを舞い散らす]
当てられるかもしれませんね。
もう、三択まで来たんですから。
それとも、大昔のように本当の生贄を捧げて神様に乞いましょうか。
五穀豊穣、無病息災、無事の帰宅。
おかえりなさい、あたたかいうちへ。
[チョウのように風に舞う白い紙片。
合間合間に、終わらない夏祭りの景色が*チラつく*]
(まった?なにを?…あ、これか?)
[シンヤの視線から焦りの意を汲めば]
にひひひひ、手をあげろ―― って、冗談。
ほれ、偽物、玩具だって。
ちょっと射的ゲームでもして気晴らしをと思ってね。
[銃口を彼の額へと軽く当てて触感を伝え]
にしても、おまえも神様に連れてこられちまったのか?
……だらしねぇな。
[勝手を言い、的屋の台上の達磨へ向かう
引き金を引いた]
ちっ 外したか*
[ふと気がつけば、どれだけの時がたっていただろうか。
何かに気がついたように、頭を不意に上げた。ゆっくりと、何かを探すように、歩き出す。
程なく歩けば、銃らしきものを持ったムカイと、シンヤの姿が見えた]
ムカイ君?!あ、おもちゃ…よかった。
[2人の元に駆け寄ると、シンヤの方を向いた。眼差しはシンヤではないものを見つめている**]
シンヤ君……かみさま……
増えた、みたいですね。
[朦朧とした頭を軽く叩き。離れた屋台ではしゃぐ少年たちを見る]
皆を集める気なのでしょうか。
神様、とやらは。
[手紙を確認しようとポケットを弄るが、見当たらず。手に持ったままの拳銃を撃つと[○]と書かれた旗が飛び出した]
三択 確かに
でも人為らざる者の仕業だなど 考えたら直ぐに解るのかも知れない。だって手紙は、気付けば机の上に在る物だろう?*
ユウキ先生と、フユキ先生と、ソラさんの…三択。
[名を挙げる目の前で、舞い散る白]
私…フユキ先生は、違うって、思っています。
だって、最初から、見つけてやるって息巻いて…
ああ、でも、鬼は、
…当てて、欲しいの?
[眉根を寄せて首を振る]
手紙は、ない…?ユウキ先生。何を、おっしゃるんですか?
[左腕をさする仕草を、遠い景色のように眺め]
それはたった今、ご自分で破いて…
[風の先を追う視線に、白は捉えられず。ただ、ひっそりと咲く夕化粧の紅]
それに、生贄って、まさか。
ユウキ先生…貴方が?
「シロ」も「クロ」も…ご自分が「鬼」だから、見えたもの、ですか?
んー、集めて何をする気だったのか…。
[無邪気にはしゃぐ学生組を眺めて。
内ひとりが神の微睡みに、
手招きされていた者と知る。]
――寂しかったとか?
[辿り着けない結論に辟易しつつも、
○印の旗が出た鉄砲を眺める。]
─…え?
この声は…シンヤ?
顔、よく見えないんだけど…
…って…見えにくいはずだわ、私、眼鏡かけてないじゃない。
──…あれ?ケースの中に無いわ。
どこにいっちゃったのかしら。
…まぁいっか。
ごめんね、シンヤ…って、ムカイに、ミナツ!
二人とも、今まで何処にいた…
───…あ、…
もしかしてここが、神隠しの先、なの?
アンや、オトハさんたちも、此処にいるの?**
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了