人狼物語 執事国


134 白鳥の歌 2nd

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896号室 クルミ

…かみさま。神様?
 …神様は、あなたを救ってくれる?

[私を救う神様は居なかった。

 信仰は太陽にしか
 向けたことは無いのだけれど。
 煙草の煙を追って空へと向けた目を細め、
 再び見つめるのは彼女の顔。]

(31) 2013/12/21(土) 20:52:58[屋上]

926号室の住人 ロッカ

かみさまがいなかったら、わたしは今、ここにはいられなかったから。

[「神様は、あなたを救ってくれる?」
そう訊ねられて、わたしは頷きました

かみさまが、みつけてくれたから
かみさまに、ロッカと呼んでもらえたから
だから、わたしは今ここにいられるのです]

(32) 2013/12/21(土) 20:58:02[屋上]

896号室 クルミ

…素敵だね。
 私の前にも現れれば良いのに。
 神様とか、天使とか。

[非現実的な存在感の彼女が言う神様が
 何者なのかを私が知る由もなく。
 ただ、何かを信じる心は羨ましい。

 少しだけ微笑んで、
 マフラーに顎先まで埋めてしまう。]

(33) 2013/12/21(土) 21:14:25[屋上]

926号室の住人 ロッカ

‥‥でも、かみさまは、いっちゃったんです
わたしを置いて。

[わたしはもういちどたばこを咥えて、すうと大きく息を吸いました
重たいけむりがいっぱい溜まって、かみさまがいないさみしさをほんとうに埋めてくれたらいいのに、と思いました

それからふうと吐き出した煙、真っ白です
わたしはその煙がのぼっていく空を見あげました

かみさま、かみさま、
わたしのことが見えていますか。]

(34) 2013/12/21(土) 21:24:08[屋上]

926号室の住人 ロッカが接続メモを更新しました。(12/21 21:24)

896号室 クルミ

…いつもキミの中に居るから
 神様と呼ぶのではないの?
 離れていても傍に居るというやつ。

 でも、寂しいね。
 置いて行かれるのは。

[煙草の煙は何を満たすのだろう。
 喫煙は緩やかな自殺だと誰の言葉だっけ。
 彼女は何を見上げているのだろう。

 儚げな彼女の傍へ。
 もう少しだけ近付いて。

 私は、巻いていたマフラーを外して、
 煙草の火を避けて
 彼女に巻きつけようとする。
 少し、屈んでくれないかな?]

…あげる。

(35) 2013/12/21(土) 21:28:58[屋上]

926号室の住人 ロッカ

「…いつもキミの中に居るから
神様と呼ぶのではないの?
離れていても傍に居るというやつ。」

‥‥。

[女の人の言葉に、わたしはうつむいて、たばこを灰皿に落とし、ポケットに手をやりました
そこには、煙草の箱と、ジッポと、
それから、石が入っています

かみさまの、お墓の石です

お守りみたいに持っていたものです
これがあると、かみさまが傍にいてくれるような気も、時々はするのです
けれど、きっと、そんなわたしをかみさまは笑うでしょう
そんなただの石ッコロを後生大事にしてどうすんだ、と。]

(36) 2013/12/21(土) 21:38:33[屋上]

926号室の住人 ロッカ

[きぃ、と、車輪が音をたてました
顔をあげると、女の人はこちらに近づいてきていました
巻いていたマフラーが、今は外されています

わたしは、不思議に思って、彼女の目線の高さまでかがみました]

「…あげる。」

[そう言って、彼女は、わたしの首にマフラーを巻いてくれたのでした
それはほんわりとあたたかくて、なんだかあったかい気持ちになりました]

‥‥ありがとう、ございます

[でも、どうしてこれをくれたのでしょう?
お礼を言いながら、わたしは首をかしげました]

(37) 2013/12/21(土) 21:38:47[屋上]

896号室 クルミ

[珊瑚朱色のマフラーは、
 彼女によく似合っていると思う。]

…私は神様にはなれないけど、
 寒そうな首筋にマフラーは巻けるの。
 どう、すごいでしょう。

[手紙だって書けるし、
 お手玉だって上手に投げられるの。

 少し前向きな気持ちになれたから、
 首を傾ぐ彼女の顔を見上げて。
 もう一度、微笑んで。

 車椅子を動かして、屋内に引き返そうと。]

…手紙を書くの。宿題も待たなくちゃ。
 だから、行くね。
 また会おうね。キミ。

(38) 2013/12/21(土) 21:49:20[屋上]

926号室の住人 ロッカ

「…私は神様にはなれないけど、
寒そうな首筋にマフラーは巻けるの。
どう、すごいでしょう。」

[彼女の言葉に、わたしは少しだけ、きょとんとしました
おどろいたのです
それから、嬉しくなって、ふにゃ、と笑いました]

