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リウさん。
私にもまだ、信じられません。
でも、私の見た、あれは…。
あれは、人ではないもの。
…待って。私も、聞きたいんです。シンヤさんに。
[本殿の方角へ向かうリウの、後を追う]
ふたりのうち、どっちかが
あの失踪事件に関わってる……ってこと?
それとも両方?
[内容が唐突すぎてうまく咀嚼できない。
しかし、何か証拠があるのだろうと、そんな風に感じていた]
集められた?
ンガさんは、この不思議な場所について何かご存じ?
[ポケットから拳銃を取り出して、狙いを定める]
アンさんと、ムカイ君の未来は…。
[引き金をひくと、ぱんと乾いた音が鳴った]
見えました。
[キッチン]で[蝶々を追いかけたくなった]ら結ばれるでしょう。
…罪な男ですね、ムカイ君は。
はい、30円。
―神社―
[ユウキの姿に、そしてリウの視線に、少し躊躇したけれど]
…シンヤ、さん。
貴方が…それとも、あなたの側にいたあれが、皆を隠したのですか?
去年、ご自分を調べろとおっしゃったのは、どうしてですか…?
いえ、詳しくは。
ただ――…
[と、言い掛けた所に聞こえた乾いた音。驚いて足許が<96>cmほど浮いた。]
…また罪な結果ですね。
[面食らいながらも三十円を払い]
誘(いざな)った代償として…
いや、そもそも何故毎年こうして…
我々を引き寄せたがるのでしょうね。
祭られし神は…
[ひっそりと残してきた標を眺め]
いや、もう神でないいのかも、知れないけど。
[手短に知り得る言い伝えを話し、首を捻る。]
[頭を抑え、顔は俯け、表情はきっと、周りからは見えない。通行人に心配をされるなら儲け物だ。
その内で、『僕』はひっそりと、微笑んだ。]
『おーにごっこすーるひーと
こーのゆーびとーまれ』
[神隠しは 来年も 確実に *終わらない*]
そう…ですか。
では、私が見たのは、貴方を「おに」にしているものなのですね。
私は…嘘なんて、ついていません。
真実を見るために、ンガムラさんが、私を護って下さった。
皆を隠した鬼は…シンヤさん、貴方です。
[触れるのは、唇の紅。昨年の記憶**]
『えっ あたしとムカイの未来?』
[アン―片足のみ赤靴、イカの姿焼きを両手に持った格好―が通りしな、ンガムラとオトハの間へ首をつっこみ]
『…うちの畑周りの蝶々は、害虫だから。
芋虫でいる間に潰しておくようにしてるの!』
[笑って立ち去った]
[驚くべき跳躍を見せた彼から代金を受け取ると]
誘った代償?
[反芻して、首を傾げる。自分は何に導かれたというのだろう。遠くで子供の声が聞こえる*]
…この指とーまれ。
懐かしいですね。
シンヤ、若先生。
ソラさんも、ここにいたの。
ね…シンヤ。
うそよね?シンヤが、みんなを神隠しに合わせた、なんて。
ムカイもアンも、ミナツも。
友達、だもの。
………シンヤが隠したなんて。うそ、よね?
鬼……?
そうだとしたら神隠しじゃなくて鬼隠し、
とかそんなのどうでもよくて!
[一度に処理すべき情報量があまりに多すぎて混乱する]
だとしたら……なんであんなこと。
どうして"鬼"が。
[うまく言葉にできない]
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