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─ 2F紳士服売り場:少し前 ─
名前は誰でも知っている……?
、ああ。
[首を傾げられて記憶を辿る。
そういえば、聞いた気がした。
それを記録していなかったのは、ミスといえばミスだろう。
柱の順序と顔を一致させることに気をとられ、
結局、日記所有者の名前はろくに覚えていなかった。]
そうか、だからか。
[納得して頷いた。
それでも強いて名を知りたいとは、今もやはり思っていない。
多分それは、10thがこちらの名を呼ぶのを躊躇ったと同じ理由。]
命を賭けて…、は、どうかな。
俺が死んで、仲間が残ればいいとは思っていない。
俺も残って、仲間も残るのが大前提だ。
……?ひょっとして、あなたは違うのか。
[可能性に思い至り、疑問を口にするのだが、]
…人数は、
[返さなかったこたえを、10thの駆け去った背に低く呟く。
先にクルミと言葉を交わした時のような顔になった。
視線が下がり、眉根が寄せられる。]
…──決められているんだ。
[最初から。とまでは音にしなかった。
ひどく、自分が汚いものになったような気がした*]
2ndと会話をしてみる…、か。
[どこに行くとも思い定めず、歩き始める。
脳裏には、先のクルミの言葉があった。
会ってどうなるだろう。やはり後悔しないか。
迷うまま日記を確認すると、2ndの動きが追加されていた。]
”2ndは4Fで、4th、5th、6thと会談する”…?
[足を止め、その内容に顔を顰める。
クルミに知らせようか。
そうまで思ってから、彼女も知れるのだと気がついた。]
[階段を登ると、右手首の端末が振動した。
日記を見下ろす表情が、僅かに困惑の色を帯びる。]
”キャンプ用品売り場で、懐中電灯を入手”
”3Fフロア廊下で2ndと遭遇する”
[少し考え、それでも歩を進める。
懐中電灯の類は、手に入れる必要がありそうだった。]
[懐中電灯を無事手にして、廊下へと出る。
そして辺りを見渡した。]
…、やあ。2nd。
[初めて、もっとも近くにいた彼女と対面した。]
別に不思議なことじゃない。
機会がなかった、それだけの話だ。
一々大所帯に顔を突っ込むつもりもなかったしな。
[既に先の動きを把握していることを、言葉で示す。
確かに2ndを探しに行ったことはない。
避けたこともないのはまた、事実であるが。]
…、別に。避けるまでもないと思っただけだ。
2ndは、俺に会いたいと思っていたのか?
[軽い問いには首を横に振り、逆に問い返す。]
3rdと?
ああ…、そうか。そうだな。
そっちは12thと動いていたんだったか。
俺の方も、なかなか手が空かなくてさ。
[軽い口調で、ひょいと肩を上げて返す。
挟まれたのはこちらも同じ。
そして12thの行動は11thに見えている。
何とも意地悪く良く出来たシステムだと、内心に思う。]
信用?それは…、会話だとか。
2ndはそんな風に、人を見ることはしないか?
[相談の内容を口にすることはしない。
ただ、あのメモの内容までは伝わってないらしきを心に留めた。]
未来を変えるために?
そうだったのか。それは…残念だったな。
[0thは死んでしまった。
それを止める為と言われれば、流石に神妙な顔になる。]
…。あの場で騙まし討ちはしない。
俺は3rdと11thと、そういう話をした。
確かにあの場でなら、容易に3rdを日記ごと消せただろう。
けれど、その先は?
俺がそんな真似をすると分かったら、
危険人物として真っ先に排除されるんじゃないのか。
11thや、他の誰かに。
そうかも知れないな。
このルールとやらは、時折ひどく掴み難い。
[2ndのため息には同意を告げた。]
……、なあ。
[立ち去る背に声を投げる。
振り返らずとも良いほどの軽さで]
君は、これから殺すかも知れない相手のことを知りたいか?
知って、殺して生き延びて───
…──”神”になる心地はどんなものなんだろう。
[口にするのは、どこか苦味を帯びた表情。
少し、視線を斜めに落として、]
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