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一人じゃないなら、それこそ落ち着かなきゃダメです。
[じっと、ギルバートの横顔を見つめた]
自滅して、踊らされてるっていうんですよ、それ。
でも落ち着いて考えれば、ほぼ間違いなく危険はないってことになるんだよ。
でも万が一、ってことがないとも言い切れないじゃないか。
スタッフが慌てないのだって、人が居なくなるのは手はずどおり、下との連絡は参加者を考えたら基本的にできない、ってことならおかしくないだろ?
[必死の抗弁もニーナの直視と、止めの一言に押し負ける]
自滅は今いやってほど自覚してる。
[ふと何かの気配にメッセージボードから目をそらすと、その先には見覚えのある姿。視線がぶつかり、瞬間的に意識が覚醒する]
・・・カ、ミー・・ラさん・・・・。
[妙に間延びをしたような、おかしなイントネーションでその名を口にする。右手には抜き取った鋏を握ったまま、カミーラを見詰め]
・・・ねえ、カミーラさんなの?
ギルバートさんを連れ去ったのは、カミーラさんなの・・・?
[瞳は青黒く沈み、ゆらゆらと揺れて]
[ようやくこちらに気付いたメイからの問いに一度目を瞬かせ。それからゆるりと横に首を振る]
…いや、私ではないよ。
それを証明するものは無いが…私ではない。
[おかしな様子のメイに訝しむ表情を浮かべるも、その視線は彼女に見据えたままで]
アーヴァインさんも連れ去られた人も、全員海に投げ込まれてたりしてね。
今ここにいるのは、本当は亡霊なんですよ。自分でわかってないだけで。
[膝を抱えて、静かにモニターを眺める]
・・・違う、の・・・・?
じゃあ、誰・・・?
[がくりと、少し身体が傾いで、視線は何かを探すように宙を彷徨う]
どうすれば・・・終わるの・・・・?
こんなおかしなゲーム、どうすれば・・・・。
[こんこんとモニター室の扉をノックした音と、
叫び声が重なる]
まだ起きていたのか。
夜更かしは肌によくないぞ?
…昨日はギルバートが来たんだな。
[扉を押さえたまま、モニターに目をやって]
…落ち着けメイ。
始まりがあれば終わりがある。
これがゲームなら、尚更。
[身体が傾ぐとそれを片手で支えて]
ここまで来ちまうと、時間が全てを解決してくれそうでもあるがな。
自分の手で終わらせたいなら、犯人役であろうアクターを探すことだ。
そんなに後悔するなら、離れなきゃよかったじゃないですか。
[呟いて、静かに立ち上がる]
おやすみなさい。
[お盆を持ち上げたところで、モニタールームの扉が開いた]
…おはようございます?
[動きを止めたメイの様子を認めて、机に手をつき息を吐く。そこにまん次郎の声が届き]
よぉ、お前も元気そうで良かった。
[入れ違いに出て行くニーナにおやすみ、と声を掛けて見送り……俺に明日を見る力がなかったんだ、と声にならない声で呟く]
>>+36
ですよね〜。
[くすくす笑いながら、ドアへ近づいて]
それじゃ、おやすみなさい。
[2人に会釈すると、部屋を出て行った]
[支えられて何とか体勢を保ち、揺れる瞳でカミーラの顔を見上げると]
終わる・・・それはどんな終わりなの・・・・?
あの小説のように、一人残らず居なくなってしまうの・・・?
[手の力が緩み、するりと鋏が零れ落ちる。しかし毛足の長い絨毯は柔らかくそれを受け止め、音を飲み込む]
誰が・・・いったい・・・・。
分からないよ、ずっと考えても分からなかったよ。
このまま何もできずに、ただその時を待つだけなの・・・?
[両手で頭を抱えこみ、小さく首を振る]
[廊下を歩いていると、すぐ後ろから扉の開閉する音が聞こえて]
…まん次郎さん。
[何となく、名を口にしていた]
映像見てなくていいんですか?
若くない、は余計だよ。
[まん次郎の気遣いは感じて、ありがとうと背中に声を掛ける。そして再びモニターに目をやって]
メイちゃん…。すまない…。俺が…。
[机に手をついたままモニターを*見詰め続けた*]
[相手を落ち着かせるように、メイの頭を己の胸元へ引き寄せ頭をぽんぽんと叩く]
私だって分からん。
だがこれがツアーのイベントだってなら、消えた連中もこの船のどこかにいる。
全て終われば出てくるだろうさ。
ただ待つのが嫌なら、キャロルやトビーを問い詰めてみるか?
メイが違う、私が違う、これが事実としたら、後はあの2人だ。
>>+42
モニタールームは、モニター見るための部屋――ん?
!!
まさかGが!?
[キッ、と天井を見上げた。
お盆に乗ったカップが、カチャンと軽い音を響かせる]
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