‥‥ロッカ。
ロッカです、わたし。
むっつの花で、ロッカ。

[屋内に戻るのでしょう、女の人に、わたしは名乗りました
きれいな色のマフラー、ほんのり暖かいそれをきゅうと小さく握ります
この人のことも、わたしはかかえていきたいと思いました]

(39) 2013/12/21(土) 21:56:43[屋上]

896号室 クルミ

…ロッカ。
 私、アネモネが好きよ。
 キミの中の6つの花に、
 アネモネはあるかな。

 私はクルミ。

[名前を交換して、私は屋内へ。

 寒さは気にならない。
 海を見られたし、ロッカにも会えた。
 楽しく温かい気持ちになれた。

 病室へ戻ろうとエレベーターを待つ。
 なかなか来ないエレベーターを。]

(40) 2013/12/21(土) 22:07:58[屋上]

926号室の住人 ロッカ

クルミ
クルミ、さん

[わすれないように、彼女の名前を呟きます
顔も、しっかり見ました
大丈夫です、たぶん]

こんど、会うときには、
アネモネ、用意します、ね

[アネモネがどんな花なのか、わたしにはわかりません
でもきっと、ひろくんは知っているでしょう
ひろくんは物知りですから
次に来てくれたときに、お願いしてみようと思いました]

(41) 2013/12/21(土) 22:11:28[屋上]

926号室の住人 ロッカ、896号室 クルミが屋内に戻るのを、手を振って見送った。 [飴]

2013/12/21(土) 22:11:49

896号室 クルミ

[階段を駆け下りられたら良いのに。
 車椅子の車輪を撫でて、吐息を零す。

 エレベーターはまだ来ない。

 持て余した暇にまかせて、
 階段に少し、近付いてみる。

 からから。乾いた音で車輪が回る。
 よく磨かれた踊り場を進む。

 エレベーターはまだ来ない。

 少し、振り向いて表示パネルを確かめた。
 車輪が何かを踏んだ。
 それは、誰かが落としたハンカチだった。]

(42) 2013/12/21(土) 22:14:13[屋上]

896号室 クルミ

[車輪が、滑って。
 車椅子がぐらりと傾く。

 踊り場が途切れた先の階段に向かい。
 私の身体も、一緒に。
 瞬く間も無く。]


…、


[声を上げる間もなく。

 私は、階下へと投げ出された。*]

(43) 2013/12/21(土) 22:21:23[屋上]

896号室 クルミ

[車輪が空回る音を聞きながら
 私は天井を見上げている。

 壊れた車椅子の部品と
 私の身体から流れ出す生温い血が、
 清潔に保たれていた廊下を汚す。

 
 派手な音を聞きつけた看護師が
 慌てて誰かを呼んでいるようだけれど、
 私の意識は春先の雪のようなもので。
 溶けて、流れて、失われつつある。]


…部屋 とどいて、る かも
   おてだま と、
     わ たし、の、嬉しい もの…


[絶え絶えの声は、誰かの耳に届いたかな。]

(44) 2013/12/21(土) 22:29:59[???]

896号室 クルミ

…あの ね、

…ユウキ 先生 。 、 呼んで、て

…、

[看護師が傍に居るのかどうか、
 確かめないまま、呟いて。

 私は目を閉じる。

 そしてそのまま、深い所へ、
 沈んでいく。*]

(45) 2013/12/21(土) 22:55:59[???]

896号室 クルミ、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]

2013/12/21(土) 22:59:37

896号室 クルミが接続メモを更新しました。(12/21 22:59)

926号室の住人 ロッカ

[それからわたしは、もう一本、ハイライトを取り出しました
もらったマフラーを汚さないように気をつけながら、そうっと吸います

綺麗な淡い朱色のマフラー、触るとふわふわしていてとても気持ちがいいのです
きっと、クルミさんが優しい人だから、このマフラーも優しい手触りなのでしょう]

(46) 2013/12/21(土) 23:27:36[屋上]

926号室の住人 ロッカ

‥‥くしゅっ

[どれほどそうしていたのでしょうか
くしゃみが出る頃には、手に持ったたばこはすっかり灰になっていました
わたしは部屋に戻ろうと思いました
なんだか人が慌ただしく動いていて、誰かが落ちたとか、何だとか、言っていましたが、
わたしには、何の事だかわかりませんでした]

(47) 2013/12/21(土) 23:27:55[屋上]

外科医 ユウキ

[どこかで、大きな音がした気がした。
病院内で珍しい、そう思った気がする。

若者はロビーを覗いた後、自分の机の前に戻ろうと歩いている最中だった。
突然慌ただしくなるのは、いつもの事で。
急患かな、程度に思っていた。

ナースが早足でやってきて、若者に声をかけた。
曰く、患者が階段から落ちたのだと言う。]

 患者はどこです?

[早足、半分走りながら状況を聞く。
車椅子の患者が、踊り場から落下。
出血、意識無し。]

(48) 2013/12/21(土) 23:36:29[行こうか、行くまいか]

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